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第3章:覚醒編(開き直り)
第11話:再会そして町案内 後編
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「食事は概ね理想のレベルにまで来ているな」
「ありがとうございます。ただ、概ねということはまだまだ、発展の余地があるということで?」
「ああ、これは基礎段階だからな。私が考えたレシピを元に作っているだけの料理ではだめだ。あとは、料理人たちが切磋琢磨してこれを昇華して、初めて真のジャストール料理になると考えている」
俺の言葉に、マルコスが感心したような表情で頷く。
「おっしゃる通りですね。これではルーク様の家名からとったジャストール料理ですね。我々が目指すのは、ジャストール領の武器としてのジャストール料理ですから」
テーブルの横に立っていたシェフの男性も、俺の意見に同意してくれるようだ。
「ふふ……そうおっしゃると思いましたよ。ミシューラウ料理長」
「はっ」
そのやり取りをみてマルコスが悪戯っぽく笑うと、シェフの男性になにやら目配せをする。
そして、新たな料理が運ばれてくる。
「コース料理の後に追加のアラカルトか。邪道じゃないか?」
「まあ、今回のコースは私たちの研究の結果を見てもらうためのものですから。そして、これからお出しする料理こそが研究の成果ですよ」
「なるほど、だから微妙に一品一品がコース料理のそれよりも、やや少なかったのか。私の考えそうなことなどお見通しか」
「いえ、おそらく妥協を知らない主なら、さらなる上を求めると愚考いたしました」
「はは、お前の主は私の父だろう」
マルコスがおかしなことを言っている。
彼はジャストール家に仕えているわけで、そこの当主は父であるゴートなのだが。
「おや、少し先走ってしまいました」
「まさか、世辞までうまくなるとはな。前は俺を子ども扱いして持ち上げる程度だったが、まさかここにきて跡も継げないただの次男坊におべっかを使うようになるとは。マルコスの成長にも目を見張るものがある」
「どうもルーク様は自身を過小評価するきらいがあるようですね」
「あまり褒めても私じゃお前の出世に口は出せんぞ?」
そんなやり取りをしている間に、シェフが料理を一品持ってきた。
見た目にも美しい肉料理だ。
ソースからは醤油のような香りが漂ってくる。
そして、上に乗っているのは大根おろしか?
「ルーク様から教えていただいたすりおろしという手法を、大根に使ってみました。確かにリンゴや生姜、ワサビを使ったすりおろし料理は新しい味でしたので、他にも色々と確かめてみた結果この大根のおろしたものがまたアクセントのあるなんともいえない味わいを出しておりまして」
……うん、知ってたって言いにくい空気だ。
すっかり忘れてたよ、大根おろしの存在。
いやでも、自分たちでそれを発見したことが何よりの進歩だな。
「リンゴのように水分を多く含み、また生姜、ワサビ同様の根の部分であることから成功はある程度確信しておりました。ニンジンやジャガイモでも試しましたが、悪くはなかったです。ただ、こっちはただ大根を食すのとは全く違った味わいが生まれ、料理との親和性も高く……」
凄く一生懸命説明してくれるので、知らなかったフリをして一生懸命聞いた。
うん、成果だな。
確かに地球では様々な調理法が開拓されて、もはやこれ以上の新たな発見はないと思えるレベルだった。
だから、仕方ないといえば仕方ない。
重要なのは、ここに自分たちの努力だけで行きついたということだ。
「なるほど肉のタレには生姜を使っているのか」
「タレ……ですか? いえ、流石主ですね。この肉料理のソースは醤油と砂糖、酒に生姜をすったものを加えております」
ああ、ソースだな。
こんな上品な料理店なら、これはソースだ。
うん、ソースだ。
しかし、そこに大根おろしを加えるとか、鉄板……うん、この世界の人からすれば鉄板じゃないんだ。
新発見なんだ。
そこは、素直に驚かないと。
「さしずめ、すりおろしのシンフォニーだな」
「なかなかに、言い得て妙ですね」
「ああ、にんにくをすりおろしたものを足してもいいかもしれない」
「まさか、初めて食べた料理で材料だけでなく、さらなるアイデアまですぐに出てくるとは。恐れ入りました」
「いやいや、このような美味しい料理を作り出した2人にこそ、私は恐れ入ったよ」
どうにか、うまいこと切り抜けられたかな?
