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第三章:王都学園編~初年度後期~
第36話:秘策
お泊り会の翌日、今日も今日とて学園の食堂でいつものメンバーにて集合。
もはや、大所帯どころではないけど。
私は勿論、可愛いお友達に囲まれてご満悦だけどね。
テーブルの一部の空気が重い。
「てか、あのグループもう無敵だろ!」
「あれに手を出すとか、勇者通り越して英雄だな」
「てか、とうとう平民まで混じってスクールカースト全制覇かよ!」
周りからあれこれと噂されているが、今日の私は寛大だから許してしんぜよう。
なんせ、ソフィアが参加してくれてるからね。
勉強会メンバーの最終ミーティングと称して、強引に拉致してきたともいえるけど。
「もはや、生贄だな」
「たぶん、小間使い目的で誘ったんだよ」
「いやいや、エルザ様だぞ? それはないだろう」
おっ、前の二人は悪い意味で覚えたけど、最後の君は良い意味で覚えたよ。
都合二対一のしかも人の悪口といった状況で、堂々と反論できるとか素晴らしい!
「ちゃんと、相場の倍くらいの給金で雇ったんだよ」
……君の顔も、ちゃんと覚えたからね。
さてと、出来れば全員で無事冬季休暇に入りたいところなんだけど。
カーラとフローラがギリギリで、ジェイのお墨付きにならないんだよ。
二人とも微妙に理科で落とされるって予言されてて、必死に机にしがみついてるけど。
食堂の……食卓に。
レイチェルは違う意味で、しがみついてるけどね。
「これ、物凄く美味しいです!」
うんうん、顔を見れば分かるよ。
私もきまぐれメニューだから、そんなに気に入ったのなら一切れ分けたげるよ。
「グヌヌヌ……あの余裕の顔が恨めしい」
「合格組の皆様の余裕の表情が歪むところを、是非見てみたいものですわね」
あっ……カーラとフローラが闇落ちしてる。
悪役令嬢みたいなムーブを始めた。
「いまは、できることをやりましょう」
それを遠慮気味に宥めているチェルシーは、ギリギリ合格組だ。
いまのペースで勉強をさぼらなければというジェイの言葉を受けて、今までよりも頑張っている。
「もし、体調不良で一日でも勉強できない日があれば落ちるということですもん」
私とレイチェル、オルガ、テレサは問題なし。
ジェーンとソフィアは復習さえしてれば、大丈夫なレベルと。
ついでに見てもらったクリントは、学年8位の顔してると言われて微妙な表情を浮かべていた。
「じゃあ、とりあえず7位を目指すか」
と呟いたら、色々とジェイに課題を出されていた。
……本当に、この子は何者なのだろう。
すべて、適当に言ってる感はあるけど。
キャラ的に。
でも、不思議ちゃんでもあることを考えると、無視もできないんだよね。
これで彼女が落ちたら、笑えるような笑えないような。
「全員一緒に合格出来たら、またお泊り会を開くよ!」
仕方なしに、ご褒美を……
微妙な表情をされてしまった。
「雪が降る前に、領地に戻らないといけないので」
とは、オルガの言葉。
扇子で顔を隠していても、悲しそうな表情を浮かべているのが見える。
ジェーンとチェルシーも帰らないといけないらしい。
フローラとテレサは王都住みだから、素直に喜んでくれた。
レイチェルも領地に帰るみたいだけど、きっとミッシェルに言えば残れると。
ポーラは……
「色々とお小遣いを前借したりしたので、親のご機嫌取りというなの家族旅行強制参加です」
……早いとこミッシェルさんのお尻を叩いて、彼女の金策をなんとかしないと。
ヤバイところから借りる前に、私を頼るように言っておこう。
「一番、ヤバそうな気がしますよ……返そうとしても、受け取ってもらえ無さそうという意味で」
「まあ、お金を貸すって、あげると同意義だからね」
「違うと思うんですけど……」
大金を借りにくるような人間は、返せる当てなんかないに決まってるじゃん。
稼げるような人間なら、自分でとっくに稼いでるだろうし。
そりゃ、家族が大病でとからなら、分かるけど。
そういった理由で貸したお金が返ってこなくても、督促はしづらいし。
小銭貸し借りは、覚えてないことの方が多かったな。
ていうか、ジュース代とか返ってこなくても気にしなかったし。
相手が出すこともあるから、なんとなくバランス取れてたと思うけど。
「私は小心者なので、借金抱えた状態というのは心がヤバイことになります」
ポーラがそう言うなら仕方ない。
「じゃあ、その時は稼げる仕事を紹介するよ」
「もっと、ヤバイやつじゃないですか!」
むぅ、失礼な。
大した内容じゃないよ。
簡単なとこだとサガラさんのところで、掃除のお手伝いとか?
