夢じゃなかった!?

Rin’

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マジェストーラ国立魔法学院 編入

寝る前にside***エルシオン&ルヴァニレット1

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男子寮のゲートを通り、一度案内された部屋へ向かうエルシオン。


(ルヴァニレットに話しておくべきことがある。一言では言い尽くせないアーヤのことだ。なぜ我が妹(前世)はこうも普通は“あり得ないこと”の話題に事欠かないのだろうか。はぁ…。)


(学院に通う為に魔力の抑制と属性の封印はすでに完璧だ。しかし、編入間際まぎわ水稀みずきという水獣タツノオトシネコと使い魔契約をしたこと。

それだけでも十分じゅうぶん驚くことなのだが、あろうことか通常の使い魔召喚ではなく、新術で常にアーヤ自身の影を|在処ありかとすることになったこと、他にも色々ある。


きっと向こうルヴァニレット向こうルヴァニレットでこちらに聞きたいこともあるだろう。先に彼にとって気にかかる知りたいことを伝えるべきか。


おそらく、ブラム先生がアーヤに絡んだ男子生徒のあの件で他の生徒へ釘を刺しているはずだ。察しのいい者なら早速、何かあったと気づいただろう。)


そんなことを思いながらこれから自分の部屋ともなる場所に到着し、ノックのあと入室した。

コンコンコン…


玄関に仁王立におうだちで出迎えていたのはもちろん同室のルヴァニレットだったのだが、開口一番かいこういちばんに告げられた言葉は…。



「…説明して頂こうか、デュカーレ殿。いや、この際、堅苦しいのは抜きにしよう。エルシオン殿。」


(やはり、ルヴァニレット殿はアーヤのことで相当気をんでいたようだ。さて、どこから説明をしようか。)


「…とりあえず、部屋に上がっても?」

「そうだな。入ってくれ。僕の寝室は右だ。エルシオン殿はリビングの左の方を使ってくれ。手荷物を先に置いて来てくれて構わない。今、茶を入れる。」


「では、お言葉に甘えて。」


テーブル越しに対面で座り、お茶の用意が整ってからエルシオンは語り出すことにした。

「ルヴァニレット殿は何から聞きたい?」


「聞きたいことは正直、山ほどあるが…まず今日、僕逹と交代してブラム先生が案内をしている間に何かがあったことは薄々うすうすわかっている。選択授業中、よりにもよってラズアルド・セロナと一体、何があったんだ?」


「まずはそれか。私とアーヤがブラム先生と寮内の部屋を確認しに移動して、まず男子寮から案内を受けたんだが、アーヤは男子寮のゲートは通れないからホールでひとり私達が戻るのを待つことになった。」


「そうなるだろうな。」


「どうやらその彼は授業の課題を忘れて講師から取りに行くように言われたらしく、部屋に行く為に寮に来た所でホールにひとり待っていたアーヤと鉢合はちあわせをした。その時編入生とわかったアーヤに対して興味を抱き、結果アーヤは執拗しつようからまれたようなんだ。」


「なっ…。」



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