10 / 17
十話
しおりを挟む
「俺はお前しか見ていない!」
「っ!」
アルタイルの必死な叫びが部屋に響いた。
ひしと俺を抱きしめる腕が、微かに震えている。
「……ア、アル……?」
労わるような繊細な動作で、アルタイルは俺を寝台の縁に降ろして座らせた。
それから、俺の顔を両手で包み込み、そっと涙を拭い、切なげな眼差しで見つめて囁く。
「初めからお前だけだ……ずっと、ずっとお前だけを見てきた……お前が俺の唯一だ……」
「!?」
悲痛な声の響きに、胸が締めつけられる。
まるで長い間、一人で苦しみ続けていたような……そんな痛みを帯びた声だった。
『お前が俺の唯一だ』
その囁きが頭の中で繰り返され、胸が高鳴ってどうしようもなくなる。
……だけど、そんなまさか、そんなことが本当にあるはずはない。
「……嘘だ……嘘なんて、いらない……」
これは夢だ……夢が見させている、俺の願望にすぎないのだ。
いたたまれなくて、目を逸らそうとしても、アルタイルはなおも顔を寄せ、目を合わせて必死に言い募る。
「こんなに想ってるのに、想い続けてきたのに……なのに、どうして伝わらない……どうしたら伝わるんだ? 何をしたら、お前は俺の想いを信じてくれるっ?」
「っ!!」
アルタイルの切実な言動に息を呑み、俺は動揺して見つめることしかできない。
その切なげな眼差しには、ただ俺を想う一途な感情が込められているように見えた。
夢なのに、こんなにも現実味を帯びて感じられるのはなぜだろう。
アルタイルの瞳に宿っている長年の想いが、本物のように思えて心が揺さぶられる。
だが、現実なら絶対にありえないことだ。
「……そんなの、信じられるわけない……アルは、兄に絶対の忠誠を誓った。兄の騎士だ……俺の騎士にはなりえない……」
俺は頭をゆるく振って俯き、ズキズキと傷み苦しくなる胸を押さえ、震える手を握りしめた。
夢だと自覚している。
なのに、それでも、諦めきれない想いが込み上げてきて、押し殺せない。
「はなから、俺のすべてはお前のものだ!」
アルタイルの突然の告白に仰天し、俺は目を見開いて見上げる。
「な、何を言っているんだ……?!」
真っ直ぐに俺を見つめている金色の眼は、あまりにも真摯で――
「お前が許してくれるなら、俺はお前の騎士になりたい」
――心の底からの想いを告げているようにしか見えない。
「っ……今更、俺に誓いを立てるなんて、そんなの許されるわけないだろ……」
俺は震える声で否定しながらも、心の奥底では切望していた。
ずっと、ずっと昔から、夢見ていたのだ……アルタイルが俺の騎士になってくれることを……。
アルタイルは俺の震える拳を手に取り、やんわりと解いて、整然と語りだす。
「この国の騎士は王に忠誠を誓うことが義務づけられている。だが、唯一の例外として、生涯を誓う伴侶か唯一の想い人には、誓いを立てることが許されている」
そして、強い想いを宿した金眼で俺を見据え、揺るがない力強い声で告げる。
「お前は俺の唯一の想い人、生涯を捧げる伴侶だ」
「……アルが、俺の騎士に……俺が、アルの想い人……?」
アルタイルの想い人は兄のはずだ。
なのに、俺に誓いを立てるなんて、許されるはずがない。
夢だとしても、こんな捻じ曲げたことを俺は望んでしまっていたのか。
あまりに不敬な願望……兄の怒りを買いでもしたら、大変なことになるのに。
困惑しながら、俺は近くで静観していた兄に恐る恐る視線を向けた。
目が合えば、兄はにこやかに微笑みかけてくる。
「忘れないでくれ、私は弟の幸福を願っているのだと。私は、私の騎士たちを心から祝福する」
アルタイルが俺に誓いを立てることに異論などなく、むしろ喜ばしいと言わんばかりだ。
「君たちのわだかまりが解け、早く仲直りできることを祈っておこう」
そう言い残し、兄は普段通りの柔和な笑みを湛えたまま、部屋から出ていく。
退室する兄の後ろ姿を唖然と眺めていると、アルタイルがおもむろに俺の足元に跪く。
