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灯りを灯したマッチ
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☆登場人物
・少女 家が貧しく、毎晩マッチを売っている
・レイ 少女を救おうとする
・ユズ レイと共に少女を救おうとする
・父親 少女の父親。暴力を振るう
・祖母 少女の祖母。お金持ちで、隣町に住んでいる
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
☆舞台上は家。張り出しか舞台前が外。少女と父親舞台上。
少女 痛いっ
父親 お前が出来損ないなのが悪いんだろう!
少女 ごめんなさい、ごめんなさい。明日こそちゃん
と売ってくるからっ
父親 昨日もそう言ってたよな。明日売れなかったら
ただじゃおかないからな
少女 ごめんなさい、頑張るからっ
☆暗転。しばらくして明転
少女 行ってきます
父親 昨日言ってたからな。明日こそちゃんと売って
くるってな。売れなかったらどうなるかわかる
だろうな
少女 はい、
父親 …
少女 行ってきます
☆少女、扉から外に出る。家のところ暗転。外も暗めに。夜。
少女 マッチ…入りませんか。マッチ、入りませんか
☆ずっと繰り返す。レイとユズ入ってくる。
レイ 寒いわねー
ユズ ですね
レイ ここでの生活は慣れてきたけれど
ユズ まさか、絵本の世界に入るとは思わなかったで
すね
レイ 本当にね
ユズ 〈マッチ売りの少女〉でしたっけ
レイ たぶんね。ここまで寒い中、一晩中マッチを売
り続けてたのね
ユズ ぼくなら耐えられないですね
レイ あたしも無理よ。そんなのごめんだわ
ユズ それにしても、どうやったら戻れるんですかね
レイ この一週間ずっと探していたけれど、手がかり
すらないわね
ユズ 諦めるしかないんですかねえ
レイ それだけは嫌
ユズ ぼくだってごめんですよ。こんな寒いところで
一生過ごすなんて
レイ 流石に夏は暖かいと思うけれど
ユズ それでも嫌ですよ
レイ 一旦、今日はこの辺りから探しますか
ユズ ですね
☆レイ、ユズ、少女の方向に歩く。
少女 あっ!あの、マッチ、マッチ、入りませんか!
レイ マッチ?
ユズ レイさん、この子もしかして…
レイ 〈マッチ売りの少女〉
ユズ だと思います
レイ ごめんなさいね、あたしたち今手持ちがなくっ
て
少女 そうですか…
ユズ ごめんね。でも家にあるから、また買いに来る
ね
少女 本当ですか!あっ、でも…
レイ どうしたの?
少女 今日、マッチを売らないと家に入れないんです
ユズ それは、どうして?
少女 昨日、お父さんにそう言われたの
ユズ なんと…
レイ うーん、買ってあげたいのだけれど、なんせつ
い最近来たばかりだからあまりお金を持ってい
ないのよね。それに、それだと一時的な対処に
過ぎないわ。長期的な対処ができれば良いのだ
けれど
ユズ ですよね…他に買ってくれそうな方も見当たり
ませんし、もしかしたら、また明日も同じ状況
になるかもしれませんね
レイ うちで匿ってあげても良いのだけれど、食料に
余裕もないし、逆効果になるかもしれないわ
ユズ 確かに
レイ どうにかして助けてあげられないのかしら
ユズ あの、レイさん。もしかしたら、この子を助け
てあげれば元の世界に戻れるんじゃないですか
レイ そんな簡単に行くのかしら
ユズ 簡単ではないですよ。現に今行き詰っているわ
けでして
レイ 確かに
少女 元の世界?あなたたちは一体何者なんですか?
ユズ あっ…まずい聞かれてた、?
レイ まあ、知られたとしても支障はきたさないはず
よ
ユズ そうだといいですけど…
レイ 一旦帰って作戦練ってみましょうか
ユズ でもそんな余裕ないんですよ?このまま売れな
ければこの子は家に帰れないんですよ!?
レイ だからこそよ
ユズ どういう意味です?
