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第1章
鬼王神社の宝玉 8
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その頃、ももはさくらの枕元にこっそり立つと、さくらを起こした。
他の園児も先生たちもすっかり眠っている。
「あれ、お姉ちゃんどうしたの? 」
「さくら、行くよ出番だよ」
「えっ? 」
「わかるでしょ…」
しばし考えるさくら。
「うーん、そういう事? 」
ももは微笑んで頷く。
「でもごんちゃんが大人しくしてれって…」
「鬼王神社の危機だよ」
「うん分かった、お姉ちゃん連れてって…」
「うん、行こう」
ももはさくらを抱きしめると、目を瞑った。そして、二人の姿は体育館から消えた。それと同時に、幼稚園倉庫に仕舞ってあった、防犯用のカラーボールが100個入りの箱ごと消えた。
時同じく、茂が妻の寝ている和室に行くと、畳が一枚音も無く消えた。
「あー始めた」
茂は当たり前のように呟いた。
ももが鬼王様から授かった能力は、瞬間移動だ。思ったものを一瞬で思った場所に移動させる事が出来るのだ。
すると、
──ドン!
賽銭箱の前に突然、一枚の畳が横になって落ちてきた。
「なんだこりゃ」
月明かりに照らされた畳を3人が凝視すると、可愛らしい二つの顔が、畳の縁から現れて微笑んだ。
ももとさくらが畳を衝立にして立っているのだ。畳の裏には封をされたままのカラーボールの箱が一箱置かれている。
『ひぇぇぇ、でたー』
怯む盗人をよそに、ももは封も開けずにカラーボールを取り出すと、畳の縁にのせた。さくらが念を込めると、カラーボールは勢いよく発射され親分の右頬をかすった。
「な、何がおこっている? 」
さっぱり見当がつかない盗っ人三人衆。
「ちぇ外した」残念そうなさくら。
さくらは物を弾け飛ばす能力を鬼王様から授かってる。しかし、ごんちゃんから危機を感じた時以外は使っちゃいけないと言われていたので、普段は人前では二人とも能力を封印していたが、これこそ、鬼王神社の危機だ。
ももが次々とカラーボールを畳の縁に、手も使わずのせると、さくらが次々と盗っ人三人衆に、手も使わず打ち込む。
「ひぇ」
「うわぁ」
「ぎゃっ」
さくらのコントロールは次第に正確になってきて、三人衆の手、足、頭、顔に当たると弾けて、中の蛍光塗料が飛び出して発色する。
逃げ惑う、親分、一、二、そこに連射式の機関銃ごとく降りかかるカラーボール。
こうなるとそこは幼稚園と小学四年生、お遊戯でもしてるように興に乗って、手を休めない。
──バババババ!
キャハハ!
「ひぇ」
「うわぁ」
「ぎゃっ」
逃げ惑う三人衆。
そしてほぼカラーボールも無くなりかけた時、ごんちゃんの声が響いた。
「もういい、もういい、大人しくしとれと言ったのに…」
他の園児も先生たちもすっかり眠っている。
「あれ、お姉ちゃんどうしたの? 」
「さくら、行くよ出番だよ」
「えっ? 」
「わかるでしょ…」
しばし考えるさくら。
「うーん、そういう事? 」
ももは微笑んで頷く。
「でもごんちゃんが大人しくしてれって…」
「鬼王神社の危機だよ」
「うん分かった、お姉ちゃん連れてって…」
「うん、行こう」
ももはさくらを抱きしめると、目を瞑った。そして、二人の姿は体育館から消えた。それと同時に、幼稚園倉庫に仕舞ってあった、防犯用のカラーボールが100個入りの箱ごと消えた。
時同じく、茂が妻の寝ている和室に行くと、畳が一枚音も無く消えた。
「あー始めた」
茂は当たり前のように呟いた。
ももが鬼王様から授かった能力は、瞬間移動だ。思ったものを一瞬で思った場所に移動させる事が出来るのだ。
すると、
──ドン!
賽銭箱の前に突然、一枚の畳が横になって落ちてきた。
「なんだこりゃ」
月明かりに照らされた畳を3人が凝視すると、可愛らしい二つの顔が、畳の縁から現れて微笑んだ。
ももとさくらが畳を衝立にして立っているのだ。畳の裏には封をされたままのカラーボールの箱が一箱置かれている。
『ひぇぇぇ、でたー』
怯む盗人をよそに、ももは封も開けずにカラーボールを取り出すと、畳の縁にのせた。さくらが念を込めると、カラーボールは勢いよく発射され親分の右頬をかすった。
「な、何がおこっている? 」
さっぱり見当がつかない盗っ人三人衆。
「ちぇ外した」残念そうなさくら。
さくらは物を弾け飛ばす能力を鬼王様から授かってる。しかし、ごんちゃんから危機を感じた時以外は使っちゃいけないと言われていたので、普段は人前では二人とも能力を封印していたが、これこそ、鬼王神社の危機だ。
ももが次々とカラーボールを畳の縁に、手も使わずのせると、さくらが次々と盗っ人三人衆に、手も使わず打ち込む。
「ひぇ」
「うわぁ」
「ぎゃっ」
さくらのコントロールは次第に正確になってきて、三人衆の手、足、頭、顔に当たると弾けて、中の蛍光塗料が飛び出して発色する。
逃げ惑う、親分、一、二、そこに連射式の機関銃ごとく降りかかるカラーボール。
こうなるとそこは幼稚園と小学四年生、お遊戯でもしてるように興に乗って、手を休めない。
──バババババ!
キャハハ!
「ひぇ」
「うわぁ」
「ぎゃっ」
逃げ惑う三人衆。
そしてほぼカラーボールも無くなりかけた時、ごんちゃんの声が響いた。
「もういい、もういい、大人しくしとれと言ったのに…」
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