「レグ……俺をお前の騎士にしてくれ」
「アル……」
目の前に跪いたアルタイルの姿に、俺の心臓は激しく高鳴っていた。
常に威風堂々とした王国最強の騎士が。
誰もが畏敬と憧憬を抱く絶対的な剣豪が。
どんなに手を伸ばしても届かない、天高く飛ぶ鷲――アルタイルが。
こんなにも美しく気高い存在が、俺に愛を囁き、頭を垂れて誓いを立てる許しを乞うている。
そんなありえない光景に、ただただ見惚れて陶酔してしまう。
「お前は俺を親友として、『愛している』と言ってくれただろう。だが、俺はそれがずっと辛かった。俺の『愛している』とは違う意味だったから……」
過去を振り返るように語るアルタイルの表情は沈痛で、切なげに響く声は掠れていた。
長年の積もりに積もった想いを、ようやく吐露するかのように、アルタイルはひたむきな眼差しで俺を見つめ、告げた。
「初めて出会った頃から、ずっと特別な想いを寄せていた。お前だけが、ずっと好きだったんだ……レグ、俺はお前を愛している」
一途な愛の告白と長年の想いに胸が詰まり、涙があふれそうになる。
夢だとわかっていても、どうしようもなく嬉しくて、どうしようもなく切なくて、胸が苦しくておかしくなりそうだ。
「……ア、ルッ……」
嗚咽が漏れ、泣き出してしまいそうになるのを必死に堪える。
これは、どんなに望んでも叶わない、俺の願望にすぎないのだから。
夢だからこそ、体感できている、ただの幻想――。
「だから、どうか、許すと……許すと言ってくれ」
――アルタイルが懸命に懇願する姿に、俺はもう抗えなかった。
夢なら……せめて、夢の中だけなら、俺が愛されてもいいだろう……。
今頃、本物のアルタイルと兄は婚前最後の逢瀬をしている。婚約者よりも深い愛を交わし合っているのだろうから……。
「……許、す……」
震える声でそう返せば、アルタイルの緊張に強張っていた顔に、安堵の表情が広がる。
「ありがとう……レグ」
柔らかく微笑むアルタイルは感謝の言葉を呟き、俺の靴を丁寧に解いていく。
慎重に靴を脱がし終えると、恭しく俺の片足を手に取った。
アルタイルは深々と頭を垂れ、足の甲に額を当て、誓いの言葉を口にする。
「俺のすべてはお前のものだ。全身全霊をかけてお前を守る……俺の唯一――レグルスへ生涯を捧げ、絶対の愛を誓う」
最上級の誓いが立てられ、絶対の愛を示すように俺の爪先へと口づけが落とされた。
「っ!」
「愛している、レグ。愛しくて堪らない、狂いそうなほど、愛しているんだ。レグ、愛している――」
何度も、何度も愛を囁かれ、熱心に口づけされる。
爪先、足の甲、足首、足の裏、また足の指と、いたるところに唇が寄せられていく。
「あ……そんな、足に口づけなんて……汚い……」
「お前はどこも汚くなんてない、綺麗だ……誰よりも、何よりも、清らかで美しい……」
丹念に足の指一本一本に口づけを重ね、愛おしげな優しい手つきで撫でられる。
「お前は髪がなくなろうが、傷が残ろうが、年老いようが、何よりも一番美しい……愛おしい俺の唯一だ」
そんなアルタイルの献身的な言動に心が震える。
甘やかな声音と優しい指先。
熱っぽく見つめるアルタイルの金眼。
こんなにもアルタイルから愛されている。
たとえ夢でも、愛されていると感じるだけで、堪らない気持ちになる。
緩やかに愛撫されているだけで、微かな刺激にも過敏に反応し、だんだんと身体の奥が疼いてしまう。
「っ!」
アルタイルの必死な叫びが部屋に響いた。
ひしと俺を抱きしめる腕が、微かに震えている。
「……ア、アル……?」
労わるような繊細な動作で、アルタイルは俺を寝台の縁に降ろして座らせた。
それから、俺の顔を両手で包み込み、そっと涙を拭い、切なげな眼差しで見つめて囁く。
「初めからお前だけだ……ずっと、ずっとお前だけを見てきた……お前が俺の唯一だ……」
「!?」
悲痛な声の響きに、胸が締めつけられる。
まるで長い間、一人で苦しみ続けていたような……そんな痛みを帯びた声だった。
