恋と愛とで抱きしめて

鏡野ゆう

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本編

第十話 信吾さんと遠出しました

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「ねえ、対外的な結婚式はさておき、入籍だけでも済ませておいたら? 今時な子のなおっち世代はデキ婚でも珍しくないとしてもこっちのおじさんの方はそうはいかないでしょ? なんせお堅い公務員だし」

 その日の朝九時、サンドイッチを手土産にやってきたみゅうさんが私の顔を見た途端にそう言った。

 なんていうか、色々と見透かされているようで自分の顔が赤くなるのが分かる。信吾さんも何気に決まりの悪そうな表情であらぬ方向を見ているし。昨日からちょっとお腹が痛いなって思ってたら生理がきたので妊娠はしていないことは分かったけど、確かに信吾さんぐらいの世代の人達から見たら順番通りが良いよね。

「あのう、みゅうさん……そんなにはっきり分かっちゃうもの?」

 ホテルが用意してくれポットで紅茶を煎れながら恐る恐る尋ねてみる。そんなにはっきりと分かっちゃうものなんだろうか?

「だってさ、こんな良い部屋で二人ずっと一緒にいるわけでしょ? それと、なおっちの私たっぷり愛されちゃってますオーラが凄いから。注意深く観察したら普通は分かるんじゃないかな?」

 ああああ、原因はやっぱり私なのかぁ!! ポーカーフェイスが欲しいぃぃ!!

「し、信吾さんもそんなに顔を見詰めてこないでっ」
「それと、ここ」

 みゅうさんが自分の首の後ろを指でトントン叩く。それと同時に信吾さんがチッと舌打ちをするのが聞こえた。え? なに? なんなの?! なんでチッなの?

「……まったくおじさんときたら。なおっち、見えてないから分からなかったのかもしれないけど、うなじの辺りにキスマークが盛大についてる」
「うそっ!! 信吾さんっ?!」
「なんで怒るんだ。痕をつけて欲しいって言ったのは奈緒だろ」
「だからってだからって、そんな丸見えのところに何つけてんのぉ!!」

 今更だけど慌てて一つにまとめていた髪をおろす。そりゃ消えちゃったキスマークをつけなおしてって言ったよ? だけどそんな場所につけるなんて聞いてない。大体いつつけたの?気がつかなかったよ。

「どこにつけろとまでは言われてないからな。だから俺の好きな場所につけただけのことだ」
「なに、しれっと言ってるのっ! 大体いつの間にっ」
「昨晩、いや今朝方だったか。奈緒が起きる前に」

 ……そう言えば明け方に起こされたんだよ。気がついたら後ろから信吾さんが入ってきてて、意識がハッキリするころには私の中は彼が放ったものでいっぱいになってた。もう寝込みを襲うのはやめてって何度も言っているのに困った人なんだから。信吾さんには申し訳ないけど、今日からはしばらくそんなこと心配せずにゆっくりと眠れそう。……眠れるよね?

「やれやれ……。まあそんなわけだから一日も早く籍を入れちゃいなさいよ。役所は年中二十四時間、婚姻届を受け付けてくれるわよ? お互いに成人なんだもの、別に誰に遠慮することもないんだからさ」
「言われてみればそうだな。今のままだといつ子供ができもおかしくないわけだし、俺のことはともかく奈緒のことを色々と言われるのは面白くない」
「だったら避妊すればよいんじゃないかな、と……」
「やだね。せっかくあんなものに邪魔されることなく奈緒と愛し合えるのに今更なんで使わなきゃいけないんだ」

 その言葉にやれやれと溜め息をついたのはみゅうさん。

「おじさん、あんたは子供か」
「うるさい、おじさん言うな」
「私達と比べれば充分におじさんでしょ? 何歳? 見たところギリギリ三十代ってところ? 立派なアラフォーおじさんじゃない」

 みゅうさん、信吾さんのあの怖い顔にも負けてない。凄いよ、みゅうさん。なんだか改めて尊敬しちゃう。

「奈緒だってそうじゃないのか。コンドームつけないで愛し合った方が気持ちいいって喜んでいたじゃないか」
「わあ、なんでそんなことを今ここで言うのお!!」

 ぎゃああ、人前で喜んでたとかそんなこと言わないでっ! それになんでそんなニヤニヤ笑ってるのよ、今の絶対に私が恥ずかしがるって分かってて言ったよね?!

「だから、心置きなくゴム無しでイチャイチャできるよう入籍しときなさいって。そうすれば子供ができても何の心配もないでしょ? なんだか言うのも馬鹿らしいわ、この馬鹿夫婦。ケーキ以上に胸焼けしそう、お腹いっぱい、もう帰る、あ、ついでにこれも置いていってあげる」

  テーブルの上に置かれたのは婚姻届。書き損じるかもしれないから二枚あるわよだって。みゅうさん、今日は何しに来たんですかー?

