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腹いっぱい
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「ああ、美味かったぞ」
酒も飯も、普段より美味い気がした。
知ってるものでも、作る腕が良いと倍増するな。
「あいよ、ありがとさん」
心付けに多めに渡した。
「まあ!ありがとうございます」
「いいや、あのガキになんか買ってやってくれや」
菓子くらいは買えるだろうか、夕食の品が増えるのかもしれない。
そういや、ガキの頃はそういう時が幸せだったな。
この3人で、遊んで帰って食べて。
「子供、ですか?」
「ん、さっき煮付けを持ってきたガキだよ。」
どっかの家の子だったのか?慣れた感じだったが。
「ああ、精霊様ですよ。たまに現れてお手伝いしてくれるんです。
また果物でも供えましょうかね。」
「ハア?!精霊??」
お目当ての売れる精霊ってのが、あのガキ?
「フツーのガキだったぞ?」
「ああ、子供の姿でお手伝いをしてくださるんです。お客さんラッキーですね」
あれを捕まえるのが、俺たちの目的だった。
「泣ける!健気っ」
「ただのガキだったな。」
精霊っぽくないし、売れるの意味が分からん。
結局、計画は頓挫した。
祀っているらしい場所に行ってみるも変な熱気が。
「偶像崇拝。」
「推せる」
なんか色々、売ってるな。
俺らもなんか始めてみるか。
結局、この町に住み着く。
何も成果なく移動する気も起こらないし、
まあなんだかんだで、暮らせている。
屋台で串肉を焼いて売っていると、ガキが声を掛けてくる。
それも楽しみに、今日も串肉を焼いていた。
「ま、こんな暮らしが続くのが願いかな。ほれ焼けたぞ。」
お供えに、焼き立ての串肉も気に入ったらしい。
結構な頻度で顔を出して話しては消えて行った。
この町の守り精霊様ってのは、身軽だねえ。
酒も飯も、普段より美味い気がした。
知ってるものでも、作る腕が良いと倍増するな。
「あいよ、ありがとさん」
心付けに多めに渡した。
「まあ!ありがとうございます」
「いいや、あのガキになんか買ってやってくれや」
菓子くらいは買えるだろうか、夕食の品が増えるのかもしれない。
そういや、ガキの頃はそういう時が幸せだったな。
この3人で、遊んで帰って食べて。
「子供、ですか?」
「ん、さっき煮付けを持ってきたガキだよ。」
どっかの家の子だったのか?慣れた感じだったが。
「ああ、精霊様ですよ。たまに現れてお手伝いしてくれるんです。
また果物でも供えましょうかね。」
「ハア?!精霊??」
お目当ての売れる精霊ってのが、あのガキ?
「フツーのガキだったぞ?」
「ああ、子供の姿でお手伝いをしてくださるんです。お客さんラッキーですね」
あれを捕まえるのが、俺たちの目的だった。
「泣ける!健気っ」
「ただのガキだったな。」
精霊っぽくないし、売れるの意味が分からん。
結局、計画は頓挫した。
祀っているらしい場所に行ってみるも変な熱気が。
「偶像崇拝。」
「推せる」
なんか色々、売ってるな。
俺らもなんか始めてみるか。
結局、この町に住み着く。
何も成果なく移動する気も起こらないし、
まあなんだかんだで、暮らせている。
屋台で串肉を焼いて売っていると、ガキが声を掛けてくる。
それも楽しみに、今日も串肉を焼いていた。
「ま、こんな暮らしが続くのが願いかな。ほれ焼けたぞ。」
お供えに、焼き立ての串肉も気に入ったらしい。
結構な頻度で顔を出して話しては消えて行った。
この町の守り精霊様ってのは、身軽だねえ。
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