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第1章
第02話「主人(ノクス)と守護者(ライガ)」
「んぐぉおお~……。ががが……」
相変わらず、ライガと名乗った少年は高いびきをかきながら寝ていた。
するとノクスの中で、突然何かがぷっつんと切れる音がした。
次の瞬間、ライガをギロリと睨みつけると、袖口から手のひらサイズの人形を取り出す。
その人形はライガに似た姿をしており、人形の両手をつまんで軽く上へ引っ張ると、ライガの両手も上がり、そのまま空中に引き上げられてしまった。
「ふふふふ……っ」
そして、人形の手足を引っ張りながら思いっきり叫ぶ。
「起きろぉおおおお!! このバカ人形がぁ!!!」
「うっぎゃああああ!!? いででででっぇぇぇえ!!???」
ライガが絶叫をあげながら空中で暴れる。
手足を引っ張られる激痛に、空中でのたうち回っているのだろう。
だがまだ止めない。
今度は引っ張りながらねじり上げた。
―――数分後
手足を引っ張られ、空中でもがいていたライガは何とか解放された。
「いっつぅぅ~!! いきなり何しやがんだてめぇ!!!」
涙目で睨みつけながら大声で文句を言う。
「……失礼。つい頭に血が昇って……。これで話を聞く気になったでしょうか?」
「そういや、あんた誰だっけ?」
「やっとその台詞ですか……まったく」
あっけらかんと尋ねるライガに、呆れ顔になるノクス。
「少し段取りが狂いましたが、まずはお互いに自己紹介からやり直しましょうか」
軽く咳払いをすると、続けた。
「……ゴホンッ! 僕の名はノクス・イスターン。君の主人であり、君が守るべき者です」
「ノクス……ねぇ?」
ライガはポリポリと頭を掻きながら聞いていた。
「君は僕の力で、異世界から召喚されたのです。正確には、君の魂だけですが」
「異世界から召喚……。ん? 魂だけ?」
「ええ、君は恐らく……若くして異世界で事故か病気で亡くなったのでしょう」
「ふーん……? でも何も思い出せねぇ」
「ちなみに今の君の肉体は、正確には『受肉人形』と言いまして。天界の技術によって作られた人形を媒介に、その中に君の魂が入っている状態なのです」
「……えっと、つまり俺はその人形ってヤツを使って動いてるってことか? まあ、普通に動くし問題ねぇけど」
「つまり、君の主人はこの僕! 君は僕に敬意をもって忠誠を誓うのです!」
「……んがが。くかぁ~…」
ライガは話に飽きたのか、その場でヨダレを垂らしながらうたた寝を始める。
「だ~れ~が、寝て良いと言いましたかねぇえぇ~?」
ノクスは人形を取り出し、指で頭を弾く。
「……あいだぁっ!?」
ライガはビクッと跳ね上がり、驚いてノクスを睨んだ。
「おいっ! 何だよそれ!」
「ふふふ、君は僕の人形だと言ったでしょう? そしてこれは君の状態とリンクしています。つまり僕がこの人形に与えた痛みがそのまま君に伝わるのです」
「んな……っ!? ふざけんなクソ野……っ」
「ちなみに、こうして力を込めると……」
「い……っ!?」
ノクスが人形に何か不思議な力を込めると、ライガの体はビクンと反応し、意識が遠のいていく。
『ゴ主人様、バンザイ。ゴ主人様、ダイスキ。アイシテル』
その途端、ライガはまるで機械のように淡々と言葉を発した。
「――っは!? なんだ、今の??」
(ふむ、僕の術はちゃんと有効のようだ。やはり、これは失敗ではなく不運な事故ですね)
「さて、次に……召喚された理由について説明します」
ノクスが指を鳴らすと、目の前に巨大なスクリーンが現れた。
「おおっ! すっげ! これ、お前がやってんのか?」
「ええ、僕たちは天人という種族ですから」
「……天人? 種族?」
ノクスが再び指を鳴らすと、画面に映像が映し出された。
「ここは、天人が住む世界『天界アルフレイル』。実は半年ほど前から度々、異形に襲われるようになったのです」
「異形……?」
「ええ、異形はこの世界のどこかから突然現れました。我々のような天界の住人ではない。なので異形と呼称しています」
ノクスは画面に映し出されている異形を睨みながら続ける。
「その狙いは不明ですが、近い将来、アルフレイルに大規模な異形の侵攻が迫るとの予言が出ました。そこで、僕たちは異世界から召喚した魂を守護者として迎え入れることを決めたのです」
そして、ノクスはライガに向かって指をさす。
「なので、ライガには僕の元で異形を迎撃してもらう役目を与えます!」
「なぁ! んなことよりこの黒い連中が異形なんだよな?」
ノクスの説明よりも、ライガは画面に映し出された異形のほうに興味があるようだ。
「え? ええ……。御覧の通り、我々と同じような姿をしていますが全身顔まで真っ黒。中には太っていたり、子供のように小さかったり、確認されているだけでも様々な個体が居るようです」
「そういや、翼が生えてるのも居るな。ふ~ん? 飛んだりすんのかな」
「――っと、そろそろ空間の利用時間が過ぎてしまいますね。いい加減、退出しなくては……」
ノクスがパチンと指を鳴らすと、目の前に穴が開き、別の景色が見えた。
「異形の説明については、また後で。まずは僕の家に招待しましょう」
◆◇◆◇
天界アルフレイルは天空に浮かぶ広大な場所だった。
その地に降り立つと雲が触れそうなほどの距離に流れ、緑に満ちあふれている。
島の片隅には野原が広がっており、さらに奥にある小さな丘の上に建てられた家がノクスの住居だった。
ライガはノクスに案内され、家の中へと入っていく。
そこは小さいながらも掃除が行き届いており、寝室もゲストルームを入れて3つあった。
「さて、まずは早速働いてもらいましょう。良いですか? 君は異形から僕を守る守護者であると同時に、僕をお世話する従者でもある訳です。ですから、掃除に洗濯、果ては食事の用意など……」
「……ガブッ! んん、甘酸っぱいなこれ。……シャリシャリ!」
と、説明し始めたノクスを尻目に、ライガはテーブルに置いてあった果物にかじりつく。
「……食・う・なっ!!」
ノクスはすかさず、手に持った人形を操作する。
「……ふんぎゃっ!?」
すると勢い良く“気を付け”の姿勢に変わったライガの体は、そのままテーブル目掛けて頭突きした。
「いってぇぇなっ! 何すんだよ!」
「良いですか!? 何度も言いますが君は僕の従者なんです!」
「けっ! だから何だってんだ! お前を守るなんてまっぴらだね!」
「ほっほ~う? そうですかそうですか……!」
ノクスは反抗的なライガを見て、にっこり微笑むと、またライガそっくりの小さな人形に力を込め始める。
「あっ! てめ……っ、また何かさせる気だな!? そうはさせ……」
手を伸ばして人形を奪おうとしたが、ノクスのほうが一歩早かったらしい。
ライガはすぐにピシッと姿勢を整えると、勝手に口がパクっと開く。
『ライガ、心カラ、ゴ主人様二、オ仕エスルコトヲ、誓イマス。ドンナ時モ、貴方ノ為ニ、命ヲ、懸ケマス』
「―――はっ!?」
次の瞬間、意識を取り戻したライガは全身が震え、顔が真っ赤に染まる。
「うわぁぁああ、くそっ! なんでこんなこと言わなきゃならねぇんだよぉぉっ!!」
ライガは頭を抱えてその場に膝をつく。
「ふふっ、実は僕、小さな頃からお人形遊びが大好きでして。いつかこういうのやってみたかったのです。しかしまだまだカタコトな喋り方ですね。主人として、もっとライガを巧みに操れるよう頑張らねば!」
「妙な目標、立ててんじゃねぇ!! さっきから何様なんだよ!!!」
「もちろん! 僕は君のご主人様です! えっへん!」
「うがぁあああっ!!!! もう勘弁ならねぇ! ぶっ飛ば……!」
『――ナンテ言ウノハ、嘘デス。ライガ、本当ハ、ゴ主人様、アイシテ、マス』
「……って、さっきから気持ち悪いセリフ言わせんな!」
「守護者たる者、毎日主人に愛の言葉を囁くのが常識ってもんでしょう?」
「てめーになんて、何も言ってやんねぇーよ! バーカ!」
「いやいやいや! 本当は僕のこと大好きなんでしょ~? ふふふっ、分かってますよぉ♪」
『ハイ、ソウデス。ゴ主人様、ダイスキ。ダイダイダイスキ。ダイダイダダダ……』
「……だぁああぁあっ!! もういい加減にしろぉっ!!!」
「ふむ、決めました! ライガにはこれから毎日、僕に愛の告白をしてもらいましょう! やはり主従関係を超越して絆を結ぶには愛こそが必要なのです!」
「……それ以上言うと、ぶっコロス!」
と、その時だった。
突然、空が暗くなり、不穏な空気が漂い始めた。
「ん? なんだぁ? なんか急に空気が重くなったぞ?」
「こ、これはまさか……!」
――――ドンドンドン!!
