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弐拾伍 来し方の俯瞰と穢れ~キタキツネ先生の涙池
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弐拾伍
「ウグイス女はん、行きおったな。早う来いゆうこっちゃろか」
軽々と笹藪とオオイタドリの立ち枯れを駆け抜けるカケス男を先頭に、シッカリ山の雲に隠れたウグイス女を見届けたヨシツネと青蛇、そしてお春は藪と立ち枯れが石組みの野天風呂を隠すために意図的に生い茂っていたことに気付く。その藪を抜けたら三間はあろうかという広い平らな道がまっすぐ丘へ向かっていた。丘の頂上に大きな柏の樹が一本、シンボリックに手招きしている。
「あの最初のピークでひとまず休憩や。国見山いうねん」
何処にでもある国見山という名は、登りやすくて見晴らしが良ければ大抵そう呼ばれる。確かに振り返る景色の端にふるさとのヘヴン島まで見える。どころか、そのはるか向こうの水平線がうっすらと逆さまの宗谷岬や礼文島を宙に映す。トドやシャチが宙を逆さに泳いでいるのさえ。なるほどあの辺りが境目か……。歩程を確かめるだけのはずだったが、いつしか77年の人生すべてを俯瞰していた。いや若しかしたら、ヘヴン・ハル・アケボノと呼ばれる前の世も、前々世も見えているような気がした。
「生きてきた、ゆうんは過去形やないねんな」
「左様でござるな」
独り言のつもりだったが、同じように来し方を振り返るヨシツネと目が合ってお互いに肯いた。
「アンタの方が、アタイより年上なんやな」
ヨシツネがいっそう大きく見える。けれどその影はさっきより薄い。
「おぉ~い、こっちこっちやねん」
カケス男が柏の樹の裏から手招きをしている。
「カケス男はん、休憩はええねんけど、もう瓢箪徳利はとっくに空やし、オムスビもあと2個しかないねん」
「かめへん。ワイに任かしときぃな。コンコン」
「ナニ、柏の樹ィ叩きよるねん」
「おはようございます。今日は随分早起きですね、カケス男さん」
「あ~キタキツネ先生、おはようございます。ご無沙汰しとります」
大きな柏の樹の陰から出てきたのは年老いたキタキツネだ。真っ白いふさふさの毛でなかなか品が良い。品が良いから先生と呼ばれているのだろうと容易に想像できた。そういえば品の悪いお春は、どんなに凄い字を書いても先生と呼ばれることはなかったなぁ、と振り返る。どうにも、このオシリ島へ上陸してから俯瞰癖が付いたらしく、いちいち省みてしみじみ思う。
「しばらくぶりですねぇカケス男さん、青蛇さんも。お元気でしたか。しかもお客様をご案内中だなんて。さ、さ、ちょうど柏茶を淹れようとしていたところです。よろしければご一緒していただけませんか? 大勢の方が楽しいですから」
キタキツネ先生と呼ばれた老狐は、たっぷりの柏葉と湯の入ったアルマイトのヤカンを持ち、太めの木の枝をくり抜いた湯呑を四脚、大きな切り株の上に並べた。そして一脚ずつ丁寧に注いだ。うっすらとした飴色から野生的な湯気が立ち昇る。
「キタキツネ先生言うんか。アタイはお春。柏茶は子どもの頃から飲んどるソウルドリンクや。ごちになるで」
「どうぞどうぞ。お口に合いますかどうかわかりませんが、厳選した健やかな枯葉をさらに天日干しして煎じ、真心を込めて淹れております。もしもお口に合わなかったら、ご意見等お聞かせ頂ければ、今後の指針と致しますゆえ、何卒お手柔らかにお願いいたします」
「なんもなんも、こない美味いお茶は初めてじゃ! ごっつ美味いねん。お代わりあるか?」
「えぇどうぞどうぞ。柏茶通の方にお褒めいただき光栄です。さ、さ、皆さんもどうぞどうぞ」
「キタキツネ先生、お久しぶりです。お言葉に甘えさせて戴きます」
「青蛇さんもお元気そうで何よりでした。何杯でもお代わりしてくださいね」
「たまにはあったかいお茶もええなぁ。五臓六腑に染み渡りよるわ」
「ほどよい疲労感のところに見晴らしのよい休憩所、そして程よい温もりの柏茶と品のよいおもてなし。まさにすべてが見事に整っておる。キタキツネ先生とやら、おぬしはここで茶屋を営んでおるのか?」
「は? カケス男さん、この方は?」
