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大精霊様はツンデレでした
2-26※
しおりを挟む次の日起きたらエルが怒ってた。
怒ってたっていうか拗ねてた?
「エ、エル?」
「…………」
「ど、どうしたの、かな!?」
「…………」
馬車の中で聞いてみるけど返答なし!
「……あ!リ、リク!ミニキャラ!みんなの!」
「はい」
みんなの分のミニキャラを出して渡す。
「良かったらもらってね?可愛いお揃いの服をそれぞれ着せてみたの」
「ありがと!」
「大切にする」
「…………」
「エルも可愛く出来たんだよ?」
「…………ユイの方が可愛い」
「あ、う、うん」
「…………」
「…………」
ミニキャラは素早く手にしたけど、抱えたまままだ動かない…
「エル?」
「俺だって………」
「うん?」
「俺だってユイと2人で話したいのに!」
「おおう…」
覆いかぶさるくらいの勢いで私の肩を掴んで叫ぶ。
こ、これが魂の叫びってやつ……!?
「俺だってユイと2人で話したいのに…」
「う、うん、ごめんね?あとで2人で…」
「でも別にない」
「うん!?」
「みんなみたいに言いたい事も知りたい事もない…あの時聞いた話でもう充分だったし」
「あ、うん」
「だから俺は…何もない…」
凄いところまで飛躍した旦那様の意識を戻す。
「え、っと、別に何もなくたっていいんだよ?2人で居られる時間も好きだし、何も話さなくても、傍に居るだけで幸せだし…膝の上に乗せてもらって、ぽかぽかあったかくなって2人で眠っちゃうのも好きだし、ボードゲームをしたりしてみるのもきっと楽しいよ?」
「俺、何もなくない?」
「なくないよ!エルと他愛のない話をするのも好きだし、お父さんの話を聞くのもみんなとの楽しい思い出聞くのも好き」
「……ほんと?」
「本当!」
「…………じゃぁいいよ、膝においで?」
「う、うん!………うん?」
「ふふ、少し髪伸びてきたね」
「あ、うん、前髪も伸びてきたからあとで切ってもらおうかな」
「「切るの!?」」「………髪を?」
「え、と…前髪ある方が私は好きなんだよ、ねー?」
「「「………」」」
「駄目?」
髪の毛って本当大切なんだなぁ…
私はどの髪型でも好きなんだけど、前髪はある方が好きなんだよね。
もちろん短いのも長いのも好き。
「いいよ」
「ほんと!?」
「前髪あるユイは可愛いし」
「同感だ」
「ふふ、ありがと…じゃ!早速夜になったらリクお願いします!」
「お任せください」
「よ、夜は危ないんじゃない?」
「明日にしたらいいよ!」
「む…そうだな」
「………」
うん、よし。
無視しよう!
ミニキャラは作り終わって他にも図案をリクに買い取ってもらったから、今度は猫耳ニット帽を作る。
黒と紫を合わせた帽子はブリットとお揃いにする予定。
単純で変なブリットだけど、私は好き。
もう少し普通に女の子同士のお茶会っていうのしてみたかったけど…
いつまで経ってもブリットはブリットのまま。
推しに慣れる時だってあると思うんだけどなぁ…
着いたら急いでリクに用意してもらって前髪を切ってもらう。
髪だけは止められる前に動かないと…!
