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別れ。
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日が変わり、私は父親と約束していた買い物に来ていた。
だが買い物に集中することはできず、昨日話した引越しの話だけ頭に残ってしまいこの買い物を楽しむ事ができなかった。
そしてなにより引越しにより親友である麗奈にこの事実をどう伝えればよいのかわからない。
その事だけを考えながら歩いていると。
「…飯でも食いに行くか。」
突然父親がそう言い近くのファミレスに行くことになった。
適当に注文をすませ私はまた悩んだ。
「なぁ、零。」
父親が呼んできた。
「ん、なに?」
「お前今引っ越す事実よりもその事実をどうやって麗奈ちゃんに伝えればいいのか考えるんだろ?」
「…」
私が考えている事を当てられて何も言えなかった。
「まぁあれだ、これは俺がまいた種だから偉そうな事は言えないんだけどよ…事実を伝えるのは大事だが、その事よりよ、そうなってしまうからこそお前がどう動くかっての方が大事だとは思わないか?」
「…!?」
なぜかハッと目が覚めたような感覚がした。
「だからよ、その事を伝えてその後のお前の行動で麗奈ちゃんの気持ちは変わるはずだ、だから難しく考えるな。」
「うん!わかった!」
私はそう返事し、決めた。
麗奈に事実を伝えて、引っ越しまでの期間今まで通り仲良く関わろうと…。
「お父さん!まだ僕のお小遣い残ってるよね?」
「ん?あぁ、残ってるが…別にそんなの関係なく好きなもん買ってもいいんだぞ?」
「それじゃ意味が無いんだ!自分で買わなきゃ!」
「…そうか。」
父親は私の心情を察したのか苦笑しながら頷いてくれた。
そして私は食事を済ませ『とある物』を買いに行くのであった。
次の日…私は麗奈の家の玄関前にいた。
「スー、ハァー。」
深呼吸をして、家のインターホンを鳴らし、少ししたら…。
「はーい、ん?はくくん?」
麗奈が出てきた。
「やぁ麗奈。」
「どしたの?あ!遊びにきたの!なら中入ってよ!」
「あ、うん。」
中へどうぞという感じに腕を振る麗奈。
「お、お邪魔します。」
家に入れてもらい、麗奈の部屋へ向かう。
「っで、今日はどうしたの?」
「…あのさ、麗奈。」
「ん?なに?」
「ちょっと話があってさ…」
「???」
いざ言うとなるとなかなか言い出せない。
けど言わないと始まらない、そう思い私はそれを口にした。
「僕、1週間後に…引っ越すんだ…」
「…え?」
「だから引っ越すまでの間、僕といっぱい遊んで欲しいんだ、麗奈の事を忘れたくない、忘れないためにも思い出を作りたいと思ってるんだ!」
私がそう言うと…。
「…ごめん…」
と、そう言い麗奈は部屋を飛び出した。
「え?麗奈!!」
手を伸ばしたが麗奈を掴むことは出来なかった。
それに見てしまった、麗奈の目に涙があり、その涙が落ちる瞬間が…。
いきなりの事で整理が必要だと思った私はしばらく待つことにした。
_______________
私は彼の言葉を聞いて部屋を飛び出してしまった…。
でも逃げ出すしかなかった。
だって、『好きな人』が離れてしまうなんて…涙を流さずにはいられないじゃん…。
私はリビングに逃げ込むように入り、ソファでくつろいでいる母親に抱きつきながら言った。
「お母さん…はくくんが…はくくんが…引っ越ししちゃうって…う、うぅ…」