「すんまへん先生、紹介遅れました。こちら、あのヨシツネさんでんねん。ベンケエはんを探しに来はったらしいです」
「あのよしツネ様?ツネさん? ベンケェさんを捜しに? ふうん……ああ、あのヨシツネ様? 源氏の御曹司の、嗚呼、左様でしたか。ベンケェさんのお友達ですね。それはそれは私もベンケェさんにはお世話になっております。そのお友達となれば、ご無礼があってはなりませぬな。大変失礼いたしました。わたくしキタキツネです」
「うん、苦しゅうないぞ」
「ああ、それでカケス男さんがこんなに朝早くからいらしたことの合点がいきました。こちら、お春さんは先だってベンケェさんと一緒に来られた源ジィさんの細君でいらっしゃいますね。そしてホケチョ君のお婆さん」
「せや、待ちくたびれて迎えに来たねん」
「はるばるご苦労様でございます。お疲れとは存じますが、もし少しでもお時間戴けるのであれば、中をご覧になっていただけないでしょうか? 何しろ独居老狐なものでして、たまにお客様がいらっしゃると嬉しくなってあれこれ見てもらいたくなるのです。さ、さっ、どうぞどうぞ、ああ、ちょっと下へ降ります。足元お気を付けて下さい」
「気をつけるも何も、暗うて何も見えへんがな」
「失礼、只今照明を点けます」
「ん?」
「何じゃ?」
「べ、ベンケェ!」
「源ジイ!ホケチョ!」
ヨシツネは見るなりベンケェに抱きついた。むせび泣き零れ落ちる涙がみるみる池となる。ヨシツネのすぐ横で涙の池に呆然と佇むお春は、信じられないという表情のまま微動だにしない。少しでも動いたら、ヨシツネ以上の涙を零してしまうかのように。
「お恥ずかしいのですが、それらは私の拙い作品でございます」
「さくひん?」
作品と言われ、我に返ったヨシツネが泣きはらした目をこする。
「そう言われると人肌とは違うし、カケス男も二人だ」
ヨシツネとお春は、作品と言われたカケス男と、夕べから行動を共にしてきたカケス男を見比べた。
「どや、すごいやろ!」
「なにゆえ、オヌシが威張るのだ」
「全くや。せやけどよう似とる。今にも動き出しそうや。源ジイも男前に出来とるし、ホケチョも子どもや思うてたけど、こない逞しかったんやなあ」
「これがこの島に残るという不老不死の伝説なのか……」
「キタキツネ先生はん、源ジイとホケチョはどうゆういきさつでアンタはんの作品になってもうたんやろ? まさか木乃伊っちうわけやあらへんやろな」
「あぁ、大変失礼いたしました。却って辛い思いをさせてしまったようです。申し訳ありません。心よりお詫び申し上げます。たまの来客にはしゃいでしまったのは不徳の致すところ、歳ばかり重ねてまだまだ未熟者でございます。何卒ご容赦くださいませ。。これらは木乃伊でも不老不死でもありません。私の彫刻作品です。先に申し上げるべきでした。重ねてお詫び申し上げます」
「ええねん、せやけどよう出来とる」
お春もヨシツネも、作品と呼ばれた源ジィとホケチョ、ベンケェから視線を外すことができない。見つめ続ければ、今にも動くかのようにじっと見つめる。
「ご覧の通りの老いぼれが、北海の孤島での隠遁生活に天命を悟り、拾い集めた流木で木彫りを愉しんでいるうちに、自らの心の邪と共に木を彫り、魂を洗うように磨き、より本物らしく、より精度を高め、生命を吹き込もうと勤めてきたつもりです。しかし、今日お春様とヨシツネ様にお披露目するにあたって、邪に満ちた我が心に改めて気付かされました。私のしてきたことは、放っておけば菌や微生物を育む善き土壌となるべき素材を痛め続けていただけの暇つぶしに過ぎなかったのです。あぁ、恥ずかしい恥ずかしい……、穴があったら入りたい……」
今度はキタキツネ先生が大泣きしだした。そして言葉を続ける。
「ホケチョ君は去年の春、此処へ寄って下さったときの記憶を頼りに、源ジイさんはついこの間までベンケェさんと一緒に行き来しておりましたから、合間にモデルになって戴いたのです。木乃伊でも不老不死でもありません。只の木彫りの作品です。我良しの自己顕示欲に満ちた、削っても磨いても穢れきった老いぼれの道楽でした。ああ、恥ずかしい恥ずかしい。死ねるものなら死にたい……」
