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二十話 注※R18要素あり
激痛な朝 ニ
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何とか意識を保つように耐えていたのだが、もう限界だ!
「ちょ……待ってくださ……」
光輝が懇願するように言うと、工藤はゆっくりと身体を起こし心配そうに囁く。
「……ごめん、痛かった?」
息を荒らげてベッドに横たわる光輝は答えられず首を振るだけ、あまりの痛さに言葉が出てこないのである。
──その様子を見て、普段は穏やかな工藤だが焦りを隠し切れないほど慌ててしまう。
「あぁ、ごめん! 初めてだよね? ボク、加減できなくて。光輝くんの中があまりにも……本当にごめん」
そんな言葉に「大丈夫」と、ひと言伝えたい光輝だったが、それよりも今はお尻の方が問題だったために返事を返すことができない。
(ちょっとちょっと! 僕、今……お尻で抱かれた? 僕のお尻に工藤先輩のモノが入ってきて……女の人って、こんな痛みに耐えてるなんて凄すぎるよ!)
まったく経験がない光輝は、世界中の女性が愛を育むのにお尻を痛めていると思い込み、身体の構造が違うことをすっかり忘れていて、尊敬せずにはいられなかった。
改めて工藤に視線を向ける光輝だったが、彼のモノは硬さを保ったまま。
あんな大きいものが入ってたんだと、感心してしまうほどであったが「さっ」と、抱き起こそうとする工藤の行動を見て不安な表情を浮かべる光輝。
(えっ⁉︎ もしかしてまだ続けるつもり? 無理無理、絶対無理‼︎ そんなの避けちゃうよ!)
──かと言って逃げることもできない状態に追い込まれてしまった光輝は覚悟を決めた。
「大丈夫。もう一回」と、告げる。
「本当? 無理しないで。あと……出来れば、裕介って呼んでほしいな」
ちょっと照れ笑いしながら言う工藤に、光輝も笑顔を返す……。
(工藤先輩を呼び捨てに? まあ、僕たち付き合ってるんだからいいよね?)
そんな思いと共に覚悟を決めて、率先してベッドの上で四つん這いになる光輝だった。
(よし! 腹を括ろう。世の中の女の人も耐えてるんだ。僕だって……)
もう、この頃になると、光輝は痛みや恥じらいよりも工藤との愛を深めたいという気持ちの方が強くなっていた。
それに、だんだん痛みも耐えられないほどではなかったことも大きい要因の一つであったのだろう。
(うぅ……まだ、ちょっと恥ずかしいよ……)
四つん這いになり尻を突き出す光輝を、後ろからじっくりと観察する工藤。
光輝の尻を鷲掴みにして左右に開き秘蕾を露わにさせ、工藤はそのまま顔を近づける。
「光輝の……綺麗だよ……」
──小声で囁き、そっと秘蕾に吸い付く。
その瞬間、ビクッと身体を震わせる光輝だったが次第に力が抜けていくようだった。
そんな様子を下から見ていた工藤は、右手で再び自分のモノを握り扱き始める。
(ああ、光輝。可愛すぎてボクはおかしくなりそうだよ!)と、心の中で叫んでしまうほどに工藤は興奮していた。
「……あっ! ビクンッ‼︎」
そんな甘い声を漏らす光輝、今度は痛がることなく受け入れてくれたことに、工藤は安堵すると同時に嬉しさが込み上げる。
「お尻でも感じてくれているんだ」そう思うと、ますます光輝への愛しさが増す工藤であったのだが──ふとあることに気づいたようで、その手が止まってしまった。
(……あれ?)
ベッドの上で光輝はうつ伏せになっていたが、何か様子が変だと思った工藤は繋がったまま視線を下へ……。
なんと、光輝の尻から白糸のように鮮血が流れていたのである。
「……血⁉︎ ゴメンよ~光輝くん‼︎」
思わず工藤は声が裏返ってしまう。
「えっ? 血ってなんですか~⁉︎」
そして、光輝もまた泣き出す。
「うぅぅ~。酷いですよ~」
そんな二人だったが、次第に笑い声へと変わっていったのだった。
(なんか幸せってこういう事? 工藤先輩、ううん。裕介と、こんな日が来るなんて思わなかったな)
また二人は再び身体を寄せ合い、今度はゆっくりと互いの体温を確かめ合うようにして眠りにつくのだった。
──翌朝、目を覚ました光輝は隣に眠る工藤を見て安堵した。
(良かった……本当に現実なんだ。フフ……寝顔もイケメンだな)
しかし、夢見心地の光輝の心とは裏腹に、下腹部に違和感があることに気づいたのである。
──そのまま、ベッドから起き上がる光輝であったが……瞬間!