あとは、私と魔物狩りとか……かな?
「とりあえず、ちゃんと合格したらご褒美用意してあげるから、みんな頑張ろう!」
「私たち以外は、頑張らなくてももらえるやつですよね……それ」
珍しく、カーラが私を肯定してくれないとは。
これは、かなりキてるね。
「じゃあ、全員合格したら全員に」
「それは、プレッシャーで私の心が死にます」
カーラが随分と我がままだ。
「とりあえず、ご褒美楽しみにしててね!」
そういって、食堂を後にしたけど。
確かに、本当に大所帯になったものだ。
流石に、これに喧嘩売る愚か者はいないと信じたい。
みんな、道を譲ってくれてるし。
「凱旋パレードかよ!」
「芸人のキャラバンじゃないか?」
「こんな豪華なキャラバン、怖くて近づけねーよ」
本当に、男子って怖いもの知らずだね。
カーラが勉強に集中モードになってることに、感謝しなよ。
彼女は切り込み隊長気質のところがあるからね。
「随分と、愉快なお話をされていますわね」
「ちょっ、カーラ! そんなことしてたら、せっかく覚えた内容が抜けてくよ」
と思ったら、普通に颯爽と切り込んでいってた。
なんか、ブツブツと単語っぽいのを呟いてたはずなのに。
やっぱり、集中力がいまいちな子だね。
「貴方たちの顔は覚えましたからね……テスト明けを楽しみにしてらして」
「いやいや、余計なことを覚えてないで、理科の魔石反応の応用の一つでも覚えた方が良いよ」
三人分の男子生徒の顔の記憶に割くようなリソースは、今のカーラには無いと思うんだけどなぁ。
私は私で、皆に渡すご褒美を考えないと。
合格できなかったら?
よく頑張ったんだから、そっちに対するご褒美と励ましってことで。
何を送ろうかなぁ……
そういえば、さっきテレサとフローラが冬季休暇中に、屋敷に来てと招待してくれたっけ。
嬉しかったけど、理由が彼女たちのお父さんと手合わせ鍛錬って……
女子が女子を誘う理由じゃないと思うんだ。
キラキラした目でお願いされたから、つい快諾しちゃったけど。
彼女たちの前で、父親の面子を潰すわけにもいかないし。
今さらながらテスト以外で、頭を悩ませることが多いなぁ。
もはや、大所帯どころではないけど。
私は勿論、可愛いお友達に囲まれてご満悦だけどね。
テーブルの一部の空気が重い。
「てか、あのグループもう無敵だろ!」
「あれに手を出すとか、勇者通り越して英雄だな」
「てか、とうとう平民まで混じってスクールカースト全制覇かよ!」
周りからあれこれと噂されているが、今日の私は寛大だから許してしんぜよう。
なんせ、ソフィアが参加してくれてるからね。
勉強会メンバーの最終ミーティングと称して、強引に拉致してきたともいえるけど。
「もはや、生贄だな」
「たぶん、小間使い目的で誘ったんだよ」
「いやいや、エルザ様だぞ? それはないだろう」
おっ、前の二人は悪い意味で覚えたけど、最後の君は良い意味で覚えたよ。
都合二対一のしかも人の悪口といった状況で、堂々と反論できるとか素晴らしい!
