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16 決して自慢じゃないけども
八代が連れて行ってくれたのは、小洒落たレストランだった。すごく見つけにくそうな、いわゆる隠れ家的な感じの……。
なんで部活で忙しい普通の高校生がこんな場所知ってんだ? リア充ってのはアンテナがすごいでござるな……。
「ここ、シンジのオススメの店なんだ。雑誌のインタビューで答えててさ」
「ああ、なるほど……」
現役モデルからの情報なら納得できる。拙者や雨宮氏がこういう場所に疎いだけなのかもしんねーでござるが。
雨宮氏、やっぱり南條先生と外ではデートしにくいって少し寂しそうでござるもんな。家でイチャコラしまくりの方が不健全な気がするけど、きっとあの腹黒教師の方はしてやったりなんだろうな……こわっ。
「いらっしゃいませ、こちらへどうぞ」
オシャレなエプロンを着けたイケメン店員が席まで案内してくれて、拙者たちは窓際の二人席に向き合って座った。窓から見える庭も隅々まで手入れされていて……なんつうかもう、オシャレ以外の語彙が出てこないでござるな。
母の趣味がガーデニングだから、母の日にでも連れて行こうか……。
「――永田くんは兄弟とかいるの?」
ぼんやりと庭を眺めていたら、八代から質問された。
「いや、1人っ子だ」
「そっか。俺は姉が二人いるんだ」
「ああ、だから女に弱いんでござるな。雨宮氏も姉が3人の末っ子長男だから女に弱い……ってわけでもねーが、いるのはほとんど女友達でござるよ」
こんなに友人のことをペラペラ話していいのか分からないが、まあ雨宮氏のことだから別に怒らないでござろう。
「そうなんだ。凄く仲良しなんだね、雨宮くんと。こないだも一緒に三年の教室まで来てたし」
「まあ、拙者は雨宮氏の唯一の男友達でござるしな……」
「付き合ってるわけじゃないんだね?」
ハッ!!
そういや月曜にそんなことを口走ったな……すっかり忘れてたでござるー!! でもこやつはてっきり信じてないと思っていたのに、まさか有効だったのでござるか!?
そしたら拙者は彼氏がいるのに他の男とデートしてるというクソビッチなわけだが……うへぇ、コイツと付き合う気はねーがクソビッチと思われるのは童貞のプライド(?)が許さないでござる!!
「あ、ごめんね? 雨宮くんと付き合ってるっていうのは本気にしてなかったんだけど、一応確認しておきたくて……」
「そ、そーでござるか」
ホッ
……ん!? いやいや、拙者は何安心してるでござるか? 別にビッチだろうがヤリチンだろうがコイツに勘違いされても痛くも痒くもないというのに!! さっきから拙者、普通に話してるし! こやつと仲良くなんかなりたくねーのに!! ああもう、チキンステーキ定食はよ来いでござるぅぅ!!
*
「ウマッ!」
「ほんと? 良かった~」
拙者が心で叫んだあと、すぐにチキンステーキは来てくれた。これがもう、めちゃくちゃ美味しい。店の名刺カードを持って帰ろう。次は母と……いや、雨宮氏と来ようか。あ、でも隠れ家的な場所だし、南條先生とのデート場所に勧めてみるか。拙者、ほんとにいい奴でござるな(自画自賛)
「本当に美味しいね。実は俺もここに来るのは初めてなんだ」
「ん、……千歳とは行ってないのでござるか?」
「うん」
ハッ! せ、拙者はまた他人の傷を抉るようなことを……!! コミュ障は学習しねぇでござるなぁ!!
「あ、気にさせちゃってごめんね。別に平気だから」
「ひ、一口食べるか!? チキンステーキ!」
「え?」
食べ物で誤魔化されるとは思ってないが、食べてるものが違うしな! せめてもの償いというやつだ。
拙者は何故かポカンと口を開けてる八代の口に、一番小さく切ってあるチキンステーキをそのままフォークで突っ込んだ。
「ムグッ」
「う、うまいでござろう?」
「……うん、美味しい。ありがとう永田くん」
よし、誤魔化されたでござるな!! それにしても、八代も拙者に負けじと結構流されやすいタイプでござるな。こんなので誤魔化されるなんて。
「じゃあお礼に俺のハンバーグも一口あげるね。はい、永田くんアーンして?」
「は? 別に拙者が食べたいからあげたわけじゃねーでござるけど!?」
「分かってる、それでもいいんだ。俺があげたいだけだから。はい、アーン」
!?!? ちょっ……ちょっと……待っ……
「どうしたの? さっき君が俺にしてくれたことと同じだよ?」
そうでござるけど!! そうでござるけどぉぉ!!
拙者、無意識に何やらかしてるでござるかぁぁぁ―――!?
八代はなかなか素直に口を開けない拙者に少しイラついたのか――見た目には分からんでござるが――フォークの先に刺したハンバーグひと切れを、拙者の唇にムニュッと押し当てた。
「……っ」
「ほら。口を開けてごらん?」
周りのテーブルから好奇の視線を感じる。八代はきっと拙者が食べるまで、このフォークを降ろさないだろう。
となると、拙者が食べるまでは注目を浴び続けるということで……
ええい、変に意識するなでござる!!
バクッ!
拙者は大口を開けると、押し付けられたハンバーグを勢いよく食べた。
モグモグ……
「うーまっ!」
「ね、ハンバーグも美味しいでしょう?」
「うまい……けど! もういらない……」
くそっ! くそぉぉっ! 最初にこっちが仕掛けてしまったから強く言えないでござる……! アーンとかそんな、アニメかギャルゲーの中でしか見たことのないリア充なこと、キモヲタの拙者が……
ああああっ、ありえねーでござるゥゥ!!
やっちゃったけども!! やっちゃったけどもぉぉ!!!
「永田くんの口、小さくて可愛いね」
「は!? か、可愛いとかないし……」
今度は何を言い出すでござるか、この爽やかイケメン野郎!! どうせ拙者は顔のパーツ全部小さいでござるよ!! いわゆる幸薄モブ顔だよ!! 瓶底メガネしてるから分かんねーだろーけどぉ!!
「そうかなぁ、可愛いよ? 造りが上品っていうかさ」
「男に可愛いとか言うな。まあ、カッコイイとも言われねーでござるが」
「性格はカッコイイよ。俺、永田くんに憧れてるからね」
「顔も性格も悪い自信があるでござるが!?」
「そんなことないよ」
有無を言わせないような笑顔できっぱりと否定され、思わずうっと怯んでしまう。悪口は言われ慣れてるでござるけど、容姿や性格を褒められたことなどないから(雨宮氏から『永田氏は優しいね』って言われるぐらい)どういう反応をすればいいのかよくわからないでござる……。
「か、顔も性格も良い奴から言われても、全然説得力が無いでござるよ」
「ふふっ、それこそ買いかぶりだと思うなぁ。でも、ありがとう」
まったくこやつは、いったい拙者のどこ見て可愛いとかぬかすのか……全然自慢じゃないが、拙者はこの特注のメガネ以外はなかなか覚えられない超モブ顔でござるからな!! 同じく平凡顔の雨宮氏なんて目じゃないくらい!!
……本当に全然自慢じゃなかったでござる。
なんで部活で忙しい普通の高校生がこんな場所知ってんだ? リア充ってのはアンテナがすごいでござるな……。
「ここ、シンジのオススメの店なんだ。雑誌のインタビューで答えててさ」
「ああ、なるほど……」
現役モデルからの情報なら納得できる。拙者や雨宮氏がこういう場所に疎いだけなのかもしんねーでござるが。
雨宮氏、やっぱり南條先生と外ではデートしにくいって少し寂しそうでござるもんな。家でイチャコラしまくりの方が不健全な気がするけど、きっとあの腹黒教師の方はしてやったりなんだろうな……こわっ。
「いらっしゃいませ、こちらへどうぞ」
オシャレなエプロンを着けたイケメン店員が席まで案内してくれて、拙者たちは窓際の二人席に向き合って座った。窓から見える庭も隅々まで手入れされていて……なんつうかもう、オシャレ以外の語彙が出てこないでござるな。
母の趣味がガーデニングだから、母の日にでも連れて行こうか……。
「――永田くんは兄弟とかいるの?」
ぼんやりと庭を眺めていたら、八代から質問された。
「いや、1人っ子だ」
「そっか。俺は姉が二人いるんだ」
「ああ、だから女に弱いんでござるな。雨宮氏も姉が3人の末っ子長男だから女に弱い……ってわけでもねーが、いるのはほとんど女友達でござるよ」
こんなに友人のことをペラペラ話していいのか分からないが、まあ雨宮氏のことだから別に怒らないでござろう。
「そうなんだ。凄く仲良しなんだね、雨宮くんと。こないだも一緒に三年の教室まで来てたし」
「まあ、拙者は雨宮氏の唯一の男友達でござるしな……」
「付き合ってるわけじゃないんだね?」
ハッ!!
そういや月曜にそんなことを口走ったな……すっかり忘れてたでござるー!! でもこやつはてっきり信じてないと思っていたのに、まさか有効だったのでござるか!?
そしたら拙者は彼氏がいるのに他の男とデートしてるというクソビッチなわけだが……うへぇ、コイツと付き合う気はねーがクソビッチと思われるのは童貞のプライド(?)が許さないでござる!!
