退く理由ある探索者

ソイラテ

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一緒に潜っても、並べない

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進まなかった先に、今日は行く。


入口前は、いつも人が多い。
それ自体は、もう珍しくない。
ただ、今日は少し詰まっている。


ギルドの簡易ゲートが設置されてから、流れが変わった。
一度に入れる人数が制限され、受付の回転も遅い。

列は短いが、進みが鈍い。
その理由は、だいたい分かっていた。

単独申請、初心者枠、同時間帯。

条件が揃えば、結果はだいたい同じになる。


「……次の組、入ります」


係員の声に促されて、前へ出る。
名前を呼ばれ、確認を受け、番号札を渡される。

横を見ると、同じ列に楓がいた。
こちらに気づき、ほんの一瞬だけ目が合う。


「楓さんも、この枠?」


「うん。ここしか空いてなくて」


それだけだった。
昨日のことに、触れる必要はなかった。


入口前で待つ間に、いつの間にか距離が近づく。

楓は装備を確認している。
動きに迷いがなく、順番も一定だ。

俺は足元を見る。
靴紐。
床の質感。
踏み出す前に、必ず確かめる癖だ。


「チーム申請は?」

「してない」

「……私も」


事務的な確認が、ひとつ増えただけだ。


同じ場所に立っている。
同じ時間帯を選んだだけだ。

でも——
並ぶ理由は、違う。

一緒に入る。
一緒に潜る。
ただし、チームではない。

感情じゃなく、条件で決まった再合流だった。




ゲートが開く。
光源のないはずの空間が、淡く輪郭を浮かび上がらせる。

一歩、踏み出す直前。
楓が短く言った。


「無理しないで」


「……そっちも」


先に動いたのは楓だった。
迷いなく、一定の速度で。

俺は半拍遅れて足を出す。
距離を測り、音を拾い、退路を意識する。


同じダンジョン。
同じ時間。
同じ入口。

それでも、並んでいる感じはしなかった。


通路は、思ったより早く枝分かれした。
左右に伸びる二本の道。
どちらも幅は同じで、奥の見通しも大きく変わらない。

俺は足を止める。
反射的に、音に意識を向けた。


水音はない。
風も、ほとんど感じない。
遠くで、何かが擦れるような音が一度だけ混じった。

床を見る。
細かい砂が、均一に散っている。
踏み跡ははっきりしない。


その間に、楓は左へ進んでいた。
歩幅は変わらない。
速度も、一定のまま。

判断に使える材料は、ほとんどなかった。


「……そっち?」

俺が声を出したのは、確認というより、位置を測るためだった。
返事はない。

俺は一拍遅れて左に入る。
距離を詰めすぎないよう、意識的に歩幅を落とす。


少し進んだ先で、足場の質が変わった。
右は乾いている。
左は、わずかに湿っている。

湿っている方が、音は吸われる。
その分、滑りやすい。

俺は立ち止まり、しゃがんだ。
指先で床をなぞる。冷たい感触。
水たまりになるほどではない。

顔を上げると、楓はすでに左を進んでいる。
同じ判断。
でも、もう決め終わっている。


「……大丈夫?」

少し距離が開いてから、声が届く。

「行ける」

短く返す。
立ち上がり、足の置き場を一つずつ選ぶ。


通路は緩やかに下り始める。
天井が低くなり、音が反響しやすい。

俺は呼吸を整えた。
吸って、吐く。
足音を合わせる。

前を見ると、楓の背中が、角を曲がるところだった。
振り返らない。


次の分岐は、角度が浅い。
正面と、斜め右。

正面は、見通しがいい。
斜めは、影が多い。

俺は一度、足を止める。
影の濃さを確認し、天井の高さを見る。

楓は、斜めを選んでいた。
速度を落とさず、そのまま。


俺も斜めに入る。
判断は、同じだ。