レイ ねぇ、このブーツ履いておいて。この上着と
少女 え、でも…
レイ 良いのよ
少女 ありがとうございます!
レイ いえいえ。さ、ユズ、ついてきて
☆レイ、出てきた方と反対側に走ってハケる。ユズと少女、取り残される。
ユズ ちょっま、待ってくださいよっ
☆ユズ!レイを追いかける。暗転。少女もハケ。それまでに舞台上の机や椅子の位置を変える。祖母宅。張り出し、または舞台前明転〈できればいいな〉。ハケた方向からレイ。後ろがユズが追いかけてくる。
レイ 遅いわよ
ユズ レイさんが早いんですよ。置いていかないでく
ださい
レイ 仕方ないのよ。時間もないんですから
ユズ レイさん、そろそろ教えてくださいよ
レイ 着いたら分かるわ
ユズ どういうことです?
☆祖母宅のドア前へ。
レイ 着いたわ
ユズ 誰の家なんですか?
レイ あの少女の父方の祖母の家よ
ユズ おばあちゃんの家ですか
レイ ええ
ユズ ここに一体なにがあるんです?
レイ さっき聞いたのだけれど、父方の祖母は裕福だ
ったらしいの。だから、もしかしたらあの少女
のこと、助けてくれるかもしれないわ
ユズ なるほど。って、それなら言ってくれても良い
じゃないですか
レイ だって説明する時間も惜しかったんだもの
ユズ まあら結果知れたので良いですけれど
レイ ええ
☆レイ、ドアをノックする。
祖母 はーい
☆祖母、ドアを開ける。レイとユズ、中に入る。ソファーか椅子に座る。
祖母 えーと、どなたですか?
レイ あたしたちは貴方のお孫さんの友人です
祖母 あの子の…
レイ ええ。あの子の状況はどこまで知っていますか
祖母 何も知らないわ。息子も何も言ってくださらな
いんだもの
ユズ 実家に帰っては来ないのですか?
祖母 全く帰ってきません。そもそも、私と喧嘩して
家出をする形で失踪してしまったので居場所す
らわからないのです。ただ、結婚して子供がで
きたという報告の手紙を送ってきて以降、消息
を絶ってしまいました。孫とはよく文通をして
いるんですけど
レイ そうなんですね。あの、
祖母 なんですか?
レイ もし、あたしたちが息子さんやお孫さんの居場
所を知っているとしたら?もし、あなたの息子
さんやお孫さんが貧しい暮らしをしていたら?
もし、息子さんがお孫さんを虐待しているとし
たら?
祖母 え、?
レイ もし!これが本当のことだとしたら、あなたは
どうしますか?
祖母 でも、あの子がそんなこと…
ユズ 人間の心の広さは、お金の有無と比例している
と思います。いくら、息子さんが寛大な心を持
っていたとしても、お金がなくなれば狭くなる
のです。一概にそうとは言えないかと
レイ ええ。ユズの言う通りね
祖母 そんな…
レイ 残念ですが、受け入れるしか無いのです
祖母 そんな…私はどうすればいいの、?
ユズ 救ってください
祖母 え?
ユズ あなたのお孫さんを、救ってあげてください
祖母 私でもできるの?
ユズ ええ。むしろ、あなたにしかできないと思いま
す。
祖母 私にしかできない?
レイ ええ。あなたにしかできないのです
祖母 それで、私はどうしたらいいのかしら
レイ あたしたちについてきてください
祖母 あなたたちに?
ユズ はい
祖母 どこへ行くの?
ユズ コペンハーゲンです
祖母 コペンハーゲン?
ユズ はい。息子さんとお孫さんは今、コペンハーゲ
ンで暮らしています
レイ 暖房も、冷房もなく、壁のぺらっぺらな家に
祖母 そんな犬小屋みたいな…
レイ ええ。なので、ついてきてください
祖母 ええ。わかったわ。その話が本当なのなら、孫
を救ってあげねばなりません
ユズ はい。ありがとうございます
レイ じゃあ、ついてきてください
☆三人家を出る。暗転。家具の位置を少女宅に戻す。張り出し、または舞台前で。レイとユズ、出てくる。
レイ ただいま
☆少女、気づく。
少女 あ!さっきの!買ってくださるんですか?
