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魔王編
4-44※
しおりを挟む「ふあ…」
「…」
「もう分かりましたからぁっ!」
「…」
角を触ってたら色んなところをガジガジと甘噛みされました。
どうやらこういう感覚だったみたいで大変ヘロヘロにさせられて軽くイかされ続けたせいで触れられてない穴がびしょびしょです。
執務室のソファは広くていいですね。
「挿れる」
「は、はい、穴に、挿れて下さい」
「欲しいか」
「欲しいです」
ワンピースのままで、デズモンド様は下だけ脱いで2人とも下着はどこかにいって…
久しぶりなシチュエーションにドキドキします。
「あ、あ、イきます、イく、イく…!」
「今なにを考えた」
ソファに寝転がっている私の上で腰を振るデズモンド様は私の事を知ろうとする。
「あっ、あっ、あっ、あっ、」
「答えろ」
「ひあぁぁっ!?っっ~~!あああっ!」
「答えろと言っている」
「ごめ、なさい、ベッド以外は久しぶりでドキドキ、しまし、た」
「っ」
「ふああぁっ!あっ!あっ!あっ!あっ!」
最初から激しいのも久しぶりでドキドキする。
「あっ、あっ、欲しいです、ください、デズモンド様のっ、あなに、だしてください、」
「ヒナノ」
「デズモンドさまぁっ!」
「っ」
「ひあぁっ!~~!あつい、あついです、あ、あ、あ、あ」
「私もだ」
ひょいっと私を持ち上げながらそんな嬉しい事を言う、ソファの背に手をつかせてソファに膝立ちにさせられた。
手首は拘束されたのかソファの背から動けない。
「はひゅっ!」
「見ろ」
首輪の鎖を持って私を向かせる。
「デズモンド様愛してます」
「私も愛している」
ずぶずぶと簡単に迎え入れる穴に出し挿れしながら首輪を引っ張り続けるデズモンド様はニヒルな顔で笑ってる。
「あぐっ!ひっ!あがっ!~~っ!」
「言え」
「イきま、した、っっ、ぎっ!」
「邪魔だ」
「あ?」
どうやら2人の服を取り払ったらしい。
「あっ、あっ、あっ、あっ、」
「いい顔だ」
ゾクゾクする。
そういう感情を覚えて私に伝えてくれるから体中が喜んで跳ねる。
「イっ゙っ゙っ゙っ゙!っっ、イぐ!イぐ!あがっっ!づっ!あえ゙っ!あ゙っ!」
ガチャガチャとどこかの鎖の音がうるさい。
でもこの音がないと物足りなく感じてきた。
後ろから抱き着いたデズモンドとキスをしながら全ての快楽に集中する。
「んぶっ!んんっ!んー!んー!」
「…」
「ん、ん、っっ…んんんっ!」
「…」
ばちゅばちゅトントンってされて出されて意識が飛ぶ。
「っ」
「らして、らしてくだしゃ、んんっ!んー!んー!んぐっ!っっ、~~!」
「っ」
バチバチと視界がぼやけるのは日常です。
*********************************
「ん…」
「…」
「おはようございます、時間…」
「おはよう、30分だ」
「ありがと、ございます」
お揃いの懐中時計をデズモンド様は手にして時間を教えてくれる、最近は起こされるからなのかすぐ起きられるから私も成長したんだと密かに喜んでます。
「緑茶!温かいの飲みたかったんです、ありがとうございます!」
「…」
「魔国に不味いモノはあるんでしょうか」
「…」
「これからのお楽しみにしておきます!」
「…」
「デズモンド様も飲んでるんですね、美味しいですね!」
「…」
またカチカチと仕事をする、私の日常はこんな感じです。
*********************************
いつものように執務室で2人並んでカチカチと仕事している時に…
『ヒナノ』
『わっ!海のどうしたの?』
「…」
『遊びに行く』
『え!?ほんと?いつ?』
「今じゃ」
「海の!海の海の海の海の!おはよう!こんにちは!こんばんは!今日も可愛いね!」
海のと風のが目の前に現れた。
抱き着きたくて一生懸命手を伸ばすけど届かない!
降りたくても降りられないです!1人じゃ!
「デズモンド様降ろして下さいお願いします!」
「…」
「うん?」
「ほれ」
「わ、ありがと海の」
「…」
降ろしてくれないデズモンド様の代わりに海のが目の前まで浮かせてくれたから遠慮なく抱き着く。
「んへへー!今日も可愛い!」
「阿呆!離さんか!」
「いいなぁ~」
「…」
遊びに来てくれたらしい海のは事前に連絡くれたけど事前と直前は違うよって教えてあげたいけど可愛いからいいよね。
「会いたかったー!海の大好き!なにして遊ぶ!?あ、デズモンド様遊んでもいいですか?」
「………構わない」
「ありがとうございます!」
「ええい!離れ!」
「もうちょっとだけ、駄目?」
「ぬ…少しだけじゃ」
「…」
「うん!」
海のの少しはどれくらいか分かりませんが、はすはすと匂いを嗅いで感触を確かめて可愛いほっぺに頬ずりして…
「あれ?」
「…」
どうやら強制終了させられました。
デズモンド様のお膝の上です。
「なにして遊ぶ?」
「パジャマパーティーをするんじゃろ」
「ふあ…!」
「………構わない」
「ありがとうございますデズモンド様!」
色々とおもてなししたいところなんだけど…
「おもてなし出来るのなにも持ってない!」
「良い、持参した」
「ありがとう!今度デズモンド様にお小遣いもらって整えておくね!」
「酒じゃ」
「………」
ううん、お酒かぁ…
しかも風のが横に居る…
風のもニコニコしてるし…
はぁ…パジャマパーティーは今度です。
「どうした」
問いかけてきたデズモンド様の耳元で内緒話をする。
「海のはお酒を飲むとデレデレになるんです、だから今日はパジャマパーティーはないと思います。お持ち帰りパーティーです」
「分かった」
「わっ!」
2人が居るソファにデズモンド様と座るとたくさんの料理とお酒も出て来た。
「ぬ、美味そうじゃな」
「美味しそうだね~?」
「デズモンド様ありがとうございます!」
「構わない」
魔国に居るといつだって酒盛りは突然です。
私はせっかくだから海のが持ってきてくれたお酒を飲んで海のたちは魔国のお酒を飲んだ。
「あ、海の先にご飯食べなきゃ」
「もう食べた」
「さっき?」
「ぬ?多分な」
じっと風のを見るとどうやら確信犯らしい。
「海の」
「なんじゃ」
「次のパジャマパーティーはベッドの上でお菓子と緑茶の用意をしておくね!任せてね」
「任せた」
「任されたよ!」
これで次は必ずパジャマパーティーが出来る!なんたって海のは酔うのが早いから。
「ヒナノ!」
「はぁーい」
「風のがまた余計な物を持って来たのじゃ!」
「どれ?」
「ふんっ!」
取り出したネックレスは海のによく似合う。
「嬉しかったんだね」
「そうじゃ…」
「気に入った?」
「風のがくれる物で気に入らんかった事などないのじゃ…」
「海の!」
「そうだよねー、良かったね」
「良かったのじゃ」
もういつだって連れ帰れます。
開始15分の出来事ですよ。
「風ののどんなところが好き?」
「ぬ?そうじゃな、何度も飛ばしても戻ってくるところが好きじゃ」
「うんうん」
「海の中に居たい時はいつだって一緒じゃ」
「うんうん」
「…好きじゃと言ってくれるところが…」
2人が消えた。
うん、想定内!
惚気はやっぱり2人だけで聞かなきゃなー…
「デズモンド様ありがとうございます!」
「…」
「今度は私が招待したいのでお小遣い下さい!」
「分かった」
「パジャマパーティー楽しみですね!」
「…」
「揃えたいんですけど、お店知ってますか?」
「分かった」
調べておいてくれるらしい。
「夜ご飯には早いですけど食べちゃいますか?」
「…」
「料理人は困ってませんか?」
「ない」
「そうですか」
出してくれた料理を執務室で食べるのは新鮮だ。
「酔わないのか?」
「ん?」
「…」
あ、海ののお酒か!
「実は魔国のお酒は美味しいんですけど他はあんまりよく分かってないんです」
「…」
「たくさん飲めば酔いますけどあんなにすぐ酔うのは魔国のお酒だけです」
「魔力に酔う」
「そうなんですか?」
「…」
「でもデズモンド様のをもらっても酔いませんよ?」
「分からない」
お腹に出されても酔わないのにね。
「アルコール度数かと思っていました」
「変わらない」
「そうですか」
魔力が美味しいって感じるのかな?
それにしても豪華な料理だ。
「美味しいですね!」
「…」
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