泣きながらお母さんに言う。
「えぇ…知っているわ、悲しいわね。」
お母さんは既に知っていたらしい。
「でも麗奈、零君が麗奈になんでしっかりとそれを伝えに来たか考えた?零君は引っ越しするまでの時間を麗奈、あなたと過したくて伝えてくれたんじゃない?」
「…うん…はくくんもそう言ってた…でも!」
「でもじゃない、零君だって悲しんだはず、悲しまないわけが無いわ、麗奈と会えなくなるかもしれないのに、でもそれを乗り越えてあなたに伝えにきたの、だから零君の気持ちを無駄にしないであげて。」
そう言われて私は涙を拭い、くっついていたお母さんから離れた。
確かに彼も悲しんだはずだ、よく考えたら家に来た時から少し彼は少しぎこちなかった、悩んでいたんだろう、それでもしっかりと彼は私に伝えてくれた。
なら…。
「お母さん、私…」
と言った瞬間お母さんは私の口に人差し指を置いた。
「その言葉は彼に言ってあげない。」
「うん、わかった!」
そう言われて私は再び自室に向かい、向かってる途中に決めた。
私の思いを必ず伝える…と。
_______________
部屋で待機しているとドアが開き…ドアの隙間から麗奈が覗いてきた。
私は笑いながら…。
「落ち着いた?」
と彼女に話しかけた。
「うん、ごめんね、途中で抜けちゃって…。」
「ううん、全然いいよ、突然の事だったから、こちらこそごめん…」
「はくくん、残り時間はさ、私と一緒に遊ぼ!そして思い出いっぱい作ろ!」
麗奈はそう言ってくれた、私は嬉しかった。
残り時間を家でほぼ1人で過ごすなんて事は寂しすぎて嫌だった、だから麗奈がそう言ってくれて本当に嬉しかった。
だから私は笑いながら。
「もちろん!」
と、そう言った。
「あ、そうだ!はくくん写真撮ろ!」
と麗奈が提案しきた。
「いいね!撮ろ!」
反対する理由がないため、麗奈と写真を撮ることにした。
麗奈の家の前で麗奈のお母さんに協力してもらい。
私と麗奈ふたりのツーショットを撮ってもらった。
その写真は次の日にプリントされ、額縁に入れた物を貰った。
これは家の机に置くことを決めた。
それからの時間は麗奈といつもの様に部屋で遊んだり、外で遊んだりと毎回時間ギリギリまで遊び思い出という思い出を作ってきた。
そして引っ越すまであともう1日、次の日には家を出て新しい家に行かなくてはいけない、そんな日に私は麗奈をとある場所に呼んでいた。
「こんなとこに呼んでどうしたの?はくくん。」
「ここには最近来てなかったでしょ?」
ここは、そう、よく私が来ていた川だ。
最近ここには来ていなかった。
「それでね、ちょっと話があってね。」
「話?」
「そう、ちょっとした話。」
私はそう言い、話し出す。
「明日には僕はもう行っちゃうからさ、それで次に会えるのはいつかわからない、でも僕は麗奈の事は忘れない、たくさんの思い出をくれた、ありがとう。麗奈。」
「ううん、こちらこそ!」
「それでさ、麗奈が僕の事を忘れないためにこれを渡したくて…」
「これは?」
私が渡したのは、あの時、父親と買い物に行った時に買った物…『桜がついたピンの髪止め』綺麗なピンクの桜のついてある髪止めだ。
「…」
「麗奈?」
「あ?ごめんね!あまりにも…嬉しくてさ…!」
麗奈の目から涙がこぼれていた。
_______________
私は彼の話の後に『告白』をするつもりだった。
彼の行動は嬉しかった…本当に嬉しかった…けど。
こんな事素敵なプレゼントを貰った後に告白なんて…
できないじゃない…!