鋭い痛みが彼の身体を駆け抜けていったのだ。
(ウウッ! ヤバイよこれ⁉︎ マジで痛いんですけど‼︎)
……蹲りながら悶絶する光輝。
この状態で工藤を起こさないように動かなければならないのだが……今の彼にそんな余裕はない。
「光輝⁉︎ 大丈夫?」
そんな声に振り向けば、上半身を起こし心配そうな工藤が見つめていた。
(あっ、先輩……! いや、裕介の筋肉……カッコいい)
色白の裸体の工藤に、思わず見惚れてしまう光輝であったが、すぐに我に返ると顔を歪ませる。
「だっ……大丈夫です! は、初めてだったので」
工藤は背後から優しく抱きしめた。
そして耳元で囁く……。
「……ごめん。無理させてしまって」
──光輝は工藤の方に顔を向けると、二人はチュッと口づけをする。
「気にしないでください。僕、嬉しいんですから。ゆ、裕介とこうしていられることが……」
光輝の言葉に、顔を真っ赤にしながら今度は工藤が口を開いた。
「ボクもだよ。こんな光輝の姿、誰にも見せたくないから、朝食を下から運んでくるよ。待ってて」
工藤がベッドから降りようとした途端。
その腕を光輝が掴み引き戻すと、二人は再びベッドに倒れ込み抱き合ったまま何度も口づけを交わす。
「裕介……好き。ずっと、僕だけの裕介でいてください」
「……ありがとう。ボクは、光輝だけのものだよ」
愛の言葉を交わしながら、二人はお互いの身体に触れ合うように手を這わせていったのである──が!
その時だった⁉︎
いきなり勢いよく部屋の扉が開き、小さな影が二体ヒュンヒュンと飛び込んで来たのだ。
二人は驚いて起き上がる。
すると、光輝たちの足元で小さな影がピタリと止まった。
「あのねぇ~、小さくなったのぅ」
「……えっ⁉︎ エェッ! な、何事ぉぉっー? マーとアルマス、何があったんだよ⁉︎」
光輝は驚くと共に、身体を大きく逸らしてしまう。
突然のことで無意識に大きな声を上げてしまい、その瞬間にまた下腹部に強い痛みが走る。
「アウッ! 痛ッ……てぇ。どうして、そんなに小さくなったの?」
身体が手のひらサイズになってしまった二頭の馬、マーとアルマスが小さな可愛らしい声で話しかけてきた。
「コウキ、痛いのねぇ~」
「コウキさん、獣にでも襲われたのですか?」
「な、なんのことだ? いや、もう痛くないよ……」
光輝の足元からよじ登ろうとする二頭、しかしバランスを崩して転げ落ちそうになる。
光輝を抱きしめたままだった工藤は、咄嗟に手を差し伸べ二頭を受け止めた。
「これは……可愛らしいけど……」
工藤の手から、二頭は光輝の手のひらに移動すると頰ずりをする。
「あ~う! コウキ~」
「コウキさ~ん」
「……裕介、この状況は一体……」
光輝は自分の顔に登ってこようとする、小さなマーとアルマスを優しく摘んで持ち上げると、自分の目の前へと持ってくる。
工藤も困った様子でため息をつく。
「ハァ~。まず、食事をさせよう。光輝もね。ボクが取りに行ってくるから」
そんな工藤の提案に、光輝は首を振って答えた。
「僕が行きますよ! ……ッ‼︎」
(やばい‼︎)と思うも時すでに遅し、またもや下腹部に激痛。
工藤はクスッと笑い素早く衣に着替えると、光輝の頭を撫でた。
「いいから。ゆっくり休んでいて」
「う、うん。ありがとう」
心の中で光輝は、工藤の魅力を再確認する。
(あ~痛ぇ~、無理しなければ良かった。裕介がカッコよ過ぎるせいだ! 好き過ぎて悔しいな~)
──工藤は笑顔で、軽く手を振って部屋を出て行った。
一方、光輝の手のひらに乗せられた二頭は、キャッキャッと小さな身体になっても何やら楽しそう。
彼らを見て、光輝もまた微笑ましく見守っていた。
(小さくて可愛いんだけど、二頭が小さくなった原因は……)
「ちょ……待ってくださ……」
光輝が懇願するように言うと、工藤はゆっくりと身体を起こし心配そうに囁く。
「……ごめん、痛かった?」
息を荒らげてベッドに横たわる光輝は答えられず首を振るだけ、あまりの痛さに言葉が出てこないのである。
──その様子を見て、普段は穏やかな工藤だが焦りを隠し切れないほど慌ててしまう。
「あぁ、ごめん! 初めてだよね? ボク、加減できなくて。光輝くんの中があまりにも……本当にごめん」
そんな言葉に「大丈夫」と、ひと言伝えたい光輝だったが、それよりも今はお尻の方が問題だったために返事を返すことができない。
(ちょっとちょっと! 僕、今……お尻で抱かれた? 僕のお尻に工藤先輩のモノが入ってきて……女の人って、こんな痛みに耐えてるなんて凄すぎるよ!)
