きみをさがしてた

亨珈

文字の大きさ
33 / 38

【閑話】深夜ラジオで生リク!

しおりを挟む
 はい、今日も始まりました! リスナーのお楽しみ「有名人に生リク!」のコーナーです。
 なんと今晩のゲストはあのSSCのローレンス・シュバルツ氏ですよ~っ!
 いつもの十倍くらいのリクエストメールが届いておりますが、その中から深夜放送でしか訊けないようなネタを発掘してみましたので、皆さん息を潜めて聴いていてくださいね~っ!

「息を潜めてって……」(ローレンス朗らかに笑い中)

 えーと、耳の穴をかっぽじっての方がよかったですかね?

(ローレンス大笑中)

「い、一体僕はどんな質問をされるんですかっ」

 テレビとはまた違ったイメージですが、ローレンスさんはオフのときはそんな感じなんですか? 実は笑い上戸?

「そうですねぇ、ツボにはまるとかなり笑いますね」

 今日のお召し物も素敵ですが、映像がないときくらいシャツとスラックスでなくても良さそうですが……実はこれもオフ仕様ですか?

「あー、そうです。もうこれは幼少時からのくせみたいなもので。基本的にボタンがあるものしか持っていないです。慣れてしまえばどうってことないですけど、たまにはTシャツとか着てみたいときもありますね」

 うわー。明日になったらTシャツが山のように届くと思いますよ!

「あはは、それじゃあお一人様一点に厳選してお願いします。お礼カード出しますよ」

 ホントですか! 皆さん、ローレンスさんのカードです! お宝ですね~っ! 僕も贈りますからよろしくお願いします。

「光栄です」(笑)

 さぁそれではそろそろ質問の方に移りたいと思います。まず一通目…これこそ深夜枠の特権ですよ。イーストエンドの三十代女性からの質問。

『ローレンスさんはどんな手順で相手に気付かれない手際の良さで服を脱がせているんですか? 是非教えてください』

 だそうですがっ。さあ、実際どうなんですか!? 僕も知りたいです、てゆーかご教授ください!!

(ローレンス大笑中)

「うわー。どっからそんなネタ仕入れてくるんですかっ?」

 そりゃあもう数々の女性遍歴のある方なので、記憶が定かではないと思われますが……その辺りからではないかと。

「はあぁ」

 そういえば最近は浮いた噂がないですね? あれですか、やはり以前昼のワイドショーで突撃されてた本命女性の件、ほんとうなんですねぇ。

「そうですね、今は彼女一筋ですね。なかなか振り向いてもらえないというか、手が届いたようでかわされているような。自分からアタックするとなると難しいですね」

 いやいや…ここまで愛されている相手の方、本当に羨ましいです。リスナーからしたら、早くくっつけばいいのにっていうのと、そんなの許せない、ていうのと二律相反する気持ちがありますかねぇ。

「そうですね、それがあるから、うまくいったとしても結婚するまでは公表するつもりはないですよ」

 本気ですね! もうそこまで気持ちは固まってますか。

「まぁ僕もそれなりの年齢ですし、いずれはと。まだ先は長そうですが」

 ほほぅ~。これは本当に結婚会見が楽しみです。

「会見はしないかもしれませんよ? 両親もしていませんし」

 えぇーっそんな殺生な~っ!!

「ははは、僕はいいけど彼女が気の毒じゃないですか。さ、じゃあ質問の答えですが……」

 ああ、そうですね、脱がせる手順ですねっ。楽しみですねっ。

「手順というよりまずは手と口でちゃんと愛撫できるようにならないと駄目ですよ。脱がせる手は片方だけなので、それ以外を駆使して相手の意識をそちらに集中させてください」

 キスしたり撫でたりとかいうことですね?

「そうです。つまり最低限キスは上手でないと。後は片手でボタンやホックを外せればいいんで」

 ボタンに意識がいくとキスが疎かになるんですよね~。

「多分そういう人が多いですね。まぁ、相手に自分で脱いでもらったり、半分着たままっていうのもプレイとしてはアリですけど。やっぱり最初はリードしたいですよね」(笑)

 初めてするときですねっ! それは確かに……っ。

「それで外せる止め具は外しておいて、愛撫の一環として撫でながら体の曲線に沿って下に落とせばいいです、服。落ちます、簡単です」

 か、簡単ですか…早速今度試してみます。
 あ! ボタンとかのない服の場合はどうしたらいいんですか?