そう思ってしまい嬉しさと悔しさの混じった涙を流してしまった。
けど私は、彼が私の為に買ってくれたこの髪止めを…ずっと大切に…彼を忘れないようにする為にも…ずっと肩身離さず持っていることを決めた…。
私はこの時『告白』が出来なかったことはきっと一生後悔するだろう。
毎日が苦しいかもしれない…けど彼はきっともっと苦しい。
お母さんから聞いたが彼は引越しの話を突然聞かされ、残りが1週間しかないということを知ったらしい。
そんなの辛くないわけが無い、それでも彼は私にその事実を伝えて、こんなプレゼントまで用意してくれた。
悲しいのは私だけじゃない。
彼も私以上に悲しみを、苦しみを味わっている。
だから私がここで悲しんでは行けない。
私がここですべきなのは…笑顔で彼を見届けること…。
彼が悔いのないようにする事…。
だから私は彼に…私が出せる精一杯の…。
「ありがとう!」
を送った…。
次の日彼はこの街を出て、遠くに行ってしまった。
当日私達家族は彼達を見送った。
そして彼の乗った車が私の目から消えた時、私は…。
「…」
私は…涙を流してしまっていた…。
だが買い物に集中することはできず、昨日話した引越しの話だけ頭に残ってしまいこの買い物を楽しむ事ができなかった。
そしてなにより引越しにより親友である麗奈にこの事実をどう伝えればよいのかわからない。
その事だけを考えながら歩いていると。
「…飯でも食いに行くか。」
突然父親がそう言い近くのファミレスに行くことになった。
適当に注文をすませ私はまた悩んだ。
「なぁ、零。」
父親が呼んできた。
「ん、なに?」
「お前今引っ越す事実よりもその事実をどうやって麗奈ちゃんに伝えればいいのか考えるんだろ?」
「…」
私が考えている事を当てられて何も言えなかった。
「まぁあれだ、これは俺がまいた種だから偉そうな事は言えないんだけどよ…事実を伝えるのは大事だが、その事よりよ、そうなってしまうからこそお前がどう動くかっての方が大事だとは思わないか?」
「…!?」
なぜかハッと目が覚めたような感覚がした。
「だからよ、その事を伝えてその後のお前の行動で麗奈ちゃんの気持ちは変わるはずだ、だから難しく考えるな。」
「うん!わかった!」
私はそう返事し、決めた。
麗奈に事実を伝えて、引っ越しまでの期間今まで通り仲良く関わろうと…。
「お父さん!まだ僕のお小遣い残ってるよね?」
「ん?あぁ、残ってるが…別にそんなの関係なく好きなもん買ってもいいんだぞ?」
「それじゃ意味が無いんだ!自分で買わなきゃ!」
「…そうか。」
父親は私の心情を察したのか苦笑しながら頷いてくれた。
そして私は食事を済ませ『とある物』を買いに行くのであった。
次の日…私は麗奈の家の玄関前にいた。
「スー、ハァー。」
深呼吸をして、家のインターホンを鳴らし、少ししたら…。
「はーい、ん?はくくん?」
麗奈が出てきた。
「やぁ麗奈。」
「どしたの?あ!遊びにきたの!なら中入ってよ!」
「あ、うん。」
中へどうぞという感じに腕を振る麗奈。
「お、お邪魔します。」
家に入れてもらい、麗奈の部屋へ向かう。
「っで、今日はどうしたの?」
「…あのさ、麗奈。」
「ん?なに?」
「ちょっと話があってさ…」
「???」
いざ言うとなるとなかなか言い出せない。
けど言わないと始まらない、そう思い私はそれを口にした。
「僕、1週間後に…引っ越すんだ…」
「…え?」
「だから引っ越すまでの間、僕といっぱい遊んで欲しいんだ、麗奈の事を忘れたくない、忘れないためにも思い出を作りたいと思ってるんだ!」
私がそう言うと…。
「…ごめん…」
と、そう言い麗奈は部屋を飛び出した。
「え?麗奈!!」
手を伸ばしたが麗奈を掴むことは出来なかった。
それに見てしまった、麗奈の目に涙があり、その涙が落ちる瞬間が…。
いきなりの事で整理が必要だと思った私はしばらく待つことにした。
_______________
私は彼の言葉を聞いて部屋を飛び出してしまった…。
でも逃げ出すしかなかった。
だって、『好きな人』が離れてしまうなんて…涙を流さずにはいられないじゃん…。
私はリビングに逃げ込むように入り、ソファでくつろいでいる母親に抱きつきながら言った。
「お母さん…はくくんが…はくくんが…引っ越ししちゃうって…う、うぅ…」
泣きながらお母さんに言う。
「えぇ…知っているわ、悲しいわね。」
お母さんは既に知っていたらしい。
「でも麗奈、零君が麗奈になんでしっかりとそれを伝えに来たか考えた?零君は引っ越しするまでの時間を麗奈、あなたと過したくて伝えてくれたんじゃない?」