まったく経験がない光輝は、世界中の女性が愛を育むのにお尻を痛めていると思い込み、身体の構造が違うことをすっかり忘れていて、尊敬せずにはいられなかった。
改めて工藤に視線を向ける光輝だったが、彼のモノは硬さを保ったまま。
あんな大きいものが入ってたんだと、感心してしまうほどであったが「さっ」と、抱き起こそうとする工藤の行動を見て不安な表情を浮かべる光輝。
(えっ⁉︎ もしかしてまだ続けるつもり? 無理無理、絶対無理‼︎ そんなの避けちゃうよ!)
──かと言って逃げることもできない状態に追い込まれてしまった光輝は覚悟を決めた。
「大丈夫。もう一回」と、告げる。
「本当? 無理しないで。あと……出来れば、裕介って呼んでほしいな」
ちょっと照れ笑いしながら言う工藤に、光輝も笑顔を返す……。
(工藤先輩を呼び捨てに? まあ、僕たち付き合ってるんだからいいよね?)
そんな思いと共に覚悟を決めて、率先してベッドの上で四つん這いになる光輝だった。
(よし! 腹を括ろう。世の中の女の人も耐えてるんだ。僕だって……)
もう、この頃になると、光輝は痛みや恥じらいよりも工藤との愛を深めたいという気持ちの方が強くなっていた。
それに、だんだん痛みも耐えられないほどではなかったことも大きい要因の一つであったのだろう。
(うぅ……まだ、ちょっと恥ずかしいよ……)
四つん這いになり尻を突き出す光輝を、後ろからじっくりと観察する工藤。
光輝の尻を鷲掴みにして左右に開き秘蕾を露わにさせ、工藤はそのまま顔を近づける。
「光輝の……綺麗だよ……」
──小声で囁き、そっと秘蕾に吸い付く。
その瞬間、ビクッと身体を震わせる光輝だったが次第に力が抜けていくようだった。
そんな様子を下から見ていた工藤は、右手で再び自分のモノを握り扱き始める。
(ああ、光輝。可愛すぎてボクはおかしくなりそうだよ!)と、心の中で叫んでしまうほどに工藤は興奮していた。
「……あっ! ビクンッ‼︎」
そんな甘い声を漏らす光輝、今度は痛がることなく受け入れてくれたことに、工藤は安堵すると同時に嬉しさが込み上げる。
「お尻でも感じてくれているんだ」そう思うと、ますます光輝への愛しさが増す工藤であったのだが──ふとあることに気づいたようで、その手が止まってしまった。
(……あれ?)
ベッドの上で光輝はうつ伏せになっていたが、何か様子が変だと思った工藤は繋がったまま視線を下へ……。
なんと、光輝の尻から白糸のように鮮血が流れていたのである。
「……血⁉︎ ゴメンよ~光輝くん‼︎」
思わず工藤は声が裏返ってしまう。
「えっ? 血ってなんですか~⁉︎」
そして、光輝もまた泣き出す。
「うぅぅ~。酷いですよ~」
そんな二人だったが、次第に笑い声へと変わっていったのだった。
(なんか幸せってこういう事? 工藤先輩、ううん。裕介と、こんな日が来るなんて思わなかったな)
また二人は再び身体を寄せ合い、今度はゆっくりと互いの体温を確かめ合うようにして眠りにつくのだった。
──翌朝、目を覚ました光輝は隣に眠る工藤を見て安堵した。
(良かった……本当に現実なんだ。フフ……寝顔もイケメンだな)
しかし、夢見心地の光輝の心とは裏腹に、下腹部に違和感があることに気づいたのである。
──そのまま、ベッドから起き上がる光輝であったが……瞬間!
