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第五章 人体再生

肉体改造装置3

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 ——えっ、あれっ、でも脳波が一向に動かない。

「脳波が全く動いていないけど、どういう事? 」

「体は動き出しました。エンジンがガソリンで動くのと同じように、体は養分さえ与えれば動き続けます、ただ………」

「ただ………」

「魂が入らないと人間の脳は動きません」

「そうなんだ! 」

「はい」

「これからは私の出番ね《魂のベッド》を絶対見つける」

「やりましょう! 」
 翁じいが意気揚々と叫んだ。
「残りはあとどれくらい? 」
「四十四日と三〇分です」
 ルナママがそう言った。

 魂が現世から天国へ行くまでのタイムリミットだ。

「ルナママその前にお願いが……」
「なんでしょう? 」
「鉄ちゃんにパンツ履かせて………」
「ああ、そうですね、そうしましょう」
 ルナママの声は優しかった。
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