上 下
2 / 2

お付き合い

しおりを挟む
そんな公爵令嬢様公認という中、仲?

お兄様と交流を持った。
恐れ多いと
ご尊顔にタジタジだった最初だけど


植物に詳しいお兄さんっと言ったくらいに親しみが出てくる。

かなり、無口なので会話はそれほどないけど。
優しさや気遣いに、一緒にいたい気持ちが出てきていた。


何度目かのお茶会も
外の東屋でメイドさんと従者の方が見守る。

この様式にも慣れたなあ。
大好きな甘い物で餌付けされているのかもしれないけど

美味しい。

せめて、太ったら食べられないように
森の魔女ならそうだけど、ここなら追い出されるだけで済むよね。

「妹が君に無理を言っていないか?」

お友達、まだ距離はあるけど良好な関係と思われる。
イメージが先行して大変苦労している方だとわかった。

それに応えられる分優秀な方だ。
真面目で、時に思い切りが良いのですっごくびっくりする。

土下座しそうになるとか?


あの孤高の気高い女性に…。
生涯、見たくはないかな。


「君が私の求婚をうけてくれたら、君の妹になる」

「い、義妹いもうと…。」




すごい妹が私にできる日が、来るのかも知れない。

それより私、今現在求婚されている!
気づけ、私!!


帰りの馬車に乗る前に気づいたから、
その時答えたという間抜け具合だけど。


お兄様のご尊顔もそれは筆舌に尽くしがたく。

やっぱり兄妹なんだなと思いました。
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する


処理中です...