8 / 25
おすなあそび だーいすき
しおりを挟む
あのね みいちゃんね
おすな あそび
だーいすき!
ばけつ もって すこっぷ もって
ぶーぶーの おもちゃ もって
ままと いっしょに いくんだ もん
おうちの そばの じどうこうえん
おすなば ぶらんこ
おやまに すべりだい
おゆうぐ いっぱい
ままは べんちで ひとやすみ
べつの ままと はなしてる
みいちゃん ひとりで おすなばへ
あれれ おとこのこが いるよ
こんにちは みいちゃんです
「……」
なんにも いわないや
いいや あそんじゃお
おやま つくろっと
おててで おすなを
のっけて ぽんぽん
おててで おすなを
のっけて ぽんぽん
あれれ おやまの したに
あな ほるの
いいよ いいよ
ほっても いいよ
いっしょに あそぼ
ほりほり すなほり
ほりほり すなほり
おとこのこは おててで おすなを
ほってます
いいよ みいちゃんの
すこっぷ かして あげる
はい!
「……」
おとこのこは すこっぷ
かりて さらに ほりほり
うわぁ すごい すごい
おっきな おあなが
できますね
みいちゃんも もっと おおきな
おやまを つくる もん
おててで おすなを
のっけて ぽんぽん
おててで おすなを
のっけて ぽんぽん
わぁ おおきい おやまが できたぁ
ままぁ すごいでしょー
およよ となりの おあなも
おおきいね
「……」
おとこのこは みいちゃんの ばけつを
ゆびさします
つかいたいの?
いいよ かしたげる
はい
どこいくの?
たたた…たたた…
わかんないや
おやまの うえに
くるまの おもちゃを のせて
はい できあがり
ままぁ ぶーぶー びゅーんて…
──ざっぷーん!
きゃっ つめたい!
あはは おあなに
おみずを いれてるの
──ざっぷーん
また いれた
みいちゃんも いっしょに いくー
みずのみばで おみずを
ばけつに いれます
ばけつは いっしょに はこびます
よいしょ よいしょ
それー
──ざっぷーん
きゃっ つめたい つめたい
みずうみ できた
じゃあ おやまから ぶーぶー
はしらすね
ぶーぶーは おやまを すべって
みずうみに ちゃぽん
ぷかぷか
うふふ ぶーぶー おふねに
なっちゃった
──じゃぽん!
あれれ みずうみに はいっちゃうの?
みいちゃんも はいるー
──じゃぽん!
ふたりで みずうみ
ばちゃ ばちゃ ばちゃ ばちゃ…
きゃっきゃっ…
おやや ぶーぶー ゆらゆら
しずみそう
きゃっきゃっ
きゃっきゃっ…
ままが おすなば やってきて…
「あらら まっくろ くろすけ」
うん!
ままの となりに べつのまま
「みいちゃん おどうぐ
かしてくれて ありがとう
ほら ごあいさつは」
「……」
「ごあいさつは?」
「…ありがと ぼく たっくん!」
へへへ…どういたまして
まっくろな みいちゃんは
おひるを たべに かえります
たっくん また あそぼーねー!
「うん!」
わすれもの しないで かえりましょう
テクテク…テクテク…
うふふ たのしかった
おすな あそび
だーいすき!
ばけつ もって すこっぷ もって
ぶーぶーの おもちゃ もって
ままと いっしょに いくんだ もん
おうちの そばの じどうこうえん
おすなば ぶらんこ
おやまに すべりだい
おゆうぐ いっぱい
ままは べんちで ひとやすみ
べつの ままと はなしてる
みいちゃん ひとりで おすなばへ
あれれ おとこのこが いるよ
こんにちは みいちゃんです
「……」
なんにも いわないや
いいや あそんじゃお
おやま つくろっと
おててで おすなを
のっけて ぽんぽん
おててで おすなを
のっけて ぽんぽん
あれれ おやまの したに
あな ほるの
いいよ いいよ
ほっても いいよ
いっしょに あそぼ
ほりほり すなほり
ほりほり すなほり
おとこのこは おててで おすなを
ほってます
いいよ みいちゃんの
すこっぷ かして あげる
はい!