うん、マルコスも料理長も誇らしげだから、問題なかったようだ。
それから、店を後にして工業区へと進む。
ここが一番意味が分からないよな。
確かに蒸気機関について話はしたけど、魔法や魔石の存在する世界で需要があるかと言われたら困るところだった。
鉄火場以外でモクモクと煙を出すような工房は想像もつかなかったが。
この工業区にある建物では、あちらこちらから蒸気のようなものがあがっている。
といっても俺が伝えたのは水は温めると蒸気を産んで体積を増やし、その蒸気で容器を満たした状態で冷やすと中が真空になるということ。
あとはピストンの上下運動や、それを回転運動に変化させる方法。
それからタービンなんかの仕組みを、簡単に伝えただけだ。
しかし、それだけで様々な機械が出来たんだろう。
巨大なシリンダーがあり、その中から大きな音が聞こえてくる。
高い熱を使っているからか、工業区内を縦横無尽に走るパイプの繋ぎ目からも蒸気が漏れだしている。
ただ……
うん、シリンダーにしてもタンクにしても、パイプにしても、そのどれもに幾何学的な線が引かれ時折緑色に光っているのがなんとも幻想的だ。
これは、魔力回路だな。
魔力を使って、蒸気を効率的に生み出しているのだろう。
その先で青や赤に変わる魔力回路がある。
接続部に魔石があるから、ここで無属性の魔力に属性を持たせているのかもしれない。
「驚きましたか?」
「驚いたなんてもんじゃない。しかし、夜来ると幻想的な景色が見られそうだな」
「……」
「どうした?」
俺の言葉に、マルコスが呆れたような表情をうかべている。
「いえ、ルーク様が騒音の問題で工業区の稼働時間を決められたので、夜は見ることが出来ませんよ」
「ここまでの規模になったら、景色としてもありだと思うぞ? 騒音問題に関してはさらに高い壁で覆って防音の魔法を施すってのはどうだ? 壁面に無駄に幾何学的な模様で回路を組めばそれすらも美しく輝くと思うぞ?」
「えっと……」
「夜景だよ、夜景」
「夜景ですか?」
「ああ、夜の景色だ。夜に光輝くものを見るのは、気持ちが高揚するだろう? 満天の星空を駆ける流星群や、蛍の舞う湖なんか特にそうだろ?」
「確かに」
おお、呆れた表情から一転、感動したような表情に変わったが。
まあ、確かに領主の息子にうるさくて迷惑だから、夜は工場を止めろと言われたら従うしかないよな。
「それに、多少大きな音でも気持ちを落ち着かせるリズムというのがあるからな。まあ、状況が変わればそれに合わせた変化も必要ってことで」
「その夜景ですが、どう活用するというのですか? 工業区は危険なのであまり一般の方の立ち入りは……」
マルコスの言葉に、俺は思わずため息を吐く。
「申し訳ありません。思慮が足りず」
「いや、いい。私の言葉が足りなかった」
こういったのははっきりと言葉で伝えないとな。
部下に対して、考えなくても分かるだろうという考えは危険だ。
分かるだろうと思っていても、確実に言葉で指示は伝えないといけない。
概ね分かっていたとしても、ちょっとの思い違いや勘違いで大きな失敗に繋がることは少なくない。
人の判断なんてのは、その時の状況によって左右されることだってざらにある。
仕事とかプライベート関係なく、そういった要因で判断を誤るということは可能性として入れておかないといけない。
そんな簡単なことも分からなかった部下が悪いんじゃない。
それを言うなら、こいつならそんな考えに行き付くだろうと分からなかった上司が悪いんだ。
だから、指示は簡潔かつ正確に出さないといけない。
そして分からなければ聞ける環境を作らないといけない。
無能な部下を使いこなし有能にしてこそ、立派な上司だ。
……と熱く語ってみたが、過去の自分の経験談が大いに含まれている。
部下に任せっきりで何度も痛い目にあってるのに、部下が無能だからと責任転嫁していた。
俺が上司として無能だったと気付くまで、数年かかったな。
仕事に手抜きは赦されない。
それは部下への指示や、進捗状況の確認も含まれる。
といっても、マルコスは有能だが。
有能でも指示通りに動いてもらえるよう、指示は簡潔に出さないとな。
分かるだろうは、危険だ。
仕事も運転と一緒。
だろうではなく、かもしれないが必要だ。
分からないかもしれないで、対応しないと。
「別に工業区が見渡せる高台のような場所を用意して、そこから一望できるようにしてもいいと思うぞ? この町の建築技術と土魔法を組み合わせればどうとでもなるだろう」
「確かに」
「それに、工業区を取り仕切ってる部署から、一番詳しいやつにガイドをやらせるとかな。あとは各工場に危険が及ばない場所に道や仕切りを用意してもらって、そこまでなら近づけるようにするとか」
「単純ですが、素晴らしい案だと思います」
「それに工業区の連中には、これでものづくりに興味を持つ人が増えたら、将来的に働き手も増えると伝えてみたらどうだ? お金のために働く人材より、よっぽど有望な人材が集まるとでも言って」
「恐れ入りました」
ここまでヒントを出せば、あとは勝手にやってくれるだろう。
やってくれないかもしれない?