「あ、ごめんね? 雨宮くんと付き合ってるっていうのは本気にしてなかったんだけど、一応確認しておきたくて……」
「そ、そーでござるか」
ホッ
……ん!? いやいや、拙者は何安心してるでござるか? 別にビッチだろうがヤリチンだろうがコイツに勘違いされても痛くも痒くもないというのに!! さっきから拙者、普通に話してるし! こやつと仲良くなんかなりたくねーのに!! ああもう、チキンステーキ定食はよ来いでござるぅぅ!!
*
「ウマッ!」
「ほんと? 良かった~」
拙者が心で叫んだあと、すぐにチキンステーキは来てくれた。これがもう、めちゃくちゃ美味しい。店の名刺カードを持って帰ろう。次は母と……いや、雨宮氏と来ようか。あ、でも隠れ家的な場所だし、南條先生とのデート場所に勧めてみるか。拙者、ほんとにいい奴でござるな(自画自賛)
「本当に美味しいね。実は俺もここに来るのは初めてなんだ」
「ん、……千歳とは行ってないのでござるか?」
「うん」
ハッ! せ、拙者はまた他人の傷を抉るようなことを……!! コミュ障は学習しねぇでござるなぁ!!
「あ、気にさせちゃってごめんね。別に平気だから」
「ひ、一口食べるか!? チキンステーキ!」
「え?」
食べ物で誤魔化されるとは思ってないが、食べてるものが違うしな! せめてもの償いというやつだ。
拙者は何故かポカンと口を開けてる八代の口に、一番小さく切ってあるチキンステーキをそのままフォークで突っ込んだ。
「ムグッ」
「う、うまいでござろう?」
「……うん、美味しい。ありがとう永田くん」
よし、誤魔化されたでござるな!! それにしても、八代も拙者に負けじと結構流されやすいタイプでござるな。こんなので誤魔化されるなんて。
「じゃあお礼に俺のハンバーグも一口あげるね。はい、永田くんアーンして?」
「は? 別に拙者が食べたいからあげたわけじゃねーでござるけど!?」
「分かってる、それでもいいんだ。俺があげたいだけだから。はい、アーン」
!?!? ちょっ……ちょっと……待っ……
「どうしたの? さっき君が俺にしてくれたことと同じだよ?」
そうでござるけど!! そうでござるけどぉぉ!!
拙者、無意識に何やらかしてるでござるかぁぁぁ―――!?
八代はなかなか素直に口を開けない拙者に少しイラついたのか――見た目には分からんでござるが――フォークの先に刺したハンバーグひと切れを、拙者の唇にムニュッと押し当てた。
「……っ」
「ほら。口を開けてごらん?」
周りのテーブルから好奇の視線を感じる。八代はきっと拙者が食べるまで、このフォークを降ろさないだろう。
となると、拙者が食べるまでは注目を浴び続けるということで……
ええい、変に意識するなでござる!!
バクッ!
拙者は大口を開けると、押し付けられたハンバーグを勢いよく食べた。
モグモグ……
「うーまっ!」
「ね、ハンバーグも美味しいでしょう?」
「うまい……けど! もういらない……」
くそっ! くそぉぉっ! 最初にこっちが仕掛けてしまったから強く言えないでござる……! アーンとかそんな、アニメかギャルゲーの中でしか見たことのないリア充なこと、キモヲタの拙者が……
ああああっ、ありえねーでござるゥゥ!!
やっちゃったけども!! やっちゃったけどもぉぉ!!!
「永田くんの口、小さくて可愛いね」
「は!? か、可愛いとかないし……」
今度は何を言い出すでござるか、この爽やかイケメン野郎!! どうせ拙者は顔のパーツ全部小さいでござるよ!! いわゆる幸薄モブ顔だよ!! 瓶底メガネしてるから分かんねーだろーけどぉ!!
「そうかなぁ、可愛いよ? 造りが上品っていうかさ」
「男に可愛いとか言うな。まあ、カッコイイとも言われねーでござるが」
「性格はカッコイイよ。俺、永田くんに憧れてるからね」
「顔も性格も悪い自信があるでござるが!?」
「そんなことないよ」
有無を言わせないような笑顔できっぱりと否定され、思わずうっと怯んでしまう。悪口は言われ慣れてるでござるけど、容姿や性格を褒められたことなどないから(雨宮氏から『永田氏は優しいね』って言われるぐらい)どういう反応をすればいいのかよくわからないでござる……。
「か、顔も性格も良い奴から言われても、全然説得力が無いでござるよ」
「ふふっ、それこそ買いかぶりだと思うなぁ。でも、ありがとう」
まったくこやつは、いったい拙者のどこ見て可愛いとかぬかすのか……全然自慢じゃないが、拙者はこの特注のメガネ以外はなかなか覚えられない超モブ顔でござるからな!! 同じく平凡顔の雨宮氏なんて目じゃないくらい!!
……本当に全然自慢じゃなかったでござる。
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