92 / 127
本編
90.白豚王子の行方と捕獲と逃走
しおりを挟む
一夜明け、従者達が死に物狂いで城中から掻き集めてきた菓子が、黒狼王子の元へ寄せられた。
魔鉱石の含まれていない菓子まで持ち寄せられてしまったが、それは従者達に返戻しつつ、黒狼王子はなんとか城中にあった魔鉱石の菓子を集める事に成功した。
(俺が全て抱え込んでしまえば、誰かが口にする心配はなくなる。第一王子も安心できれば、無理にこんな危険な物を食べる事はないだろう。一時的ではあるが協力すると伝えて、魔鉱石の危険性についても説明しなければ……)
黒狼王子は説明用に幾つか魔鉱石の菓子を包んで懐にしまい、白豚王子に直接伝える為に離宮へと向かった。
しかし、本来は居る筈の離宮に白豚王子は居らず、城内の何処を探しても見つからなかった。
怯える従者達に訊いてみても、白豚王子の居場所を把握している者はおらず、誰も彼もが分からないと答える。
城内の者達は皆一様に白豚王子の行方を知らないどころか、気に掛けてすらいないのだ。
白豚王子の置かれる境遇を理解した黒狼王子達は、暗い面持ちで眉を顰める。
「一国の王子に護衛も付けず、誰も居場所を把握していないとは……」
「随分とぞんざいな扱いを受けているのですね、第一王子は……」
「そうだな……悪名高い噂があるとは言え、これは酷い……」
居場所が分からない以上はやむをえず、白豚王子の件は一旦保留にして、黒狼王子達は難民達の保護されている貧民街へと視察に向かう事にした。
◆
「あ、王子様また来てくれた! みんなー、王子様だよー!」
貧民街の奥地へと黒狼王子達が到着すると、難民達に笑顔で出迎えられる。
黒狼王子もまた笑みを向けて、難民達に話しかける。
「少し様子を見に来た。何か困っている事はないか? できる限りの事はしてやりたいのだが……」
「まあまあ、こうして王子様が足を運んで下さるだけでも有難いのに、感謝してもしきれませんねぇ」
「ここの人等にはとても良くして貰っておるからのぉ。不自由している事は特にないのぉ。本当に有難い事じゃ」
「長旅で草臥れていた身体もすっかり元気になって、前よりも若返ったくらいですからねぇ」
「そうそう、このとおり元気いっぱいの筋肉盛々じゃぞ! ほれほれ!!」
老爺はまだ痩せている身体ではあるが、大男達の真似をして力瘤を作って見せる。
剽軽な老爺の愉快な表情を見て、周囲の者達にも笑顔が溢れる。
「そうか、ならば良かった」
明るく楽しそうな皆の笑顔を見て、黒狼王子も微笑んだ。
◆
黒狼王子達は貧民達の代表に挨拶をして、農作業を手伝う難民達の様子を見て回る事にした。
畑仕事に励む難民達を見ていると、畑の脇で何やら大きな仕掛けを組み立てている貧民に目が留まる。
気になった黒狼王子が近付いていき、その貧民に声をかけて質問する。
「これは、何をしているんだ?」
「え……ああ、これは畑を荒らす動物用の『箱罠』を組み立てているんですよ。中に好物の餌を入れておくと、それを食べにきた動物が中に入って、入った瞬間に扉が閉まって捕まえられる仕組みなんです」
「ほぉ、なるほど」
「イノシシやウサギなんかが捕れたら、それも美味しく頂いたりしますよ」
話しをしながらも貧民はテキパキと組み立てていき、箱罠が完成する。
「さて、組み立て完了。あとは中に好物の餌を撒いて置くだけです。餌を取りに行ってきますね」
そう言うと、貧民は餌を取りにその場から離れていく。
黒狼王子は箱罠をじっと見つめて思案する。
(第一王子を見つけても、直ぐに逃走してしまうからな。あれだけ素早く逃げ回る第一王子を捕まえるのは、至難の業だ……だが、罠ならば案外簡単に捕まえられるかもしれないな……)
黒狼王子は何気なく御共達に訊いてみる。
「罠を仕掛けたら、第一王子を捕まえられるだろうか?」
「罠ですか? 確かに、追いかけて捕まえるのは中々大変そうですからね」
「動物みたいに好物に釣られて罠にかかってくれたら、楽なんですが……」