「ノクスさん! ノクスさん!! いないッスか!?」
その時、急に玄関のドアを激しくノックする音と、慌てた青年の声が聞こえた。
相変わらず、ライガと名乗った少年は高いびきをかきながら寝ていた。
するとノクスの中で、突然何かがぷっつんと切れる音がした。
次の瞬間、ライガをギロリと睨みつけると、袖口から手のひらサイズの人形を取り出す。
その人形はライガに似た姿をしており、人形の両手をつまんで軽く上へ引っ張ると、ライガの両手も上がり、そのまま空中に引き上げられてしまった。
「ふふふふ……っ」
そして、人形の手足を引っ張りながら思いっきり叫ぶ。
「起きろぉおおおお!! このバカ人形がぁ!!!」
「うっぎゃああああ!!? いででででっぇぇぇえ!!???」
ライガが絶叫をあげながら空中で暴れる。
手足を引っ張られる激痛に、空中でのたうち回っているのだろう。
だがまだ止めない。
今度は引っ張りながらねじり上げた。
―――数分後
手足を引っ張られ、空中でもがいていたライガは何とか解放された。
「いっつぅぅ~!! いきなり何しやがんだてめぇ!!!」
涙目で睨みつけながら大声で文句を言う。
「……失礼。つい頭に血が昇って……。これで話を聞く気になったでしょうか?」
「そういや、あんた誰だっけ?」
「やっとその台詞ですか……まったく」
あっけらかんと尋ねるライガに、呆れ顔になるノクス。
「少し段取りが狂いましたが、まずはお互いに自己紹介からやり直しましょうか」
軽く咳払いをすると、続けた。
「……ゴホンッ! 僕の名はノクス・イスターン。君の主人であり、君が守るべき者です」
「ノクス……ねぇ?」
ライガはポリポリと頭を掻きながら聞いていた。
「君は僕の力で、異世界から召喚されたのです。正確には、君の魂だけですが」
「異世界から召喚……。ん? 魂だけ?」
「ええ、君は恐らく……若くして異世界で事故か病気で亡くなったのでしょう」
「ふーん……? でも何も思い出せねぇ」
「ちなみに今の君の肉体は、正確には『受肉人形』と言いまして。天界の技術によって作られた人形を媒介に、その中に君の魂が入っている状態なのです」
「……えっと、つまり俺はその人形ってヤツを使って動いてるってことか? まあ、普通に動くし問題ねぇけど」
「つまり、君の主人はこの僕! 君は僕に敬意をもって忠誠を誓うのです!」
「……んがが。くかぁ~…」
ライガは話に飽きたのか、その場でヨダレを垂らしながらうたた寝を始める。
「だ~れ~が、寝て良いと言いましたかねぇえぇ~?」
ノクスは人形を取り出し、指で頭を弾く。
「……あいだぁっ!?」
ライガはビクッと跳ね上がり、驚いてノクスを睨んだ。
「おいっ! 何だよそれ!」
「ふふふ、君は僕の人形だと言ったでしょう? そしてこれは君の状態とリンクしています。つまり僕がこの人形に与えた痛みがそのまま君に伝わるのです」
「んな……っ!? ふざけんなクソ野……っ」
「ちなみに、こうして力を込めると……」
「い……っ!?」
ノクスが人形に何か不思議な力を込めると、ライガの体はビクンと反応し、意識が遠のいていく。
『ゴ主人様、バンザイ。ゴ主人様、ダイスキ。アイシテル』
その途端、ライガはまるで機械のように淡々と言葉を発した。
「――っは!? なんだ、今の??」
(ふむ、僕の術はちゃんと有効のようだ。やはり、これは失敗ではなく不運な事故ですね)
「さて、次に……召喚された理由について説明します」
ノクスが指を鳴らすと、目の前に巨大なスクリーンが現れた。
「おおっ! すっげ! これ、お前がやってんのか?」
「ええ、僕たちは天人という種族ですから」
「……天人? 種族?」
ノクスが再び指を鳴らすと、画面に映像が映し出された。
「ここは、天人が住む世界『天界アルフレイル』。実は半年ほど前から度々、異形に襲われるようになったのです」
「異形……?」
「ええ、異形はこの世界のどこかから突然現れました。我々のような天界の住人ではない。なので異形と呼称しています」
ノクスは画面に映し出されている異形を睨みながら続ける。
「その狙いは不明ですが、近い将来、アルフレイルに大規模な異形の侵攻が迫るとの予言が出ました。そこで、僕たちは異世界から召喚した魂を守護者として迎え入れることを決めたのです」
そして、ノクスはライガに向かって指をさす。
「なので、ライガには僕の元で異形を迎撃してもらう役目を与えます!」
「なぁ! んなことよりこの黒い連中が異形なんだよな?」
