夢じゃなかった!?

Rin’

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エスリアール王城 出会い

はじめてのショッピング~ランチタイム~1

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テクテク歩いて喫茶店を目指す一行。喫茶店と聞いて綾子は軽食からデザートまで何を食べようかまだ見ぬメニューを思い浮かべて歩いて行く。

パンとかスープ、パスタもいいね~。紅茶は異世界にもあるみたいだし、コーヒーもあればいいなあ。喫茶店ならありそう。

ぐぅ~食べ物のこと考えたらお腹が小さく鳴った。お腹を押さえてバレなかったかシオンさんを見たが、微笑み返してくれただけ。気づいても言わないでくれそう。気遣いもできる、優しい、格好いい、紳士な美形イケメンどんだけハイスペックですか。怒らせたら怖いけど…。

シオンさんはいつ見ても理想の王子様そのものだ。見上げる位だから何㎝あるんだろ?シュナイゼさんと同じ位だから180あるかな。私の回りにはモデルさんみたいな美人さんと美形イケメンさんばかりで本当に目の保養だわ。

アネルさんもリリアさんも背が高くていいな。モデルさんみたい。160~165㎝位は余裕でありそう。私は158㎝だけどあと2~3㎝が欲しいと成長期が終わった今もずっと思っている。体の変化もあるし、沢山食べて、運動とかしたら伸びないかしら。

「アーヤ様、デュカーレ様こちらの店です。入りますね。」

「はい。」


チリンチリン♪

「いらっしゃいませ~。何名様ですか?」

「5名です。」

アネルさんが伝える。

「が、外套はここでまとめてお預かりします。お脱ぎください。はい、ではこちらにどうぞ~。」

「メニューです。お決まりになったら呼んでください。」

外套を脱いで身軽なり、6人用のテーブル席に案内された。店員は元気のある接客で見ていて気持ちがよかった。少し緊張してたみたいだけど。

「アーヤ様こちら側の席にどうぞ。」

「はい。お隣どうぞアネルさん。」

「恐れ入ります。失礼致します。」

「私もこちらに。」

女性三人が並んで座って落ち着くまで男性二人は立っていた。

「シオンさんもシュナイゼさんもどうぞ座ってください。」

「失礼。」

「失礼致します。」

シオンさんは私の向かい、シュナイゼさんは一つ席を空けて座る。

「メニューが2つ…。私、決めるのに時間かかりますからお先に皆さん使ってください。」

「お時間など気にされずアーヤ様メニューをゆっくりご覧になってください。もうひとつはデュカーレ様どうぞ。」

「え?アネルさん達先に…」

「アーヤ、せっかくの好意だ。先に決めてしまおう。」

「はい。お先に決めちゃいますね。」

どれどれー?異世界喫茶店メニューは…。
普通だね。ドリンク、パン、パスタ、サラダ、デザート。

う~ん…ランチセットがお得!これにしよ。パスタのランチセット。パスタはミートソースだ。
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