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兄弟※
「ぅ……あ、ぁ……やだ」
顔が熱い頭が煮える体が燃える。
自分の股に吸い付く硬めの銀髪を掴んで引っ張っても微動だにしないのは、僕の力が弱いからだろうか。
椅子に座ってなければ腰が砕けていそうな快感を必死に息で逃がすけど、水っぽい音と一緒に端正な顔が前後する度に僕からはクソダサいかな、女の喘ぎ声みたいのが出ていた。
机には見てたはずのアダルトビデオが一時停止している。
黒い髪に清楚な服装な女の子。
童顔に似合わず胸が大きくて清純かと思ったら大胆で寝てる彼氏の横で彼氏の友達とセックスしてる、そんな純真とは真逆な背徳感を煽る内容。
でもそれも彼女が騎乗位で胸を揺らした所で止まってしまった。
見られてしまったんだ、よりにもよって………………。
「どうしたんですか兄さん、嫌なら今すぐ俺を突き飛ばして自分で続きをすればいいでしょう」
「んっ……あ、っ……その状態でしゃべんなよ」
「その状態? その状態ってどんな状態ですか」
「てめぇ……」
ぬるぬるになったモノを大きな手で扱かれて鳥肌が立つ。
弟は顔を赤らめながら竿に頬ずりをして見せ付けるように舐め上げた。
「ふふ、随分硬くしてますけど本当二十八才とは思えないショボいチンコですよね」
「っるっせー……」
「こんなんで女性が抱けると思ってるんですか」
にやつきながら擦られて鼻にかかるメタルフレームがパソコンの光に反射していた。
クソ、ムカつく僕だって好きでこの大きさな訳じゃねぇんだよ。
掴んでいた髪を離して、今度はワイシャツを掴んで身を捩って抜け出そうとしたら、弟はそんな僕の様子をまた鼻で笑って大きな口を開けると頭からずっぽり呑み込んだ。
「んんっ!! ぁっ……ああ、止めろってば豹ッ!」
暗がりの部屋で卑猥な粘膜の擦れる音と僕の乱れた息だけが響いて頭可笑しくなる。
激しくなる口の動きに無理矢理追い詰められて、敵意の視線を送れば弟は眼鏡の奥で琥珀色の瞳を滲ませて僕を見上げていた。
いやだ、そんな目……止めろ。
手を添えられて一緒に動かされて、そんなの気持ち良い以外のなんでもなくて、犯されてるとこが最高に膨張して熱を持ってる。
輸精管がドクドクしてるってわかる、弟にフェラされて拒絶もしないでこのまま僕は射精すんのか、いや我慢だろ。
なんて、冷静になんかなれなくて有り得ない状況なのに僕のは与えられる刺激にますます敏感になって、なすがまま拒むはずだった手に力を込めた。
一応口だけは反抗してみる。
「離、せ……よ離し……て、クッソ、バカ……ぁあ」
「今止めていいんですか」
裏筋の自分でも知らないような血管まで舌が這って柔らかい舌がぬめぬめ絡み付いて指の力が抜けていく。
足の指の先が勝手に動いて血が沸く、吐き出したい。
男だからか僕が小さいからなのか、容易に全部咥え込まれて口内でねぶられて下半身と紅唇がぴったり密着してる。
見たくないのに見てしまう、柔らかい頬の内側と舌のねっとりとした感触に射精感が込み上げた。
