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しおりを挟む本を読めば全部分かるからと、名前が違う事の説明もポイした私は室内庭園に居続けた。
17日と7時間7分7秒。
分かりやすくていいけどね…
なんか安直な気もするよ?
『リヴァくるよー』
『『『!』』』『俺も連れてけ』
そう言うと思ってたんだよねぇ。
私の元へ転移してきたアルフは1度、私の部屋に転移した。
『気を付けろ』『怪我しちゃ駄目だよ?』『お願い致します』
やっぱり所々バーナビーは敬語になるよなぁ?と思いながら上空にアルフと転移して。
『リヴァきたよー』
呼んで欲しいとお願いされたクロノスに声をかけたらすぐに来た。
「必要ないと思うけどねー?こうやって分かりやすく守られてるような陣を張っておけば安全だって思ってくれるかも?」
「はい」
「すげぇな………」
上空に世界一面、目に見える形で魔法陣を展開した。
リヴァから守る為…ではなくて、この魔法陣の内側のみ安全、そして、魔法陣の外側からの攻撃は絶対に入り込ませない。という陣だ。
『そちらに行ってもよろしいですか?』
『転移させるね』
イセトは魔法陣で気付いたのか、声をかけてくれたからアルフの横に転移させておいた。
「2人は私が守る、未知と戦う私の癖を全て吸収なさい」
「はい!」
クロノスはお勉強ー。
アルフとイセトは……
「そこまで図体がデカいと釣り合わないのでは?」
「ああん!?デカけりゃいいだろ!」
「いえ、問題ですね」
仲良くしてるからいいか。
1度に数百、攻撃魔法と力を込めてぶつけてみるけど、修復時間も効き目がないのも変わらないな?
ていうかなんか……蛇とクジラとイノシシが混じってるみたいな変な生物だな、攻撃しなくても攻撃されるのはリヴァイアサンと異なるな。
世界を覆う程のデカさだ。
その後も攻撃してみるけど、うーん……変わりがないな。
あまりにも変わらなさすぎる。
「何故同じ攻撃をするのですか?」
「同じじゃないよ、もう一度よく見てて」
「はい………あ」
「魔法陣を重ねると効力が変わる、そして変わった効力と、最初から同じような効力がある魔法陣は」
「異なりますね」
「いい子」
重ねれば歪みが存在する。
どの魔法陣にも穴があるように、重ねてしまえば強くなるという錯覚をする人間は居るけれど、実際には歪んでしまって魔法陣を読み解くのに時間がかかるからそう思い込む。
あとは無から有で創り出した武器くらいか?
「クロノス、これで」
「はい!」
斬りつけに行ったクロノスの攻撃は効いていない。
討伐方法が1つだけというのも厄介だな。
「イセト、これ撃ってみて?見本見せるねー?」
銃をパンパンと撃って見せてから、イセトに渡す。
パンッ!パンッ!
「っつ~……反動が凄いですね」
「イセトかっこいいよぉ!やっぱり銃の方が素敵!」
「くすくす」
「おい、俺にも寄越せ」
「うん、もう時間だから無理ー」
「ふんっ!」
「拳でもぶつけてきたらいかがです?」
「あ゙あ゙!?」
2人が仲良しなのはいい事だねー。
お、クロノスも戻って来た。
「他に方法は?」
「考えつきません」
「二人とも、他に方法は?」
「お前がなにやってんのかも理解してねぇよ」
「今まで効いた攻撃は?」
「諸説ありますが……今の攻撃を見ているとあまり信用性がありませんね」
魔石だけを使ったナイフを投げると……効くな。
なら魔法陣に魔石を散らばらせるとどう?
うーん…これも効く。
消滅させてしまう前に……
「溶けるな」
「「ヒナノ!」」
「うん、ちょっと待ってー」
触れると溶けるな、それならリヴァの力を使ってみたら?
「溶けないな?ふーん?」
魔力で固めた体は溶ける。神の力で固めた体は少し溶ける?
