『幸運の星』スキルで人生好スタート♪ 周囲の人たちはチートなんですけど私は平凡な部類なんです。

雪風

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1章 この世界と家族

11.オシャレ番長とコワモテ店主

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お仕事が終わり村に帰って3日経ちました。

今日も村は平和です、ラグナやマンドゴラーズも元気いっぱい走り回っています。

「兄さーん、そろそろお昼ですわよー。」

自宅から続く道を小走りしてきたゴスロリ少女、次女のナタリー(14)です。

昔この村に自称ファッションデザイナーとして活動していた槍の使い手が色々と服を作り

村でも安値で販売していました。物心付く前にその光景を見ていたナタリーは洋服大好き

少女となり今は自分でも服や小物を作り、雑貨屋に卸しています。

「ラグナちゃんもご飯ですよ、帰りましょう。」とラグナを抱きかかえ一足先に自宅に

向かうナタリー、おい兄さん置いていくな。

お昼を食べ終わり人心地ついていると来客が、「邪魔するぜ、マルクス様。」

やってきたのは村長のユルゲンさん、かつて父上率いた勇者パーティーと切磋琢磨して

いた『紅蓮の暁』リーダーで現この村の村長さんです。

昔はずいぶん暴れたそうですが、今は歳をとったのかだいぶ落ち着いたらしいです。

「やあユルゲン、まだ集会に早いが何かあったのかね?」

「ああ、ちょっと気になることがあってな、一応報告を。」「わかった、応接室で聞こう。」

2人はそのまま応接室に、私はどうしようか?今日の作業は終わったしたまには体でも

動かそうかな?

「兄さん、一緒に雑貨屋に行ってくれませんか?」とナタリーが誘ってきました。

いいよ、可愛い妹の頼みだしね。そう言った私の考えが浅はかでした。

雑貨屋は村の中央にあるのですが我が家のある領主邸からの距離が一番遠いのです。

しかもナタリーの作った服や小物の数々を持って歩く私、感覚としてだいたい10kg

の荷物を持たされています。まあトレーニングと思えば軽いほうですが。

私の前をナタリーとラグナがとことこ歩いています。見えてきました、うちの村の中心が。

村と言っても比較的小さい町の人口があり雑貨屋のある通りには個人商店が数は多くない

ですが存在します。この村の雑貨屋は食料品以外はあらかた揃っているし夜遅くまで営業

してくれるので大変助かっています。

「いらっしゃい、クロードとナタリー。それにラグナか。」

店に入るとカウンターから超コワモテ頬にデカイ傷のあるスキンヘッドから声を

かけられました。彼はマルティンさん、元『紅蓮の暁』メンバーで主にタンクを

してたそうです。とある激戦の影響で大きな傷を置い戦えなくなってしまったので

冒険者を引退、実家は全国の雑貨屋を経営する大商会だったのと幼い頃からの

商人としての教養もあったためこの村の担当として10年以上働いています。

見た目は怖いですが、優しい方でラグナもよくおやつを貰ってすっかり懐いています。

「こんにちは、マルティンさん。今月分の商品を納品しに来ましたわ。」

「ああ、確認しよう。済まないがバックヤードまで運んでもらえるか?」

ということでお店の奥まで移動し荷物を置き現在マルティンさんとナタリーは商談中。

その間ラグナと一緒に店の中を見せて貰っています。しばらく雑貨屋に来てないから

色々ラインナップは変わってるな。あ、ラグナ勝手に商品触ったらだめだよ。

「おにいちゃん、これほしいのー。」

ラグナがうさぎのぬいぐるみを前足で指しています、うーんこれぐらいならいいか。

この前の依頼で思ったより報酬でたし、ラグナも手伝ってくれたからな。

よし、買ってあげよう。「わーい、ありがとうおにいちゃん♪」

ついでに消耗品も一緒に購入した所でナタリーが戻ってきました、どうだった?

「何でも王都に出荷した所評判がよろしいようで、出来れば数が欲しいそうですわ。

あと今月のファッション誌も手にいれました。さっそく読み込みたいですわ♪」

じゃあお茶でも行くか、雑貨屋を出て少し離れた所にある宿屋兼酒場へ向かいます。

「いらっしゃいませ~。」と対応してきたのはうちの長女レジーナ姉上。

今日はシフト入っていたんですね、ご苦労さまです。

「そうよ~、もう少しで上がりだからあとで一緒にお邪魔してもいいかしら?」

もちろん、いいですよ。と了承して奥の席に座りました。注文を取りに来た姉上に

ティーセット3人前とラグナ用に水と焼いた肉を注文してまったりと最近の出来事を

話したり途中参加の姉上も加わり夕暮れまで平和なひとときを過ごしました。
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