黒狼王子はふと思い付き、持っていた魔鉱石の菓子が入った包みを箱罠の中に放り込んでみる。
「……なんて、まさかな」
思い付きで軽率にやってみたものの、冷静に考えてみれば動物用の罠で人が捕らえられる筈もなく、黒狼王子は自嘲して首をゆるく振り、御供達も苦笑いする。
「例の砂糖菓子ですか? あれだけ食べていたので、好物といえば好物かもしれませんが……ははは」
「流石に動物用の罠ですからね。これだと見れば直ぐに罠だって分かってしまいますから……ふふふ」
「少々、悪ふざけが過ぎたな。こんなあからさまな罠に引っ掛かる者がいるとは思えない。手間をかけさせて悪いが、拾ってもらおう……」
黒狼王子達が貧民を呼んで、包みを回収しようと箱罠から視線を外した――
ガシャンッ
――瞬間、箱罠の方から大きな音がして、驚いて振り返る。
箱罠を見た黒狼王子達は目を丸くして、口をあんぐりとさせて呟く。
「は?」「え?」「へ?」
箱罠の中には丸々とした生き物が入っていて、包みの中身を一心不乱に貪り食べている。
ぱくぱく、もぐもぐもぐもぐ、ごくり。
探しても探しても、一向に見つからなかった白豚王子の姿がそこにあり、吃驚した黒狼王子達は思わず声を上げる。
「「「なんでこんな罠にかかるんだ!!?」」」
「ん? …………ぶひっ!?」
食べ終わった包みを名残惜しそうに眺めていた白豚王子が、黒狼王子達の声に気付いて顔を上げると、ハッとした表情をしてあわあわと慌てだす。
「あわわわわ、なんで僕こんな所に閉じ込められてるの?」
「否、それはこっちが訊きたい……」
箱罠に掛かり捕らわれた白豚王子は怯えてプルプルと震えだし、檻に閉じ込められた哀れな子豚に見えてくる。
白豚王子の痛々しい姿を目にして、黒狼王子は良心が痛み胸が抉られる。
「うぐっ……」
「なんか、すごく可哀想な子豚に見えてきました」
「そして、とても悪い事をしてしまった気分です」
黒狼王子が早く箱罠から出してやらなければとわたわたしていると、作業が一段落した難民達が集まってくる。
「王子様、何してるの?」
箱罠の中の白豚王子を見て幼い子供が声を上げ、難民達は困惑した表情で黒狼王子達を見つめる。
「あ、いや、これはだな、その……勘違いするな! 先日、広場で難民達にしていた事はこの目でしっかり見ていたからな!!」
「王子様……」
黒狼王子は誤解されてはいけないと焦り慌てて難民達に弁明するが、余計に胡乱な視線を向けられてたじたじしてしまう。
「こんなに人が集まってなんの騒ぎだ?」
箱罠の餌を取りに行っていた貧民も戻って来て、騒ぎが気になり集まって来た貧民達も加わり、黒狼王子達は収拾がつかなくなっていく。
黒狼王子の話を聞いていた白豚王子は、余計に怯えガタガタと震えだす。
(ひえぇぇぇぇ! 僕が難民達に酷い事して、小さな子を泣かせてた場面、見られてたの!? 僕、完全に悪者だよ! これからどんなお仕置きされちゃうの? あわわわわ)
可哀想なくらい怯えて震える子豚――もとい白豚王子の姿を見て、広場でお菓子を受け取っていた幼い子供が、側にいる老婆を見上げて裾をクイクイと引っ張り小声で話す。
老婆は頷いて子供と一緒に箱罠に近付いていき、ガチャリと仕掛け扉を開け放って言う。
「さぁ、早くお逃げ」
「え……あ、ありがとう!」
白豚王子はお礼を言うと箱罠から飛び出して、一目散に逃走していく。
難民達に囲まれていた黒狼王子達が逃げて行く白豚王子に気付き、大声を上げる。
「ああっ!」
「逃げた!」
「なんだと!?」
白豚王子を逃がした子供と老婆が黒狼王子達の前に出てきて、耳と尻尾を垂らし申し訳なさそうに謝る。
「あの、ごめんなさい……」
「あんまり、不憫だったからねぇ」
項垂れる善良な子供と老婆を見て、黒狼王子は罪悪感に苛まれ、焦り弁明しようとして言い間違える。
「ぐっ……この次はないからな! 覚えておけ!!」
「ガトー殿下、それだと余計に誤解されてしまいます」
「悪党の下っ端が言う捨て台詞みたいです、それ……」
「う゛っ、皆まで言うな……追うぞっ!」
