ガチャから始まる錬金ライフ

盾乃あに

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「お前はなんて自分勝手なんだ!」
「そ、総理」
「機を見て俺が聞きに行く、それまでは上級ポーションを作るのがお前の仕事だろ?」
「でも、俺にもまだ作れるものが」
「レシピもないのに作れるのか?」
「…作れません」
 総理の前で小さくなる小金井。
「あいつは気難しい!お前がいけば逆効果だ」
「はい」
「…俺が聞いてきてやる、それまで大人しくしておけ」
「はい!」

♦︎♢♦︎

「さぁて、武器も少なくなってきたから『ガチャ』でもやるか」
 魔石はたんまり如月が持ってくるからな。
『にゃ、そうにゃね!』
 『ガチャ』の筐体を出して軽く拭いてから110連だ。

 赤が7、茶が4、緑が12、青が58、紫が27、銀が1、金が1だ。
 赤は最上級ポーション×5、上級ポーション×2、
 茶が、
・ミノタウルスの皮
・白竜の皮
・赤竜の皮
・鉱竜の皮
 皮がこんなにあってもなぁ。
 使い所があまり無いんだが。
 緑が、
・スライムゼリー×1kg
・ファングブルのロース肉1kg
・ファングブルのヒレ肉1kg
・七色鹿のヒレ肉1kg
・竜のバラ肉1kg
・竜の肩ロース1kg
・竜のロース肉1kg
・竜のテール肉1kg
・赤竜のサーロイン1kg
・赤竜のヒレ肉1kg
・ミノタウルスのサーロイン1kg
・ミノタウルスのもも肉1kg
 スライムゼリーが美味いかわからんが多分美味いんだろうな。
 今度食ってみよう。
 青が、
・水晶の剣
・倍加の鎧(経験値倍加)
・フレイムランス
・止水の盾
・天下烈剣
 などで、店に並べるにはちょうど良いだろうな。
 紫が、
・知恵の指輪(INT50)
・半蔵の小手(AGI50)
・プラチナバレッタ(INT+DEX30)
・収納リング(収納+50)
・力の腕輪(STR30)
 などだからこの前と一緒でいい感じに売れるな!

 銀がDEF薬(DEF+30)だからテンにでもやろう。

 金が、
・スキルボール『インベントリ』
 ガーナにでもやるか。

 全てをインベントリに入れて下に行くとエントランスで総理と会ってしまった。
「あ」
「や、やぁ」
 顔が半笑いの総理ととても嫌なものを見た時の顔の俺。
「何しにきたんです?」
「あ、あぁ、出来れば上級ポーションから上のレシピを貰えないかと」
「はあ?」
 小金井が泣きついたのか?
「上級から上のレシピは高いですよ?」
「そ、そんな、金を取るのか?」

「驚いてるみたいですけど飯の種をタダで手に入れようとしてるんですが?」
「あ、そ、そうだな、いくらくらい」
「100億!それにその素材手に入ると思いますか?」
「…と言うと?」

 俺はカードを見せながら、
「俺はS級冒険者、しかも鑑定持ちです」
「な、い、いつの間に!?」
「はぁ、それくらい頭に入れといてください」
「しかし、アメリカの練金術師はまだ他にも作ってるぞ?」
「そりゃそうでしょ?エマは俺の弟子ですから」
「な!それなら小金井も!」
「あいつはダメだ!私利私欲の為に錬金術を使うでしょうね。見てて思いませんか?」
「それは私がちゃんと」
「なら今の5倍はポーションを造らせないとですね?」
「な、なんでそんなに?」

「錬金術も少し間違えればボカンといきますよ?それで良ければいいですが」
「な、この工場はそのための」
「まぁ、俺は間違えたりしませんからね」
 とこめかみをトントンと指でつつく。

「わかったよ」
「あぁ、これならあげますよ」
 とマジックテントのレシピを渡す。
「お、おお!ありがとう!」
「まぁ、あいつには期待はしない方がいいでしょうね」
 俺は絶対、教える気はないがマジックテントなら別にいいだろう。
「…だが、日本で有名な錬金術師は小金井だ」
「はてさて、S級の錬金術師もいるんですけどね」
「も、もちろんそうだが」
「守銭奴…言わせて拗らせてるのはどこの誰なのやら?」
「クッ…これはもらって行く!それじゃあな」
 と足早に車に乗り込む。

「さて、ヤトベースに行くか」
 とヤトベースに入ってインベントリから武器防具を並べると、
「ミライ、メグミ、仕事をお願いしたい」
「「はいはーい」」
 と来てインベントリに入れていく。
 そう言えば二人も商人だからな。
「商人のレベルが上がったら何ができるようになるんだ?」
「四則演算は頭の中でできますし、護身用の鈍器使いも覚えましたね。あとは、露店展開!」
 目の前に露店カートが出てきた。
「こう言うのもできるようになりましたね」
「凄いな。これで何か売ればいいのに」
「いや、裏方で満足してますから!」
 とヤトベースの中を忙しなく歩いて行く。

『にゃんにゃ、商人もなかなか捨てたもんにゃないにゃ』
「そうだな、っていつの間に!?」
『ニャーはヤトベースにいたにゃ』
「あ、そうだったのか、気付かなかったよ」
 とヤトベースの椅子に座りヤトベースにある自販機でコーヒーを買って飲む。
『にゃーも!』
 百円を渡すといちごミルクを買ってくる。
『ジュー!プハッ!やっぱりこれが一番にゃ!』
 と言って椅子に座って飲んでいる。

 小金井かぁ、あいつがもうちょっとまともなら教えてもいいんだがな。

・低級ポーション…薬草+聖水
・中級ポーション…上薬草+聖水
・上級ポーション…上薬草+聖水+蜂蜜
・解毒薬…毒草+聖水
・石化解除薬…岩きのこ+聖水
・属性武器…各属性の魔石+武器
・耐性防具…各属性の魔石+防具
・属性アクセサリー…各属性の魔石+アクセサリー
・魔力ポーション…魔力茸+聖水
・視力ポーション…光水晶+聖水
・呪い解除薬…呪いカボチャ+聖水
・マジックポーチ…大王蝦の皮+革ポーチ
・マジックバッグ…ビッグワームの皮+革バッグ
・マジックテント…ビッグワームの皮+大王蝦の皮+テント

 今教えたのはこれだけだ。
 あとは作れないにしても教えるわけにはいかないなぁ。
 まぁ、これだけ作れれば問題ないだろ。

♢♦︎♢

「な、なんだよ!ビッグワームの皮って!?そんなの誰か取ってこれるのか?」
「うるさい!今の5倍はポーション作れるようになれ」
「な!?聞いてくるって言って丸め込まれてるのはどっちだよ!」
「うるさいと言っている!連れていけ!」
「く、クソ!離せ!テメェ絶対忘れないからな!」
 と小金井が怨嗟の言葉を口にしながら出て行く。

「やはり人選は大事か…」
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