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優の妹のオンライン家庭教師_1
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俺のバイト先の塾は、定期テスト前などにオンライン家庭教師を申し込めることになっている。
そのシステムを、優の妹さん、ミクさんが利用するらしい。
予定を確認すると、ミクさんの予約時間、俺は空いていた。
なので、講師用のアプリを開き、ミクさんの家庭教師に立候補しておいた。
「先生、こんにちはー。聞こえていますか?」
ミクさんが、手をひらひらとさせながら挨拶する。
「うん。聞こえているよ」
「一応、問題も用意してきたけど……何か、問題の質問とかあったりする?」
「えっと、この整数の問題を解いていて……」
ビデオ会議のチャット欄にリンクが送られる。
「解説は理解できましたが、他の問題が解けるとは思えなくて」
彼女が出してきた問題は、pとqの対称性を利用し、片側に着目して考える問題だ。
こういう問題は大体、3で割った余りか4で割った余りで解ける。
「ちょっと大学名を見て欲しいんだけど、ここの大学はmod3が好きで……」
「あと、2と3以外の素数には整数的な特徴があるんだ。何かわかる?」
「ええと……5、7、11、13、17、19、23、29、31……」
ミクさんは頭を揺らしながら、素数を呟く。
「6の倍数に1足すか、1引いた数……?」
「そう。これの証明は結構簡単なんだよ」
「6の倍数に2、3、4を足すと2の倍数や3の倍数になるでしょ」
「ああー。確かにそうですね!」
「後半の記述はそれで代替出来そうですね……」
「うん。先生が初見で解いた時は、この性質を使って記述したかな」
「あと2以外の素数は全部奇数だからね」
「2つの素数の、2乗を足して奇数、ということは1個は2で、もう1つは奇数だとわかるね」
「そうですね。そういうところに気をつければ……」
「うん。命題チックな感じもするかな」
そうこうしていると、ミクさんの後ろの方に女の子らしき人物が映った。
その女の子はソファーに座ったり、寝転んだりしている。
……あの子、優では?
そのシステムを、優の妹さん、ミクさんが利用するらしい。
予定を確認すると、ミクさんの予約時間、俺は空いていた。
なので、講師用のアプリを開き、ミクさんの家庭教師に立候補しておいた。
「先生、こんにちはー。聞こえていますか?」
ミクさんが、手をひらひらとさせながら挨拶する。
「うん。聞こえているよ」
「一応、問題も用意してきたけど……何か、問題の質問とかあったりする?」
「えっと、この整数の問題を解いていて……」
ビデオ会議のチャット欄にリンクが送られる。
「解説は理解できましたが、他の問題が解けるとは思えなくて」
彼女が出してきた問題は、pとqの対称性を利用し、片側に着目して考える問題だ。
こういう問題は大体、3で割った余りか4で割った余りで解ける。
「ちょっと大学名を見て欲しいんだけど、ここの大学はmod3が好きで……」
「あと、2と3以外の素数には整数的な特徴があるんだ。何かわかる?」
「ええと……5、7、11、13、17、19、23、29、31……」
ミクさんは頭を揺らしながら、素数を呟く。
「6の倍数に1足すか、1引いた数……?」
「そう。これの証明は結構簡単なんだよ」
「6の倍数に2、3、4を足すと2の倍数や3の倍数になるでしょ」
「ああー。確かにそうですね!」
「後半の記述はそれで代替出来そうですね……」
「うん。先生が初見で解いた時は、この性質を使って記述したかな」
「あと2以外の素数は全部奇数だからね」
「2つの素数の、2乗を足して奇数、ということは1個は2で、もう1つは奇数だとわかるね」
「そうですね。そういうところに気をつければ……」
「うん。命題チックな感じもするかな」
そうこうしていると、ミクさんの後ろの方に女の子らしき人物が映った。
その女の子はソファーに座ったり、寝転んだりしている。
……あの子、優では?
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