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あとがき(?)
しおりを挟む大竹裕也と赤松直倫は直倫の住む高級マンションの前に立たされていた。
「おい、また何をする気だこの腐れ女ども。」
「あ?表紙の撮影。今度は学校内の配布だから加工もまぁまぁ顔バレしてもいいっしょ。」
「よくねーーーーよ!絶対ダメだろ!」
「俺はいいですよ、裕也さんに変な虫がつかなくなるので。」
「さすが赤松くん!野球部は物分かりがいいわね。」
「絶対野球部関係ねーから!」
直倫は制服の長袖シャツを着崩し、裕也はTシャツとハーフパンツ、9月終わりの夜では少し寒い格好で身震いする。
「もう何でもいいから早くしろよぉ……さみぃんだよ。」
「裕也さん、寒いんですか?」
「寒いけど、俺があっためてあげます、とかそういうの無しな。」
「チッ。」
「何で舌打ちしたぁ⁉︎」
「もういいから、このシーンね。」
高梨が指定したのは、鷹倫が苳也の顔を両手で挟んで上げさせるというシーン。
「キスはしてもしなくてもいいわよー。」
「でもしてくれた方がいいかもねー。」
「増田さん、サラッと怖いこと言わないで。」
「裕也さん、早く終わらせて2人きりになりましょう。今の寒がる裕也さんが可愛くて堪りません。」
「おーおーおー、俺は直帰してやる。全力疾走で帰宅してやる。」
腹を括った裕也は直倫と向かい合って、直倫を見上げた。
そして直倫は、スイッチが入ったかのように突然色香を含んだ目で裕也を愛しく見つめた。
「裕也さん……。」
「きたきたきたーーーーー!」
「赤松くん!そのまま!そのまま!」
「チューなら許す!てかチューして!」
興奮しきったゆりるりに囃し立てられた直倫は、そのまま美しい顔を裕也に近づけて。
「は、は……馬鹿野郎おおぉぉぉぉぉ!」
「「きゃあぁぁぁああぁぁぁぁぁぁ!!」」
そして表紙に採用されたのはキス写真を少し加工したものでした。
「末代まで呪ってやるからなぁぁぁぁぁぁ!」
【完】
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