「…うん…はくくんもそう言ってた…でも!」
「でもじゃない、零君だって悲しんだはず、悲しまないわけが無いわ、麗奈と会えなくなるかもしれないのに、でもそれを乗り越えてあなたに伝えにきたの、だから零君の気持ちを無駄にしないであげて。」
そう言われて私は涙を拭い、くっついていたお母さんから離れた。
確かに彼も悲しんだはずだ、よく考えたら家に来た時から少し彼は少しぎこちなかった、悩んでいたんだろう、それでもしっかりと彼は私に伝えてくれた。
なら…。
「お母さん、私…」
と言った瞬間お母さんは私の口に人差し指を置いた。
「その言葉は彼に言ってあげない。」
「うん、わかった!」
そう言われて私は再び自室に向かい、向かってる途中に決めた。
私の思いを必ず伝える…と。
_______________
部屋で待機しているとドアが開き…ドアの隙間から麗奈が覗いてきた。
私は笑いながら…。
「落ち着いた?」
と彼女に話しかけた。
「うん、ごめんね、途中で抜けちゃって…。」
「ううん、全然いいよ、突然の事だったから、こちらこそごめん…」
「はくくん、残り時間はさ、私と一緒に遊ぼ!そして思い出いっぱい作ろ!」
麗奈はそう言ってくれた、私は嬉しかった。
残り時間を家でほぼ1人で過ごすなんて事は寂しすぎて嫌だった、だから麗奈がそう言ってくれて本当に嬉しかった。
だから私は笑いながら。
「もちろん!」
と、そう言った。
「あ、そうだ!はくくん写真撮ろ!」
と麗奈が提案しきた。
「いいね!撮ろ!」
反対する理由がないため、麗奈と写真を撮ることにした。
麗奈の家の前で麗奈のお母さんに協力してもらい。
私と麗奈ふたりのツーショットを撮ってもらった。
その写真は次の日にプリントされ、額縁に入れた物を貰った。
これは家の机に置くことを決めた。
それからの時間は麗奈といつもの様に部屋で遊んだり、外で遊んだりと毎回時間ギリギリまで遊び思い出という思い出を作ってきた。
そして引っ越すまであともう1日、次の日には家を出て新しい家に行かなくてはいけない、そんな日に私は麗奈をとある場所に呼んでいた。
「こんなとこに呼んでどうしたの?はくくん。」
「ここには最近来てなかったでしょ?」
ここは、そう、よく私が来ていた川だ。
最近ここには来ていなかった。
「それでね、ちょっと話があってね。」
「話?」
「そう、ちょっとした話。」
私はそう言い、話し出す。
「明日には僕はもう行っちゃうからさ、それで次に会えるのはいつかわからない、でも僕は麗奈の事は忘れない、たくさんの思い出をくれた、ありがとう。麗奈。」
「ううん、こちらこそ!」
「それでさ、麗奈が僕の事を忘れないためにこれを渡したくて…」
「これは?」
私が渡したのは、あの時、父親と買い物に行った時に買った物…『桜がついたピンの髪止め』綺麗なピンクの桜のついてある髪止めだ。
「…」
「麗奈?」
「あ?ごめんね!あまりにも…嬉しくてさ…!」
麗奈の目から涙がこぼれていた。
_______________
私は彼の話の後に『告白』をするつもりだった。
彼の行動は嬉しかった…本当に嬉しかった…けど。
こんな事素敵なプレゼントを貰った後に告白なんて…
できないじゃない…!
そう思ってしまい嬉しさと悔しさの混じった涙を流してしまった。
けど私は、彼が私の為に買ってくれたこの髪止めを…ずっと大切に…彼を忘れないようにする為にも…ずっと肩身離さず持っていることを決めた…。
私はこの時『告白』が出来なかったことはきっと一生後悔するだろう。
毎日が苦しいかもしれない…けど彼はきっともっと苦しい。
お母さんから聞いたが彼は引越しの話を突然聞かされ、残りが1週間しかないということを知ったらしい。
そんなの辛くないわけが無い、それでも彼は私にその事実を伝えて、こんなプレゼントまで用意してくれた。
悲しいのは私だけじゃない。
彼も私以上に悲しみを、苦しみを味わっている。
だから私がここで悲しんでは行けない。
私がここですべきなのは…笑顔で彼を見届けること…。
彼が悔いのないようにする事…。
だから私は彼に…私が出せる精一杯の…。
「ありがとう!」
を送った…。
次の日彼はこの街を出て、遠くに行ってしまった。
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そして彼の乗った車が私の目から消えた時、私は…。
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