黒狼王子達はまた白豚王子を追って駆け出していく。
「……なんだったんだ、あれ? ……」
餌を持っていた貧民が呟き、残された者達も王子達の駆けていく姿を見送ったのだった。
◆
魔鉱石の含まれていない菓子まで持ち寄せられてしまったが、それは従者達に返戻しつつ、黒狼王子はなんとか城中にあった魔鉱石の菓子を集める事に成功した。
(俺が全て抱え込んでしまえば、誰かが口にする心配はなくなる。第一王子も安心できれば、無理にこんな危険な物を食べる事はないだろう。一時的ではあるが協力すると伝えて、魔鉱石の危険性についても説明しなければ……)
黒狼王子は説明用に幾つか魔鉱石の菓子を包んで懐にしまい、白豚王子に直接伝える為に離宮へと向かった。
しかし、本来は居る筈の離宮に白豚王子は居らず、城内の何処を探しても見つからなかった。
怯える従者達に訊いてみても、白豚王子の居場所を把握している者はおらず、誰も彼もが分からないと答える。
城内の者達は皆一様に白豚王子の行方を知らないどころか、気に掛けてすらいないのだ。
白豚王子の置かれる境遇を理解した黒狼王子達は、暗い面持ちで眉を顰める。
「一国の王子に護衛も付けず、誰も居場所を把握していないとは……」
「随分とぞんざいな扱いを受けているのですね、第一王子は……」
「そうだな……悪名高い噂があるとは言え、これは酷い……」
居場所が分からない以上はやむをえず、白豚王子の件は一旦保留にして、黒狼王子達は難民達の保護されている貧民街へと視察に向かう事にした。
◆
「あ、王子様また来てくれた! みんなー、王子様だよー!」
貧民街の奥地へと黒狼王子達が到着すると、難民達に笑顔で出迎えられる。
黒狼王子もまた笑みを向けて、難民達に話しかける。
「少し様子を見に来た。何か困っている事はないか? できる限りの事はしてやりたいのだが……」
「まあまあ、こうして王子様が足を運んで下さるだけでも有難いのに、感謝してもしきれませんねぇ」
「ここの人等にはとても良くして貰っておるからのぉ。不自由している事は特にないのぉ。本当に有難い事じゃ」
「長旅で草臥れていた身体もすっかり元気になって、前よりも若返ったくらいですからねぇ」
「そうそう、このとおり元気いっぱいの筋肉盛々じゃぞ! ほれほれ!!」
老爺はまだ痩せている身体ではあるが、大男達の真似をして力瘤を作って見せる。
剽軽な老爺の愉快な表情を見て、周囲の者達にも笑顔が溢れる。
「そうか、ならば良かった」
明るく楽しそうな皆の笑顔を見て、黒狼王子も微笑んだ。
◆
黒狼王子達は貧民達の代表に挨拶をして、農作業を手伝う難民達の様子を見て回る事にした。
畑仕事に励む難民達を見ていると、畑の脇で何やら大きな仕掛けを組み立てている貧民に目が留まる。
気になった黒狼王子が近付いていき、その貧民に声をかけて質問する。
「これは、何をしているんだ?」
「え……ああ、これは畑を荒らす動物用の『箱罠』を組み立てているんですよ。中に好物の餌を入れておくと、それを食べにきた動物が中に入って、入った瞬間に扉が閉まって捕まえられる仕組みなんです」
「ほぉ、なるほど」
「イノシシやウサギなんかが捕れたら、それも美味しく頂いたりしますよ」
話しをしながらも貧民はテキパキと組み立てていき、箱罠が完成する。
「さて、組み立て完了。あとは中に好物の餌を撒いて置くだけです。餌を取りに行ってきますね」
そう言うと、貧民は餌を取りにその場から離れていく。
黒狼王子は箱罠をじっと見つめて思案する。
(第一王子を見つけても、直ぐに逃走してしまうからな。あれだけ素早く逃げ回る第一王子を捕まえるのは、至難の業だ……だが、罠ならば案外簡単に捕まえられるかもしれないな……)
黒狼王子は何気なく御共達に訊いてみる。
「罠を仕掛けたら、第一王子を捕まえられるだろうか?」
「罠ですか? 確かに、追いかけて捕まえるのは中々大変そうですからね」
「動物みたいに好物に釣られて罠にかかってくれたら、楽なんですが……」