ノクスの説明よりも、ライガは画面に映し出された異形のほうに興味があるようだ。
「え? ええ……。御覧の通り、我々と同じような姿をしていますが全身顔まで真っ黒。中には太っていたり、子供のように小さかったり、確認されているだけでも様々な個体が居るようです」
「そういや、翼が生えてるのも居るな。ふ~ん? 飛んだりすんのかな」
「――っと、そろそろ空間の利用時間が過ぎてしまいますね。いい加減、退出しなくては……」
ノクスがパチンと指を鳴らすと、目の前に穴が開き、別の景色が見えた。
「異形の説明については、また後で。まずは僕の家に招待しましょう」
◆◇◆◇
天界アルフレイルは天空に浮かぶ広大な場所だった。
その地に降り立つと雲が触れそうなほどの距離に流れ、緑に満ちあふれている。
島の片隅には野原が広がっており、さらに奥にある小さな丘の上に建てられた家がノクスの住居だった。
ライガはノクスに案内され、家の中へと入っていく。
そこは小さいながらも掃除が行き届いており、寝室もゲストルームを入れて3つあった。
「さて、まずは早速働いてもらいましょう。良いですか? 君は異形から僕を守る守護者であると同時に、僕をお世話する従者でもある訳です。ですから、掃除に洗濯、果ては食事の用意など……」
「……ガブッ! んん、甘酸っぱいなこれ。……シャリシャリ!」
と、説明し始めたノクスを尻目に、ライガはテーブルに置いてあった果物にかじりつく。
「……食・う・なっ!!」
ノクスはすかさず、手に持った人形を操作する。
「……ふんぎゃっ!?」
すると勢い良く“気を付け”の姿勢に変わったライガの体は、そのままテーブル目掛けて頭突きした。
「いってぇぇなっ! 何すんだよ!」
「良いですか!? 何度も言いますが君は僕の従者なんです!」
「けっ! だから何だってんだ! お前を守るなんてまっぴらだね!」
「ほっほ~う? そうですかそうですか……!」
ノクスは反抗的なライガを見て、にっこり微笑むと、またライガそっくりの小さな人形に力を込め始める。
「あっ! てめ……っ、また何かさせる気だな!? そうはさせ……」
手を伸ばして人形を奪おうとしたが、ノクスのほうが一歩早かったらしい。
ライガはすぐにピシッと姿勢を整えると、勝手に口がパクっと開く。
『ライガ、心カラ、ゴ主人様二、オ仕エスルコトヲ、誓イマス。ドンナ時モ、貴方ノ為ニ、命ヲ、懸ケマス』
「―――はっ!?」
次の瞬間、意識を取り戻したライガは全身が震え、顔が真っ赤に染まる。
「うわぁぁああ、くそっ! なんでこんなこと言わなきゃならねぇんだよぉぉっ!!」
ライガは頭を抱えてその場に膝をつく。
「ふふっ、実は僕、小さな頃からお人形遊びが大好きでして。いつかこういうのやってみたかったのです。しかしまだまだカタコトな喋り方ですね。主人として、もっとライガを巧みに操れるよう頑張らねば!」
「妙な目標、立ててんじゃねぇ!! さっきから何様なんだよ!!!」
「もちろん! 僕は君のご主人様です! えっへん!」
「うがぁあああっ!!!! もう勘弁ならねぇ! ぶっ飛ば……!」
『――ナンテ言ウノハ、嘘デス。ライガ、本当ハ、ゴ主人様、アイシテ、マス』
「……って、さっきから気持ち悪いセリフ言わせんな!」
「守護者たる者、毎日主人に愛の言葉を囁くのが常識ってもんでしょう?」
「てめーになんて、何も言ってやんねぇーよ! バーカ!」
「いやいやいや! 本当は僕のこと大好きなんでしょ~? ふふふっ、分かってますよぉ♪」
『ハイ、ソウデス。ゴ主人様、ダイスキ。ダイダイダイスキ。ダイダイダダダ……』
「……だぁああぁあっ!! もういい加減にしろぉっ!!!」
「ふむ、決めました! ライガにはこれから毎日、僕に愛の告白をしてもらいましょう! やはり主従関係を超越して絆を結ぶには愛こそが必要なのです!」
「……それ以上言うと、ぶっコロス!」
と、その時だった。
突然、空が暗くなり、不穏な空気が漂い始めた。
「ん? なんだぁ? なんか急に空気が重くなったぞ?」
「こ、これはまさか……!」
――――ドンドンドン!!
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その時、急に玄関のドアを激しくノックする音と、慌てた青年の声が聞こえた。
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