キタキツネ先生の涙が、ヨシツネの涙の池を増水させる。呆然と立ち尽くすお春とヨシツネ。カケス男も青蛇も、初めて見るキタキツネ先生の狼狽ぶりだ。
「ウグイス女はん、行きおったな。早う来いゆうこっちゃろか」
軽々と笹藪とオオイタドリの立ち枯れを駆け抜けるカケス男を先頭に、シッカリ山の雲に隠れたウグイス女を見届けたヨシツネと青蛇、そしてお春は藪と立ち枯れが石組みの野天風呂を隠すために意図的に生い茂っていたことに気付く。その藪を抜けたら三間はあろうかという広い平らな道がまっすぐ丘へ向かっていた。丘の頂上に大きな柏の樹が一本、シンボリックに手招きしている。
「あの最初のピークでひとまず休憩や。国見山いうねん」
何処にでもある国見山という名は、登りやすくて見晴らしが良ければ大抵そう呼ばれる。確かに振り返る景色の端にふるさとのヘヴン島まで見える。どころか、そのはるか向こうの水平線がうっすらと逆さまの宗谷岬や礼文島を宙に映す。トドやシャチが宙を逆さに泳いでいるのさえ。なるほどあの辺りが境目か……。歩程を確かめるだけのはずだったが、いつしか77年の人生すべてを俯瞰していた。いや若しかしたら、ヘヴン・ハル・アケボノと呼ばれる前の世も、前々世も見えているような気がした。
「生きてきた、ゆうんは過去形やないねんな」
「左様でござるな」
独り言のつもりだったが、同じように来し方を振り返るヨシツネと目が合ってお互いに肯いた。
「アンタの方が、アタイより年上なんやな」
ヨシツネがいっそう大きく見える。けれどその影はさっきより薄い。
「おぉ~い、こっちこっちやねん」
カケス男が柏の樹の裏から手招きをしている。
「カケス男はん、休憩はええねんけど、もう瓢箪徳利はとっくに空やし、オムスビもあと2個しかないねん」
「かめへん。ワイに任かしときぃな。コンコン」
「ナニ、柏の樹ィ叩きよるねん」
「おはようございます。今日は随分早起きですね、カケス男さん」
「あ~キタキツネ先生、おはようございます。ご無沙汰しとります」
大きな柏の樹の陰から出てきたのは年老いたキタキツネだ。真っ白いふさふさの毛でなかなか品が良い。品が良いから先生と呼ばれているのだろうと容易に想像できた。そういえば品の悪いお春は、どんなに凄い字を書いても先生と呼ばれることはなかったなぁ、と振り返る。どうにも、このオシリ島へ上陸してから俯瞰癖が付いたらしく、いちいち省みてしみじみ思う。
「しばらくぶりですねぇカケス男さん、青蛇さんも。お元気でしたか。しかもお客様をご案内中だなんて。さ、さ、ちょうど柏茶を淹れようとしていたところです。よろしければご一緒していただけませんか? 大勢の方が楽しいですから」
キタキツネ先生と呼ばれた老狐は、たっぷりの柏葉と湯の入ったアルマイトのヤカンを持ち、太めの木の枝をくり抜いた湯呑を四脚、大きな切り株の上に並べた。そして一脚ずつ丁寧に注いだ。うっすらとした飴色から野生的な湯気が立ち昇る。
「キタキツネ先生言うんか。アタイはお春。柏茶は子どもの頃から飲んどるソウルドリンクや。ごちになるで」
「どうぞどうぞ。お口に合いますかどうかわかりませんが、厳選した健やかな枯葉をさらに天日干しして煎じ、真心を込めて淹れております。もしもお口に合わなかったら、ご意見等お聞かせ頂ければ、今後の指針と致しますゆえ、何卒お手柔らかにお願いいたします」
「なんもなんも、こない美味いお茶は初めてじゃ! ごっつ美味いねん。お代わりあるか?」
「えぇどうぞどうぞ。柏茶通の方にお褒めいただき光栄です。さ、さ、皆さんもどうぞどうぞ」
「キタキツネ先生、お久しぶりです。お言葉に甘えさせて戴きます」
「青蛇さんもお元気そうで何よりでした。何杯でもお代わりしてくださいね」
「たまにはあったかいお茶もええなぁ。五臓六腑に染み渡りよるわ」
「ほどよい疲労感のところに見晴らしのよい休憩所、そして程よい温もりの柏茶と品のよいおもてなし。まさにすべてが見事に整っておる。キタキツネ先生とやら、おぬしはここで茶屋を営んでおるのか?」
「は? カケス男さん、この方は?」
「すんまへん先生、紹介遅れました。こちら、あのヨシツネさんでんねん。ベンケエはんを探しに来はったらしいです」