レイ ごめんなさいね。あたしたちお金を持っていな
いの
少女 そう…ですか…
レイ でもそのかわり、最高のプレゼントを用意した
わよ
少女 最高のプレゼント?
レイ ええ
☆レイ、祖母に手招き。祖母入ってくる。
少女 おばあちゃん、?
祖母 ああ、やっと、やっと会えた、
☆少女、祖母に抱きつく。
少女 おばあちゃん!おばあちゃん!おばあちゃん!
祖母 お父さんに酷いことをされているんだよね
少女 そうなの…マッチをたくさん売らなきゃ家に入
れてもらえなかったり、殴られちゃうの
祖母 そんな…なんと酷い…ねぇ、良ければ私と一緒
に住まない?
少女 おばあちゃんのお家に?
祖母 ええ。あなたを養えるお金はあるし
少女 行きたい!おばあちゃんと一緒に住みたい!
祖母 よし。じゃあ、さっさと準備しなくちゃね
☆祖母、少女と手を繋ぐ。
祖母 じゃあ、帰りましょうか
少女 うん!
祖母 お二人とも、ありがとうございました。なんと
お礼したら良いのか
少女 おにいちゃん、おねぇちゃん、ありがとう!
ユズ いえ、そんな。お礼なんて結構です
レイ ええ。お二人の笑顔が見れたので十分です
祖母 本当にありがとうね
☆祖母、少女ハケ。
ユズ 良かったですね
レイ ええ、そうね
ユズ これであの子は救われたはずなんですけど
レイ なんとも無いわね
ユズ ですね
レイ さあ、またもとに戻る方法探しますか
ユズ また一からですね
レイ めんどくさいわね
ユズ まあ、でもあの子が幸せになってくれるなら、
ぼくは良いですけどね
レイ それもそうね
ユズ じゃ、行きますか
レイ ええ、行きますか
☆レイ、ユズ、ハケる。
・少女 家が貧しく、毎晩マッチを売っている
・レイ 少女を救おうとする
・ユズ レイと共に少女を救おうとする
・父親 少女の父親。暴力を振るう
・祖母 少女の祖母。お金持ちで、隣町に住んでいる
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
☆舞台上は家。張り出しか舞台前が外。少女と父親舞台上。
少女 痛いっ
父親 お前が出来損ないなのが悪いんだろう!
少女 ごめんなさい、ごめんなさい。明日こそちゃん
と売ってくるからっ
父親 昨日もそう言ってたよな。明日売れなかったら
ただじゃおかないからな
少女 ごめんなさい、頑張るからっ
☆暗転。しばらくして明転
少女 行ってきます
父親 昨日言ってたからな。明日こそちゃんと売って
くるってな。売れなかったらどうなるかわかる
だろうな
少女 はい、
父親 …
少女 行ってきます
☆少女、扉から外に出る。家のところ暗転。外も暗めに。夜。
少女 マッチ…入りませんか。マッチ、入りませんか
☆ずっと繰り返す。レイとユズ入ってくる。
レイ 寒いわねー
ユズ ですね
レイ ここでの生活は慣れてきたけれど
ユズ まさか、絵本の世界に入るとは思わなかったで
すね
レイ 本当にね
ユズ 〈マッチ売りの少女〉でしたっけ
レイ たぶんね。ここまで寒い中、一晩中マッチを売
り続けてたのね
ユズ ぼくなら耐えられないですね
レイ あたしも無理よ。そんなのごめんだわ
ユズ それにしても、どうやったら戻れるんですかね
レイ この一週間ずっと探していたけれど、手がかり
すらないわね
ユズ 諦めるしかないんですかねえ
レイ それだけは嫌
ユズ ぼくだってごめんですよ。こんな寒いところで
一生過ごすなんて
レイ 流石に夏は暖かいと思うけれど
ユズ それでも嫌ですよ
レイ 一旦、今日はこの辺りから探しますか
ユズ ですね
☆レイ、ユズ、少女の方向に歩く。
少女 あっ!あの、マッチ、マッチ、入りませんか!
