批判されたい派なら自分もして良いだろういいけど……批判文をネットで見るのも苦手なくらいならしない方がいいよなぁ

批判されるのは嫌いだけどするのは好き、というのはちょっと……。

　どんな物にでもそれを作った人や携わった人がいる。それは知っているはずだけれど、私は普段なんの覚悟もなく文句を言っている。「ナニコレおかしくない？」だの「あんまり美味しくない」だの「使いづらい」だの。
　覚悟とは自分が批判される覚悟のことだ。

　自分が作ったものにダメ出しされたらショックだ。だから覚悟もないのに人のものを批判しちゃいけないな……と最近思う。けどなかなか悪い癖が治らない。
　環境破壊のことを批判するならエコに暮らすべきだし、犬猫の殺処分を批判するなら保護犬や保護猫を引き取ったりボランティアしたりすればいいし、人の部屋の汚さを批判するなら自分の部屋は綺麗にしておかなくちゃいけない。なのについ自分のことを棚に上げて人のことを言ってしまうのだ。

　特に映画とかアニメとか。私は大したストーリーを書けないくせに、見た映画やアニメに上から目線で「でもこうじゃないかな」などと言ってしまうのだ。

　この批判癖にはまいっている。でも迷う。
　今何を迷っているかというと、アフィリエイトのこと。

　アフィリエイトとは商品の紹介をすることだ。ブログなどに商品リンクを貼り、紹介をし、誰かがそのリンクを押して商品を買ってくださればこちらは紹介料をもらえるというもの。

　私はブログアフィリエイトをやっており、最初は商品についてテレビショッピングみたいに「わー、これなら使いやすそうですよね！」「なんと、業界No.1らしいですよ！」などと取って付けたようなことを書いていた。しかし今では思った通りのことを素直に書いている。ここは今ひとつだったけどここが良かったとか。

　でもわざわざ批判する必要あるんだろうか……。もう少しソフトな優しい物言いができないんだろうか。でも読者の人に自分の気づいたことを伝えず「買って損した」と思われてもなぁ……。すごいことはすごい、面白いものは面白い、残念な部分は残念だったと言った方が良いんじゃなかろうか。

　で、そんなアフィリエイトの成果はというと……ほぼ０である。

　私が褒めようと批判しようと、こんな発信力の欠片もない人間の言うことなど取るに足りず、賛否両論ある作品の方が多くの人を感動させ、勇気づけ、楽しませ、ファンがついているのだ。

　うん……私のくだらないアフィリエイトも批判もやめた方がいいな。
　そんなことを思いつつズルズル同じことを繰り返している。