記憶

きいろふくろう

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いつもの日

僕と役割

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僕の朝は、他の同級生に比べると少し早い。
僕が家事全般をやっているからだ。
ナオとしての記憶を持つ僕にとっては、この家は自宅というより、他人の家と感じてしまう。
だから、家事をすることで、少しでも役に立ち、今の親を親と感じられないことの罪悪感を消すためにやっている。
もっともこんなことを家族には言えないから、みんな忙しそうだから代わりにやると言っている。
今日は、父も兄も出張しているので、母と僕しか家にいない。
2食分の朝食を用意し終えたところで、階段を下りてくる足音が聞こえてきた。
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