ただ、毎回、半拍遅れる。


並んで進んでいるつもりでいた。
同じ基準で動いていると、思っていた。

でも、止まる回数が違う。
確認する動作が、一つ多いだけだ。

その差は、まだ小さい。

ただ、歩幅一つ分。
気づけば、距離が静かに広がっていた。



通路は、長くなった。
分岐は減り、緩やかな下りが続く。

床は安定している。
天井も高い。
危険度としては、低い部類だ。

それでも、差は出る。



楓は一定の速度で進んでいる。
歩幅も、姿勢も、ほとんど変わらない。

早いわけじゃない。

ただ、同じ動きを、同じ強さで続けている。



俺は、三つ目の角を過ぎたあたりで、呼吸を意識し始めた。
吸って、吐く。
歩幅を少しだけ詰める。

脚が重い。
筋肉が悲鳴を上げるほどではない。
ただ、確実に負荷が溜まっていく。


音を拾う余裕は、まだある。
距離も測れている。
判断自体は、鈍っていない。

でも、体がついてこない。


楓の背中は、一定の位置にある。
視界の中で、動いていないように見えた。

……そう思っていたのは、最初だけだった。


通路がさらに続く。
目印になるものが少なくなり、距離感が曖昧になる。

楓の足音は、一定だ。
俺の足音だけが、わずかに遅れる。

一歩。半歩。

その積み重ね。


俺は一度、肩を回した。
動かさないと、固まりそうだった。

呼吸を整える。
吸う。
吐く。

その間にも、楓は進んでいる。


前を行く背中が、わずかに速度を落とす。  
楓が一瞬だけこちらを振り返る。

「……大丈夫?」

「平気」

呼吸を整えながら返す。

止まるほどじゃない。
まだ、止まる必要はない。
ただ、余裕は減っている。


楓は一瞬だけ振り返り、すぐ前を向いた。
歩調は変わらない。

待ってくれない、というより、待つという発想がない。
そういうダンジョンだ。


通路の勾配が、わずかにきつくなる。
床の硬さが、脚に響く。

俺は無意識に、ペース配分を考え始めた。
どこで休むか。
どこまで持つか。

楓は、考えていない。
少なくとも、そう見える。


同じ速度で動いているはずなのに、
同じ距離を進んでいるとは、感じられない。

俺の中では、
「続ける」という行為そのものが、
判断になっている。


楓は、ただ動いている。


差は、もうはっきりしていた。
力の差じゃない。技術の差でもない。

続けられるかどうか。
そこにある。


俺は、足を止めるほどではないが、少しだけ速度を落とした。
距離が、広がる。


楓の背中が、少し遠くなる。
追いつけないほどじゃない。

でも、戻らない。


並んでいたはずの位置に、もう戻れないことだけは、はっきり分かった。




通路の先で、空気の質が変わった気がした。
音が、ほんの少しだけ近い。

湿った床を、
何かが引きずられるような擦過音。
一定の間隔で、こちらへ向かってきている。

楓は足を止めない。
視線だけを前へ送り、進路を追っている。

俺は、一歩遅れて異変に気づいた。
視界の端で、影が揺れた。



――来る。


姿を現したのは、小型の魔獣だった。
背は低く、体つきは細い。
動きは直線的で、速さも大したことはない。

ただ、距離を詰められれば危険だ。
噛みつく力は、十分にある。


楓は、間合いに入る判断を迷わない。
俺が声を出すより早く、前に出ていた。


「下がって」

短い一言。
振り返らない。


俺は、その場で足を止める。
指示としては、正しい。

一緒に行く、という選択肢はない。
今の俺が前に出れば、邪魔になる。

逃げなくていいのか、という考えが一瞬だけ浮かぶ。
でも、その確認を挟む余地は、もうなかった。
俺がそう考えている間に、距離は詰まっていた。


魔獣が、楓に向かって突っ込む。
動きは単純だ。

楓は一歩、踏み込む。
身体を捻り、真正面を外す。

派手な動作はない。
距離と角度を外しただけだ。

 

