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4-デート
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デートに選らんだのは、植物園。親子連れで来る人も多い長閑な場所。
馬車出迎えに来ていただいて入園。
一緒に歩いて、会話をして。お昼にはお別れする。
お付き合いを始めた男女には、お決まりのコースかな?
お相手の、シュベルツ様と花を眺めながらあまり会話もなく進む。
歩調を私に合わせてくれるし、疲れてないか気遣ってくださった。
難なく、坂道を進むのはさすが騎士。
散歩程度の運動量では、置いてかれるのは当然。
でも、差し伸べられる手。さりげないフォローが嬉しかった。
この人となら、穏やかに暮らせそう。
ひと通り植物園を巡り、お腹も空く頃なので予約していた食事処へ。
ランチを楽しむ人々が集まって賑やかだ。
天気も良いので、テラスの席。
肉をたっぷりなサンドイッチと野菜サンド。
私の食べられる量を取り分けてもらい、後はシュベルツ様が食べるらしい。
男性の食事量というには驚く。しかし、かぶりついた食べ方は美味しいそうに食べる。
ここでマナー通りより、好感が持てた。
私もかぶりと食べると野菜が多くて、食べ応えがある。
話をしながらも食後のお茶に。
まだ帰る気持ちになれない。そう思える心地よい時間が流れていた。
シュベルツ様もそう思ってくださるかな?
「私はエイゼル嬢と共に人生を歩みたいと思う。貴女はどうだろうか?」
「私も、です。シュベルツ様、末永くよろしくお願いします」
デートでもう結婚を前提にした、婚約者になった。
旦那様になる人を決めたんだよね。
私にしては、勢いだったかな?でも、シュベルツ様を離したくない気持ちを認めようと思う。
初々しい2人に声がかかった。
「あら、シュベルツ。おめでとう。」
「母上。」
お義母様に出会った!
「え、あのはじめまして?エイゼル・パーカーです」
女傑と名高いカーマイン夫人。
どうやら、婦人会の集まりでここにお茶をしに来たらしい。
驚きの流れ!でも挨拶と少しお話しを。
「あら、おとなしそうなお嬢さんね」
「騎士の嫁は体力もいるのよ!」
皆様、騎士の夫と、息子や娘さんがいらっしゃるらしい。
ご本人が騎士だった強者の奥様もいた。
この中でやっていく、馴染むのには何が必要だろうか。
婦人会の皆様とお話ししている間。
シュベルツ様はお母様とお話ししていた。
仲が良いのがわかる
その仲の良さに嫉妬するのは、違うと思うけど一抹の不安が、もやっと現れたのでした。
馬車出迎えに来ていただいて入園。
一緒に歩いて、会話をして。お昼にはお別れする。
お付き合いを始めた男女には、お決まりのコースかな?
お相手の、シュベルツ様と花を眺めながらあまり会話もなく進む。
歩調を私に合わせてくれるし、疲れてないか気遣ってくださった。
難なく、坂道を進むのはさすが騎士。
散歩程度の運動量では、置いてかれるのは当然。
でも、差し伸べられる手。さりげないフォローが嬉しかった。
この人となら、穏やかに暮らせそう。
ひと通り植物園を巡り、お腹も空く頃なので予約していた食事処へ。
ランチを楽しむ人々が集まって賑やかだ。
天気も良いので、テラスの席。
肉をたっぷりなサンドイッチと野菜サンド。
私の食べられる量を取り分けてもらい、後はシュベルツ様が食べるらしい。
男性の食事量というには驚く。しかし、かぶりついた食べ方は美味しいそうに食べる。
ここでマナー通りより、好感が持てた。
私もかぶりと食べると野菜が多くて、食べ応えがある。
話をしながらも食後のお茶に。
まだ帰る気持ちになれない。そう思える心地よい時間が流れていた。
シュベルツ様もそう思ってくださるかな?
「私はエイゼル嬢と共に人生を歩みたいと思う。貴女はどうだろうか?」
「私も、です。シュベルツ様、末永くよろしくお願いします」
デートでもう結婚を前提にした、婚約者になった。
旦那様になる人を決めたんだよね。
私にしては、勢いだったかな?でも、シュベルツ様を離したくない気持ちを認めようと思う。
初々しい2人に声がかかった。
「あら、シュベルツ。おめでとう。」
「母上。」
お義母様に出会った!
「え、あのはじめまして?エイゼル・パーカーです」
女傑と名高いカーマイン夫人。
どうやら、婦人会の集まりでここにお茶をしに来たらしい。
驚きの流れ!でも挨拶と少しお話しを。
「あら、おとなしそうなお嬢さんね」
「騎士の嫁は体力もいるのよ!」
皆様、騎士の夫と、息子や娘さんがいらっしゃるらしい。
ご本人が騎士だった強者の奥様もいた。
この中でやっていく、馴染むのには何が必要だろうか。
婦人会の皆様とお話ししている間。
シュベルツ様はお母様とお話ししていた。
仲が良いのがわかる
その仲の良さに嫉妬するのは、違うと思うけど一抹の不安が、もやっと現れたのでした。
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