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残ライフ3
16.
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「分かってたでしょ? ここにいるこういう人たち全員に、あなたはこの国から見放されたと……この国の王妃になる今宵の主役を悪しざまにした、と思われてること」
いや、それは分かっていた、分かっていた、はずなのだが──。
──いや、認めよう。
分かっているつもりだったのかもしれない。
所詮は、たかがマンガの世界じゃないかと、高を括っていたのかもしれない。
〝マーサ〟が、みんなの嫌われ者だったとしても──それは結局、私ではないと。
たかが彼女はマンガの中の登場人物で、つまり私とは違うと、勘違いしていたのだ。
でもこのパーティーの活気と熱気──紳士淑女たちの話題の中心は、きっとマクベスとカナリアで、みな、今宵の主役を祝福するためにこうして着飾って、ここに集っているのだ。
「さあ、心の準備はできましたか? 義姉上」
「……。」
いや、でも、少し語弊があったな。
マーサ・ポーラルガストは、この世界では架空の人物ではなく、ひとりの人間だ。
だから、誰かが彼女──いや、私を嫌っていようと、好いていようと、気にする必要はないはずだ。
だってたったひとりの人間に対する他人の関心なんて、たいてい無責任で、適当なのだから。
──今宵はいつもより積極的に、そう信じるしかないようだ。
「よし、心の準備ができたよ。行くぞ」
そう宣言して、馬車の戸を開けようとしたが、見ると外に馭者がちゃんと立っていて、戸を開けてくれた。
「あ、ありがとう」
「待ってください義姉上」
そのまま馬車から降りようとしたところを、セザリエに押しのけられて、先に降りられてしまった。
──なぜ?
「……義姉上のおかげでゴミ屑レベルですが、僕にも外聞というものがあるので」
そう囁くと、私のほうへ手を差し伸べた。
そうか、つまり今宵はエスコートというものが必要で、セザリエがそれを買ってでてくれるということらしい。
私と一緒にこの場にいるのも嫌に違いないだろうに──やっぱりセザリエは、なんだかんだ言っても優しい子だ。
「ありがとう、セザリエ」
セザリエの手を借りて、地面に足を降ろした。
私が姿を現わせば、一斉にわっと、何か罵声を浴びせられたり卵を投げつけられたりするかもしれないと思ったが、それは単にドラマの見過ぎだった。
その逆だった。
私の周りだけ、ものすごく静かになった。
──ああ、これじゃあ、こんなちっぽけな自分を過大評価してしまいそうだ。
そう思いながら一歩、ドアのほうへとヒールを鳴らし、足を踏み出すと──静寂が、人の囁き合う声に変わった。
「あれがマクベス様にこっぴどくフラれたっていう、ポーラルガスト公爵家の長女……」
「えっ、あれが例の……?」
「幼い頃から結婚の約束してたのは知ってるでしょ? それがいきなり捨てられて、おかわいそうに」
「ばか、あなた何言ってるのよ。おかわいそうなのはカナリア様よ!」
「そうだよ、あの噂、聞いたか? 本当なのかな、カナリア様を刃物で脅したり、カナリア様のドレスをびりびりに切り裂いたりしたっていうのは……」
「もし本当だとしたら、ちょっとやばいよな」
「それだけじゃないわよ、カナリア様の美しいお顔を、殴ったとか……挙句の果てには階段から突き落とそうとしたって……」
「えーー!!」
──全部、聞こえてるわ。
いや、私に聞こえるように言っているのだから、彼らの思惑通りか。
チクショウめ、言われっぱなしは性に合わないのだが──ここで何か言い返したら火に油を注ぐだけの気がして言えない。
だって今は、隣にセザリエがいる──涼しい顔をして私の隣を歩く彼を、汚い言い合いに巻き込みたくない。
「……帰れ、このアバズレ女!」