「クロノス、腕を攻撃に当てて」
「はい!」
ふん?
「ありがとう、痛かったね」
「大丈夫です」
「んーん、見てる私も痛かったの」
「は、は、い、」
「ごめんね、ありがとう」
「はい!お役に立てて光栄です!」
神の肉体も人間と変わらない。私も。
だけど内側の力で溶ける速度が変化したのを確認した。
「二度としないと言ったはずだ!」
「肉体を爆発させない意味かと思った。ごめんなさい」
「私も痛いんですよ……」
「はい、ごめんなさい。でも、後世に残す為なの…もう少しだけいい?」
「………分かりました」
「ありがとう」
同じ力をぶつけると溶けない理論でいこうかな?とりあえずはね。
他の世界に現れたリヴァで続きを勉強しよう。
「イセト!」
「どうした?」
「わ、私、ぅぅ……」
「どうしたの?」
「い、今から怖い事、す、する、から!ぎゅってしてて!」
「?はい」
「クロノスどいてー!怖くなるよー!」
「はい!」
恐ろしいけどリヴァの力を解放して………
「ひゃぁぁぁぁぁ!!!蛇ぃぃぃぃ!!!」
「「「…」」」
私の髪が無数の蛇となってリヴァに襲い掛かってる……と思う。
シューシューいってるうううう!!!
髪からシューシューってええええ!!!
リヴァイアサンって本当、気持ち悪いいいいいいいい!!!
「怖くて見れないぃぃぃ…!」
「あー…増えてんぞ?」
「失敗だあああ!!!」
「「「…」」」
リヴァにリヴァを当てると増幅しちゃうようです。やめましょう、絶対に。
魔石を当てる前に粉をかけて観察すると……
うん、少し鈍くなったな。
終わりにしよ。
魔石を粉々にしたのを振りかけると………
「金のかかる敵って感じぃ」
「綺麗だな…」
「とても美しいですね……」
「このような方法があったのですね」
人間以外に声をかけるか。
『リヴァの続報、魔石を振り撒くと消滅するのを確認した。魔石量は見せた通り』
こんな感じ?
魔石量は脳に直接映像として見せたし。いいかな?
「クロノスー、分かりやすかった?大丈夫かな?」
「問題ありませんよ」
クロノスの笑顔はいつだって可愛いね。
「ちゅ」
「わ…」
「くすくす、早く伴侶になれるよう私も努めます」
「はい!」
ほっぺにちゅー…!ほっぺにちゅーをして下さったイセトは元居た場所に戻って行った。
「俺もちゅーさせろ」
「嫌だな?」
「あん?駄目だな」
新しいなお前の返答。
「魔法陣解くよー」
魔法陣を解いて部屋に戻れば……あれ?クロノスは一緒じゃないのか。
ライのお勉強は大変なんだな。
『疲れちゃったら言ってね?私が教育するよ』
『いいえ、私も学ぶ事が多いので……勉強になります』
『そう……可愛い我が子達が成長して戻って来るのが楽しみ』
『っっ~~、はい!愛しています!』
『私も愛してる』
なんでか私を膝の上に乗せて座ろうとするアルフを魔法で壁にぶつけてやった。
「なにすんだよ!?」
「リヴァが出現したんだよー?国としては動く時なんじゃないのー?」
「………やべぇ!!!」
だろうねぇ……消滅したとはいえ、本当に消滅したか分からないもんねー?
『終わったよー、リヴァの花が透明になって17日と7時間7分7秒で顕現し、魔石を振りかけたら消滅したよー』
『おかえり』『ゆっくり休め』『ありがとうございます!』
やっぱり敬語なバーナビーにいつか慣れるだろうと思いながら久しぶりに眠っ……炎のに魔石を渡しに行こー。
「うおおおおおおおん!!!」
「…」
うん、まぁ…その、人間なんてたくさんいるから!ね?
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