鋭い痛みが彼の身体を駆け抜けていったのだ。
(ウウッ! ヤバイよこれ⁉︎ マジで痛いんですけど‼︎)
……蹲りながら悶絶する光輝。
この状態で工藤を起こさないように動かなければならないのだが……今の彼にそんな余裕はない。
「光輝⁉︎ 大丈夫?」
そんな声に振り向けば、上半身を起こし心配そうな工藤が見つめていた。
(あっ、先輩……! いや、裕介の筋肉……カッコいい)
色白の裸体の工藤に、思わず見惚れてしまう光輝であったが、すぐに我に返ると顔を歪ませる。
「だっ……大丈夫です! は、初めてだったので」
工藤は背後から優しく抱きしめた。
そして耳元で囁く……。
「……ごめん。無理させてしまって」
──光輝は工藤の方に顔を向けると、二人はチュッと口づけをする。
「気にしないでください。僕、嬉しいんですから。ゆ、裕介とこうしていられることが……」
光輝の言葉に、顔を真っ赤にしながら今度は工藤が口を開いた。
「ボクもだよ。こんな光輝の姿、誰にも見せたくないから、朝食を下から運んでくるよ。待ってて」
工藤がベッドから降りようとした途端。
その腕を光輝が掴み引き戻すと、二人は再びベッドに倒れ込み抱き合ったまま何度も口づけを交わす。
「裕介……好き。ずっと、僕だけの裕介でいてください」
「……ありがとう。ボクは、光輝だけのものだよ」
愛の言葉を交わしながら、二人はお互いの身体に触れ合うように手を這わせていったのである──が!
その時だった⁉︎
いきなり勢いよく部屋の扉が開き、小さな影が二体ヒュンヒュンと飛び込んで来たのだ。
二人は驚いて起き上がる。
すると、光輝たちの足元で小さな影がピタリと止まった。
「あのねぇ~、小さくなったのぅ」
「……えっ⁉︎ エェッ! な、何事ぉぉっー? マーとアルマス、何があったんだよ⁉︎」
光輝は驚くと共に、身体を大きく逸らしてしまう。
突然のことで無意識に大きな声を上げてしまい、その瞬間にまた下腹部に強い痛みが走る。
「アウッ! 痛ッ……てぇ。どうして、そんなに小さくなったの?」
身体が手のひらサイズになってしまった二頭の馬、マーとアルマスが小さな可愛らしい声で話しかけてきた。
「コウキ、痛いのねぇ~」
「コウキさん、獣にでも襲われたのですか?」
「な、なんのことだ? いや、もう痛くないよ……」
光輝の足元からよじ登ろうとする二頭、しかしバランスを崩して転げ落ちそうになる。
光輝を抱きしめたままだった工藤は、咄嗟に手を差し伸べ二頭を受け止めた。
「これは……可愛らしいけど……」
工藤の手から、二頭は光輝の手のひらに移動すると頰ずりをする。
「あ~う! コウキ~」
「コウキさ~ん」
「……裕介、この状況は一体……」
光輝は自分の顔に登ってこようとする、小さなマーとアルマスを優しく摘んで持ち上げると、自分の目の前へと持ってくる。
工藤も困った様子でため息をつく。
「ハァ~。まず、食事をさせよう。光輝もね。ボクが取りに行ってくるから」
そんな工藤の提案に、光輝は首を振って答えた。
「僕が行きますよ! ……ッ‼︎」
(やばい‼︎)と思うも時すでに遅し、またもや下腹部に激痛。
工藤はクスッと笑い素早く衣に着替えると、光輝の頭を撫でた。
「いいから。ゆっくり休んでいて」
「う、うん。ありがとう」
心の中で光輝は、工藤の魅力を再確認する。
(あ~痛ぇ~、無理しなければ良かった。裕介がカッコよ過ぎるせいだ! 好き過ぎて悔しいな~)
──工藤は笑顔で、軽く手を振って部屋を出て行った。
一方、光輝の手のひらに乗せられた二頭は、キャッキャッと小さな身体になっても何やら楽しそう。
彼らを見て、光輝もまた微笑ましく見守っていた。
(小さくて可愛いんだけど、二頭が小さくなった原因は……)
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