黒狼王子はふと思い付き、持っていた魔鉱石の菓子が入った包みを箱罠の中に放り込んでみる。
「……なんて、まさかな」
思い付きで軽率にやってみたものの、冷静に考えてみれば動物用の罠で人が捕らえられる筈もなく、黒狼王子は自嘲して首をゆるく振り、御供達も苦笑いする。
「例の砂糖菓子ですか? あれだけ食べていたので、好物といえば好物かもしれませんが……ははは」
「流石に動物用の罠ですからね。これだと見れば直ぐに罠だって分かってしまいますから……ふふふ」
「少々、悪ふざけが過ぎたな。こんなあからさまな罠に引っ掛かる者がいるとは思えない。手間をかけさせて悪いが、拾ってもらおう……」
黒狼王子達が貧民を呼んで、包みを回収しようと箱罠から視線を外した――
ガシャンッ
――瞬間、箱罠の方から大きな音がして、驚いて振り返る。
箱罠を見た黒狼王子達は目を丸くして、口をあんぐりとさせて呟く。
「は?」「え?」「へ?」
箱罠の中には丸々とした生き物が入っていて、包みの中身を一心不乱に貪り食べている。
ぱくぱく、もぐもぐもぐもぐ、ごくり。
探しても探しても、一向に見つからなかった白豚王子の姿がそこにあり、吃驚した黒狼王子達は思わず声を上げる。
「「「なんでこんな罠にかかるんだ!!?」」」
「ん? …………ぶひっ!?」
食べ終わった包みを名残惜しそうに眺めていた白豚王子が、黒狼王子達の声に気付いて顔を上げると、ハッとした表情をしてあわあわと慌てだす。
「あわわわわ、なんで僕こんな所に閉じ込められてるの?」
「否、それはこっちが訊きたい……」
箱罠に掛かり捕らわれた白豚王子は怯えてプルプルと震えだし、檻に閉じ込められた哀れな子豚に見えてくる。
白豚王子の痛々しい姿を目にして、黒狼王子は良心が痛み胸が抉られる。
「うぐっ……」
「なんか、すごく可哀想な子豚に見えてきました」
「そして、とても悪い事をしてしまった気分です」
黒狼王子が早く箱罠から出してやらなければとわたわたしていると、作業が一段落した難民達が集まってくる。
「王子様、何してるの?」
箱罠の中の白豚王子を見て幼い子供が声を上げ、難民達は困惑した表情で黒狼王子達を見つめる。
「あ、いや、これはだな、その……勘違いするな! 先日、広場で難民達にしていた事はこの目でしっかり見ていたからな!!」
「王子様……」
黒狼王子は誤解されてはいけないと焦り慌てて難民達に弁明するが、余計に胡乱な視線を向けられてたじたじしてしまう。
「こんなに人が集まってなんの騒ぎだ?」
箱罠の餌を取りに行っていた貧民も戻って来て、騒ぎが気になり集まって来た貧民達も加わり、黒狼王子達は収拾がつかなくなっていく。
黒狼王子の話を聞いていた白豚王子は、余計に怯えガタガタと震えだす。
(ひえぇぇぇぇ! 僕が難民達に酷い事して、小さな子を泣かせてた場面、見られてたの!? 僕、完全に悪者だよ! これからどんなお仕置きされちゃうの? あわわわわ)
可哀想なくらい怯えて震える子豚――もとい白豚王子の姿を見て、広場でお菓子を受け取っていた幼い子供が、側にいる老婆を見上げて裾をクイクイと引っ張り小声で話す。
老婆は頷いて子供と一緒に箱罠に近付いていき、ガチャリと仕掛け扉を開け放って言う。
「さぁ、早くお逃げ」
「え……あ、ありがとう!」
白豚王子はお礼を言うと箱罠から飛び出して、一目散に逃走していく。
難民達に囲まれていた黒狼王子達が逃げて行く白豚王子に気付き、大声を上げる。
「ああっ!」
「逃げた!」
「なんだと!?」
白豚王子を逃がした子供と老婆が黒狼王子達の前に出てきて、耳と尻尾を垂らし申し訳なさそうに謝る。
「あの、ごめんなさい……」
「あんまり、不憫だったからねぇ」
項垂れる善良な子供と老婆を見て、黒狼王子は罪悪感に苛まれ、焦り弁明しようとして言い間違える。
「ぐっ……この次はないからな! 覚えておけ!!」
「ガトー殿下、それだと余計に誤解されてしまいます」
「悪党の下っ端が言う捨て台詞みたいです、それ……」
「う゛っ、皆まで言うな……追うぞっ!」