『お前が俺の唯一だ』
その囁きが頭の中で繰り返され、胸が高鳴ってどうしようもなくなる。
……だけど、そんなまさか、そんなことが本当にあるはずはない。
「……嘘だ……嘘なんて、いらない……」
これは夢だ……夢が見させている、俺の願望にすぎないのだ。
いたたまれなくて、目を逸らそうとしても、アルタイルはなおも顔を寄せ、目を合わせて必死に言い募る。
「こんなに想ってるのに、想い続けてきたのに……なのに、どうして伝わらない……どうしたら伝わるんだ? 何をしたら、お前は俺の想いを信じてくれるっ?」
「っ!!」
アルタイルの切実な言動に息を呑み、俺は動揺して見つめることしかできない。
その切なげな眼差しには、ただ俺を想う一途な感情が込められているように見えた。
夢なのに、こんなにも現実味を帯びて感じられるのはなぜだろう。
アルタイルの瞳に宿っている長年の想いが、本物のように思えて心が揺さぶられる。
だが、現実なら絶対にありえないことだ。
「……そんなの、信じられるわけない……アルは、兄に絶対の忠誠を誓った。兄の騎士だ……俺の騎士にはなりえない……」
俺は頭をゆるく振って俯き、ズキズキと傷み苦しくなる胸を押さえ、震える手を握りしめた。
夢だと自覚している。
なのに、それでも、諦めきれない想いが込み上げてきて、押し殺せない。
「はなから、俺のすべてはお前のものだ!」
アルタイルの突然の告白に仰天し、俺は目を見開いて見上げる。
「な、何を言っているんだ……?!」
真っ直ぐに俺を見つめている金色の眼は、あまりにも真摯で――
「お前が許してくれるなら、俺はお前の騎士になりたい」
――心の底からの想いを告げているようにしか見えない。
「っ……今更、俺に誓いを立てるなんて、そんなの許されるわけないだろ……」
俺は震える声で否定しながらも、心の奥底では切望していた。
ずっと、ずっと昔から、夢見ていたのだ……アルタイルが俺の騎士になってくれることを……。
アルタイルは俺の震える拳を手に取り、やんわりと解いて、整然と語りだす。
「この国の騎士は王に忠誠を誓うことが義務づけられている。だが、唯一の例外として、生涯を誓う伴侶か唯一の想い人には、誓いを立てることが許されている」
そして、強い想いを宿した金眼で俺を見据え、揺るがない力強い声で告げる。
「お前は俺の唯一の想い人、生涯を捧げる伴侶だ」
「……アルが、俺の騎士に……俺が、アルの想い人……?」
アルタイルの想い人は兄のはずだ。
なのに、俺に誓いを立てるなんて、許されるはずがない。
夢だとしても、こんな捻じ曲げたことを俺は望んでしまっていたのか。
あまりに不敬な願望……兄の怒りを買いでもしたら、大変なことになるのに。
困惑しながら、俺は近くで静観していた兄に恐る恐る視線を向けた。
目が合えば、兄はにこやかに微笑みかけてくる。
「忘れないでくれ、私は弟の幸福を願っているのだと。私は、私の騎士たちを心から祝福する」
アルタイルが俺に誓いを立てることに異論などなく、むしろ喜ばしいと言わんばかりだ。
「君たちのわだかまりが解け、早く仲直りできることを祈っておこう」
そう言い残し、兄は普段通りの柔和な笑みを湛えたまま、部屋から出ていく。
退室する兄の後ろ姿を唖然と眺めていると、アルタイルがおもむろに俺の足元に跪く。
「レグ……俺をお前の騎士にしてくれ」
「アル……」
目の前に跪いたアルタイルの姿に、俺の心臓は激しく高鳴っていた。
常に威風堂々とした王国最強の騎士が。
誰もが畏敬と憧憬を抱く絶対的な剣豪が。
どんなに手を伸ばしても届かない、天高く飛ぶ鷲――アルタイルが。
こんなにも美しく気高い存在が、俺に愛を囁き、頭を垂れて誓いを立てる許しを乞うている。
そんなありえない光景に、ただただ見惚れて陶酔してしまう。
「お前は俺を親友として、『愛している』と言ってくれただろう。だが、俺はそれがずっと辛かった。俺の『愛している』とは違う意味だったから……」
過去を振り返るように語るアルタイルの表情は沈痛で、切なげに響く声は掠れていた。
長年の積もりに積もった想いを、ようやく吐露するかのように、アルタイルはひたむきな眼差しで俺を見つめ、告げた。
「初めて出会った頃から、ずっと特別な想いを寄せていた。お前だけが、ずっと好きだったんだ……レグ、俺はお前を愛している」
一途な愛の告白と長年の想いに胸が詰まり、涙があふれそうになる。
夢だとわかっていても、どうしようもなく嬉しくて、どうしようもなく切なくて、胸が苦しくておかしくなりそうだ。
「……ア、ルッ……」
嗚咽が漏れ、泣き出してしまいそうになるのを必死に堪える。
これは、どんなに望んでも叶わない、俺の願望にすぎないのだから。
夢だからこそ、体感できている、ただの幻想――。
「だから、どうか、許すと……許すと言ってくれ」
――アルタイルが懸命に懇願する姿に、俺はもう抗えなかった。
夢なら……せめて、夢の中だけなら、俺が愛されてもいいだろう……。
今頃、本物のアルタイルと兄は婚前最後の逢瀬をしている。婚約者よりも深い愛を交わし合っているのだろうから……。
「……許、す……」
震える声でそう返せば、アルタイルの緊張に強張っていた顔に、安堵の表情が広がる。
「ありがとう……レグ」
柔らかく微笑むアルタイルは感謝の言葉を呟き、俺の靴を丁寧に解いていく。
慎重に靴を脱がし終えると、恭しく俺の片足を手に取った。
アルタイルは深々と頭を垂れ、足の甲に額を当て、誓いの言葉を口にする。
「俺のすべてはお前のものだ。全身全霊をかけてお前を守る……俺の唯一――レグルスへ生涯を捧げ、絶対の愛を誓う」
最上級の誓いが立てられ、絶対の愛を示すように俺の爪先へと口づけが落とされた。
「っ!」
「愛している、レグ。愛しくて堪らない、狂いそうなほど、愛しているんだ。レグ、愛している――」
何度も、何度も愛を囁かれ、熱心に口づけされる。
爪先、足の甲、足首、足の裏、また足の指と、いたるところに唇が寄せられていく。
「あ……そんな、足に口づけなんて……汚い……」
「お前はどこも汚くなんてない、綺麗だ……誰よりも、何よりも、清らかで美しい……」
丹念に足の指一本一本に口づけを重ね、愛おしげな優しい手つきで撫でられる。
「お前は髪がなくなろうが、傷が残ろうが、年老いようが、何よりも一番美しい……愛おしい俺の唯一だ」
そんなアルタイルの献身的な言動に心が震える。
甘やかな声音と優しい指先。
熱っぽく見つめるアルタイルの金眼。
こんなにもアルタイルから愛されている。
たとえ夢でも、愛されていると感じるだけで、堪らない気持ちになる。
緩やかに愛撫されているだけで、微かな刺激にも過敏に反応し、だんだんと身体の奥が疼いてしまう。
126
あなたにおすすめの小説
婚約破棄を提案したら優しかった婚約者に手篭めにされました
多崎リクト
BL
ケイは物心着く前からユキと婚約していたが、優しくて綺麗で人気者のユキと平凡な自分では釣り合わないのではないかとずっと考えていた。
ついに婚約破棄を申し出たところ、ユキに手篭めにされてしまう。
ケイはまだ、ユキがどれだけ自分に執着しているのか知らなかった。
攻め
ユキ(23)
会社員。綺麗で性格も良くて完璧だと崇められていた人。ファンクラブも存在するらしい。
受け
ケイ(18)
高校生。平凡でユキと自分は釣り合わないとずっと気にしていた。ユキのことが大好き。
pixiv、ムーンライトノベルズにも掲載中
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
捨てられた生贄オメガ、魔王城で極上の『巣作り』始めます!~不眠症の魔王様、私のクッションで爆睡して溺愛モードに突入~
水凪しおん
BL
「役立たずのオメガ」として冷遇され、血も涙もない魔王への生贄として捨てられたリノ。
死を覚悟して連れてこられた魔王城は、寒くて硬くて、居住性最悪のブラック環境だった!?