「それよりみゅうさん、松橋先輩の方は見つかったんですか?」

 本当はこっちの話がメインの筈なのに何でキスマークの話とか避妊の話とかになるのよ。

「それって、生きてる松橋? それとも死んでる松橋?」
「しゃ、洒落にならないですよ、みゅうさんが言うとっ」
「あら、死んでる松橋でも良いかなって本気で思ってるんだけど。おじさんはちゃんとその手で制裁したいわよね?」
「おじさんじゃない」

 睨んでもまったくみゅうさんには効果がないのを見て取って溜め息をつく。何事に対しても動じない信吾さんがみゅーさんにだけは振り回されている感じが半端ない。そのうち信吾さんにとってみゅうさんは未知の生物の域に達しそう。

「俺個人の感情よりも、奈緒が安心して暮らせるなら馬鹿が生きてようが死んでようがどうでもいい。まあ死んでいてくれた方が安心ではあるがな」

 信吾さんも洒落にならないこと言ってるよ……。意外とこの二人って思考回路が似ているかもしれない、本人はそれを言ったら嫌がるかもしれないけれど。

「真面目な話、だいたいの潜伏先は分かってるのよ。なんせ、誰もが携帯電話を持っている時代だからね。追跡しようと思えば幾らでも手段はある訳だし。ま、もうちょっと待ってくれる? ちゃーんとなおっちとおじさんの前に奴を引っ張ってくるから。その時はおじさんにも一発ぐらいあいつを殴らせてあげるから楽しみにしていて。じゃ、次に会う時には森永奈緒になってることを期待しているわ」


+++


「彼女は何しに来たんだ? 婚姻届まで持ってきて」

 しばらくしてポツリと呟く信吾さん。

「えっと、多分サンドイッチの差し入れと近況報告?」
「えらくしつこく籍を入れろと言っていたな」
「確かに」

 そこで信吾さんは何を思ったか婚姻届を手元に引き寄せて、部屋のライティングデスクの方に行くとそこで何やら書き込み始めた。

「あの……何してるの?」
「見ての通り婚姻届に記入している。せっかく持って来てくれたんだ、書かないと悪いだろ? 奈緒も書け」
「え、でも……」
「なんだ、迷っているのか?」
「そんなことないよ。でも書いたら出しに行きたくなるでしょ?」
「そりゃな。法的にも奈緒を自分のものにできれば言うことない。だがこれを提出するのは奈緒がそうしたいと思った日だ」

 信吾さんに椅子に座るように促されて、前に婚姻届を置かれた。

「考えてみたら私達って会ってからまだ一ヶ月も経ってないんだよね、信じられないけど」
「濃密な週末を過ごしたからな。それに今もかなり密度の高い毎日だ、色々と厄介ごとはあるが」

 指がうなじを滑っている。

「だ、駄目だからね、いま生理中なんだからっ」
「分かってる。でも触れるぐらいは構わないだろ?」

 触れるのが問題と言うよりも触れられた私の方が問題なんだと思う。

 意外と信吾さんは我慢強いというかその点では切り替えが早いんだけど、私の方はそれが出来ない。一度火をつけられてしまったらそれを静めることが出来るのは信吾さんだけ。そんな状態でいつもみたいに触れられたら、私きっと生理が終わるまでずっと悶々としなくちゃいけなくなっちゃう。そんなの困るっていうか嫌だ……。

「奈緒がその気になれない時に無理強いはしないから、安心しろ」

 私が黙ったままなので、触れていた指が離れた。

「ごめんね」
「いや、気にすることはないさ」
「あ、あのっ」
「ん?」
「生理が終わったら、ちゃ、ちゃんと愛してあげるからね?」

 ちょっと驚いた顔をしてから直ぐに嬉しそうに笑ってくれた。

「楽しみにしてるよ。だが今だってやろうと思えばしてもらえるんだよな? 今までしてなかったが」
「え……」
「その可愛いお口で、俺のことを可愛がってくれてもいいんだぞ?」
「そ、それは、もしかして、えっと……」

 え、えっと、それって信吾さんのものを口でってことだよね? 自慢じゃないけど私それしたことないよ……。よくエッチな漫画とかで女の子がしているところが描かれているけど、正直言ってあまりしたいとは思わないもん。

