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お見合い中

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「そうか。」

尊大ばかりではない我が国の女王にして、愛すべき姫。

その声、仕草も高貴であるが傲慢ではない。
王冠を戴きし者であっても年頃という時期は来る。


当の姫女王は、庭園でお茶を飲みながら1人の男と交流をしていた。

どっかの国の王子だが、継承権はとっても下。


ー頭脳明晰?

ー顔も悪くない

ー手を取るのは減点



その尊大な態度は王になったつもりか?
姫様に触れるなと、


我らの姫女王に相応しくない!!

周りが、彼らの主人に気づかれないように吠えては
気づかないものだった。


その対象は別で、震え上がっていたが。

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