今回も綺麗に切ってくれたリクは散髪屋さんでも全然通じると思う。
野宿して次の神殿に着いたらすぐに本を漁る。
精霊が見つかったといっても何も分からない場合もあるし、実はあの時全ての陣を読み取れなかったのが悔しかったから陣について勉強中。
リクは精霊をもう少し漁るらしく、みんなも手伝うとは言ってくれたんだけど、神官の仕事の他に仕事を増やしたくないって言ったら、私と居る日中だけはやらせてと言われたのでお願いしました。
みんなには魔王について調べてもらってる。
存在するか分かんないけど、精霊だってそんな感じだったし、どこかに突破口があればいいなと思ってお願いした。
陣についても精霊についても私の方が詳しい今は、とんちんかんだと思われる方向性を調べて欲しかった。
前より忙しくなったのに、前みたいに疎外感がないからやる気が出る!と言われた時は申し訳なさで土下座をかました。
「ユイー」
「ん-?」
「これって見たー?」
今日はフィフィがお休みでリクは商会へ数日出掛けてます。
そろそろミニキャラを売り出してもいい頃合いだと、そして何かあった時の為に魔石を補充しておきたいって事だった。
神殿にもあるけど、やっぱり懐にある方がいいよね。
分かる分かる。
「見たよー」
「そっかぁ…」
「でも違う観点から見れるかもしれないから見て欲しいな」
「分かった!」
「ふふ、ありがとう可愛い」
「ユイの方が可愛い!」
「フィフィの方が可愛い!」
「むっ!絶対絶対ユイ!」
「フィフィ!」
「むーっ!えい!」
「わっ!」
ソファに押し倒されて上に乗られる。
重くはないけど…
「フィフィ?」
「ほら、声だってユイの方が可愛い」
「フィフィの方がかわいっ!んっ!」
いきなり激しいキスをされて混乱した。
「んっふっ、ふっ、んっ、んっ、」
「ほら可愛い」
「~~っ!そ、そんな事っ、うひゃあ!」
「ふふ、そんな声も可愛い」
耳をペロっとされて驚きに声が出る。
もうやめてもらえると思ってたのに、そのまま耳をくちゅくちゅと舐められる。
「ふあっ!ひあっ、あっ、あっ、」
「すぐ気持ちよくなっちゃうユイも可愛い」
「んっ、んっ、それは、可愛いって言わなっっ、んんっ!」
そこから私がうんって言うまで耳と唇を食べられて舐められて、それしかされてないのに息も絶え絶え。
「はっ、はっ、はっ、分かったからっ!」
「んー?」
「ひゃあっ!フィフィ!」
「ふふ、かーわい」
「っっ!」
手が服の中に…ていうより服が脱がされてる。
皮膚に直接触るフィフィの手が気持ち良くて夢中になる。
「ふっ、あっ、あっ、あっ、きもちっ」
「きもちー?ふふ、うれしいなぁ」
フィフィの手に夢中になって、舌に夢中になっていつの間にか下も脱がされてソファの上なのに裸になってる。
「フィフィ、ベッド、いこ?」
「っかわいっ!ちゅっ、ちゅっ、もうちょっと、ね?」
「う、うん」
簡単にフィフィの指を侵入させていく私の穴はぐちゃぐちゃでフィフィの手を濡らしてしまう。
「ふああっ!あっ!あっ!ああっ!っっ、ふあああっ!」
「かーわい、ね、もっと可愛い声聞かせて?」
「ひあっ!はげしっ、やあっ!フィフィ!あっ、あっ、あっ、あっ、っっ!イっちゃうっっ!」
「いっぱいイこうね?」
「イくイく!っっっ!はっ!っっ!あっ!っっっ!まっ!待ってフィフィ!あああっ!あっ!あっ!やっ!はげしいのっ!」
イっても激しく中をぐちょぐちょに掻き回されて頭が真っ白になる。
いつからか私はうつぶせだった腰を持ち上げられて、フィフィに後ろも前もぐちゅぐちゅにされて、訳分かんないくらいの衝撃がたくさんクる。
「っっっ!イってる!イってるからあ!待って!ふぃっっ!ああっ!イってるっっ!ひやあああっ!」
「どっちでイった?」
「わ、わかんなっ!分かんないのおっ!ひぐっ!ああっ!あっ!あっ!あっ!あっ!」
「じゃぁ分かるまでイこっか?」
「む、むりっだからああああっっ!っっ!ひっっ!はぐっ!っっ!あ゙っ!?あ゙っ!やあああっ!もっ、イきたくなっっ!」
「どっちでイったかちゃんと答えられたらね?」
腰の震えが止まらなくてガクガクとした動きがずっと続いてる。
イく度にどっち?って聞かれるから分かんなくて分かんないって答えても、どっちもって答えても駄目だった。
口は開きっぱなしだし、涙は止まらない。
フィフィが動かしてる指も水音が止まらない。
