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中等部と高等部の交流会 4月

春樹先輩の策略

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 「はぁ……酷いよ豊ぁ。俺は君を番にするためにこの学園に入学したのに………。」

 は??今なんて?????
 僕を番に????
 きっとさっきの襲われたときのショックが残ってるんだね……。まあ、入学早々あんなことがおこったら、誰でも混乱してても仕方ないか。
 だってさ、こんな美人が僕を番にしたいとかあり得ないし。あはは……なんか、笑えてくる。

 「あの、先輩……僕ちょっと混乱してるみたいで………すみません。さっきなんて言いました?」
 「豊に番になって欲しいって言ったんだよ。」
 「は……?」

 …………僕はいたって正常な状態だったか……。
 いやまてまてまてまて!!なんで!?そうなるんですか!?
 だから、僕は先輩に会ったことないですって!記憶にもありませんから!
 それに僕は好きな人がいますから!!
 てか、この人本当に美人でこのまま2人きりって辛いよ!精神的にも!
 ああああああああもう!誰でも良いから助けてください!いや、でもあのレイプ魔以外で!この人、目が本気だよ!そんな目で見つめてこないで………!!!

 「豊に俺の許可無しに触るなんてさ……さっきの変態、僕がちゃんと始末しといてあげるから、豊が安心して生活出来るように俺がんばるね?」

 イケボでカッコいいなって思ったけど、何気に怖いこと言わないでよ!始末ってなに!?僕のせいで殺人とか嫌なんだけど………。

 「あの、始末って何ですか……?」
 「まだ特に決めてないけど、あのレイプ魔、南グループの高等部1年の小隊長みたいだったからうちのグループの四天王に頼んで今の地位の剥奪か、対戦頼んで俺自ら手を下すか……」
 「いや、先輩!やりすぎです!」

 そんな綺麗な顔歪ませて何物騒なこと考えてるんですか!?美人は限度をしらないんですか!?(美人に対する嫉妬と偏見)
 なんとかこの人説得しなきゃ……。

 「??どうして豊がアレを庇うの?」
 「い、いや庇っては無いですけど……。(僕のせいでややこしくなるのは嫌なので)止めて下さい。僕は(先輩が犯罪を犯すほど重症では無いので)大丈夫ですから!」

 どうしよう本当にヤバいかもしんない……。
 この人ならやりかねないと思う。

 「おい、春樹。さっきの奴に手を下すんだっら俺も混ぜろ。さっきの奴の所属している役職を調べてきた……。」
 「あ、お帰り。んーでもね、豊はそんなことしないで欲しいって言ってるんだよね……。」


 僕は、ある人の登場で硬直してしまった。




………………………………
こんにちは、黒亀丸です。
もうそろそろ挿し絵描きたいなって思ってます。多分、今週中に豊君の表紙に変えるつもりです。
変更する前に、本編の方で少し紹介するので、目を通していただけると黒亀丸がめちゃくちゃ喜んで四天王の挿し絵も描き始めるかも……?
コメントもお待ちしております!
今日も読んでくださりありがとうございます!
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