夢じゃなかった!?

Rin’

文字の大きさ
194 / 599
エスリアール王城 出会い

はじめてのショッピング~遭遇~3

しおりを挟む
「アーヤ、どうかした?何か気になることでも?」

「う~ん。自分でもわからないんですが、何か変で。」

気のせいかな。心配かけても悪いよね。

「魔力に関わる商品ばかりだから影響をうけているのかも。体調は大丈夫?」

「それは大丈夫、何ともないです。アネルさん達の所に行ってきます。」

シオンさんに笑顔で手を降ってから足をアネルさんの方へ向ける。

綾子が何かに気を取られている様子が気にかかるエルシオンだったが、店内に特に異変は感じられず、綾子達の近くで品物に目を向けたのだった。



ふぅ………。


一瞬バレてしまうのではと冷や冷やしました。




数分前…


カランカラン♪
入店して来た二人の女性に続いて、もう一人、少し小柄な女性が現れた。遠目ながらもその姿を目の当たりにした瞬間…


 ドクンッ…

胸の鼓動こどうね、思わず左胸を押さえた。


彼女の髪や瞳といった容姿こそは様変さまがわりしていましたが、魔力の本質や特性はそのまま何も変わっていなかった。


黒くつややかな髪は白く銀や金とも見てとれる美しい色。瞳は神秘的な黄金こがね色。おや、レンズを外していたのですか。

迷客としての髪と目は双黒ではなくなりましたが、今の髪と目はエルフ族にも魔族にも見かけない珍しい色でうらやむ視線が多いようですね。


髪飾りに耳は隠され、種族がはっきりしないがエルフの同行者と仲良くしている様子からヒトとは思われなさそうです。小柄なエルフ少女と見えなくもないです。


首を傾げてう~ん。と何度もこちらに視線を向けては首を傾げています。

フフ、おっといけない。笑い声がこみ上げてしまいそうになり、慌てて胸元を押さえていた手を口元に持っていき塞ぎます。

レンズをしていないアーヤさんでも流石さすがに、念には念をで3重に施した認識阻害魔法と更にこの一角にだけ結界を張った空間にひっそりといる私には気づきませんか…。
棚と棚の間に程よいスペースがあって良かったです。

あちらの方からこちらまで接近したとしても私が動かなければ大丈夫でしょうし、頃合ころあいを見て結界だけ解いてあの従業員用のドアの向こうに去りましょう。


このまま気づかないで欲しいような……気づいて欲しいような。アーヤさんのお買い物を邪魔したくないのに矛盾…していますね。




「アーヤ様、こちらがお飲みになった色変え薬です。」

「これですか。アネルさんが買ってきてくれたのは。」

「アーヤ様、アーヤ様、見てください。面白い物がありますよ。こっちです。」

「アネルさん、リリアさんの呼ぶ方に行ってみましょう。」

「見てください。このカツラ、色々な髪型もあるんですけど、なんと、魔力に反応して色がこれも変わるんですって!」
しおりを挟む
感想 12

あなたにおすすめの小説

猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める

遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】 猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。 そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。 まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。

家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~

北条新九郎
ファンタジー
 三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。  父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。  ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。  彼の職業は………………ただの門番である。  そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。  週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。

タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。

渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。 しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。 「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」 ※※※ 虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。 ※重複投稿作品※ 表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。

スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜

櫛田こころ
ファンタジー
僕は、諏方賢斗(すわ けんと)十九歳。 パンの製造員を目指す専門学生……だったんだけど。 車に轢かれそうになった猫ちゃんを助けようとしたら、あっさり事故死。でも、その猫ちゃんが神様の御使と言うことで……復活は出来ないけど、僕を異世界に転生させることは可能だと提案されたので、もちろん承諾。 ただ、ひとつ神様にお願いされたのは……その世界の、回復アイテムを開発してほしいとのこと。パンやお菓子以外だと家庭レベルの調理技術しかない僕で、なんとか出来るのだろうか心配になったが……転生した世界で出会ったスライムのお陰で、それは実現出来ることに!! 相棒のスライムは、パン製造の出来るレアスライム! けど、出来たパンはすべて回復などを実現出来るポーションだった!! パン職人が夢だった青年の異世界のんびりスローライフが始まる!!

第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。

黒ハット
ファンタジー
 前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。  

没落した建築系お嬢様の優雅なスローライフ~地方でモフモフと楽しい仲間とのんびり楽しく生きます~

土偶の友
ファンタジー
優雅な貴族令嬢を目指していたクレア・フィレイア。 しかし、15歳の誕生日を前に両親から没落を宣言されてしまう。 そのショックで日本の知識を思いだし、ブラック企業で働いていた記憶からスローライフをしたいと気付いた。 両親に勧められた場所に逃げ、そこで楽しいモフモフの仲間と家を建てる。 女の子たちと出会い仲良くなって一緒に住む、のんびり緩い異世界生活。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

処理中です...