黒狼王子達はまた白豚王子を追って駆け出していく。
「……なんだったんだ、あれ? ……」
餌を持っていた貧民が呟き、残された者達も王子達の駆けていく姿を見送ったのだった。
◆
33
あなたにおすすめの小説
婚約者の王子様に愛人がいるらしいが、ペットを探すのに忙しいので放っておいてくれ。
フジミサヤ
BL
「君を愛することはできない」
可愛らしい平民の愛人を膝の上に抱え上げたこの国の第二王子サミュエルに宣言され、王子の婚約者だった公爵令息ノア・オルコットは、傷心のあまり学園を飛び出してしまった……というのが学園の生徒たちの認識である。
だがノアの本当の目的は、行方不明の自分のペット(魔王の側近だったらしい)の捜索だった。通りすがりの魔族に道を尋ねて目的地へ向かう途中、ノアは完璧な変装をしていたにも関わらず、何故かノアを追ってきたらしい王子サミュエルに捕まってしまう。
◇拙作「僕が勇者に殺された件。」に出てきたノアの話ですが、一応単体でも読めます。
◇テキトー設定。細かいツッコミはご容赦ください。見切り発車なので不定期更新となります。
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
妹を救うためにヒロインを口説いたら、王子に求愛されました。
藤原遊
BL
乙女ゲームの悪役令息に転生したアラン。
妹リリィが「悪役令嬢として断罪される」未来を変えるため、
彼は決意する――ヒロインを先に口説けば、妹は破滅しない、と。
だがその“奇行”を見ていた王太子シリウスが、
なぜかアラン本人に興味を持ち始める。
「君は、なぜそこまで必死なんだ?」
「妹のためです!」
……噛み合わないはずの会話が、少しずつ心を動かしていく。
妹は完璧令嬢、でも内心は隠れ腐女子。
ヒロインは巻き込まれて腐女子覚醒。
そして王子と悪役令息は、誰も知らない“仮面の恋”へ――。
断罪回避から始まる勘違い転生BL×宮廷ラブストーリー。
誰も不幸にならない、偽りと真実のハッピーエンド。
【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
* ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。
BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
本編完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
きーちゃんと皆の動画をつくりました!
もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画
プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら!
本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新!
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新!
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
【完結】流行りの悪役転生したけど、推しを甘やかして育てすぎた。
時々雨
BL
前世好きだったBL小説に流行りの悪役令息に転生した腐男子。今世、ルアネが周りの人間から好意を向けられて、僕は生で殿下とヒロインちゃん(男)のイチャイチャを見たいだけなのにどうしてこうなった!?
※表紙のイラストはたかだ。様
※エブリスタ、pixivにも掲載してます
◆この話のスピンオフ、兄達の話「偏屈な幼馴染み第二王子の愛が重すぎる!」もあります。そちらも気になったら覗いてみてください。
◆2部は色々落ち着いたら…書くと思います
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる