好きな作品へのご意見にも、ほんのちょっと慣れてきたかも

月澄狸

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まだ自分が批判されるのは怖いけれど……ちょっと慣れてきた?

 以前は、自分の好きな映画やマンガが批判されているのを見ると、落ち込んでいました。

 好きな作品、ということは、自分の作風と多少タイプが似ていて、憧れであり目標である……自分にとってはそんな気がします。
 そんな「好きな作品」を否定されるということは、「夢を叶えた未来の自分」が批判されているように感じるのです。「一生懸命絵が上手くなって、セリフや文章などの表現力もついて、知名度も出てきて、創作を仕事にして、言いたいことをちゃんと言い切って、こんな大作まで描けるようになった。書きたいものを書けなかった頃とは違う。なのにそれでも、つまらないだの下手だの言われるのか」と。
 今はまだ全力を尽くせていないけれど、全力を尽くしても響かないなんて。

 ただ、「下手くそ」なんかは意見ではなくただの誹謗中傷だと思いますが(上手いとか下手とかなんてただの主観であり好みだと思うのに、それが真実のように言っているから)、最近、筋の通った批判には「なるほど」と思うようになってきました。
 いや、まだ自分が言われるとドキドキしてしまって受け入れるところまでいかないので、「好きな作品が批判されているのを見たとき」のことなのですが。主人公が貧しいのにけっこうお金を使っているだとか、主人公の行動に計画性や信念、行動のきっかけなどが見えずちぐはぐ、行き当たりばったりであるとか、主人公の言葉と行動が無意味に矛盾していて人間性が見えないとか、現実的な社会を舞台にしているのに登場人物の言動が非現実的すぎるとか。

 しかし、批判されるような、賛否両論ある作品であっても、汲もうとしてくれる人はいるんだな……と、そういうことも知りました。多少筋が通っていなくても、ブレがあっても、一生懸命作った作品であれば、意図を汲んでもらえる。「こういうことじゃない?」と、テーマやメッセージや、登場人物や作り手の真意を察してくれる人がいる。

「つまらない」とか、どの作品に対しても冷たい言葉はつくけれど、きっと汲んでくれる人もいる、という希望を、私も持って創作していきたいと思いました。


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