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4-7 夢魔のおまじないに間違いはない
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頭の中が真っ白だ。
セレの顔が、もうピントも合わないぐらいの至近距離にある。キスなんて学生時代に若気の至りでしたばかりで、全然慣れてもいない。自分の唇に、柔らかく温かいものが触れる感覚に、胸が爆発しそうなほど鼓動が速まる。
今、俺はセレとキスをしているんだ。そう理解すると、極度に頭がぐらぐらしそうだ。 セレが愛しい、セレと交わりたい、もっともっと深く、強く。そんなことばかり考えてしまって、おかしくなりそうだ。
一方で、すぐ離れなければとも思う。俺はセレに同意を得ていない。いきなりキスをするなんて最低だ。しかも自分の興奮に任せて、だなんて。セレに嫌われても殴られても訴えられても仕方ない。すぐにこんなことやめて、平謝りしたって許されないかもしれない。
一刻も早く。そう思うのに、体がいうことを聞かない。もっともっと、深いキスを、それより先の行為をしたがっている。俺はそんな馬鹿な自分を制するのに、とてつもない精神力を使うことになった。
これほど近付いてしまったら、セレの花のような良い香りもするし、彼の男にしては骨ばっていない柔らかで滑らかな肌なんかも感じてしまう。その魅惑に、勝たなくてはいけない。
「んんっ⁉」
そう思うのに、セレが俺の背中に手を回してきたもんだから、これは了承の合図なのかと考えてしまう。まさかそんなはずがない。セレは俺をハムスターぐらいにしか思っていないのに。いや待てよ、ペットが甘えて顔を舐めてくるなんてことは犬とかであるじゃないか、その感覚でいるのか?
混乱していると、唐突に俺の頭がクリアになった。さっきまでセレとこれ以上の関係になりたがっていた頭は、セレに謝らなければでいっぱいになる。そして慌てて身を起こし、セレから離れようとすると、それは意外なほどすんなりと実行できた。俺はわけもわからず、できるかぎりセレから逃げてとにかく謝るしかない。
「ご、ごめん、セレ! 俺今日、なんか変で、ホント変で! とんでもないことしちゃって、ホントごめん……!」
セレとどうにかなりたいという抗い難い欲求からは解放されたけど、胸の鼓動も身体の熱もそのままだ。服を握り締めながら落ち着かせようとすると、セレも床から上体を起こす。
彼はさっきのことなんて何もなかったみたいに無表情で、静かに口を開いた。
「アズマ、君はなにかの呪いにかかっていたようだ」
「……の、呪い……」
「今しがた解呪をしたが、体や頭は悪くないか?」
セレは心配そうに尋ねてくる。彼を見ると、本当にいつもどおりの様子で、心底俺のことを案じている様子だ。
だけどその金色の髪は乱れているし、服だってそうだ。セレの首元にはチョーカーが煌めいているのも見える。さっきまで俺は、彼を押し倒していたんだ。色んな事がいつも通りではないのに、セレ自身は何事もなかったようで。俺はまた動揺してしまった。
呪いというのが、ニルジールにかけられた何かなのは間違いない。解呪されたなら安心のはずだけど、俺の体はまだドキドキして落ち着かない。それなのに、セレは本当に気にした様子もない。
無理矢理キスされたのに。何も感じていないんだ。
