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第一章
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桜も散り、新学期にも慣れ始めた頃だった。クラスでも人気である来栖裕斗が振られたという話が広まったのは…
「来栖も振られたかぁ…じゃあもう一之瀬かあの人しかいないんじゃね?」
「無理だろ。だってあの人は…」
「邪魔なんだけど…」
噂をしていた生徒たちが一斉に黙り込む。彼は神谷春樹。この学校で1、2位を争うイケメンだ。だがしかし、彼に告白する者は誰一人としていない。なぜなら、彼の家は極道の一家で、彼はいわゆる若頭。逆らえば海に沈められる…なんて噂を流れているぐらい恐れられているからだ。
「はる!お前はまた…ごめんな?」
そんな彼に唯一対等に渡り合える彼の名は一之瀬璃斗。彼もこの学校で1、2位を争うイケメンの1人。春樹とは真反対な性格で、生徒からの信頼も人気も高い。
「別に、道のど真ん中で馬鹿みたいな噂話してるこいつらが悪いでしょ。」
「まったく…ごめんな?」
「い、いえ!そんな…」
生徒たちはそそくさとその場を離れる。異様な2人。極道の若頭と、一流企業の御曹司。なかなか稀に見るペアだ。
「それにしても、1回会ってみたいね。神崎紅音ちゃん。」
「別に…興味無い。」
「春樹らしいな。」
ーーーー
ーーー
ーー
ー
「ただいま。」
「おかえりなさいませ!若!!」
「あ、おかえり春樹。」
「…ただいま紅音ちゃん。」
そう、春樹と紅音はいわゆる幼馴染で、幼い頃から仲が良かった。ただ、それを誰にも…親友の璃斗にも言わないのは、極道の次期組長と親しいと分かれば狙われる危険性があるからだ。
「紅音ちゃん、来栖振ったんだって?また噂になってたよ。」
「だって…来栖くんのこと何も知らないんだもん。」
学校での彼女は大人びていて、周りとは違う雰囲気を纏っていて、どこか近寄り難いが、普段の彼女は普通の女子高校生だった。
「紅音ちゃんらしいね…」
春樹も紅音の前では普通の男子高校生だ。
「来栖も振られたかぁ…じゃあもう一之瀬かあの人しかいないんじゃね?」
「無理だろ。だってあの人は…」
「邪魔なんだけど…」
噂をしていた生徒たちが一斉に黙り込む。彼は神谷春樹。この学校で1、2位を争うイケメンだ。だがしかし、彼に告白する者は誰一人としていない。なぜなら、彼の家は極道の一家で、彼はいわゆる若頭。逆らえば海に沈められる…なんて噂を流れているぐらい恐れられているからだ。
「はる!お前はまた…ごめんな?」
そんな彼に唯一対等に渡り合える彼の名は一之瀬璃斗。彼もこの学校で1、2位を争うイケメンの1人。春樹とは真反対な性格で、生徒からの信頼も人気も高い。
「別に、道のど真ん中で馬鹿みたいな噂話してるこいつらが悪いでしょ。」
「まったく…ごめんな?」
「い、いえ!そんな…」
生徒たちはそそくさとその場を離れる。異様な2人。極道の若頭と、一流企業の御曹司。なかなか稀に見るペアだ。
「それにしても、1回会ってみたいね。神崎紅音ちゃん。」
「別に…興味無い。」
「春樹らしいな。」
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「ただいま。」
「おかえりなさいませ!若!!」
「あ、おかえり春樹。」
「…ただいま紅音ちゃん。」
そう、春樹と紅音はいわゆる幼馴染で、幼い頃から仲が良かった。ただ、それを誰にも…親友の璃斗にも言わないのは、極道の次期組長と親しいと分かれば狙われる危険性があるからだ。
「紅音ちゃん、来栖振ったんだって?また噂になってたよ。」
「だって…来栖くんのこと何も知らないんだもん。」
学校での彼女は大人びていて、周りとは違う雰囲気を纏っていて、どこか近寄り難いが、普段の彼女は普通の女子高校生だった。
「紅音ちゃんらしいね…」
春樹も紅音の前では普通の男子高校生だ。
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