もう無理、どうでもいい早くイキたい、唾液が馴染んだアソコが擦られる度にくちゅくちゅいってイイ、すぼめられた口の中がぬるぬるで熱くて蕩けてて頭が痺れそうだ。
無理、無理、理性なんか保ってらんない、弟とかどうでもいい、イイよ、気持ち良いんだもん、それでいいだろ、逃げられないしイキたいんだ僕は。
「ぁあ、んっ……んん……ねぇ、もう……」
だらしない事に半開きになった口で僕のを咥える弟に視線をやれば、ヤツは口を離して片手で扱きながら体を起こして顔を近付けてきた。
「何? 兄さんイキたいの?」
「っぅん……んんん」
にちゃにちゃ音させながら亀頭を捏ねられてこっちにくる体にしがみついた。
つきたかった訳じゃないんだ、何かに掴まってないともう体が壊れそうなんだ。
「どうしたんですか、こんなパンパンにさせてそんなに俺のフェラ良かった?」
「やっ……や、だ……手っ」
「ねぇ兄さん、口でイキたい? それともこのまま手でぐちゃぐちゃに扱かれでオナニー覚えたての小学生みたいに我慢できずに射精したい?」
「バカっ! ムカつ……く、死ね死ね」
「先走りでチンコ溶けそうじゃないですか」
クラクラするような低い甘い声が耳に響いて、そのまま奥に舌が入ってくる、にちゃにちゃいってるのが耳なのか下半身なのか判断できないまま擦り上げられて尿道を精液が掛け上がった。
体がゾクゾクして、ああ、いやだ、イカされる。
やだ、やだ、いやじゃないのがいやだ、気持ち良い、ヤバイ、頭痺れる。
「ヒッ……あぐっ……!」
「ほらイケよ」
耳から顔を離した弟が俺がイクのを零距離で見てて、それが恥ずかしくて見せたくなくて、目の前の唇に自分のを押し当てた。
「んっんんー……っ! あ、ぁあッ……!!」
「兄さん可愛い」
無意識に舌を絡ませた瞬間、たまりにたまった決壊が崩れて腰が痙攣する。
自分じゃ抑えられない精液が体が迸って弟の大きな手を濡らして、服を汚して、あっちこっちに飛び散って……。
荒い息の合間に精液の匂いがする。
口から漏れる唾液を掬うように弟は僕の口を舐め回して、最後の一滴まで絞り出すように根本から扱き上げてきた。
腰がガクガクして情けない声が出そうで必死に弟の舌に自分のを絡ませた。
くちゅっと離れて糸が繋がって、二人で赤い顔を見合わせる。
息を整えるのがやっとな僕を見て、弟は不敵に笑うとまた手を動かしてきた。
「い、いやだ! やだやだっ! 待って、豹君待ってッ!! あっああ!」
「この際だから溜まってるモノ全部吐き出して下さいよ」
「いいよ、もういいからぁ!」
「女のマンコ見て粗末なチンコ扱く暇あるなら俺に連絡して? 足腰立たなくなって脱水症状になるまで抜いてあげるから」
「ヒッ……! 手止めろ、ってマジで」
精液とカウパーと汗と色んな物が混ざりあって泡立って、力の抜けた体を自分より大きな体が押さえ付けてくる。
抵抗の文句を唇で塞がれて、また腰の奥に熱を持ち出したのを感じて、勝手に舌が弟と絡み合う。
「ねぇ、豹……本当に、ほ、んほに……」
情けないかな、涙目になってきて目の前にいる弟にお願いする、なんだよ、謝れば止めてくれるのか。
何に? オナニーしててごめんなさいって? どうして、生理現象だろ?