「私、そ、その、したことなくて……上手に出来るか分からないよ?」
「試してみるか?」
「い、今?!」

 それはちょっと。私の顔に躊躇いが浮かんだのを見て取ったのか信吾さんは頭をいつもとは違う乱暴な仕草でグリグリと撫でてくれた。

「それもまた今度だな」
「……ごめんなさい」
「謝る奴がいるか。試してみるかって聞いただけなんだから、嫌なら嫌だってはっきり言えばいいんだよ。俺は奈緒が望まないことはするつもりは無いし、させるつもりも無いんだから」

 信吾さんの大きな手がさらに頭をグリグリと撫で回す。

「うん……でも、ごめんなさい」
「まったく……だったら償いと言っては何だが、ちょっと付き合ってくれるか? 少し遠くに出かけるつもりなんだが体の方は大丈夫か?」
「私は軽い方だから……」
「だったら出かける準備を」

 私が出かける準備を始めると何処かに電話をしているようだ。何処に連れていってくれるのかな。バッグに必要なものを入れてベッドの上に座って待っていると、電話を終えた信吾さんが自分のコートと私のコートを手にこっちの部屋に入ってきた。

「準備は?」
「かんりょーであります、たいちょー!」

 ちょっと軍隊方式に敬礼をしながら返事をしてみたらと可笑しそうに笑ってくれた。

「よし。車は駐屯地に置いてきているからレンタカーを手配してもらった。そこに寄ってからな」
「うん」

 遠出できるとは思ってなかったから嬉しいな。

「ね、途中にあったドラッグストアでお菓子とジュース、買ってもいい?」
「遠足気分だな、奈緒」
「だってなかなか無いんだよ車でお出かけなんて。私、まだ免許持ってないし。あ、それと、ちょっと別の物も買いたいし……」
「……ああ、分かった」

 何が言いたいのか察してくれたらしく、レンタカーの会社に行く途中にあったドラッグストアに寄ると適当にお菓子は買っておくから奈緒は必要なものを買って来いって言ってくれた。さすがに生理用品を買う時に一緒なのは気まずいなぁって思ってたから、そんな心遣いが結構嬉しかった。

 そして私達が乗った車は街中を抜けて高速に入った。意外なルートに何処へ行くの?って尋ねると、信吾さんは東海地方に属するあるお茶とみかんで有名な地方都市の名前を挙げる。ちょっと遠いねって言ったら途中で何回か休憩をとるから心配ないよだって。私は信吾さんの運転のことを言ったつもりなんだけど、信吾さんは別の意味に取っていたみたい。

 そしてお昼過ぎに到着したのは海が見下ろせる高台にある小さな教会。道に迷うこともカーナビに頼ることも無いままここに来たと言うことはもともと知っている場所ってことだよね。

「ここは?」
「俺が高校までいた場所」
「え……?」
「俺は小さい頃、ここの教会に置き去りにされていたらしい。自分では覚えていないんだけどな。ここの人達は手を尽くして親を探してくれたらしいが、結局、俺の両親が誰だったかは分からずじまいさ」

 懐かしいなあと呟きながら教会の敷地に入っていく。

「全然変わってないな……いや、少し広くなったかな敷地」
「じゃあ、信吾さんの名前はここでつけてもらったの?」
「持っていたぬいぐるみに信吾って書いてあったらしいから、名前だけは親が付けてくれたものなんだろうな」

 教会の奥にある住宅からかなりの御高齢であろう神父様が出てきた。こちらを見てニコニコしながら歩いてきた。信吾さんはその人が目の前に来るとペコリと頭を下げた。

「お久し振りです、先生。なかなか帰ってくることが出来なくてすみません」
「元気そうで何よりだよ、信吾君。こちらのお嬢さんは?」
「俺の婚約者です……ちょっと若いですが」
「相変わらずモテモテだね、信吾君は。さ、寒いから中に入ろう」

 隣の施設からは賑やかな子供達の声が聞こえてくる。

「驚いたよ、急にこっちに来るって電話があったと聞いて」

 応接室に落ち着くと、若いお手伝いの女性が温かいお茶とクッキーを持ってきてくれた。

「珍しく休暇が取れたので、先生に彼女を紹介したくて連れて来ました」
「それは光栄なことだ。お嬢さん、お名前は?」
「片倉奈緒といいます」
「奈緒さん、いい名前だね。随分と年が離れているようだけれど、信吾君との結婚に御両親は何も仰らないのかい?」

 そう質問されてもどこまで話していいのか分からなくて困ってしまう。でもこればかりは自分で答えないわけにはいかないものね。

「……うちは放任主義でして、父は子どもの決めたことに対しては基本的に不干渉な人ですし、母は他界してもういないので……」
「そうか。嫌な事を聞いてしまって申し訳ない。でも私としては大切な息子のお嫁さんになる人のことだから気になってしまってね」
「いえ。別に気になんてしてません。子供のことを心配するのが普通ですから」

