12 / 20
少年の過去 相棒の見つけ方2
しおりを挟む
あの日以降俺は今までしたことがなかったが、筋トレを自主的にするようになった。
まあ、なんでかって言うと体力がそもそもなかったのと、バルトと一緒に行う実戦練習の前にする準備運動(モンスター一掃ではなく、ちゃんとしたストレッチ等)だけでもすぐバテるし、実戦練習に入ったとしても全然動けず終わってしまうからだ。
本物の剣を扱うまでは木刀ってやつを使って剣を振る練習をしていたんだが、俺はなかなか慣れなかった。
こう長くて重い物は確かに自由自在に扱えられれば良い武器になるけど、俺の場合ただの足枷にしかなってなかった。
この頃の俺は頑張っても頑張ってもなかなか結果が出なくて心が折れそうになったよ。
俺の魔力が家族と同じぐらいまで成長していたらなれていたかもしれない魔導師にも、なることは出来ず、さらにやっと新しく出来るかもしれない剣闘士には剣の使い方で悩み始めるし、なんかさ本当に逃げ場がないって言うか、辛くてもう何もかも諦めたくなったよ。
多分、家族だけじゃなく俺自身も俺に期待してなかった。だからきっと捨てられたんだと思う。いや、俺は既に自分は何をしたって駄目だと決めつけていたんだ。
だけど、バルトだけは違った。
「なぁ、ヒツマナ。最初から出来る奴なんておらんよ?」
「は……?」
実戦練習をしていたらいきなりバルトが呟いた。
「なんだよいきなり。」
「そんなこと言っとるけど、素直になりいや。なかなかうまくいかなくて悩んでるんちゃうのか?」
バルトって案外こういうのに気がつくんだよな。いつもは寝ぼけてたり、モンスター一掃してたりするから、鈍感なイメージが定着してたけど。
「ヒツマナ、ええか?よく聞くんやで。」
まあ、なんでかって言うと体力がそもそもなかったのと、バルトと一緒に行う実戦練習の前にする準備運動(モンスター一掃ではなく、ちゃんとしたストレッチ等)だけでもすぐバテるし、実戦練習に入ったとしても全然動けず終わってしまうからだ。
本物の剣を扱うまでは木刀ってやつを使って剣を振る練習をしていたんだが、俺はなかなか慣れなかった。
こう長くて重い物は確かに自由自在に扱えられれば良い武器になるけど、俺の場合ただの足枷にしかなってなかった。
この頃の俺は頑張っても頑張ってもなかなか結果が出なくて心が折れそうになったよ。
俺の魔力が家族と同じぐらいまで成長していたらなれていたかもしれない魔導師にも、なることは出来ず、さらにやっと新しく出来るかもしれない剣闘士には剣の使い方で悩み始めるし、なんかさ本当に逃げ場がないって言うか、辛くてもう何もかも諦めたくなったよ。
多分、家族だけじゃなく俺自身も俺に期待してなかった。だからきっと捨てられたんだと思う。いや、俺は既に自分は何をしたって駄目だと決めつけていたんだ。
だけど、バルトだけは違った。
「なぁ、ヒツマナ。最初から出来る奴なんておらんよ?」
「は……?」
実戦練習をしていたらいきなりバルトが呟いた。
「なんだよいきなり。」
「そんなこと言っとるけど、素直になりいや。なかなかうまくいかなくて悩んでるんちゃうのか?」
バルトって案外こういうのに気がつくんだよな。いつもは寝ぼけてたり、モンスター一掃してたりするから、鈍感なイメージが定着してたけど。
「ヒツマナ、ええか?よく聞くんやで。」
0
あなたにおすすめの小説
ちゃんと忠告をしましたよ?
柚木ゆず
ファンタジー
ある日の、放課後のことでした。王立リザエンドワール学院に籍を置く私フィーナは、生徒会長を務められているジュリアルス侯爵令嬢アゼット様に呼び出されました。
「生徒会の仲間である貴方様に、婚約祝いをお渡したくてこうしておりますの」
アゼット様はそのように仰られていますが、そちらは嘘ですよね? 私は最愛の方に護っていただいているので、貴方様に悪意があると気付けるのですよ。
アゼット様。まだ間に合います。
今なら、引き返せますよ?
※現在体調の影響により、感想欄を一時的に閉じさせていただいております。
処刑された王女、時間を巻き戻して復讐を誓う
yukataka
ファンタジー
断頭台で首を刎ねられた王女セリーヌは、女神の加護により処刑の一年前へと時間を巻き戻された。信じていた者たちに裏切られ、民衆に石を投げられた記憶を胸に、彼女は証拠を集め、法を武器に、陰謀の網を逆手に取る。復讐か、赦しか——その選択が、リオネール王国の未来を決める。
これは、王弟の陰謀で処刑された王女が、一年前へと時間を巻き戻され、証拠と同盟と知略で玉座と尊厳を奪還する復讐と再生の物語です。彼女は二度と誰も失わないために、正義を手続きとして示し、赦すか裁くかの決断を自らの手で下します。舞台は剣と魔法の王国リオネール。法と証拠、裁判と契約が逆転の核となり、感情と理性の葛藤を経て、王女は新たな国の夜明けへと歩を進めます。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結保証】
星森 永羽
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
夫に愛想が尽きたので離婚します
しゃーりん
恋愛
次期侯爵のエステルは、3年前に結婚した夫マークとの離婚を決意した。
マークは優しいがお人好しで、度々エステルを困らせたが我慢の限界となった。
このままマークがそばに居れば侯爵家が馬鹿にされる。
夫を捨ててスッキリしたお話です。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる