夢じゃなかった!?

Rin’

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マジェストーラ国立魔法学院 編入

和食レストラン蓬莱へ16

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「そうですか。ニホンに関することを異世界の人達に受け入れられて~、しかも好かれていることを目の当たりにするとなんだか私も嬉しいですね~。」

「異界の食文化を通して黒蝶の君は何かを伝えたかったのかもしれません。」

「そうですね。美味しい料理は胃袋を掴む、もとい、食べた人の心を掴むだろうし、食以外のニホンについても興味を持つきっかけとかにもなりますよね~。」

「アーヤさん、個室に着きましたよ。」

「わ、いつの間に。」


カチャン


「シオンさん、ただいま~。」

私の声に顔を向けたシオンさんは少し目を細めていた。こんなに広い部屋でポツンとひとりで座り、私には寂しそうな顔に見えて…。

ツキン…



気がつけば小走りにシオンさんにキュッとくっついて弁解していた。

「ごめんなさい、遅くなって~。ちょっと離れた場所だったんです。」


「アーヤ?急にどうしたの?」


「シオンさん寂しそうでした。」

「私が?」

戻ったアーヤがブラム先生と腕を組んで入って来たのがすぐ目に入ってはいたが。表情なんて動かしたつもりはなかったのだが。アーヤには私が寂しそうに見えたのか?

そうか…。


「……。」



アーヤが席を立ったあと、シンとしたこの部屋で過ごしたつかの間の一時ひとときは、短いようで長くも感じられた。私は寂しかったのか。

アーヤの背中にそっと手を添える。

「ありがとう、アーヤ。私は大丈夫。それよりほら、頼んだ団子がさっき届いていた。食べてみよう。」

「シオンさん…本当に大丈夫?」

「アーヤから元気をもらえたから大丈夫。ほら、席にお戻り。」

アーヤの背中をポンポンとするが、くっついたきり離れない。


カタン

小さな物音がブラム先生の方からあった。アーヤが席を立っているから、律儀にも座らず先生の席の横でまだ立っていた。

「アーヤ。いいかい?いつまでもアーヤが私にこうしていると、先生が座れず立っているんだ。それでもいいのかい?」

「先生…?」

「エルシオン君、私は別に…。」

シオンさんの言葉で、ラナ先生の状況がわかり自分の席に戻る前にラナ先生を見ると、笑ってはいるものの眉は下がり曇ったような表情だった。



「ラナ先生、すみません。」

「いいえ、お気になさらないで下さい。お団子、温かいうちに頂きましょう。」

「はい。」

最初に手に取ったのは、みたらし団子。

はむ モグモグ !?

少しだけ表面が焦げた団子は香ばしく、その気になるお味は…。


こ、これは~~!?



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