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第19話 竜虎相搏
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「40歳ぐらいだと思ってました。全然ゾーン内だと思ったんですけどさらに高めだったんですね。」
「よく分かりませんがどういうことでしょう。」
「いえいえ、お気になさらずに。私の認識が再構築されただけなので。」
「はい?」
とりあえず朝ご飯を一緒に摂りながら話をして分かったのは、彼女が代官山のバーで働いていること。
18時から24時までの営業時間で片付けて帰ってくると昨晩みたいな時間になるらしい。
年齢は私の予想とはひとつ違いの24歳。
愛知県出身の彼女は東京の大学在学中にワインの魅力に取りつかれて、今はソムリエを目指して修行中らしい。
あ、女性だからソムリエールなのかな。
働いているバーは大学時代からバイトしていたこともあり、卒業後に終電がなくても帰れる徒歩範囲で探したところ獣人賃貸を見つけて入居したんだとか。
「家賃は相場より少し安いぐらいでいいんですけど、住民トラブルが多いのが玉に瑕なんですよね。もうじき更新時期なんで新しいところ探し始めようかなと思ってたところなんです。あの部屋が空いてるなら私に貸しませんか?」
ぐいぐい来るね。
一階だよ。
獣人賃貸みたいにオートロックもないよ。
ちなみに昨晩、獣人賃貸へは無理矢理破壊して入ったのではなく、一階にいた獣人がうろついていて内側から自動ドアを開けてくれたからすんなり入れたというわけだ。
「それか多田さんと一緒にこの部屋でもいいですよ。毎晩ご奉仕しますよ。」
このお嬢さんは何を仰っているんでしょう。
「多田さん、何なんですか!この女は!!」
混乱しているところに面近さんが乱入してきてさらに拍車をかける。
ちなみにコーポ大家の女性陣はよく部屋に上がり込んでくるので、その時には鍵をかけないようにしている。
今も伴さんが部屋にいたので鍵をかけていなかったので、何の障害もなしに乗り込んできたようだ。
「状況に変化があったか聞きに来てみたらなんで浮気してるんですか。私というものがありながら酷いですぅ。」
なんで面近さんと私がそんな関係になってるのだろう。
事実無根です。
「多田さーん、寮の子たちが寮から出られないって困ってるらしいんですけどどうしたらいいんでしたっけ。」
更に樋渡さんまで来たので部屋の中はわちゃわちゃだ。
とりあえず落ち着いてもらって順番に話をさせてもらった。
寮から出られない件は寮長さんに行動設定を侵攻制限かそれに近い表現のものにしてもらうといいだろうということで樋渡さんから寮に住んでいる子に連絡してもらった。
「近い表現」としたのは、みんなのステータスでの私の扱いと同じで寮長さんが認識しやすい表現になっていると思われるからだ。
その後、面近さんに伴さんを連れてきた経緯を説明し、納得してもらうまでには結構な時間がかかり、その頃には寮の問題は解決したようだ。
で、今は伴さんに現在進行形で起きていることを説明しているところだ。
「ステータスオープン?えっ!?なんですか、これ??」
「昨日の夜からこんな感じです。ちょっと世の中の仕組みが変わったみたいです。」
「世の中の仕組みが変わると私のご主人様が多田さんになるんですね。素敵ですね。」
「多田さんは私のご主人様なんですぅ。部外者は引っ込んでいて欲しいのですわ。」
伴さん、なんでそんな目で私を見るんですか。
面近さんがもう一人増えたみたいになってるんですけど。
オッサンを揶揄うのが今の流行りなんですか。
「それで、伴さんが住んでいたワンルームマンションは今や獣人の巣窟です。」
「それで、私をお嫁さんにしてここで一緒に暮らしてくれるんですね。ありがとうございます。」
「多田さーん、こんなおっぱいがでかいだけのちょっと顔のいい若い女なんか選びませんよね。私の方がいいですよね。」
なんかブーメランが刺さっているような気がしなくもないですけど。
「102で良かったら引っ越してきてくださっていいですよ。荷物は小さいものなら運ぶの手伝えますよ。っていうか、しばらく伴さんはあそこの敷地には入らない方がいいかもしれません。」
「ありがとうございます。先ずは一つ屋根の下で一緒に暮らすことから始めましょうね。」
「多田さん、私が守りますから安心してください。この人、本気で夜這いかけようとしてますから気を付けてください。」
「あら、何で判ったのかしら。」
話が全然進まないんですけど。
「私は「読心」のスキルを持っているのであなたの考えていることなんてまるっとお見通しなのですわ。」
「あら、そう。別に知られて困らないわよ。寧ろこれで大っぴらに夜這いをかけられると言うものよ。」
「あなたが多田さんに夜這いをかけるなんて百年早いのですわ。既成事実を作るのは私が先なのですわ。」
あのー、一体何が起きているんでしょうか。
なんとか二人の間に割って入り、話を建設的な方に持っていく。
ダンジョン化のこと。眷属のこと。スキルのこと。