呂律が回らなくて涎まで垂らして言ってるのに、弟はにやにやしたままワイシャツの袖を捲って目を細めた、嘲笑う目付きて首に顔を埋め、じゅるじゅる音させながらそこを吸う。
僅かな刺激でも爪先が痙攣してゾクリと快感が走って、またはしたない声が僕からでる。
舐め上がってきた舌はやっぱり耳に沈んで、腰が砕けそうな低い声が脳を揺らすんだ。
「本気で嫌なら悦んで濡らして勃たせてんじゃねぇよ」
「ひぁッ!! 声、やめっ……!」
くちくち耳をしゃぶられて噛まれて、こんなの知らない。
こんなビクビクするの感じた事ない、怖い。
気持ち良すぎて怖い。
「また弟の手でイカせてあげますね、兄さん」
「んっ……あぁ、イキた、い。も、無理……無理」
渾身の力で顔を左右に振る、下半身の奥底から熱が吹き出そうで、目の裏が痛い位だ。
呼吸の仕方が分からない、心臓がうるさい、イキたい、イキたい。
イカされたい。
息絶え絶えな僕を覗く弟はこんな時でもイケメン過ぎてスーツ姿が格好良くて、僕なんてTシャツにジャージなのに。
口調の割りに優しく支えてくれる太い腕に手首には高そうな時計が光ってる。
仕事出来そう眼鏡に僕よりも厚い胸板。
クソ、クソ、クソ。
何だコイツ、止めろそのにやついた顔、何が言いてぇんだよ。
見下した目しやがって殺すぞ。
一言も口に出来ないまま、開けば喘ぎ声しかでなくて、そんな僕を見て弟はにやついた口を開いたどんな嫌味を言われるのか……。
でも出たのは掠れた綺麗な声だった。
「ホー君大好き……」
「………………ッ!!」
よくわからんよくわからん。
けど、胸がぎゅうと鷲掴まれて息が吸えなくなってキスされて、僕を扱く手が速まってまた限界を突破する。
弟の温かい手の中でドクンドクン脈打って、また生臭い白い液体が噴出した。
体の震えがヤバイ。
力、入んない。
気持ち良すぎる……。
くちゅくちゅ口内を優しく犯されて、もう頭の中真っ白だ。
何も考えらんない、何も聞こえない、何の感情も今は湧いてこない。
唇が離れて、肩で息しながら震える指で至近距離にある顔に触れた。
ピクッとした頬に手を滑らせてスリスリしてやったら弟は気持ち良さそうに目を伏せた。
大きな手がそれを握って口に持ってかれて平にキスされる。
開かれた目が笑って、眼鏡の奥に幼い頃の彼を見た。
「パンちゃん……」
そんな、小さい時に呼んでいた呼び名が無意識に口から出たら、琥珀の瞳が一瞬見開いて、眉を寄せた。
「ごめん兄さん……」
唇が触れた。
弟は確かそんな風に言っていた気がするけど、倦怠感と疲労感と異様な眠気に襲われて、その日の記憶はそこで終わった。
顔が熱い頭が煮える体が燃える。
自分の股に吸い付く硬めの銀髪を掴んで引っ張っても微動だにしないのは、僕の力が弱いからだろうか。
椅子に座ってなければ腰が砕けていそうな快感を必死に息で逃がすけど、水っぽい音と一緒に端正な顔が前後する度に僕からはクソダサいかな、女の喘ぎ声みたいのが出ていた。
机には見てたはずのアダルトビデオが一時停止している。
黒い髪に清楚な服装な女の子。
童顔に似合わず胸が大きくて清純かと思ったら大胆で寝てる彼氏の横で彼氏の友達とセックスしてる、そんな純真とは真逆な背徳感を煽る内容。
でもそれも彼女が騎乗位で胸を揺らした所で止まってしまった。
見られてしまったんだ、よりにもよって………………。
「どうしたんですか兄さん、嫌なら今すぐ俺を突き飛ばして自分で続きをすればいいでしょう」
「んっ……あ、っ……その状態でしゃべんなよ」
「その状態? その状態ってどんな状態ですか」
「てめぇ……」
ぬるぬるになったモノを大きな手で扱かれて鳥肌が立つ。
弟は顔を赤らめながら竿に頬ずりをして見せ付けるように舐め上げた。
「ふふ、随分硬くしてますけど本当二十八才とは思えないショボいチンコですよね」
「っるっせー……」
「こんなんで女性が抱けると思ってるんですか」
にやつきながら擦られて鼻にかかるメタルフレームがパソコンの光に反射していた。
クソ、ムカつく僕だって好きでこの大きさな訳じゃねぇんだよ。
掴んでいた髪を離して、今度はワイシャツを掴んで身を捩って抜け出そうとしたら、弟はそんな僕の様子をまた鼻で笑って大きな口を開けると頭からずっぽり呑み込んだ。
「んんっ!! ぁっ……ああ、止めろってば豹ッ!」
暗がりの部屋で卑猥な粘膜の擦れる音と僕の乱れた息だけが響いて頭可笑しくなる。
激しくなる口の動きに無理矢理追い詰められて、敵意の視線を送れば弟は眼鏡の奥で琥珀色の瞳を滲ませて僕を見上げていた。
いやだ、そんな目……止めろ。
手を添えられて一緒に動かされて、そんなの気持ち良い以外のなんでもなくて、犯されてるとこが最高に膨張して熱を持ってる。
輸精管がドクドクしてるってわかる、弟にフェラされて拒絶もしないでこのまま僕は射精すんのか、いや我慢だろ。
なんて、冷静になんかなれなくて有り得ない状況なのに僕のは与えられる刺激にますます敏感になって、なすがまま拒むはずだった手に力を込めた。
一応口だけは反抗してみる。
「離、せ……よ離し……て、クッソ、バカ……ぁあ」
「今止めていいんですか」
裏筋の自分でも知らないような血管まで舌が這って柔らかい舌がぬめぬめ絡み付いて指の力が抜けていく。
足の指の先が勝手に動いて血が沸く、吐き出したい。
男だからか僕が小さいからなのか、容易に全部咥え込まれて口内でねぶられて下半身と紅唇がぴったり密着してる。
見たくないのに見てしまう、柔らかい頬の内側と舌のねっとりとした感触に射精感が込み上げた。
もう無理、どうでもいい早くイキたい、唾液が馴染んだアソコが擦られる度にくちゅくちゅいってイイ、すぼめられた口の中がぬるぬるで熱くて蕩けてて頭が痺れそうだ。
無理、無理、理性なんか保ってらんない、弟とかどうでもいい、イイよ、気持ち良いんだもん、それでいいだろ、逃げられないしイキたいんだ僕は。
「ぁあ、んっ……んん……ねぇ、もう……」
だらしない事に半開きになった口で僕のを咥える弟に視線をやれば、ヤツは口を離して片手で扱きながら体を起こして顔を近付けてきた。
「何? 兄さんイキたいの?」
「っぅん……んんん」
にちゃにちゃ音させながら亀頭を捏ねられてこっちにくる体にしがみついた。
つきたかった訳じゃないんだ、何かに掴まってないともう体が壊れそうなんだ。
「どうしたんですか、こんなパンパンにさせてそんなに俺のフェラ良かった?」
「やっ……や、だ……手っ」
「ねぇ兄さん、口でイキたい? それともこのまま手でぐちゃぐちゃに扱かれでオナニー覚えたての小学生みたいに我慢できずに射精したい?」
「バカっ! ムカつ……く、死ね死ね」
「先走りでチンコ溶けそうじゃないですか」
クラクラするような低い甘い声が耳に響いて、そのまま奥に舌が入ってくる、にちゃにちゃいってるのが耳なのか下半身なのか判断できないまま擦り上げられて尿道を精液が掛け上がった。
体がゾクゾクして、ああ、いやだ、イカされる。
やだ、やだ、いやじゃないのがいやだ、気持ち良い、ヤバイ、頭痺れる。
「ヒッ……あぐっ……!」
「ほらイケよ」
耳から顔を離した弟が俺がイクのを零距離で見てて、それが恥ずかしくて見せたくなくて、目の前の唇に自分のを押し当てた。
「んっんんー……っ! あ、ぁあッ……!!」
「兄さん可愛い」
無意識に舌を絡ませた瞬間、たまりにたまった決壊が崩れて腰が痙攣する。
自分じゃ抑えられない精液が体が迸って弟の大きな手を濡らして、服を汚して、あっちこっちに飛び散って……。
荒い息の合間に精液の匂いがする。
口から漏れる唾液を掬うように弟は僕の口を舐め回して、最後の一滴まで絞り出すように根本から扱き上げてきた。
腰がガクガクして情けない声が出そうで必死に弟の舌に自分のを絡ませた。
くちゅっと離れて糸が繋がって、二人で赤い顔を見合わせる。
息を整えるのがやっとな僕を見て、弟は不敵に笑うとまた手を動かしてきた。
「い、いやだ! やだやだっ! 待って、豹君待ってッ!! あっああ!」
「この際だから溜まってるモノ全部吐き出して下さいよ」
「いいよ、もういいからぁ!」
「女のマンコ見て粗末なチンコ扱く暇あるなら俺に連絡して? 足腰立たなくなって脱水症状になるまで抜いてあげるから」
「ヒッ……! 手止めろ、ってマジで」
精液とカウパーと汗と色んな物が混ざりあって泡立って、力の抜けた体を自分より大きな体が押さえ付けてくる。
抵抗の文句を唇で塞がれて、また腰の奥に熱を持ち出したのを感じて、勝手に舌が弟と絡み合う。
「ねぇ、豹……本当に、ほ、んほに……」
情けないかな、涙目になってきて目の前にいる弟にお願いする、なんだよ、謝れば止めてくれるのか。
何に? オナニーしててごめんなさいって? どうして、生理現象だろ?
呂律が回らなくて涎まで垂らして言ってるのに、弟はにやにやしたままワイシャツの袖を捲って目を細めた、嘲笑う目付きて首に顔を埋め、じゅるじゅる音させながらそこを吸う。
僅かな刺激でも爪先が痙攣してゾクリと快感が走って、またはしたない声が僕からでる。
舐め上がってきた舌はやっぱり耳に沈んで、腰が砕けそうな低い声が脳を揺らすんだ。
「本気で嫌なら悦んで濡らして勃たせてんじゃねぇよ」
「ひぁッ!! 声、やめっ……!」
くちくち耳をしゃぶられて噛まれて、こんなの知らない。
こんなビクビクするの感じた事ない、怖い。
気持ち良すぎて怖い。
「また弟の手でイカせてあげますね、兄さん」
「んっ……あぁ、イキた、い。も、無理……無理」
渾身の力で顔を左右に振る、下半身の奥底から熱が吹き出そうで、目の裏が痛い位だ。
呼吸の仕方が分からない、心臓がうるさい、イキたい、イキたい。
イカされたい。
息絶え絶えな僕を覗く弟はこんな時でもイケメン過ぎてスーツ姿が格好良くて、僕なんてTシャツにジャージなのに。
口調の割りに優しく支えてくれる太い腕に手首には高そうな時計が光ってる。
仕事出来そう眼鏡に僕よりも厚い胸板。
クソ、クソ、クソ。
何だコイツ、止めろそのにやついた顔、何が言いてぇんだよ。
見下した目しやがって殺すぞ。
一言も口に出来ないまま、開けば喘ぎ声しかでなくて、そんな僕を見て弟はにやついた口を開いたどんな嫌味を言われるのか……。
でも出たのは掠れた綺麗な声だった。
「ホー君大好き……」
「………………ッ!!」
よくわからんよくわからん。
けど、胸がぎゅうと鷲掴まれて息が吸えなくなってキスされて、僕を扱く手が速まってまた限界を突破する。
弟の温かい手の中でドクンドクン脈打って、また生臭い白い液体が噴出した。
体の震えがヤバイ。
力、入んない。
気持ち良すぎる……。
くちゅくちゅ口内を優しく犯されて、もう頭の中真っ白だ。
何も考えらんない、何も聞こえない、何の感情も今は湧いてこない。
唇が離れて、肩で息しながら震える指で至近距離にある顔に触れた。
ピクッとした頬に手を滑らせてスリスリしてやったら弟は気持ち良さそうに目を伏せた。
大きな手がそれを握って口に持ってかれて平にキスされる。
開かれた目が笑って、眼鏡の奥に幼い頃の彼を見た。
「パンちゃん……」
そんな、小さい時に呼んでいた呼び名が無意識に口から出たら、琥珀の瞳が一瞬見開いて、眉を寄せた。
「ごめん兄さん……」
唇が触れた。
弟は確かそんな風に言っていた気がするけど、倦怠感と疲労感と異様な眠気に襲われて、その日の記憶はそこで終わった。
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