そのとき、たしかに、私の耳にはそう聞こえた。
それなのにああ、その、小さかったがたしかに呪われた言葉を聞き取ったとき、予感すればよかったのだ──。
その次の瞬間、私は何かに足を取られ、躓いていた──それだけならもしかしたら立て直せたかもしれないのに、五十年ぶりに履いたヒール靴のせいだ──気付けばドサッと、地べたに倒れ伏していた。
「っ痛……!」
「義姉上、大丈夫ですか!?」
セザリエがすぐにその手を差し伸べてくれる。
でも、ちょっと右手を擦りむいたかも──。
このままその手を取ったらセザリエの手に血がついてしまう。
「ははっ、いいざまだな」
「ああ、おかしい! 調子に乗っているからよ」
「これに懲りて、帰ればいいのに」
「でもさ……捨てられた男の婚約式に出ようってんだから、度胸あるよなー」
ガヤガヤと雑音がさらにうるさくなったが、これは自力で立ち上がるしかないな──。
大丈夫だ、痛いがすっと立ち上がって、何事もなかったかのように歩き出そう、そう足に力をこめたときだった──。
「まあ、マーサ様!!」
ガヤガヤというさざめきの中でも、ひときわ、その高く美しい声が際立って聞こえた。
「大丈夫ですか!? さあ、私の手をお取りになって……」
その声はすぐに近づいてきて、セザリエの手の横から、もうひとつ小さな手が現れた。
いや、だからなるべくなら、出血しているから触れないほうが清潔だと思う──。
「……申し訳ない。でも自分で立てるよ」
そう伝えて自力で立ち上がろうとすると、両腕に白く細い手が触れ、起きあがるのを手伝ってくれた。
礼を言おうと、その顔を見やれば──。
ま──負けた。
そんな──この、私が──このスペシャルウルトラビューティホーな私(※マーサ)が──ま、負けた?
その腰まである長い金髪は、その一本一本にまるでハチミツが垂らしこめられているかのようにキラキラときらめいて、なんて美しい。
その目は、大粒のサファイアがはめこまれているかのように青く輝いて、澄みきっている。
その唇は、完熟のピーチのように愛らしい桃色、かつ、ぷるんと気持ちよい弾力がありそうで、思わず触れてしまいたくなる──。
ま、負けた──。
こ、この世界に私より美しい女性がいたなんて──。
「カナリア……何をしているんだ」
わあ──。
そ、その声は──。
見上げれば、ドアへと続く階段の最上段に、マクベスが立っていて、こちらを見下ろしている。
つ、つまりこの目の前の女性が、あの、カナリアだと──!?
いや、それは分かっていた、分かっていた、はずなのだが──。
──いや、認めよう。
分かっているつもりだったのかもしれない。
所詮は、たかがマンガの世界じゃないかと、高を括っていたのかもしれない。
〝マーサ〟が、みんなの嫌われ者だったとしても──それは結局、私ではないと。
たかが彼女はマンガの中の登場人物で、つまり私とは違うと、勘違いしていたのだ。
でもこのパーティーの活気と熱気──紳士淑女たちの話題の中心は、きっとマクベスとカナリアで、みな、今宵の主役を祝福するためにこうして着飾って、ここに集っているのだ。
「さあ、心の準備はできましたか? 義姉上」
「……。」
いや、でも、少し語弊があったな。
マーサ・ポーラルガストは、この世界では架空の人物ではなく、ひとりの人間だ。
だから、誰かが彼女──いや、私を嫌っていようと、好いていようと、気にする必要はないはずだ。
だってたったひとりの人間に対する他人の関心なんて、たいてい無責任で、適当なのだから。
──今宵はいつもより積極的に、そう信じるしかないようだ。
「よし、心の準備ができたよ。行くぞ」
そう宣言して、馬車の戸を開けようとしたが、見ると外に馭者がちゃんと立っていて、戸を開けてくれた。
「あ、ありがとう」
「待ってください義姉上」
そのまま馬車から降りようとしたところを、セザリエに押しのけられて、先に降りられてしまった。
──なぜ?