いやいや、別にやらなければやらなくてもいい。
ここがここまで発展した時点で、すでにイレギュラーだからな。
うん、いい意味で。
「ありがとうございます。ただ、概ねということはまだまだ、発展の余地があるということで?」
「ああ、これは基礎段階だからな。私が考えたレシピを元に作っているだけの料理ではだめだ。あとは、料理人たちが切磋琢磨してこれを昇華して、初めて真のジャストール料理になると考えている」
俺の言葉に、マルコスが感心したような表情で頷く。
「おっしゃる通りですね。これではルーク様の家名からとったジャストール料理ですね。我々が目指すのは、ジャストール領の武器としてのジャストール料理ですから」
テーブルの横に立っていたシェフの男性も、俺の意見に同意してくれるようだ。
「ふふ……そうおっしゃると思いましたよ。ミシューラウ料理長」
「はっ」
そのやり取りをみてマルコスが悪戯っぽく笑うと、シェフの男性になにやら目配せをする。
そして、新たな料理が運ばれてくる。
「コース料理の後に追加のアラカルトか。邪道じゃないか?」
「まあ、今回のコースは私たちの研究の結果を見てもらうためのものですから。そして、これからお出しする料理こそが研究の成果ですよ」
「なるほど、だから微妙に一品一品がコース料理のそれよりも、やや少なかったのか。私の考えそうなことなどお見通しか」
「いえ、おそらく妥協を知らない主なら、さらなる上を求めると愚考いたしました」
「はは、お前の主は私の父だろう」
マルコスがおかしなことを言っている。
彼はジャストール家に仕えているわけで、そこの当主は父であるゴートなのだが。
「おや、少し先走ってしまいました」
「まさか、世辞までうまくなるとはな。前は俺を子ども扱いして持ち上げる程度だったが、まさかここにきて跡も継げないただの次男坊におべっかを使うようになるとは。マルコスの成長にも目を見張るものがある」
「どうもルーク様は自身を過小評価するきらいがあるようですね」
「あまり褒めても私じゃお前の出世に口は出せんぞ?」
そんなやり取りをしている間に、シェフが料理を一品持ってきた。
見た目にも美しい肉料理だ。
ソースからは醤油のような香りが漂ってくる。
そして、上に乗っているのは大根おろしか?
「ルーク様から教えていただいたすりおろしという手法を、大根に使ってみました。確かにリンゴや生姜、ワサビを使ったすりおろし料理は新しい味でしたので、他にも色々と確かめてみた結果この大根のおろしたものがまたアクセントのあるなんともいえない味わいを出しておりまして」
……うん、知ってたって言いにくい空気だ。
すっかり忘れてたよ、大根おろしの存在。
いやでも、自分たちでそれを発見したことが何よりの進歩だな。
「リンゴのように水分を多く含み、また生姜、ワサビ同様の根の部分であることから成功はある程度確信しておりました。ニンジンやジャガイモでも試しましたが、悪くはなかったです。ただ、こっちはただ大根を食すのとは全く違った味わいが生まれ、料理との親和性も高く……」
凄く一生懸命説明してくれるので、知らなかったフリをして一生懸命聞いた。
うん、成果だな。
確かに地球では様々な調理法が開拓されて、もはやこれ以上の新たな発見はないと思えるレベルだった。
だから、仕方ないといえば仕方ない。
重要なのは、ここに自分たちの努力だけで行きついたということだ。
「なるほど肉のタレには生姜を使っているのか」
「タレ……ですか? いえ、流石主ですね。この肉料理のソースは醤油と砂糖、酒に生姜をすったものを加えております」
ああ、ソースだな。
こんな上品な料理店なら、これはソースだ。
うん、ソースだ。
しかし、そこに大根おろしを加えるとか、鉄板……うん、この世界の人からすれば鉄板じゃないんだ。
新発見なんだ。
そこは、素直に驚かないと。
「さしずめ、すりおろしのシンフォニーだな」
「なかなかに、言い得て妙ですね」
「ああ、にんにくをすりおろしたものを足してもいいかもしれない」
「まさか、初めて食べた料理で材料だけでなく、さらなるアイデアまですぐに出てくるとは。恐れ入りました」
「いやいや、このような美味しい料理を作り出した2人にこそ、私は恐れ入ったよ」
どうにか、うまいこと切り抜けられたかな?