何度かイってやっと正解を当てられたのか指を抜いてくれる。
「はっはっはっはっ……はぁっ、はぁっ、」
「今日は久しぶりに後ろからにしようかな、最近構ってあげられなかったもんね?」
「え?……ま、まっ!っっっ!ひあっ!あぐっ!ぐっ!くるしっ!あ゙っ!っっ!っっ!づっっ!ああああああ!」
「はぁ…きもち、ほんとユイの中好き」
「あっ!?あっ!あっ!あっ!」
「ユイの事もだあいすきっ!ね?ちゃんと分かってる?」
「わかっ!あがっ!っっ、わがっでっっ!ひぐっっ!?イっっ!~~~っ!っ、あ゙っ!」
「はぁ…やば、きもち、いっぱい動くね?」
「まっ、………っっ、はひゅっ!?」
パンパンと早く動くから頭が、体が、ついて行けない。
私が何度かイった後にようやくフィフィもイく。
「あっ、くっ、出るっ、出すよ?っっ」
「あがっ!ひっ!?っっ!っ、はやっ、っっっ、んんんんっっ!はぐっっ、っっ」
「くっ、はっ!はっ!はっ!っっ、……はぁー!」
動きは止まったけどまた挿入ってる熱いのが動かない。
逆によく分かっちゃうから今まで以上に勝手に締めちゃう。
「はっ、ユイっ、まだ足りなかった?」
「ち、ちがっ!んああっ!?え?え?な、な、まって!せめてベッドで!」
抜けたからベッドに連れて行ってくれると思ったのにまた挿れようとするフィフィにお願いする。
「こっちなら前も構ってあげられるでしょ?」
「そうじゃなくてソファじゃなくてベッドに行きたいっ」
「ん、じゃぁ次僕がイったらベッド行こ?」
「ち、ちが、っっ!あ゙あ゙あ゙あ゙っっっ!っっっっ!ひぐっ!あっ!まって!まって!一緒はやだああああ!」
「ぐちゃぐちゃだ、寂しかった?ごめんね?ちゃんと構ってあげるから」
「ひっっ!」
後ろにまた挿れて前はフィフィの指でイジられる
「あ゙っ!づっ!っっ!あぐっ!づっ!いあ゙っっ!あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!」
「僕だけでもちゃんといっぱい気持ちよくするからねっ」
「っ゙っ゙っ゙っ゙!もっ!きもちいいから!ちゃんときもちいいからああっ!あ゙あ゙あ゙あ゙っ!イっちゃっ!イくイくイくっっ!っっっ!っ~~~!ああああああっっっ!!!」
「かーわい」
フィフィがイったら約束通りベッドに連れて行ってもらえたけど、ベッドでも散々気持ちよくされすぎました。
「ん゙」
「ユイ」
「ダグ…ラス?」
乾いた喉を潤す水が世の中で一番美味しい飲み物だと思う。
「夕食だ、食べられるか?」
「ん?うん…ん?フィフィは?」
「おしおきだ」
「んえ?」
「まだ痩せすぎているのに食を抜く事はさせないようにと話し合ったはずなんだが…」
つまり夕食の時間まで致してたって事ですね!
「夜中だが食えるか?」
「う、うん…起こしてくれたら」
「何度か起こした」
「ご、ごめんなさい」
「今回はフィフィが悪い、食え」
「あい」
ご飯は暖かくて夜中なのに作りたてを食べさせてくれる神殿と旦那様に感謝です。
途中からエルも部屋に来た。
フィフィのおしおきが終わったからこっちに来たんだって。
フィフィは用意してもらってる自分の部屋で寝るそうです。
「もうこんな時間だ」
「ん」
夜中の1時過ぎは神官の旦那様達には遅い時間になる。
まぁ、こんな時間まで致してる事もあるけど。
そこからお風呂に入ったりでもっと時間が過ぎていった。
「ダグラス…」
「ああ」
「ちゃんと寝ないと明日起きれなくなっちゃうよ?」
「問題ない」
「エルだって…」
「俺はさっき仮眠したから」
「へ、へぇ~」
なにか雰囲気がおかしい…
お風呂上がるまでは普通だったのにっ…!
「ユイを抱いた方が次の日動きやすい」
「へ、へぇ~」
「動けるからするという訳ではない」
「う、うん」
「俺、すっごく我慢したんだよ?褒めて?」
我慢……?
「う、うん、偉いね?ん?何を我慢したの?」
「ユイの気持ち良さそうな顔見たのに我慢した俺偉いでしょ?」
「………」
いつ頃見られてたんだろう…
「だから、ね?」
「あい……」
なにがだからね?なのか分からないけど凄い迫力があって断れそうにない。
いや、断りたい訳じゃない。
ただ、逃げ道を潰されてるような雰囲気がプンプンする。
「「ユイ」」
「はひ…」
10
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