【完結済み】全部、兄です。不貞を疑われたけど…。

BBやっこ

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王子様の謝罪

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“ざまあ”とか婚約破棄は読み物では良いけど、実際に被害に合ってもると穴だらけのツッコミどころ多いに尽きたわ。

元・婚約者ので即、婚約破棄が成った。あのパーティから、私の婚約者はいない。


世間の噂では私の方に同情的だった。特につっかかってくる変な正義感の人とかはいなかった。
直後の王子様からの謝罪があり、お墨付きで正確な情報を流してくれたからだろう。

王子様の見解では“自分が有能と売り込みたかった”らしい。私の不貞を出汁にしたかったのでしょうと結論付けた。婚約者の素行を諫めたいと始まったが証拠集めに使われた『射影の魔導具』の貸し出しなど協力をしたと。

王子様が会長を務める生徒会の権限のギリギリを利用され、下手に止めれなかった。やんわり止めても、圧力だ!婚約者のためだ!!と文句を言う手口だったそうだ。悪質ね。

ホント何がしたかったのかしら?

入り婿として良い条件を出したかったのか。将来は私の仕事の補佐で、爵位を持つのは私でも安定した収入を得られる未来を憂いたのかしら。

結果、自滅ね。


王子様の謝罪を受け入れ、お互い災難でしたねと少し話をした。
「何人兄がいるのか?」と聞かれて説明した。

家は8人子供がいて、6人の兄と姉が1人と私。

1番目は侯爵家の後継者
2番目が王城勤務の文官
3番目は侯爵家に婿入り(絵を描く趣味)
4番目はテイラー(裁縫師)の修行中
5番目が放浪中(隣国で目撃証言)
6番目に学院の学生


をしています。

「義理の兄は、姉の夫ですね。姉の誕生日の品を一緒に選ぶなど交流があります。
可愛がっていただいてますよ?」

兄と義兄で7人かと苦笑された。


その後のフォローは助かった。王子様を巻き込んだ事件は貴族好みの話のようで
全て兄なのも面白かったのか。

あの騒動が話題にのぼる。結局なんだったのだ?婚約破棄が狙いか?と社交界で話の種になった。


私にとっては全て、“家族仲の良さ”で終わる話だけど。元婚約者が今、どうしているかなど興味のかけらもない情報だ。王族を使おうとしたイチ貴族が、針の筵だろうなあ。命があるだけオッケーでしょう。

そういう世の中だ。


家族も私の心境慮って時間を置いてくれることになった。今は友人とお茶をしたり領地経営の手伝いをしている。

しかし、結婚を回避し続けることは難しく、オールドミスを貫きたいわけじゃないのよ。

ぼちぼち、お茶会や集まりなんかにも顔を出して、出会いを求めるものの結局…あの話を聞かれる。
しょうがないので、程々に話した後、乗馬用レディスーツを売り込む

“王子様も知っている”と売れ行きは好調。その点はあの騒ぎの唯一の利点ね。独り立ちが早まるかもと話していたテイラーの4番目の兄だ。

私の新しい婚約者はまだ未定なのだけど、兄たちの結婚に動きがありそうなのよね。
以前、一緒にいた女性は職人さんの平民女性で、貯金がたまったら結婚する話になっているらしい。
順調で羨ましい。


もう一つ、5番目の兄から手紙で


婚約破棄騒ぎが大変だったな!と興味津々な様子。私からしてみれば婚約者を唾棄できた騒ぎなだけよ。隣国で吹聴してそうな様子が浮かぶわ。それと…

近々帰国する予定で1番目のお兄様にも手紙が来ていたそう。

帰宅の際、
“アクヤク令嬢様”を家族に紹介したいと言うお話。お名前かしら?令嬢と書かれているなら貴族の方よね。

隣の貴族には疎いから。お会いするのが楽しみです。5番目の兄が先に結婚するのかしら。そのお相手と嫁姑バトルを繰り広げようかしら。


しばらくは、退屈しない日々が続きそうだ。
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