次の瞬間、魔獣の体勢が崩れる。
楓は、そこを逃さない。

短い動作。
鈍い衝撃音。

それで終わった。


倒れた魔獣は、動かない。


俺は、その間、何もしていなかったわけじゃない。
距離を取り、退路を確保し、必要なら時間を使って対処する準備はしていた。

でも、同時には出来なかった。


楓は、もう次を見ている。
倒れた魔獣には、視線すら残していない。

 

「……大丈夫?」

 

「……少しだけ」

声が、わずかに遅れた。


一瞬、楓がこちらを見た。


「今のは、私のユニークスキルだから。
 無理に真似しなくていい」

 

そう言って、楓はすぐに通路の先へ視線を戻す。
待つという判断は、ここでは最善じゃない。


俺は壁際に寄り、呼吸を整える。
吸って、吐く。

手を開こうとして、少し時間がかかった。
指先に、まだ力が残っている。


楓は数歩先で立ち止まり、左右を確認している。
その距離で、止まっている。


同じ敵を見ていた。
危険の質も、理解していた。

楓は倒した。
俺が前に出る前に終わっていた。

同時に同じ役割は、担えなかった。


俺が前に出ていれば、動きは止まった。
この場所に長く留まることになる。

それは、最善じゃない。


楓は正しい。
判断としても、行動としても。
俺は、その位置に立てない。


通路の先で、楓が短く言った。

 

「先、確認してくる」

 

「……了解」


返すのに、
一拍、間が空いた。


楓の背中が、角の向こうへ消える。
俺は、もう一度、息を吐いた。


さっきの戦いは、勝ち負けの話じゃない。
一緒に戦えなかった。

それだけだ。

その事実は、取り繕えないほど、はっきりしていた。





通路は、ひとつ先で少し広くなっていた。
壁が後退し、足場も安定している。

楓はその中央に立ち、先の分岐を見ている。
倒れた魔獣のことは、もう意識から外れているようだった。

呼吸は、ほとんど乱れていない。
肩も上下していない。


俺は壁際に寄り、背中を預けた。
吸って、吐く。

肺に空気が入る感覚を、意識して確かめる。
少し遅れて、脚の力が戻ってきた。


手を開く。
指先に残っていた力が、ようやく抜ける。

思ったより、時間がかかった。

 

「大丈夫? 無理してない?」

楓は前を向いたまま、そう聞いた。

 

「大丈夫。
 ただ、少し呼吸を整えたい」

問題があるほどじゃない。
でも、すぐには動けない。


楓は一度だけ振り返り、俺の様子を確認する。
それから、倒れた魔獣の方へ視線を移した。

 

「じゃあ、その間に素材だけ取る。
 長居はしたくないし」

 

「助かる。
 俺は、ここで整えてから合流する」

 

「分かった。
 無理に立たなくていい」

それだけ言って、楓は作業に入った。


楓は迷いなく、必要な部分だけを処理していく。
動きに無駄がなく、時間をかけない。

俺は壁にもたれたまま、その様子を見ていた。
手伝えないわけじゃない。

ただ、今は回復を優先するほうが安全だ。


素材を回収し終えると、楓は軽く血を払った。
すぐに、立ち上がる。

 

「これで終わり。
 問題なさそう」

 

「ありがとう。
 次、行けそうになったら声かける」

 

「うん。
 私は先、少しだけ見てくる」

 

