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〃
「ほらね、君は何にも分かってない」
「え?」
霧咲の声に思考を止めて、顔を上げた。
すると霧咲もベッドに乗ってきて、スプリングが軽くきしむ。
そして榛名が手に持っている玩具の入った袋を取り上げた。
「君はさっき、二宮さんは男を好きじゃないから大丈夫と言ったけど……その考えを改めて貰いたいと思ってるんだ。自分は凄くモテるんだと思って欲しい。君は少し自尊心が低い傾向にあるから難しいかもしれないけど」
「そんなの俺、単なる自意識過剰のバカじゃないですか。貴方みたいな変わり者ならともかく、自分がそんな不特定多数の男に好かれるとか思いませんから! あ、堂島君も変人枠で」
「堂島と同じというのはちょっと不愉快だ。あいつは君の色気に当てられただけだろう」
霧咲は榛名のまるで分かっていない態度に軽くため息を吐いた。
まるで言葉の通じない生き物と会話をしているような霧咲の態度に、榛名もムッとした。
「俺はゲイの人相手には気をつけるようにしますけど、普通の人相手にまでそんな警戒したりしません! 相手にも失礼ですし! もちろん家に上げたりはしませんよ。それだけじゃダメなんですか?」
「ああ、ダメだ」
びっくりするくらいキッパリと言われた。そして。
いきなり榛名は押し倒されて、ぺろんとパジャマを胸の上まで捲られた。まだ冷たい部屋の空気に直接肌が触れて、少し鳥肌が立つ。
「君の肌は綺麗だね」
榛名の、男性にしては白くてきめ細やかな肌に霧咲の指が確かめるようにそっと触れる。
「……っ」
榛名は声には出さず、少しだけ身体を揺らした。
「君は自分の魅力を知らな過ぎるんだ。二宮さんを家に上げたなんて、想像するだけで気が狂いそうなくらいに嫉妬するよ。それと同時に、弱って泣いている君を見て手を出さなかった二宮さんには尊敬の念すら覚える」
そのまま、露わになった左右の乳首を両手でギュッと摘まれた。
「ンッ」
ずっと待ち望んでいた刺激に身体が反応して、思わず官能的な声が洩れる。
「むしろ堂島の方が普通なんだ。家に上げたのがあいつだったら君、確実に犯されていたよ?」
「だから、堂島君は最初から家に上げませんって……ァッ、ンン……!」
霧咲も我慢していたのか、いつもよりも早急に攻めたてて来る。
乳首をこねくり回されて少し痛いくらいだが、すぐにその痛みは快感へと変わる。
もっと触って欲しいと思う程に。
「そういう問題じゃないって言ってるだろ?」
「んああっ」
今度は唇で、チュパチュパとなぶるように乳首を刺激された。
下半身にも霧咲の手が及び、勃起しかけていた自身をギュッと握られ、先っぽを少し擦られただけで榛名は直ぐに硬くして先走りを零し始めた。
「おや、もう濡れてきたよ。いつから期待していたんだ? 本当に君は見かけによらずいやらしいよね」
「あっ……だって……」
少し蔑むような表情でそう言ってくる霧咲を、榛名は縋るような目で見つめ返した。
自分が感じやすい身体なのは事実なので、反論する余地もない。けど、自分をこんな身体にしたのは紛れもなく霧咲だ。他の誰でもない。
榛名は霧咲を少し恨みがましい目で睨んだ。
そんな榛名の意図を感じ取ったのか、霧咲は乳首を口に含みながら少し愉しそうに言った。
「君のこんないやらしい姿、俺以外には誰にも見せたくないよ。この白い肌も……可愛くて美味しそうな乳首もね」
「あうっ!」
いきなり強く乳首を噛まれて、悲鳴のような声が出た。
「なのに、二宮さんには無防備に晒しただなんて、腹立たしいことこの上ないな」
「ご、めんなさぃ……」
霧咲は顔は笑っているがまた思い出して腹を立てているらしい。
榛名は謝りながらも、自分の乳首を噛むほどに嫉妬している霧咲を見て堪らない気持ちになった。
(こんなに怒って……でも、このひとはそんなに……こんなに、俺のことが好きなんだ)
二宮は堂島と違って紳士だし、女が好きだとはっきり言っていたので榛名を襲うなんてことは万に一つも考えられない。
そんな二宮の性格を霧咲も多少は知っているはずなのに、ここまで激しく嫉妬するなんて。
(嬉しい……)
嬉しくて仕方が無い。
お仕置きでもなんでもいいからもっと求めて欲しい。自分だけを、もっと。
「もっと……」
榛名は思わずそう口にして自ら胸をせり出し、愛撫の続きをせがんでいた。
霧咲は噛んで赤くなった榛名の乳首を舌先だけで刺激しながら、今の言葉を聞き返した。
「何、もっと噛んで欲しいの?」
霧咲の赤い舌が自分の乳首をイヤらしく愛撫している様を見て、榛名の砲身はますます昂って涎をタラタラと零していた。そして、その溢れる涎をクチュクチュと何度も指で絡め取られている。
愛撫のすべてに、ひどく興奮していた。
「なんでも、して」
本当に、何でもされたいと思ったのだ。
霧咲にだったら、何をされてもいい。何でも受け入れられると。
「言ったね?」
「あっ! んあぁっ!?」
いきなり、下半身に違和感がした。
違和感というか、圧迫感だ。指でギュッと握られたのとはまた違う。
なんというか――無機質なもので、ペニスの根元を拘束されたような。
「な、なにっ!?」
榛名は恐る恐る、自分の下半身を確かめた。
すると榛名のそこには、黒いリングのようなものがカッチリと嵌められていた。
「何ですかこれ!?」
「君は大人なのにすぐイッちゃうからね……コックリングだよ。これもクリスマスプレゼント、入ってるの気付かなかった?」
「し、知らない……外してくださいっ」
何やら外し方にコツがいりそうな代物だった。
榛名は言いながら手を伸ばしたが、アッサリと止められてしまう。
「それはダメだよ、お仕置きなんだからね。それになんでもしていいって言っただろう?」
霧咲は心底愉しそうな表情で榛名を見つめ、自分の唇をペロリと舌なめずりした。
「……さて、何からシてあげようか」
そして榛名はつい先程言った自分の言動を、早くも後悔し始めたのだった。
「え?」
霧咲の声に思考を止めて、顔を上げた。
すると霧咲もベッドに乗ってきて、スプリングが軽くきしむ。
そして榛名が手に持っている玩具の入った袋を取り上げた。
「君はさっき、二宮さんは男を好きじゃないから大丈夫と言ったけど……その考えを改めて貰いたいと思ってるんだ。自分は凄くモテるんだと思って欲しい。君は少し自尊心が低い傾向にあるから難しいかもしれないけど」
「そんなの俺、単なる自意識過剰のバカじゃないですか。貴方みたいな変わり者ならともかく、自分がそんな不特定多数の男に好かれるとか思いませんから! あ、堂島君も変人枠で」
「堂島と同じというのはちょっと不愉快だ。あいつは君の色気に当てられただけだろう」
霧咲は榛名のまるで分かっていない態度に軽くため息を吐いた。
まるで言葉の通じない生き物と会話をしているような霧咲の態度に、榛名もムッとした。
「俺はゲイの人相手には気をつけるようにしますけど、普通の人相手にまでそんな警戒したりしません! 相手にも失礼ですし! もちろん家に上げたりはしませんよ。それだけじゃダメなんですか?」
「ああ、ダメだ」
びっくりするくらいキッパリと言われた。そして。
いきなり榛名は押し倒されて、ぺろんとパジャマを胸の上まで捲られた。まだ冷たい部屋の空気に直接肌が触れて、少し鳥肌が立つ。
「君の肌は綺麗だね」
榛名の、男性にしては白くてきめ細やかな肌に霧咲の指が確かめるようにそっと触れる。
「……っ」
榛名は声には出さず、少しだけ身体を揺らした。
「君は自分の魅力を知らな過ぎるんだ。二宮さんを家に上げたなんて、想像するだけで気が狂いそうなくらいに嫉妬するよ。それと同時に、弱って泣いている君を見て手を出さなかった二宮さんには尊敬の念すら覚える」
そのまま、露わになった左右の乳首を両手でギュッと摘まれた。
「ンッ」
ずっと待ち望んでいた刺激に身体が反応して、思わず官能的な声が洩れる。
「むしろ堂島の方が普通なんだ。家に上げたのがあいつだったら君、確実に犯されていたよ?」
「だから、堂島君は最初から家に上げませんって……ァッ、ンン……!」
霧咲も我慢していたのか、いつもよりも早急に攻めたてて来る。
乳首をこねくり回されて少し痛いくらいだが、すぐにその痛みは快感へと変わる。
もっと触って欲しいと思う程に。
「そういう問題じゃないって言ってるだろ?」
「んああっ」
今度は唇で、チュパチュパとなぶるように乳首を刺激された。
下半身にも霧咲の手が及び、勃起しかけていた自身をギュッと握られ、先っぽを少し擦られただけで榛名は直ぐに硬くして先走りを零し始めた。
「おや、もう濡れてきたよ。いつから期待していたんだ? 本当に君は見かけによらずいやらしいよね」
「あっ……だって……」
少し蔑むような表情でそう言ってくる霧咲を、榛名は縋るような目で見つめ返した。
自分が感じやすい身体なのは事実なので、反論する余地もない。けど、自分をこんな身体にしたのは紛れもなく霧咲だ。他の誰でもない。
榛名は霧咲を少し恨みがましい目で睨んだ。
そんな榛名の意図を感じ取ったのか、霧咲は乳首を口に含みながら少し愉しそうに言った。
「君のこんないやらしい姿、俺以外には誰にも見せたくないよ。この白い肌も……可愛くて美味しそうな乳首もね」
「あうっ!」
いきなり強く乳首を噛まれて、悲鳴のような声が出た。
「なのに、二宮さんには無防備に晒しただなんて、腹立たしいことこの上ないな」
「ご、めんなさぃ……」
霧咲は顔は笑っているがまた思い出して腹を立てているらしい。
榛名は謝りながらも、自分の乳首を噛むほどに嫉妬している霧咲を見て堪らない気持ちになった。
(こんなに怒って……でも、このひとはそんなに……こんなに、俺のことが好きなんだ)
二宮は堂島と違って紳士だし、女が好きだとはっきり言っていたので榛名を襲うなんてことは万に一つも考えられない。
そんな二宮の性格を霧咲も多少は知っているはずなのに、ここまで激しく嫉妬するなんて。
(嬉しい……)
嬉しくて仕方が無い。
お仕置きでもなんでもいいからもっと求めて欲しい。自分だけを、もっと。
「もっと……」
榛名は思わずそう口にして自ら胸をせり出し、愛撫の続きをせがんでいた。
霧咲は噛んで赤くなった榛名の乳首を舌先だけで刺激しながら、今の言葉を聞き返した。
「何、もっと噛んで欲しいの?」
霧咲の赤い舌が自分の乳首をイヤらしく愛撫している様を見て、榛名の砲身はますます昂って涎をタラタラと零していた。そして、その溢れる涎をクチュクチュと何度も指で絡め取られている。
愛撫のすべてに、ひどく興奮していた。
「なんでも、して」
本当に、何でもされたいと思ったのだ。
霧咲にだったら、何をされてもいい。何でも受け入れられると。
「言ったね?」
「あっ! んあぁっ!?」
いきなり、下半身に違和感がした。
違和感というか、圧迫感だ。指でギュッと握られたのとはまた違う。
なんというか――無機質なもので、ペニスの根元を拘束されたような。
「な、なにっ!?」
榛名は恐る恐る、自分の下半身を確かめた。
すると榛名のそこには、黒いリングのようなものがカッチリと嵌められていた。
「何ですかこれ!?」
「君は大人なのにすぐイッちゃうからね……コックリングだよ。これもクリスマスプレゼント、入ってるの気付かなかった?」
「し、知らない……外してくださいっ」
何やら外し方にコツがいりそうな代物だった。
榛名は言いながら手を伸ばしたが、アッサリと止められてしまう。
「それはダメだよ、お仕置きなんだからね。それになんでもしていいって言っただろう?」
霧咲は心底愉しそうな表情で榛名を見つめ、自分の唇をペロリと舌なめずりした。
「……さて、何からシてあげようか」
そして榛名はつい先程言った自分の言動を、早くも後悔し始めたのだった。
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