何故だかそれもショックで、いや、何かの呪いをかけられていたとはいえ襲ってしまったことへの罪悪感も強くて。
「ごめん、大丈夫。だけど、大事をとって今日はもう寝るよ。本当にごめん、セレ……」
「私のことを、君ごときが心配せずとも良いよ。私も気にしない」
頭を下げたのに、そう返ってくる。俺に襲われてキスされたのは、本当に気にしないで済むようなことなんだろうか。今の俺にはセレのエルフ訛りもなかなかにキツい。俺は何度も「ごめん」と繰り返しながら、自分の部屋へ戻った。
とはいえ、そんな状態で寝れるわけもない。幸いセレは俺を追って部屋に入っては来なかったけど、とんでもないことをしてしまった事実に胸はドキドキするし、罪悪感と後悔でいっぱいだ。
スマホを取り出して、ニルジールに通話をかける。ニルジールのやつ、1コール目が終わらないうちに出た。まるでスマホを持って待ち伏せていたみたいだ。
『あら、アズマちゃん、どうし……』
「ニルジール! お前、俺になにしたんだよ!」
できる限り小声で、だけど通話の向こうには大きく聞こえるように怒鳴ると、スマホの向こうのニルジールは『あら!?』と驚いたような声を上げる。
『どうしたのアズマちゃん、そんなに怒って』
「そりゃ怒るだろ、お前が何かしたせいで俺は大変なことになって……!」
『あらっ、じゃあ進展があったのねぇ!』
俺は真剣に話してるのに、ニルジールときたらなんだか嬉しそうだ。俺は顔を覆いながら唸る。この認識の違いを、どう埋めたらいいか。考えるのもめんどうだが、やらなければ後で余計に面倒なことになる。
いったん大きく深呼吸をして、頭を冷やす。そもそも、ニルジールにちゃんと事情を説明しなかった俺にも落ち度はあるんだから。……いや、本当にあるだろうか? とりあえず深く考えたら話し合いどころの騒ぎじゃなくなりそうなので、そこは後回しにする。
とにかく、俺の身になにが起きたのかを確かめて、ニルジールの誤解をとかなければ。
「あのな、ニルジール。俺と同居人とは、本当にルームシェアしてるだけなの。会ってそんなに経ってないし。それなのに、お前がなにかしたせいで……向こうが解呪してくれたから、おおごとにはならなかったけど! いやちょっとなってるけど!」
するとどうだ。ニルジールは『あらぁ?』と不思議そうな声を上げる。
『でもアズマちゃん、それじゃあおかしいわよ』
「なにがだよっ」
『だって、アタシのかけたお呪いはね、アズマちゃんが好きな人に反応するものよ』
「は?」
思わず間抜けな声が出てしまった。ニルジールのやつ、いったい何を言いだしたんだ?
『あのおまじないはね、好きな人に触れるとすっごくドキドキして、いい感じの雰囲気でベッドインできちゃうものなんだけど』
「最低じゃないか!」
『でもでも、好きな人相手じゃないと発動しないのよ。アタシたち夢魔だって、そういうところはちゃあんと考えてるんだから。とにかく、アズマちゃんはその同居人さんのことが好きなのっ。アタシたちのおまじないにミスはないんだから!』
「な、ん……」
俺は言葉を失ってしまった。
セレのことが好き? 好きだから、押し倒したりキスしたりした?
おかしいおかしい。セレとは出会ってそれほど経ってない同居人にすぎないはずだ。そりゃ、一緒に朝夕同じ食事を摂るために色々努力もしたし、セレにはハグされたりおでこにキスもされた。そういうスキンシップのたびに、俺は確かにドキドキはしたけど……。
したけど、それが、好きだから?
まさか、そんなわけ。
俺はブンブン首を振って、「とにかく、もうこういうことはやめろよな!」とニルジールとの通話を切った。
もう、寝よう。
深い溜息を吐いて、俺は着替えを済ませると速やかにベッドへ入った。
もう酔いなんてどこかにいっているし、横になってじっとしていると、無音なのがかえってうるさいほどに気になる。ちら、と共用リビング側の壁を見たけど、物音ひとつ聞こえてこない。セレは、今どうしているんだろう。セレは……本当になんとも思ってないんだろうか。俺のことを──。
そんなことをまた考え始めて、首を振って眼を閉じる。
ああ考えるのはやめだ。難しいことは明日にしよう。セレにもう一度、よく謝って……そうだよ、友達の夢魔から、誰かれ構わず興奮しちゃう呪いをかけられたとか説明すれば、きっとセレもわかってくれるはず──。
そんなふうに、寝よう寝ようとしながらも、俺は結局いつまでもモヤモヤ考え続けて、長い時間眠れなかった。
セレの顔が、もうピントも合わないぐらいの至近距離にある。キスなんて学生時代に若気の至りでしたばかりで、全然慣れてもいない。自分の唇に、柔らかく温かいものが触れる感覚に、胸が爆発しそうなほど鼓動が速まる。
今、俺はセレとキスをしているんだ。そう理解すると、極度に頭がぐらぐらしそうだ。 セレが愛しい、セレと交わりたい、もっともっと深く、強く。そんなことばかり考えてしまって、おかしくなりそうだ。
一方で、すぐ離れなければとも思う。俺はセレに同意を得ていない。いきなりキスをするなんて最低だ。しかも自分の興奮に任せて、だなんて。セレに嫌われても殴られても訴えられても仕方ない。すぐにこんなことやめて、平謝りしたって許されないかもしれない。
一刻も早く。そう思うのに、体がいうことを聞かない。もっともっと、深いキスを、それより先の行為をしたがっている。俺はそんな馬鹿な自分を制するのに、とてつもない精神力を使うことになった。
これほど近付いてしまったら、セレの花のような良い香りもするし、彼の男にしては骨ばっていない柔らかで滑らかな肌なんかも感じてしまう。その魅惑に、勝たなくてはいけない。
「んんっ⁉」
そう思うのに、セレが俺の背中に手を回してきたもんだから、これは了承の合図なのかと考えてしまう。まさかそんなはずがない。セレは俺をハムスターぐらいにしか思っていないのに。いや待てよ、ペットが甘えて顔を舐めてくるなんてことは犬とかであるじゃないか、その感覚でいるのか?
混乱していると、唐突に俺の頭がクリアになった。さっきまでセレとこれ以上の関係になりたがっていた頭は、セレに謝らなければでいっぱいになる。そして慌てて身を起こし、セレから離れようとすると、それは意外なほどすんなりと実行できた。俺はわけもわからず、できるかぎりセレから逃げてとにかく謝るしかない。
「ご、ごめん、セレ! 俺今日、なんか変で、ホント変で! とんでもないことしちゃって、ホントごめん……!」
セレとどうにかなりたいという抗い難い欲求からは解放されたけど、胸の鼓動も身体の熱もそのままだ。服を握り締めながら落ち着かせようとすると、セレも床から上体を起こす。
彼はさっきのことなんて何もなかったみたいに無表情で、静かに口を開いた。
「アズマ、君はなにかの呪いにかかっていたようだ」
「……の、呪い……」
「今しがた解呪をしたが、体や頭は悪くないか?」
セレは心配そうに尋ねてくる。彼を見ると、本当にいつもどおりの様子で、心底俺のことを案じている様子だ。
だけどその金色の髪は乱れているし、服だってそうだ。セレの首元にはチョーカーが煌めいているのも見える。さっきまで俺は、彼を押し倒していたんだ。色んな事がいつも通りではないのに、セレ自身は何事もなかったようで。俺はまた動揺してしまった。
呪いというのが、ニルジールにかけられた何かなのは間違いない。解呪されたなら安心のはずだけど、俺の体はまだドキドキして落ち着かない。それなのに、セレは本当に気にした様子もない。
無理矢理キスされたのに。何も感じていないんだ。
何故だかそれもショックで、いや、何かの呪いをかけられていたとはいえ襲ってしまったことへの罪悪感も強くて。
「ごめん、大丈夫。だけど、大事をとって今日はもう寝るよ。本当にごめん、セレ……」
「私のことを、君ごときが心配せずとも良いよ。私も気にしない」
頭を下げたのに、そう返ってくる。俺に襲われてキスされたのは、本当に気にしないで済むようなことなんだろうか。今の俺にはセレのエルフ訛りもなかなかにキツい。俺は何度も「ごめん」と繰り返しながら、自分の部屋へ戻った。
とはいえ、そんな状態で寝れるわけもない。幸いセレは俺を追って部屋に入っては来なかったけど、とんでもないことをしてしまった事実に胸はドキドキするし、罪悪感と後悔でいっぱいだ。
スマホを取り出して、ニルジールに通話をかける。ニルジールのやつ、1コール目が終わらないうちに出た。まるでスマホを持って待ち伏せていたみたいだ。
『あら、アズマちゃん、どうし……』
「ニルジール! お前、俺になにしたんだよ!」
できる限り小声で、だけど通話の向こうには大きく聞こえるように怒鳴ると、スマホの向こうのニルジールは『あら!?』と驚いたような声を上げる。
『どうしたのアズマちゃん、そんなに怒って』
「そりゃ怒るだろ、お前が何かしたせいで俺は大変なことになって……!」
『あらっ、じゃあ進展があったのねぇ!』
俺は真剣に話してるのに、ニルジールときたらなんだか嬉しそうだ。俺は顔を覆いながら唸る。この認識の違いを、どう埋めたらいいか。考えるのもめんどうだが、やらなければ後で余計に面倒なことになる。
いったん大きく深呼吸をして、頭を冷やす。そもそも、ニルジールにちゃんと事情を説明しなかった俺にも落ち度はあるんだから。……いや、本当にあるだろうか? とりあえず深く考えたら話し合いどころの騒ぎじゃなくなりそうなので、そこは後回しにする。
とにかく、俺の身になにが起きたのかを確かめて、ニルジールの誤解をとかなければ。
「あのな、ニルジール。俺と同居人とは、本当にルームシェアしてるだけなの。会ってそんなに経ってないし。それなのに、お前がなにかしたせいで……向こうが解呪してくれたから、おおごとにはならなかったけど! いやちょっとなってるけど!」
するとどうだ。ニルジールは『あらぁ?』と不思議そうな声を上げる。
『でもアズマちゃん、それじゃあおかしいわよ』
「なにがだよっ」
『だって、アタシのかけたお呪いはね、アズマちゃんが好きな人に反応するものよ』
「は?」
思わず間抜けな声が出てしまった。ニルジールのやつ、いったい何を言いだしたんだ?
『あのおまじないはね、好きな人に触れるとすっごくドキドキして、いい感じの雰囲気でベッドインできちゃうものなんだけど』
「最低じゃないか!」
『でもでも、好きな人相手じゃないと発動しないのよ。アタシたち夢魔だって、そういうところはちゃあんと考えてるんだから。とにかく、アズマちゃんはその同居人さんのことが好きなのっ。アタシたちのおまじないにミスはないんだから!』
「な、ん……」
俺は言葉を失ってしまった。
セレのことが好き? 好きだから、押し倒したりキスしたりした?
おかしいおかしい。セレとは出会ってそれほど経ってない同居人にすぎないはずだ。そりゃ、一緒に朝夕同じ食事を摂るために色々努力もしたし、セレにはハグされたりおでこにキスもされた。そういうスキンシップのたびに、俺は確かにドキドキはしたけど……。
したけど、それが、好きだから?
まさか、そんなわけ。
俺はブンブン首を振って、「とにかく、もうこういうことはやめろよな!」とニルジールとの通話を切った。
もう、寝よう。
深い溜息を吐いて、俺は着替えを済ませると速やかにベッドへ入った。
もう酔いなんてどこかにいっているし、横になってじっとしていると、無音なのがかえってうるさいほどに気になる。ちら、と共用リビング側の壁を見たけど、物音ひとつ聞こえてこない。セレは、今どうしているんだろう。セレは……本当になんとも思ってないんだろうか。俺のことを──。
そんなことをまた考え始めて、首を振って眼を閉じる。
ああ考えるのはやめだ。難しいことは明日にしよう。セレにもう一度、よく謝って……そうだよ、友達の夢魔から、誰かれ構わず興奮しちゃう呪いをかけられたとか説明すれば、きっとセレもわかってくれるはず──。
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