「ちゃんと、相場の倍くらいの給金で雇ったんだよ」
……君の顔も、ちゃんと覚えたからね。
さてと、出来れば全員で無事冬季休暇に入りたいところなんだけど。
カーラとフローラがギリギリで、ジェイのお墨付きにならないんだよ。
二人とも微妙に理科で落とされるって予言されてて、必死に机にしがみついてるけど。
食堂の……食卓に。
レイチェルは違う意味で、しがみついてるけどね。
「これ、物凄く美味しいです!」
うんうん、顔を見れば分かるよ。
私もきまぐれメニューだから、そんなに気に入ったのなら一切れ分けたげるよ。
「グヌヌヌ……あの余裕の顔が恨めしい」
「合格組の皆様の余裕の表情が歪むところを、是非見てみたいものですわね」
あっ……カーラとフローラが闇落ちしてる。
悪役令嬢みたいなムーブを始めた。
「いまは、できることをやりましょう」
それを遠慮気味に宥めているチェルシーは、ギリギリ合格組だ。
いまのペースで勉強をさぼらなければというジェイの言葉を受けて、今までよりも頑張っている。
「もし、体調不良で一日でも勉強できない日があれば落ちるということですもん」
私とレイチェル、オルガ、テレサは問題なし。
ジェーンとソフィアは復習さえしてれば、大丈夫なレベルと。
ついでに見てもらったクリントは、学年8位の顔してると言われて微妙な表情を浮かべていた。
「じゃあ、とりあえず7位を目指すか」
と呟いたら、色々とジェイに課題を出されていた。
……本当に、この子は何者なのだろう。
すべて、適当に言ってる感はあるけど。
キャラ的に。
でも、不思議ちゃんでもあることを考えると、無視もできないんだよね。
これで彼女が落ちたら、笑えるような笑えないような。
「全員一緒に合格出来たら、またお泊り会を開くよ!」
仕方なしに、ご褒美を……
微妙な表情をされてしまった。
「雪が降る前に、領地に戻らないといけないので」
とは、オルガの言葉。
扇子で顔を隠していても、悲しそうな表情を浮かべているのが見える。
ジェーンとチェルシーも帰らないといけないらしい。
フローラとテレサは王都住みだから、素直に喜んでくれた。
レイチェルも領地に帰るみたいだけど、きっとミッシェルに言えば残れると。
ポーラは……
「色々とお小遣いを前借したりしたので、親のご機嫌取りというなの家族旅行強制参加です」
……早いとこミッシェルさんのお尻を叩いて、彼女の金策をなんとかしないと。
ヤバイところから借りる前に、私を頼るように言っておこう。
「一番、ヤバそうな気がしますよ……返そうとしても、受け取ってもらえ無さそうという意味で」
「まあ、お金を貸すって、あげると同意義だからね」
「違うと思うんですけど……」
大金を借りにくるような人間は、返せる当てなんかないに決まってるじゃん。
稼げるような人間なら、自分でとっくに稼いでるだろうし。
そりゃ、家族が大病でとからなら、分かるけど。
そういった理由で貸したお金が返ってこなくても、督促はしづらいし。
小銭貸し借りは、覚えてないことの方が多かったな。
ていうか、ジュース代とか返ってこなくても気にしなかったし。
相手が出すこともあるから、なんとなくバランス取れてたと思うけど。
「私は小心者なので、借金抱えた状態というのは心がヤバイことになります」
ポーラがそう言うなら仕方ない。
「じゃあ、その時は稼げる仕事を紹介するよ」
「もっと、ヤバイやつじゃないですか!」
むぅ、失礼な。
大した内容じゃないよ。
簡単なとこだとサガラさんのところで、掃除のお手伝いとか?
あとは、私と魔物狩りとか……かな?
「とりあえず、ちゃんと合格したらご褒美用意してあげるから、みんな頑張ろう!」
「私たち以外は、頑張らなくてももらえるやつですよね……それ」
珍しく、カーラが私を肯定してくれないとは。
これは、かなりキてるね。
「じゃあ、全員合格したら全員に」
「それは、プレッシャーで私の心が死にます」
カーラが随分と我がままだ。
「とりあえず、ご褒美楽しみにしててね!」
そういって、食堂を後にしたけど。
確かに、本当に大所帯になったものだ。
流石に、これに喧嘩売る愚か者はいないと信じたい。
みんな、道を譲ってくれてるし。
「凱旋パレードかよ!」
「芸人のキャラバンじゃないか?」
「こんな豪華なキャラバン、怖くて近づけねーよ」
本当に、男子って怖いもの知らずだね。
カーラが勉強に集中モードになってることに、感謝しなよ。
彼女は切り込み隊長気質のところがあるからね。
「随分と、愉快なお話をされていますわね」
「ちょっ、カーラ! そんなことしてたら、せっかく覚えた内容が抜けてくよ」
と思ったら、普通に颯爽と切り込んでいってた。
なんか、ブツブツと単語っぽいのを呟いてたはずなのに。
やっぱり、集中力がいまいちな子だね。
「貴方たちの顔は覚えましたからね……テスト明けを楽しみにしてらして」
「いやいや、余計なことを覚えてないで、理科の魔石反応の応用の一つでも覚えた方が良いよ」
三人分の男子生徒の顔の記憶に割くようなリソースは、今のカーラには無いと思うんだけどなぁ。
私は私で、皆に渡すご褒美を考えないと。
合格できなかったら?
よく頑張ったんだから、そっちに対するご褒美と励ましってことで。
何を送ろうかなぁ……
そういえば、さっきテレサとフローラが冬季休暇中に、屋敷に来てと招待してくれたっけ。
嬉しかったけど、理由が彼女たちのお父さんと手合わせ鍛錬って……
女子が女子を誘う理由じゃないと思うんだ。
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