病気かもしれない

亀吉

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少年の過去 相棒の見つけ方2

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 あの日以降俺は今までしたことがなかったが、筋トレを自主的にするようになった。
 まあ、なんでかって言うと体力がそもそもなかったのと、バルトと一緒に行う実戦練習の前にする準備運動(モンスター一掃ではなく、ちゃんとしたストレッチ等)だけでもすぐバテるし、実戦練習に入ったとしても全然動けず終わってしまうからだ。
 本物の剣を扱うまでは木刀ってやつを使って剣を振る練習をしていたんだが、俺はなかなか慣れなかった。
 こう長くて重い物は確かに自由自在に扱えられれば良い武器になるけど、俺の場合ただの足枷にしかなってなかった。

 この頃の俺は頑張っても頑張ってもなかなか結果が出なくて心が折れそうになったよ。
 俺の魔力が家族と同じぐらいまで成長していたらなれていたかもしれない魔導師にも、なることは出来ず、さらにやっと新しく出来るかもしれない剣闘士には剣の使い方で悩み始めるし、なんかさ本当に逃げ場がないって言うか、辛くてもう何もかも諦めたくなったよ。
 多分、家族だけじゃなく俺自身も俺に期待してなかった。だからきっと捨てられたんだと思う。いや、俺は既に自分は何をしたって駄目だと決めつけていたんだ。
 だけど、バルトだけは違った。
 
 
 「なぁ、ヒツマナ。最初から出来る奴なんておらんよ?」
 「は……?」
 実戦練習をしていたらいきなりバルトが呟いた。
 「なんだよいきなり。」
 「そんなこと言っとるけど、素直になりいや。なかなかうまくいかなくて悩んでるんちゃうのか?」
 バルトって案外こういうのに気がつくんだよな。いつもは寝ぼけてたり、モンスター一掃してたりするから、鈍感なイメージが定着してたけど。

 「ヒツマナ、ええか?よく聞くんやで。」

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