「……」
おとこのこは すこっぷ
かりて さらに ほりほり
うわぁ すごい すごい
おっきな おあなが
できますね
みいちゃんも もっと おおきな
おやまを つくる もん
おててで おすなを
のっけて ぽんぽん
おててで おすなを
のっけて ぽんぽん
わぁ おおきい おやまが できたぁ
ままぁ すごいでしょー
およよ となりの おあなも
おおきいね
「……」
おとこのこは みいちゃんの ばけつを
ゆびさします
つかいたいの?
いいよ かしたげる
はい
どこいくの?
たたた…たたた…
わかんないや
おやまの うえに
くるまの おもちゃを のせて
はい できあがり
ままぁ ぶーぶー びゅーんて…
──ざっぷーん!
きゃっ つめたい!
あはは おあなに
おみずを いれてるの
──ざっぷーん
また いれた
みいちゃんも いっしょに いくー
みずのみばで おみずを
ばけつに いれます
ばけつは いっしょに はこびます
よいしょ よいしょ
それー
──ざっぷーん
きゃっ つめたい つめたい
みずうみ できた
じゃあ おやまから ぶーぶー
はしらすね
ぶーぶーは おやまを すべって
みずうみに ちゃぽん
ぷかぷか
うふふ ぶーぶー おふねに
なっちゃった
──じゃぽん!
あれれ みずうみに はいっちゃうの?
みいちゃんも はいるー
──じゃぽん!
ふたりで みずうみ
ばちゃ ばちゃ ばちゃ ばちゃ…
きゃっきゃっ…
おやや ぶーぶー ゆらゆら
しずみそう
きゃっきゃっ
きゃっきゃっ…
ままが おすなば やってきて…
「あらら まっくろ くろすけ」
うん!
ままの となりに べつのまま
「みいちゃん おどうぐ
かしてくれて ありがとう
ほら ごあいさつは」
「……」
「ごあいさつは?」
「…ありがと ぼく たっくん!」
へへへ…どういたまして
まっくろな みいちゃんは
おひるを たべに かえります
たっくん また あそぼーねー!
「うん!」
わすれもの しないで かえりましょう
テクテク…テクテク…
うふふ たのしかった
0
あなたにおすすめの小説
14歳で定年ってマジ!? 世界を変えた少年漫画家、再起のノート
谷川 雅
児童書・童話
この世界、子どもがエリート。
“スーパーチャイルド制度”によって、能力のピークは12歳。
そして14歳で、まさかの《定年》。
6歳の星野幸弘は、将来の夢「世界を笑顔にする漫画家」を目指して全力疾走する。
だけど、定年まで残された時間はわずか8年……!
――そして14歳。夢は叶わぬまま、制度に押し流されるように“退場”を迎える。
だが、そんな幸弘の前に現れたのは、
「まちがえた人間」のノートが集まる、不思議な図書室だった。
これは、間違えたままじゃ終われなかった少年たちの“再スタート”の物語。
描けなかった物語の“つづき”は、きっと君の手の中にある。
不幸でしあわせな子どもたち 「しあわせのふうせん」
山口かずなり
絵本
小説 不幸でしあわせな子どもたち
スピンオフ作品
・
ウルが友だちのメロウからもらったのは、
緑色のふうせん
だけどウルにとっては、いらないもの
いらないものは、誰かにとっては、
ほしいもの。
だけど、気づいて
ふうせんの正体に‥。
生贄姫の末路 【完結】
松林ナオ
児童書・童話
水の豊かな国の王様と魔物は、はるか昔にある契約を交わしました。
それは、姫を生贄に捧げる代わりに国へ繁栄をもたらすというものです。
水の豊かな国には双子のお姫様がいます。
ひとりは金色の髪をもつ、活発で愛らしい金のお姫様。
もうひとりは銀色の髪をもつ、表情が乏しく物静かな銀のお姫様。
王様が生贄に選んだのは、銀のお姫様でした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる