夢じゃなかった！？

マジェストーラ国立魔法学院 編入

水の都セルリアン～お土産とプレゼント35

(指先が出てる方が何かと手は動かし易いだろうな。冬の手袋もそうだし。まあ、指先まで布がある方が防寒で怪我もしないですむだろうけど、やっぱり、いちいち脱ぐの面倒って感じちゃうしな～。

とりあえず指先出てるのでいいか。追々、似たような皮生地が手に入ったら必要な時だけクルンとひっくり返して指先も包むようなあの便利なタイプの手袋にリメイクしちゃおうか。)


手に試着した指先が出る手袋をまじまじと見つめ、あることに気づく。


(これって手首から少し長めだよね…。

これなら手首ギリギリで一周して切ってちゃえば、指先分の包める部分余裕で作れちゃうんじゃない？！うん、ミトンタイプにきそう。裁縫セットがあったはずだし。今度時間ある時に久しぶりに裁縫してみよう。大きさはこの一番小さいのでもちょっと大きいけどこれでいいか。)


手袋も決まったところでふと横に立つユーファから声を掛けられた。