「あのよしツネ様?ツネさん? ベンケェさんを捜しに? ふうん……ああ、あのヨシツネ様? 源氏の御曹司の、嗚呼、左様でしたか。ベンケェさんのお友達ですね。それはそれは私もベンケェさんにはお世話になっております。そのお友達となれば、ご無礼があってはなりませぬな。大変失礼いたしました。わたくしキタキツネです」
「うん、苦しゅうないぞ」
「ああ、それでカケス男さんがこんなに朝早くからいらしたことの合点がいきました。こちら、お春さんは先だってベンケェさんと一緒に来られた源ジィさんの細君でいらっしゃいますね。そしてホケチョ君のお婆さん」
「せや、待ちくたびれて迎えに来たねん」
「はるばるご苦労様でございます。お疲れとは存じますが、もし少しでもお時間戴けるのであれば、中をご覧になっていただけないでしょうか? 何しろ独居老狐なものでして、たまにお客様がいらっしゃると嬉しくなってあれこれ見てもらいたくなるのです。さ、さっ、どうぞどうぞ、ああ、ちょっと下へ降ります。足元お気を付けて下さい」
「気をつけるも何も、暗うて何も見えへんがな」
「失礼、只今照明を点けます」
「ん?」
「何じゃ?」
「べ、ベンケェ!」
「源ジイ!ホケチョ!」
ヨシツネは見るなりベンケェに抱きついた。むせび泣き零れ落ちる涙がみるみる池となる。ヨシツネのすぐ横で涙の池に呆然と佇むお春は、信じられないという表情のまま微動だにしない。少しでも動いたら、ヨシツネ以上の涙を零してしまうかのように。
「お恥ずかしいのですが、それらは私の拙い作品でございます」
「さくひん?」
作品と言われ、我に返ったヨシツネが泣きはらした目をこする。
「そう言われると人肌とは違うし、カケス男も二人だ」
ヨシツネとお春は、作品と言われたカケス男と、夕べから行動を共にしてきたカケス男を見比べた。
「どや、すごいやろ!」
「なにゆえ、オヌシが威張るのだ」
「全くや。せやけどよう似とる。今にも動き出しそうや。源ジイも男前に出来とるし、ホケチョも子どもや思うてたけど、こない逞しかったんやなあ」
「これがこの島に残るという不老不死の伝説なのか……」
「キタキツネ先生はん、源ジイとホケチョはどうゆういきさつでアンタはんの作品になってもうたんやろ? まさか木乃伊っちうわけやあらへんやろな」
「あぁ、大変失礼いたしました。却って辛い思いをさせてしまったようです。申し訳ありません。心よりお詫び申し上げます。たまの来客にはしゃいでしまったのは不徳の致すところ、歳ばかり重ねてまだまだ未熟者でございます。何卒ご容赦くださいませ。。これらは木乃伊でも不老不死でもありません。私の彫刻作品です。先に申し上げるべきでした。重ねてお詫び申し上げます」
「ええねん、せやけどよう出来とる」
お春もヨシツネも、作品と呼ばれた源ジィとホケチョ、ベンケェから視線を外すことができない。見つめ続ければ、今にも動くかのようにじっと見つめる。
「ご覧の通りの老いぼれが、北海の孤島での隠遁生活に天命を悟り、拾い集めた流木で木彫りを愉しんでいるうちに、自らの心の邪と共に木を彫り、魂を洗うように磨き、より本物らしく、より精度を高め、生命を吹き込もうと勤めてきたつもりです。しかし、今日お春様とヨシツネ様にお披露目するにあたって、邪に満ちた我が心に改めて気付かされました。私のしてきたことは、放っておけば菌や微生物を育む善き土壌となるべき素材を痛め続けていただけの暇つぶしに過ぎなかったのです。あぁ、恥ずかしい恥ずかしい……、穴があったら入りたい……」
今度はキタキツネ先生が大泣きしだした。そして言葉を続ける。
「ホケチョ君は去年の春、此処へ寄って下さったときの記憶を頼りに、源ジイさんはついこの間までベンケェさんと一緒に行き来しておりましたから、合間にモデルになって戴いたのです。木乃伊でも不老不死でもありません。只の木彫りの作品です。我良しの自己顕示欲に満ちた、削っても磨いても穢れきった老いぼれの道楽でした。ああ、恥ずかしい恥ずかしい。死ねるものなら死にたい……」
キタキツネ先生の涙が、ヨシツネの涙の池を増水させる。呆然と立ち尽くすお春とヨシツネ。カケス男も青蛇も、初めて見るキタキツネ先生の狼狽ぶりだ。
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