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2章 旅立ち
#119 おっさんたち、ダチダン2Fへ2。
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/* 前回のあらすじ */
おっさんたち、ダチダン2Fを順調に攻略。
おっさん、夜にお誘いを受ける。
おっさん、請われてしっとりとした。
/* あらすじここまで */
朝から生欠伸を繰り返すおっさん、それとは対照的になんか艶っ艶キラッキラしている精霊さんたち。
「昨晩は随分とお楽しみだったようだな、ワカダンナ。 こちらの部屋にまで伝え聞こえてきていたぞ」
「ドキドキしてナカナカネムれなかったのです♪」
「確かに、素晴らしかったな。 あの下種とは大違いだ」
「そう言って戴けると光栄ですね」
そう言って昨晩を思い返してみれば、最終的には非番の精霊さんたちまで参加してサイリウムっぽく光らせた手を振る子たちまでいた始末。
近くに居る非番の精霊さんたちのうち、艶っ艶のキラッキラな笑顔を見せている子たちは恐らく昨晩あのおっさん部屋に居たのだろう、
「って、そう言えば! アーリア達にも聞こえてたって他の宿泊客とかにも聞こえてたんじゃ!!?」
[私たちを誰だと思っているのですか、担い手様]
[ちゃんと防音結界は敷いていたっすよ、ワザと聞こえる様にアーリアとアルトの部屋まで拡張していたっす]
[ですので、他者に聞かれた心配はありませんわ]
「なるほど、びっくりしたぁ……って、アーリアは余り焦ってないね?」
「精霊様方が何か結界を敷いたのは解っていたからな、中身を見れば防音に特化したものと言うのも見取れたので、焦ることなど何もない」
「慌てたのは俺だけって事か。 まぁ仕方ない、切り替えて今日の隠し部屋の入り口探しにせいを出そう!」
「大事な所で居眠りだけはしないようにな、ワカダンナ」
「わ、解ってますよ?」
そんなこんなでいつも通りおっさんは締まらないまま昨日の続き箇所へと戻るおっさん一行、引き続き隠し部屋への入り口を探しつつダチダン2Fのマップを埋めていく。
マップがほぼほぼ埋まりはしたが、隠し部屋への入り口は見つからなかった。
「うーん、やっぱりこちら側からは入れない仕組みなんですかね? 1Fの隠し部屋の魔法陣から直通なのでしょうか」
「その辺りは実際に魔方陣を起動してみないことには解らないな、とりあえずは3Fへと進むこととしよう」
そんなこんなでサクッと3Fを半分ほど攻略して本日のアタックを終了としたおっさん一行、明日には3Fを攻略しきれそうである。
はじだんと同じ造りなのであれば、3Fには……。
おっさんたち、ダチダン2Fを順調に攻略。
おっさん、夜にお誘いを受ける。
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「昨晩は随分とお楽しみだったようだな、ワカダンナ。 こちらの部屋にまで伝え聞こえてきていたぞ」
「ドキドキしてナカナカネムれなかったのです♪」
「確かに、素晴らしかったな。 あの下種とは大違いだ」
「そう言って戴けると光栄ですね」
そう言って昨晩を思い返してみれば、最終的には非番の精霊さんたちまで参加してサイリウムっぽく光らせた手を振る子たちまでいた始末。
近くに居る非番の精霊さんたちのうち、艶っ艶のキラッキラな笑顔を見せている子たちは恐らく昨晩あのおっさん部屋に居たのだろう、
「って、そう言えば! アーリア達にも聞こえてたって他の宿泊客とかにも聞こえてたんじゃ!!?」
[私たちを誰だと思っているのですか、担い手様]
[ちゃんと防音結界は敷いていたっすよ、ワザと聞こえる様にアーリアとアルトの部屋まで拡張していたっす]
[ですので、他者に聞かれた心配はありませんわ]
「なるほど、びっくりしたぁ……って、アーリアは余り焦ってないね?」
「精霊様方が何か結界を敷いたのは解っていたからな、中身を見れば防音に特化したものと言うのも見取れたので、焦ることなど何もない」
「慌てたのは俺だけって事か。 まぁ仕方ない、切り替えて今日の隠し部屋の入り口探しにせいを出そう!」
「大事な所で居眠りだけはしないようにな、ワカダンナ」
「わ、解ってますよ?」
そんなこんなでいつも通りおっさんは締まらないまま昨日の続き箇所へと戻るおっさん一行、引き続き隠し部屋への入り口を探しつつダチダン2Fのマップを埋めていく。
マップがほぼほぼ埋まりはしたが、隠し部屋への入り口は見つからなかった。
「うーん、やっぱりこちら側からは入れない仕組みなんですかね? 1Fの隠し部屋の魔法陣から直通なのでしょうか」
「その辺りは実際に魔方陣を起動してみないことには解らないな、とりあえずは3Fへと進むこととしよう」
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