「こんなところで寝られるか!」
極限状態で発動したオメガ特有の『巣作り本能』と、神業レベルの裁縫スキルが火を噴く!
ゴミ同然の布切れをフカフカのクッションに、冷たい石床を極上のラグマットにリフォーム。
すると、不眠症で常にイライラしていた魔王ザルドリスが、リノの作った「巣」のあまりの快適さに陥落してしまい……?
「……貴様、私を堕落させる気か」
(※いいえ、ただ快適に寝たいだけです)
殺されるどころか、魔王様に気に入られ、気付けば城中がリノの虜に。
捨てられた生贄オメガが、裁縫一つで魔王城を「世界一のマイホーム」に変える、ほのぼの逆転溺愛ファンタジー!
捨てられた花屋のオメガは、雨の日に現れたスパダリ社長に溺愛される~抑制剤をやめたら、運命の番に捕まりました~
水凪しおん
BL
花屋『フルール・リリエン』で働くオメガの藍沢湊は、かつて家柄を理由に番(つがい)に捨てられたトラウマから、アルファを頑なに拒絶して生きてきた。
強力な抑制剤でフェロモンを隠し、ひっそりと暮らす湊。しかしある雨の日、店に現れたIT企業社長のアルファ・橘蓮に見初められてしまう。
「この花、あなたに似ている」
毎日店に通い詰め、不器用ながらも真っ直ぐな愛を注ぐ蓮。その深い森のような香りに、湊の閉ざされた心と、抑え込んでいた本能が揺さぶられ始めて――?
傷ついたオメガ×一途で完璧なスパダリ社長。
雨上がりの紫陽花のように涙に濡れた恋が、あたたかな陽だまりに変わるまでの、救済と溺愛のオメガバース。
※この作品には、性的描写の表現が含まれています。18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。
冤罪で追放された王子は最果ての地で美貌の公爵に愛し尽くされる 凍てついた薔薇は恋に溶かされる
尾高志咲/しさ
BL
旧題:凍てついた薔薇は恋に溶かされる
🌟第10回BL小説大賞(2022年)奨励賞。2025年11月アンダルシュノベルズより刊行🌟
ロサーナ王国の病弱な第二王子アルベルトは、突然、無実の罪状を突きつけられて北の果ての離宮に追放された。王子を裏切ったのは幼い頃から大切に想う宮中伯筆頭ヴァンテル公爵だった。兄の王太子が亡くなり、世継ぎの身となってからは日々努力を重ねてきたのに。信頼していたものを全て失くし向かった先で待っていたのは……。
――どうしてそんなに優しく名を呼ぶのだろう。
お前に裏切られ廃嫡されて最北の離宮に閉じ込められた。
目に映るものは雪と氷と絶望だけ。もう二度と、誰も信じないと誓ったのに。
ただ一人、お前だけが私の心を凍らせ溶かしていく。
執着攻め×不憫受け
美形公爵×病弱王子
不憫展開からの溺愛ハピエン物語。
◎書籍掲載は、本編と本編後の四季の番外編:春『春の来訪者』です。
四季の番外編:夏以降及び小話は本サイトでお読みいただけます。
なお、※表示のある回はR18描写を含みます。
🌟第10回BL小説大賞での応援ありがとうございました!
🌟本作は旧Twitterの「フォロワーをイメージして同人誌のタイトルつける」タグで貴宮あすかさんがくださったタイトル『凍てついた薔薇は恋に溶かされる』から思いついて書いた物語です。ありがとうございました。
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
あなたと過ごせた日々は幸せでした
蒸しケーキ
BL
結婚から五年後、幸せな日々を過ごしていたシューン・トアは、突然義父に「息子と別れてやってくれ」と冷酷に告げられる。そんな言葉にシューンは、何一つ言い返せず、飲み込むしかなかった。そして、夫であるアインス・キールに離婚を切り出すが、アインスがそう簡単にシューンを手離す訳もなく......。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる