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48、ヒュンダルンの手解き 1 *
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「なんと書いてあった?」
「え?何が…です?」
ヒュンダルンは一体何について、こんな時に聞きたいのだろう……
授業の続きとばかりに触れてくるヒュンダルンによって、ウリートの下衣は、恥ずかしくて抵抗したのに、それでも呆気なく降ろされてしまった……
うそうそうそ……!
閨事はこういうものだ。頭の隅では理解していても、つい先日までは上着しか脱がされていなかった…だから、ヒュンダルンの大きな手が、ウリートの下腹部に降りてくるなど想像すらしていなかったのに…
いくら勉学のためとはいえ、恥ずかしさに目を開けられず、顔を横に向けて目を瞑ったまま、更に腕で顔を覆う…それで現実逃避なんて出来るはずがないのだが、そうでもしないと、羞恥に頭が沸騰しそうで……
こんな状況でヒュンダルンは冒頭の様な質問を投げかけてくる。
「副書記官殿の土産にだ。」
ウリートは今自分がどんな状況なのか把握出来ていない。キスをされて身体を撫でられ、ソファーに倒されながら下衣をアッサリと脱がされてしまって、直ぐに目を瞑ってしまったから、ヒュンダルンの自分を見下ろしているだろう表情も良く分からない…
「目次、しか…見てませんでしたから…」
会話をしながらもヒュンダルンの大きな手はピッタリとウリートの身体に張り付いていて、ゆっくりと上半身をなで上げてくる。時おりその手は、淡く色付いた小さな膨らみをくすぐる様に撫で上げてきて、その感覚をもう知っているウリートの身体は、素直にピクリと反応を示し出した。
「それで…?」
普通の会話をしながら閨事の真似をするなんて、注意力散漫にならないだろうか…
「ふっ……」
声を殺しても、どうしても吐息が漏れる…
「あの、身体の、造り…とか…あっ…!」
うそ……!?
最後まで言い終わらないうちに、ウリートは下腹部に刺激を感じた。
「造り、ね?では、今夜はそれに沿う形で進めようか?」
「んっ…」
間違えではなく、ウリートの中心部はヒュンダルンの熱い掌に覆われてしまっている。
「あのあの、あの!ヒュンダルン様…!」
そんな所自分以外に触る様な所じゃない!
「どうした、ウリート?」
「そんな、所は……ぁっ…」
熱い自分以外の掌に、スッポリと包まれてしまう慎ましい事を恥ずるよりも、触らせてしまった罪悪感の方が大きい。
「あぁ、ちゃんと反応しているな。知っているか?男のここは使う時にはこの様に立ち上がるんだ。」
優しく包まれていただけなのに、ウリートの中心は手を離しても頭をしっかりともたげてきていた。
「あ…ぁ………っ!」
どうしよう…勃つ事位は知っている。それが必要だっていう事もわかる。
けど、それがヒュンダルン様の手の中でなんて……恥ずかしすぎて……
「よく見てごらん、ウリート…」
ギュッと瞼に力を入れたウリートにヒュンダルンの残酷な声が響いた。ウリートの白い大腿にヒュンダルンの熱い手がかかる。恥ずかしくて下半身を捻って横を向きそうになるウリートをさり気無く抑えていて、ウリートには身動きが取れない…
「ウリート…これも勉強だ。どうしてこうなるのか、知っていなければ役に立たないだろう?」
「ふっ…ぅ…」
大腿を熱い掌になぞられて、立ち上がり自己主張している中心部を、もどかしいほどの優しい手つきで触れられる。ウリートがヒュンダルンの問いに答えたくても、我慢しなくては問いに対する答えでは無くて、あられも無い声が漏れ出ていきそうで…思わずギュッと唇を噛んでしまう。
「ウリート、噛み締めたら駄目だ。力を抜いて、目を開けてごらん。男なら自然な事だろう?ほら……」
つつつ……
根元の方からヒュンダルンの指がゆっくりと裏筋を撫で上げてくる。張り詰めてきた色素の薄い直立の先端からは透明な蜜がぷっくりと漏れ落ちそうに溢れていて…
つい、目を開けてしまった………
そしてウリートは後悔する…
ヒュンダルンの自分よりも太く逞しい指が、先端の蜜に触れゆっくりと先に馴染ませ始める、所が、目に入ってしまったから……
「あっ…ぁ……ん…」
今まで人に触れられなかった場所は敏感で、指が動くたびに腰が浮き、声が出てしまう。
「気持ちいいだろう?どうされるが良いか、よく覚えておくんだ。」
もどかしい…位に優しく触るヒュンダルン…自分でこんな事をしようなどと思ったことはないのに…
なんで、足りないなんて、思う…?
先端の蜜をたっぷりと指に絡め、ゆっくりと下に下ろしてまた上にとなぞり上げてくる。その刺激が物足りなくて…もっと欲しいと言う様に蜜が溢れて滴り落ちる。
「い…や………ぁ…だ…め…」
「駄目?何が駄目なんだ?」
「あぅ……ぅ……」
耳元で聞くヒュンダルンの低い声…それだけで背がしなる。
「ヒュン、ダルン…様…もぅ……やめ…」
「やめる?これは喜んでいる証拠なのだぞ?」
「ひぁっ…!」
完全に起立している物を熱い掌でしっかりと握り込まれてしまった。くすぐる様な刺激しか与えられず、焦らされていだウリートには過ぎる快感だった。
漏れ出た蜜でヌルヌルとした感覚にゾクゾクとした快感が煽られる…
「ウリート、ちゃんと覚えるんだ。どこをどう触れられたら男はどうなるかをな…」
声を殺すのに必死で、言葉では返せないウリートはコクコクと頷きだけで答えるのに精一杯だ。
「え?何が…です?」
ヒュンダルンは一体何について、こんな時に聞きたいのだろう……
授業の続きとばかりに触れてくるヒュンダルンによって、ウリートの下衣は、恥ずかしくて抵抗したのに、それでも呆気なく降ろされてしまった……
うそうそうそ……!
閨事はこういうものだ。頭の隅では理解していても、つい先日までは上着しか脱がされていなかった…だから、ヒュンダルンの大きな手が、ウリートの下腹部に降りてくるなど想像すらしていなかったのに…
いくら勉学のためとはいえ、恥ずかしさに目を開けられず、顔を横に向けて目を瞑ったまま、更に腕で顔を覆う…それで現実逃避なんて出来るはずがないのだが、そうでもしないと、羞恥に頭が沸騰しそうで……
こんな状況でヒュンダルンは冒頭の様な質問を投げかけてくる。
「副書記官殿の土産にだ。」
ウリートは今自分がどんな状況なのか把握出来ていない。キスをされて身体を撫でられ、ソファーに倒されながら下衣をアッサリと脱がされてしまって、直ぐに目を瞑ってしまったから、ヒュンダルンの自分を見下ろしているだろう表情も良く分からない…
「目次、しか…見てませんでしたから…」
会話をしながらもヒュンダルンの大きな手はピッタリとウリートの身体に張り付いていて、ゆっくりと上半身をなで上げてくる。時おりその手は、淡く色付いた小さな膨らみをくすぐる様に撫で上げてきて、その感覚をもう知っているウリートの身体は、素直にピクリと反応を示し出した。
「それで…?」
普通の会話をしながら閨事の真似をするなんて、注意力散漫にならないだろうか…
「ふっ……」
声を殺しても、どうしても吐息が漏れる…
「あの、身体の、造り…とか…あっ…!」
うそ……!?
最後まで言い終わらないうちに、ウリートは下腹部に刺激を感じた。
「造り、ね?では、今夜はそれに沿う形で進めようか?」
「んっ…」
間違えではなく、ウリートの中心部はヒュンダルンの熱い掌に覆われてしまっている。
「あのあの、あの!ヒュンダルン様…!」
そんな所自分以外に触る様な所じゃない!
「どうした、ウリート?」
「そんな、所は……ぁっ…」
熱い自分以外の掌に、スッポリと包まれてしまう慎ましい事を恥ずるよりも、触らせてしまった罪悪感の方が大きい。
「あぁ、ちゃんと反応しているな。知っているか?男のここは使う時にはこの様に立ち上がるんだ。」
優しく包まれていただけなのに、ウリートの中心は手を離しても頭をしっかりともたげてきていた。
「あ…ぁ………っ!」
どうしよう…勃つ事位は知っている。それが必要だっていう事もわかる。
けど、それがヒュンダルン様の手の中でなんて……恥ずかしすぎて……
「よく見てごらん、ウリート…」
ギュッと瞼に力を入れたウリートにヒュンダルンの残酷な声が響いた。ウリートの白い大腿にヒュンダルンの熱い手がかかる。恥ずかしくて下半身を捻って横を向きそうになるウリートをさり気無く抑えていて、ウリートには身動きが取れない…
「ウリート…これも勉強だ。どうしてこうなるのか、知っていなければ役に立たないだろう?」
「ふっ…ぅ…」
大腿を熱い掌になぞられて、立ち上がり自己主張している中心部を、もどかしいほどの優しい手つきで触れられる。ウリートがヒュンダルンの問いに答えたくても、我慢しなくては問いに対する答えでは無くて、あられも無い声が漏れ出ていきそうで…思わずギュッと唇を噛んでしまう。
「ウリート、噛み締めたら駄目だ。力を抜いて、目を開けてごらん。男なら自然な事だろう?ほら……」
つつつ……
根元の方からヒュンダルンの指がゆっくりと裏筋を撫で上げてくる。張り詰めてきた色素の薄い直立の先端からは透明な蜜がぷっくりと漏れ落ちそうに溢れていて…
つい、目を開けてしまった………
そしてウリートは後悔する…
ヒュンダルンの自分よりも太く逞しい指が、先端の蜜に触れゆっくりと先に馴染ませ始める、所が、目に入ってしまったから……
「あっ…ぁ……ん…」
今まで人に触れられなかった場所は敏感で、指が動くたびに腰が浮き、声が出てしまう。
「気持ちいいだろう?どうされるが良いか、よく覚えておくんだ。」
もどかしい…位に優しく触るヒュンダルン…自分でこんな事をしようなどと思ったことはないのに…
なんで、足りないなんて、思う…?
先端の蜜をたっぷりと指に絡め、ゆっくりと下に下ろしてまた上にとなぞり上げてくる。その刺激が物足りなくて…もっと欲しいと言う様に蜜が溢れて滴り落ちる。
「い…や………ぁ…だ…め…」
「駄目?何が駄目なんだ?」
「あぅ……ぅ……」
耳元で聞くヒュンダルンの低い声…それだけで背がしなる。
「ヒュン、ダルン…様…もぅ……やめ…」
「やめる?これは喜んでいる証拠なのだぞ?」
「ひぁっ…!」
完全に起立している物を熱い掌でしっかりと握り込まれてしまった。くすぐる様な刺激しか与えられず、焦らされていだウリートには過ぎる快感だった。
漏れ出た蜜でヌルヌルとした感覚にゾクゾクとした快感が煽られる…
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