レイ マッチ?
ユズ レイさん、この子もしかして…
レイ 〈マッチ売りの少女〉
ユズ だと思います
レイ ごめんなさいね、あたしたち今手持ちがなくっ
て
少女 そうですか…
ユズ ごめんね。でも家にあるから、また買いに来る
ね
少女 本当ですか!あっ、でも…
レイ どうしたの?
少女 今日、マッチを売らないと家に入れないんです
ユズ それは、どうして?
少女 昨日、お父さんにそう言われたの
ユズ なんと…
レイ うーん、買ってあげたいのだけれど、なんせつ
い最近来たばかりだからあまりお金を持ってい
ないのよね。それに、それだと一時的な対処に
過ぎないわ。長期的な対処ができれば良いのだ
けれど
ユズ ですよね…他に買ってくれそうな方も見当たり
ませんし、もしかしたら、また明日も同じ状況
になるかもしれませんね
レイ うちで匿ってあげても良いのだけれど、食料に
余裕もないし、逆効果になるかもしれないわ
ユズ 確かに
レイ どうにかして助けてあげられないのかしら
ユズ あの、レイさん。もしかしたら、この子を助け
てあげれば元の世界に戻れるんじゃないですか
レイ そんな簡単に行くのかしら
ユズ 簡単ではないですよ。現に今行き詰っているわ
けでして
レイ 確かに
少女 元の世界?あなたたちは一体何者なんですか?
ユズ あっ…まずい聞かれてた、?
レイ まあ、知られたとしても支障はきたさないはず
よ
ユズ そうだといいですけど…
レイ 一旦帰って作戦練ってみましょうか
ユズ でもそんな余裕ないんですよ?このまま売れな
ければこの子は家に帰れないんですよ!?
レイ だからこそよ
ユズ どういう意味です?
レイ ねぇ、このブーツ履いておいて。この上着と
少女 え、でも…
レイ 良いのよ
少女 ありがとうございます!
レイ いえいえ。さ、ユズ、ついてきて
☆レイ、出てきた方と反対側に走ってハケる。ユズと少女、取り残される。
ユズ ちょっま、待ってくださいよっ
☆ユズ!レイを追いかける。暗転。少女もハケ。それまでに舞台上の机や椅子の位置を変える。祖母宅。張り出し、または舞台前明転〈できればいいな〉。ハケた方向からレイ。後ろがユズが追いかけてくる。
レイ 遅いわよ
ユズ レイさんが早いんですよ。置いていかないでく
ださい
レイ 仕方ないのよ。時間もないんですから
ユズ レイさん、そろそろ教えてくださいよ
レイ 着いたら分かるわ
ユズ どういうことです?
☆祖母宅のドア前へ。
レイ 着いたわ
ユズ 誰の家なんですか?
レイ あの少女の父方の祖母の家よ
ユズ おばあちゃんの家ですか
レイ ええ
ユズ ここに一体なにがあるんです?
レイ さっき聞いたのだけれど、父方の祖母は裕福だ
ったらしいの。だから、もしかしたらあの少女
のこと、助けてくれるかもしれないわ
ユズ なるほど。って、それなら言ってくれても良い
じゃないですか
レイ だって説明する時間も惜しかったんだもの
ユズ まあら結果知れたので良いですけれど
レイ ええ
☆レイ、ドアをノックする。
祖母 はーい
☆祖母、ドアを開ける。レイとユズ、中に入る。ソファーか椅子に座る。
祖母 えーと、どなたですか?
レイ あたしたちは貴方のお孫さんの友人です
祖母 あの子の…
レイ ええ。あの子の状況はどこまで知っていますか
祖母 何も知らないわ。息子も何も言ってくださらな
いんだもの
ユズ 実家に帰っては来ないのですか?