楓は一歩前に出る。
通路の先を、もう一度確認するためだ。

俺はその場に留まる。
役割は、はっきり分かれていた。


さっきの場面で前に出ていたら、
楓は止まる必要があった。

楓が止まれば、この場所に長く留まることになる。
それは、危険を増やす。


だから、こうなった。


楓は先を見る。
俺は、戻るのを待つ。

同時に同じことをする必要は、なかった。


呼吸が落ち着いてくる。
心拍も、いつもの速度に近づく。

それでも、楓と同じタイミングでは動けない。


楓の足音が、少しずつ遠ざかる。
一定の速度で、迷いなく。

俺は、その背中を見送ってから、
もう一度、深く息を吐いた。


並べなかった理由は、もう分かっている気がした。
強さの話じゃない。

判断の正しさの話でもない。


同じ瞬間に、同じ役割を担えなかった。
それだけだ。


そして、その事実は、回収した素材と一緒に、静かに残っていた。




通路は、その先でさらに分岐していた。
楓は少し先まで進み、確認を終えてから戻ってくる。

距離は、もう並び直せない位置にある。
追いつくことは出来る。
でも、同じやり方では進めない。

 

「さっきの素材なんだけど」

歩きながら、楓が切り出した。

 

「分配、決めておいたほうがいいと思う。
 今日は一緒に潜ったし、回収も出来たから」

 

俺は少し考えてから、首を振る。

 

「少なめでいい。
 回収も処理も、ほとんど任せた」

 

楓は足を止めた。

 

「でも、それだと——」

 

「同じ取り分をもらうのは違うと思う。
 今の状態だと」

 

短い沈黙のあと、楓が頷く。

 

「……分かった。
 じゃあ、少しだけ差をつける」

 

「うん。
 それで十分」

 

分配は、それで決まった。

 

「この先、どうする?」

 

俺は通路の奥を見てから、答える。

 

「今日は、ここまでにする」

 

「一人で戻る?」

 

「そうなる。
 このまま進むと、どこかで無理をする」

 

楓は否定しない。

 

「……それ、逃げじゃないよね」

楓が、確かめるようにこちらを見る。

「うん。
 少なくとも、今は違う」

 

楓は小さく息を吐いた。

 

「分かった。
 じゃあ、私はもう少し先まで見る」

 

「無理はしないで」

 

「それは、お互いに」

 

楓が素材を分け終え、袋を二つに置く。

 

「……それで、どうやって持って帰る?」

 

「素材袋、持ってきてないでしょ」

 

「……ああ」

 

楓は一瞬考えてから、予備の袋を差し出した。

 

「これ、貸す。
 返してもらえればいい」

 

「次、会ったときに返す」

 

「それでいい」

 

素材を袋に移す。
手にした重みは、現実的だった。


楓は軽く手を上げ、そのまま歩き出す。
一定の速度。迷いのない足取り。


俺はその背中を見送り、来た道へ向き直った。

一緒に潜れない。
だから、別れる。

拒絶ではない。
無理をしないための選択だった。

今日は、ここまで。
そう決めた足取りは、少しだけ軽かった。




来た道を、ゆっくり戻る。

さっきまで進んでいた方向とは、逆だ。

足音が、やけに大きく聞こえる。
一人になったせいか、通路の広さが少し変わったように感じた。


無理はしていない。
今日の判断は、間違っていない。

そう判断できる程度には、落ち着いている。


一緒に潜れなかった。
それだけのことだ。

追いつけなかったわけでも、拒まれたわけでもない。
ただ、同じ瞬間に、同じ役割を選べなかっただけだ。


楓と並べなかった理由を、
強さや経験の差だと片づけるのは簡単だ。

でも、それは違う。


判断の速さや、続けられる時間。
その違いが、今日、はっきりした。

それらが積み重なれば、
一緒に動くこと自体が、危険になりそうだ。

だから、今は並ばない。


一人で潜る、という選択は、
退くためのものじゃない。

合わせないための判断だ。
自分の速度に、戻るための選択だ。


次に進むとき、
誰かと並ぶかどうかは、まだ分からない。

今はただ、
並べない相手と、同じやり方で潜るべきじゃない。
その事実だけが、残っている。


その事実を、無視しない。
それが、次に生き残るための条件だ。


通路の先で、微かな明かりが見えた。
出口か、分岐か。

どちらにせよ、
今は一人で進めばいい。


そう思えた足取りは、
さっきより、少しだけ静かだった。
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