「その場合はちょっとボタンのある服より脱がしにくいけど、下から手を入れて……ですね。あ、こんな感じで」

 ぼ、僕ですか!
 今Tシャツの裾から片手が~。

「愛撫はしませんよ」(笑)

 も、勿論です。その気になりそうだから勘弁してください。

「で、さっき言った通りいろいろしながら……入れたほうの手も脇腹とか愛撫しながら肩から袖に手を入れるわけです。で、二人分袖に腕が通る感じでそのまま手先までいって、手の平を触りながら下に引いたら……」

 あ、なんだか簡単に片袖脱がされてしまいました。これ、あんまり脱がされているって感じがしませんね。

「でしょう。その調子でもう片腕抜いてもいいし、頭を先に脱がせて片袖は落としてもいいです」

 頭は難しそうですね~。

「難しくはないけど、流石に全く気付かれずには無理です。」(笑)

「ええと、首筋とか口でいろいろしながら、手を耳とか辿らせて…こんな感じで頭をぐるっと撫でます」

 あ! 脱げた! はやっ!!

「自分の腕を滑らせるように相手の服を外すのがポイントです」

 はー、それで反対側の肩から腕を撫でるとシャツが落ちると。
 いやはや、体験すると凄く簡単そうなんですが。

「簡単ですよ~。要するに相手の肌とこちらの肌を合わせて、相手の肌に生地が当たらないように動かしたら『脱ぐ』という行為が誤魔化される訳ですから」

 多分今皆さん必死でメモを取っていますね、きっと。
 僕も家で練習しますよ~。男のロマンですよね。


 え? もう時間がない? 次のコーナーに行けって?!
 ああ、時間とはなんと無情なものでしょう。
 質問一つしか消化出来ませんでしたが、充実した時間でしたね!
 それでは、ローレンスさんとはこれでお別れです。ありがとうございました!

「僕も楽しめました。ありがとうございました」

 本日のゲスト、SSCのローレンス・シュバルツ氏でした。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

つまらない妃と呼ばれた日

柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。 舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。 さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。 リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。 ――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

「地味ブス」と捨てられた私、文化祭の大型スクリーンで王子様の裏の顔を全校生に配信します

スカッと文庫
恋愛
「お前みたいな地味女、引き立て役にもならないんだよ」 眼鏡にボサボサ頭の特待生・澪(みお)は、全校生徒が見守る中、恋人だった学園の王子・ハルトから冷酷に捨てられた。 隣には、可憐な微笑みを浮かべる転校生・エマ。 エマの自作自演により「いじめの犯人」という濡れ衣まで着せられ、学園中から蔑まれる澪。 しかし、彼女を嘲笑う者たちはまだ知らない。 彼女が眼鏡の奥に、誰もが平伏す「真実の美貌」と、学園さえも支配できる「最強の背景」を隠していることを――。 「……ねぇ、文化祭、最高のステージにしてあげる」 裏切りへのカウントダウンが今、始まる。 スクリーンの裏側を暴き、傲慢な王子と偽りのヒロインを奈落へ突き落とす、痛快・学園下剋上ファンタジー!

大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!

古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。 その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。 『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』 昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。 領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。 一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――

中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています

浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】 ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!? 激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。 目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。 もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。 セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。 戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。 けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。 「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの? これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、 ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。 ※小説家になろうにも掲載中です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました

佐倉穂波
恋愛
 転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。  確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。 (そんな……死にたくないっ!)  乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。 2023.9.3 投稿分の改稿終了。 2023.9.4 表紙を作ってみました。 2023.9.15 完結。 2023.9.23 後日談を投稿しました。

さようならの定型文~身勝手なあなたへ

宵森みなと
恋愛
「好きな女がいる。君とは“白い結婚”を——」 ――それは、夢にまで見た結婚式の初夜。 額に誓いのキスを受けた“その夜”、彼はそう言った。 涙すら出なかった。 なぜなら私は、その直前に“前世の記憶”を思い出したから。 ……よりによって、元・男の人生を。 夫には白い結婚宣言、恋も砕け、初夜で絶望と救済で、目覚めたのは皮肉にも、“現実”と“前世”の自分だった。 「さようなら」 だって、もう誰かに振り回されるなんて嫌。 慰謝料もらって悠々自適なシングルライフ。 別居、自立して、左団扇の人生送ってみせますわ。 だけど元・夫も、従兄も、世間も――私を放ってはくれないみたい? 「……何それ、私の人生、まだ波乱あるの?」 はい、あります。盛りだくさんで。 元・男、今・女。 “白い結婚からの離縁”から始まる、人生劇場ここに開幕。 -----『白い結婚の行方』シリーズ ----- 『白い結婚の行方』の物語が始まる、前のお話です。

処理中です...