祖母 全く帰ってきません。そもそも、私と喧嘩して
家出をする形で失踪してしまったので居場所す
らわからないのです。ただ、結婚して子供がで
きたという報告の手紙を送ってきて以降、消息
を絶ってしまいました。孫とはよく文通をして
いるんですけど
レイ そうなんですね。あの、
祖母 なんですか?
レイ もし、あたしたちが息子さんやお孫さんの居場
所を知っているとしたら?もし、あなたの息子
さんやお孫さんが貧しい暮らしをしていたら?
もし、息子さんがお孫さんを虐待しているとし
たら?
祖母 え、?
レイ もし!これが本当のことだとしたら、あなたは
どうしますか?
祖母 でも、あの子がそんなこと…
ユズ 人間の心の広さは、お金の有無と比例している
と思います。いくら、息子さんが寛大な心を持
っていたとしても、お金がなくなれば狭くなる
のです。一概にそうとは言えないかと
レイ ええ。ユズの言う通りね
祖母 そんな…
レイ 残念ですが、受け入れるしか無いのです
祖母 そんな…私はどうすればいいの、?
ユズ 救ってください
祖母 え?
ユズ あなたのお孫さんを、救ってあげてください
祖母 私でもできるの?
ユズ ええ。むしろ、あなたにしかできないと思いま
す。
祖母 私にしかできない?
レイ ええ。あなたにしかできないのです
祖母 それで、私はどうしたらいいのかしら
レイ あたしたちについてきてください
祖母 あなたたちに?
ユズ はい
祖母 どこへ行くの?
ユズ コペンハーゲンです
祖母 コペンハーゲン?
ユズ はい。息子さんとお孫さんは今、コペンハーゲ
ンで暮らしています
レイ 暖房も、冷房もなく、壁のぺらっぺらな家に
祖母 そんな犬小屋みたいな…
レイ ええ。なので、ついてきてください
祖母 ええ。わかったわ。その話が本当なのなら、孫
を救ってあげねばなりません
ユズ はい。ありがとうございます
レイ じゃあ、ついてきてください
☆三人家を出る。暗転。家具の位置を少女宅に戻す。張り出し、または舞台前で。レイとユズ、出てくる。
レイ ただいま
☆少女、気づく。
少女 あ!さっきの!買ってくださるんですか?
レイ ごめんなさいね。あたしたちお金を持っていな
いの
少女 そう…ですか…
レイ でもそのかわり、最高のプレゼントを用意した
わよ
少女 最高のプレゼント?
レイ ええ
☆レイ、祖母に手招き。祖母入ってくる。
少女 おばあちゃん、?
祖母 ああ、やっと、やっと会えた、
☆少女、祖母に抱きつく。
少女 おばあちゃん!おばあちゃん!おばあちゃん!
祖母 お父さんに酷いことをされているんだよね
少女 そうなの…マッチをたくさん売らなきゃ家に入
れてもらえなかったり、殴られちゃうの
祖母 そんな…なんと酷い…ねぇ、良ければ私と一緒
に住まない?
少女 おばあちゃんのお家に?
祖母 ええ。あなたを養えるお金はあるし
少女 行きたい!おばあちゃんと一緒に住みたい!
祖母 よし。じゃあ、さっさと準備しなくちゃね
☆祖母、少女と手を繋ぐ。
祖母 じゃあ、帰りましょうか
少女 うん!
祖母 お二人とも、ありがとうございました。なんと
お礼したら良いのか
少女 おにいちゃん、おねぇちゃん、ありがとう!
ユズ いえ、そんな。お礼なんて結構です
レイ ええ。お二人の笑顔が見れたので十分です
祖母 本当にありがとうね
☆祖母、少女ハケ。
ユズ 良かったですね
レイ ええ、そうね
ユズ これであの子は救われたはずなんですけど
レイ なんとも無いわね
ユズ ですね
レイ さあ、またもとに戻る方法探しますか
ユズ また一からですね
レイ めんどくさいわね
ユズ まあ、でもあの子が幸せになってくれるなら、
ぼくは良いですけどね
レイ それもそうね
ユズ じゃ、行きますか
レイ ええ、行きますか
☆レイ、ユズ、ハケる。
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