うん、マルコスも料理長も誇らしげだから、問題なかったようだ。
それから、店を後にして工業区へと進む。
ここが一番意味が分からないよな。
確かに蒸気機関について話はしたけど、魔法や魔石の存在する世界で需要があるかと言われたら困るところだった。
鉄火場以外でモクモクと煙を出すような工房は想像もつかなかったが。
この工業区にある建物では、あちらこちらから蒸気のようなものがあがっている。
といっても俺が伝えたのは水は温めると蒸気を産んで体積を増やし、その蒸気で容器を満たした状態で冷やすと中が真空になるということ。
あとはピストンの上下運動や、それを回転運動に変化させる方法。
それからタービンなんかの仕組みを、簡単に伝えただけだ。
しかし、それだけで様々な機械が出来たんだろう。
巨大なシリンダーがあり、その中から大きな音が聞こえてくる。
高い熱を使っているからか、工業区内を縦横無尽に走るパイプの繋ぎ目からも蒸気が漏れだしている。
ただ……
うん、シリンダーにしてもタンクにしても、パイプにしても、そのどれもに幾何学的な線が引かれ時折緑色に光っているのがなんとも幻想的だ。
これは、魔力回路だな。
魔力を使って、蒸気を効率的に生み出しているのだろう。
その先で青や赤に変わる魔力回路がある。
接続部に魔石があるから、ここで無属性の魔力に属性を持たせているのかもしれない。
「驚きましたか?」
「驚いたなんてもんじゃない。しかし、夜来ると幻想的な景色が見られそうだな」
「……」
「どうした?」
俺の言葉に、マルコスが呆れたような表情をうかべている。
「いえ、ルーク様が騒音の問題で工業区の稼働時間を決められたので、夜は見ることが出来ませんよ」
「ここまでの規模になったら、景色としてもありだと思うぞ? 騒音問題に関してはさらに高い壁で覆って防音の魔法を施すってのはどうだ? 壁面に無駄に幾何学的な模様で回路を組めばそれすらも美しく輝くと思うぞ?」
「えっと……」
「夜景だよ、夜景」
「夜景ですか?」
「ああ、夜の景色だ。夜に光輝くものを見るのは、気持ちが高揚するだろう? 満天の星空を駆ける流星群や、蛍の舞う湖なんか特にそうだろ?」
「確かに」
おお、呆れた表情から一転、感動したような表情に変わったが。
まあ、確かに領主の息子にうるさくて迷惑だから、夜は工場を止めろと言われたら従うしかないよな。
「それに、多少大きな音でも気持ちを落ち着かせるリズムというのがあるからな。まあ、状況が変わればそれに合わせた変化も必要ってことで」
「その夜景ですが、どう活用するというのですか? 工業区は危険なのであまり一般の方の立ち入りは……」
マルコスの言葉に、俺は思わずため息を吐く。
「申し訳ありません。思慮が足りず」
「いや、いい。私の言葉が足りなかった」
こういったのははっきりと言葉で伝えないとな。
部下に対して、考えなくても分かるだろうという考えは危険だ。
分かるだろうと思っていても、確実に言葉で指示は伝えないといけない。
概ね分かっていたとしても、ちょっとの思い違いや勘違いで大きな失敗に繋がることは少なくない。
人の判断なんてのは、その時の状況によって左右されることだってざらにある。
仕事とかプライベート関係なく、そういった要因で判断を誤るということは可能性として入れておかないといけない。
そんな簡単なことも分からなかった部下が悪いんじゃない。
それを言うなら、こいつならそんな考えに行き付くだろうと分からなかった上司が悪いんだ。
だから、指示は簡潔かつ正確に出さないといけない。
そして分からなければ聞ける環境を作らないといけない。
無能な部下を使いこなし有能にしてこそ、立派な上司だ。
……と熱く語ってみたが、過去の自分の経験談が大いに含まれている。
部下に任せっきりで何度も痛い目にあってるのに、部下が無能だからと責任転嫁していた。
俺が上司として無能だったと気付くまで、数年かかったな。
仕事に手抜きは赦されない。
それは部下への指示や、進捗状況の確認も含まれる。
といっても、マルコスは有能だが。
有能でも指示通りに動いてもらえるよう、指示は簡潔に出さないとな。
分かるだろうは、危険だ。
仕事も運転と一緒。
だろうではなく、かもしれないが必要だ。
分からないかもしれないで、対応しないと。
「別に工業区が見渡せる高台のような場所を用意して、そこから一望できるようにしてもいいと思うぞ? この町の建築技術と土魔法を組み合わせればどうとでもなるだろう」
「確かに」
「それに、工業区を取り仕切ってる部署から、一番詳しいやつにガイドをやらせるとかな。あとは各工場に危険が及ばない場所に道や仕切りを用意してもらって、そこまでなら近づけるようにするとか」
「単純ですが、素晴らしい案だと思います」
「それに工業区の連中には、これでものづくりに興味を持つ人が増えたら、将来的に働き手も増えると伝えてみたらどうだ? お金のために働く人材より、よっぽど有望な人材が集まるとでも言って」
「恐れ入りました」
ここまでヒントを出せば、あとは勝手にやってくれるだろう。
やってくれないかもしれない?
いやいや、別にやらなければやらなくてもいい。
ここがここまで発展した時点で、すでにイレギュラーだからな。
うん、いい意味で。
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