 この神父様の苗字は森永。信吾さんの養父にあたる人だ。神父という特殊な立場なので養子縁組は出来なかったけれど、信吾さんはその苗字をもらって高校を卒業するまでここで過ごしたとのことだった。

「それと……小百合の墓参りもしたくて」
「信吾君が再び愛する人を見つけたことを一番喜んでいるのは小百合ちゃんだろう。二人で報告しに行ってあげなさい」

 しばらくお話をしたり昔の写真を見せてもらったりした後、信吾さんと私は教会の隣にある墓地に向かった。

「お花、持ってこれば良かったね」
「……奈緒、小百合というのは」
「病気で亡くなった奥さん、だよね?」
「ああ」

 奥さんの小百合さんもこの教会が運営する児童施設に預けられていた子供の一人だったらしい。小さい頃から一緒に過ごし、お互いに似た境遇の者同士、好意を持つのにはさほど時間はかからなかった。高校を卒業後、信吾さんは自衛隊に入隊、小百合さんは就職、そして数年の交際を経て結婚。

「体が弱いくせに妙に我慢強いところがあったから随分と無理をしてたんだろうな。気がついた時は既に手遅れだった」

 二人でお墓の前に立つ。

 そこには教会の人が供えたのか綺麗なお花が置かれている。しばらく二人で黙ったままお墓の前で佇んでいた。信吾さんはきっと心の中で小百合さんとお話しているんだと思う。だから私もそっと小百合さんに話しかけた。小百合さんの分もあわせて信吾さんをたくさん愛してたくさん幸せにしますって。

「ここの教会は歴史が古くてな。中のステンドガラスは県の重要指定文化財になっているんだ。確か明治時代のものだったか」
「見ることって出来る?」
「ああ、今はミサもしていないから自由には入れたはずだ」

 墓地で小百合さんに報告した後、教会のステンドガラスの話を聞いて見せてもらうことにした。教会の建物自体も古い木造の建物で、なんだか古き良き時代の映画のセットみたいな感じ。

「わあ、すっごく綺麗」
「二十年前と何も変わってないなあ……」

 信吾さんは感慨深げに中を見て回っている。私の方はと言えばお日さまの光りを浴びてキラキラ光っているステンドガラスに見惚れていた。

「奈緒?」

 呼ばれてハッと我にかえる。信吾さんが祭壇の前に立ってこちらを見ていた。手を差し出されたので何だろうって思いながら歩み寄ってその手を取った。

「どうしたの? 何か嫌な事でも思い出した?」
「俺はこの場所に置き去りにされていたんだ」
「ここって、この祭壇の前に?」

 こんな誰もいない場所に自分の子供を置き去りにするなんて生みの親の人達は何を考えていたのかな。信吾さんをここに置いていかなくちゃいけない事情って一体なんだったんだろう……。

「ああ。その日は台風が接近していた日で大荒れだったらしい。子供を置き去りにする親なりに考えたんだろうな、濡れないようにって。捨てられて感謝するってのも変な話だが、俺はここに置き去りにされて感謝している。そのお陰で森永先生や友人、そして奈緒に会えたんだからな」
「そっか、もし信吾さんがここに置き去りにされなかったら、私も信吾さんに会えてないかもしれないんだね」

 信吾さんにとって辛い過去ではあるけれど、それが今の信吾さんを形作る土台でもあるし私と出会うスタート地点でもあるわけだ。

「ありがとう、信吾さん」
「ん?」
「ここに連れてきてくれて」
「ん……それほど深い理由があったわけじゃないんだぞ、何て言うか自分の親に嫁さんになる女を急に紹介したくなったと言うか……」

 あ、なんだか珍しく照れてるよ信吾さん。ちょっと可愛いじゃないか!

「でも、ありがとう。嬉しいよ、色々な意味で」

 そう言って逞しい腕に頬を摺り寄せる。

「なあ、奈緒」
「んー?」
「俺の人生はここから始まったようなものだ。だから奈緒とのこれからの人生もここからスタートさせたい」

 信吾さんは顔をあげた私の両手をとると向かい合うようにして立った。

「奈緒、改めて聞く。俺と結婚してくれるか?」

 その質問を改めて自分の心に問いかけてみる。何十回、何百回聞かれても答えは変わらない。うん、絶対に変わらないって確信できる。

「はい。私、信吾さんと結婚します」
「ありがとう。指輪はまだ用意していないから、今日はこれで勘弁してくれ」

 そう言うと、信吾さんは私の左手の薬指にキスを落とした。
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