まだまだ知ってもらうことはいっぱいあるし、考えるべきことも山ほどあると思うんですけど。
「よく分かりませんがどういうことでしょう。」
「いえいえ、お気になさらずに。私の認識が再構築されただけなので。」
「はい?」
とりあえず朝ご飯を一緒に摂りながら話をして分かったのは、彼女が代官山のバーで働いていること。
18時から24時までの営業時間で片付けて帰ってくると昨晩みたいな時間になるらしい。
年齢は私の予想とはひとつ違いの24歳。
愛知県出身の彼女は東京の大学在学中にワインの魅力に取りつかれて、今はソムリエを目指して修行中らしい。
あ、女性だからソムリエールなのかな。
働いているバーは大学時代からバイトしていたこともあり、卒業後に終電がなくても帰れる徒歩範囲で探したところ獣人賃貸を見つけて入居したんだとか。
「家賃は相場より少し安いぐらいでいいんですけど、住民トラブルが多いのが玉に瑕なんですよね。もうじき更新時期なんで新しいところ探し始めようかなと思ってたところなんです。あの部屋が空いてるなら私に貸しませんか?」
ぐいぐい来るね。
一階だよ。
獣人賃貸みたいにオートロックもないよ。
ちなみに昨晩、獣人賃貸へは無理矢理破壊して入ったのではなく、一階にいた獣人がうろついていて内側から自動ドアを開けてくれたからすんなり入れたというわけだ。
「それか多田さんと一緒にこの部屋でもいいですよ。毎晩ご奉仕しますよ。」
このお嬢さんは何を仰っているんでしょう。
「多田さん、何なんですか!この女は!!」
混乱しているところに面近さんが乱入してきてさらに拍車をかける。
ちなみにコーポ大家の女性陣はよく部屋に上がり込んでくるので、その時には鍵をかけないようにしている。
今も伴さんが部屋にいたので鍵をかけていなかったので、何の障害もなしに乗り込んできたようだ。
「状況に変化があったか聞きに来てみたらなんで浮気してるんですか。私というものがありながら酷いですぅ。」
なんで面近さんと私がそんな関係になってるのだろう。
事実無根です。
「多田さーん、寮の子たちが寮から出られないって困ってるらしいんですけどどうしたらいいんでしたっけ。」
更に樋渡さんまで来たので部屋の中はわちゃわちゃだ。
とりあえず落ち着いてもらって順番に話をさせてもらった。
寮から出られない件は寮長さんに行動設定を侵攻制限かそれに近い表現のものにしてもらうといいだろうということで樋渡さんから寮に住んでいる子に連絡してもらった。
「近い表現」としたのは、みんなのステータスでの私の扱いと同じで寮長さんが認識しやすい表現になっていると思われるからだ。
その後、面近さんに伴さんを連れてきた経緯を説明し、納得してもらうまでには結構な時間がかかり、その頃には寮の問題は解決したようだ。
で、今は伴さんに現在進行形で起きていることを説明しているところだ。
「ステータスオープン?えっ!?なんですか、これ??」
「昨日の夜からこんな感じです。ちょっと世の中の仕組みが変わったみたいです。」
「世の中の仕組みが変わると私のご主人様が多田さんになるんですね。素敵ですね。」
「多田さんは私のご主人様なんですぅ。部外者は引っ込んでいて欲しいのですわ。」
伴さん、なんでそんな目で私を見るんですか。
面近さんがもう一人増えたみたいになってるんですけど。
オッサンを揶揄うのが今の流行りなんですか。
「それで、伴さんが住んでいたワンルームマンションは今や獣人の巣窟です。」
「それで、私をお嫁さんにしてここで一緒に暮らしてくれるんですね。ありがとうございます。」
「多田さーん、こんなおっぱいがでかいだけのちょっと顔のいい若い女なんか選びませんよね。私の方がいいですよね。」
なんかブーメランが刺さっているような気がしなくもないですけど。
「102で良かったら引っ越してきてくださっていいですよ。荷物は小さいものなら運ぶの手伝えますよ。っていうか、しばらく伴さんはあそこの敷地には入らない方がいいかもしれません。」
「ありがとうございます。先ずは一つ屋根の下で一緒に暮らすことから始めましょうね。」
「多田さん、私が守りますから安心してください。この人、本気で夜這いかけようとしてますから気を付けてください。」
「あら、何で判ったのかしら。」
話が全然進まないんですけど。
「私は「読心」のスキルを持っているのであなたの考えていることなんてまるっとお見通しなのですわ。」
「あら、そう。別に知られて困らないわよ。寧ろこれで大っぴらに夜這いをかけられると言うものよ。」
「あなたが多田さんに夜這いをかけるなんて百年早いのですわ。既成事実を作るのは私が先なのですわ。」
あのー、一体何が起きているんでしょうか。
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まだまだ知ってもらうことはいっぱいあるし、考えるべきことも山ほどあると思うんですけど。
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