「……義姉上のおかげでゴミ屑レベルですが、僕にも外聞というものがあるので」
そう囁くと、私のほうへ手を差し伸べた。
そうか、つまり今宵はエスコートというものが必要で、セザリエがそれを買ってでてくれるということらしい。
私と一緒にこの場にいるのも嫌に違いないだろうに──やっぱりセザリエは、なんだかんだ言っても優しい子だ。
「ありがとう、セザリエ」
セザリエの手を借りて、地面に足を降ろした。
私が姿を現わせば、一斉にわっと、何か罵声を浴びせられたり卵を投げつけられたりするかもしれないと思ったが、それは単にドラマの見過ぎだった。
その逆だった。
私の周りだけ、ものすごく静かになった。
──ああ、これじゃあ、こんなちっぽけな自分を過大評価してしまいそうだ。
そう思いながら一歩、ドアのほうへとヒールを鳴らし、足を踏み出すと──静寂が、人の囁き合う声に変わった。
「あれがマクベス様にこっぴどくフラれたっていう、ポーラルガスト公爵家の長女……」
「えっ、あれが例の……?」
「幼い頃から結婚の約束してたのは知ってるでしょ? それがいきなり捨てられて、おかわいそうに」
「ばか、あなた何言ってるのよ。おかわいそうなのはカナリア様よ!」
「そうだよ、あの噂、聞いたか? 本当なのかな、カナリア様を刃物で脅したり、カナリア様のドレスをびりびりに切り裂いたりしたっていうのは……」
「もし本当だとしたら、ちょっとやばいよな」
「それだけじゃないわよ、カナリア様の美しいお顔を、殴ったとか……挙句の果てには階段から突き落とそうとしたって……」
「えーー!!」
──全部、聞こえてるわ。
いや、私に聞こえるように言っているのだから、彼らの思惑通りか。
チクショウめ、言われっぱなしは性に合わないのだが──ここで何か言い返したら火に油を注ぐだけの気がして言えない。
だって今は、隣にセザリエがいる──涼しい顔をして私の隣を歩く彼を、汚い言い合いに巻き込みたくない。
「……帰れ、このアバズレ女!」
そのとき、たしかに、私の耳にはそう聞こえた。
それなのにああ、その、小さかったがたしかに呪われた言葉を聞き取ったとき、予感すればよかったのだ──。
その次の瞬間、私は何かに足を取られ、躓いていた──それだけならもしかしたら立て直せたかもしれないのに、五十年ぶりに履いたヒール靴のせいだ──気付けばドサッと、地べたに倒れ伏していた。
「っ痛……!」
「義姉上、大丈夫ですか!?」
セザリエがすぐにその手を差し伸べてくれる。
でも、ちょっと右手を擦りむいたかも──。
このままその手を取ったらセザリエの手に血がついてしまう。
「ははっ、いいざまだな」
「ああ、おかしい! 調子に乗っているからよ」
「これに懲りて、帰ればいいのに」
「でもさ……捨てられた男の婚約式に出ようってんだから、度胸あるよなー」
ガヤガヤと雑音がさらにうるさくなったが、これは自力で立ち上がるしかないな──。
大丈夫だ、痛いがすっと立ち上がって、何事もなかったかのように歩き出そう、そう足に力をこめたときだった──。
「まあ、マーサ様!!」
ガヤガヤというさざめきの中でも、ひときわ、その高く美しい声が際立って聞こえた。
「大丈夫ですか!? さあ、私の手をお取りになって……」
その声はすぐに近づいてきて、セザリエの手の横から、もうひとつ小さな手が現れた。
いや、だからなるべくなら、出血しているから触れないほうが清潔だと思う──。
「……申し訳ない。でも自分で立てるよ」
そう伝えて自力で立ち上がろうとすると、両腕に白く細い手が触れ、起きあがるのを手伝ってくれた。
礼を言おうと、その顔を見やれば──。
ま──負けた。
そんな──この、私が──このスペシャルウルトラビューティホーな私(※マーサ)が──ま、負けた?
その腰まである長い金髪は、その一本一本にまるでハチミツが垂らしこめられているかのようにキラキラときらめいて、なんて美しい。
その目は、大粒のサファイアがはめこまれているかのように青く輝いて、澄みきっている。
その唇は、完熟のピーチのように愛らしい桃色、かつ、ぷるんと気持ちよい弾力がありそうで、思わず触れてしまいたくなる──。
ま、負けた──。
こ、この世界に私より美しい女性がいたなんて──。
「カナリア……何をしているんだ」
わあ──。
そ、その声は──。
見上げれば、ドアへと続く階段の最上段に、マクベスが立っていて、こちらを見下ろしている。
つ、つまりこの目の前の女性が、あの、カナリアだと──!?
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