【完結】悪役を脱却したい白豚王子ですが、黒狼王子が見逃してくれません ~何故かめちゃくちゃ溺愛されてる!?~

胡蝶乃夢

文字の大きさ
111 / 127
本編

109.地獄の悪鬼と暗黒の英雄

しおりを挟む
 一方で、戦地に赴く黒狼王子は驚異的な快進撃を繰り広げていた。
 自国だけではなく、同盟国の敗勢状況までも覆し、勝利へと導いていく様は正に英雄だ。
 いつ終わるとも知れなかった紛争にもようやく終止符が打たれ、終戦の時も遠くないと思われた。

 しかしながら、完全敗北を目前にした敵対国は、最後の悪足掻きとばかりに残る軍勢を集結させ、決死の猛攻に打って出る。
 それに伴い、戦力強化の為に魔力を欲した敵軍が真っ先に目を付けたのは、アイス・ランド王国(魔法使いの国)だった。

 残虐非道な敵対国にとって、魔法使いは魔力を補給する為の恰好の餌食なのだ。
 非戦闘員であろうと、女子供であろうと関係はなく、ことごとく蹂躙される対象だ。

 追い詰められた敵対国は、もはや手段を択びはしなかった。
 夜に紛れて王都に忍び寄り、卑劣にも民衆を食い荒らそうと動きだしたのだ。
 白豚王子の生まれ育った国に、白豚王子の守ってきた民に、怖ろしい魔の手が迫っていく。


 ◆


「敵襲ー! 敵襲だー!!」

 奇襲を知らせる警鐘が搔き鳴らされ、国中に警報が響き渡る。

「王都が襲撃を受けている! 全軍、直ちに出動だ!!」

 王国の最強戦力である魔法騎士部隊が動き出す。

 アイス・ランド王国は決して戦力の劣る弱国ではない。世界規模で見れば、強国の部類に入るくらいだ。
 比類ない魔力量を持つ種族(魔法使い)は魔法技術に特出し、魔法による攻防は世界最高峰を誇る。
 長引く紛争においても、国力がほぼ削がれる事なく維持し続けられたのは、それが所以でもある。
 敵に魔力を狙われる事も重々承知している為、遠距離攻撃・広範囲攻撃に加え、防御は特段に進化発展しているのだ。
 故に、鉄壁の防御魔法――王都の外壁が破られた事は一度としてない。

 どんな強敵であろうと、難攻不落の防壁を突破する事は不可能――そう思われていた。


 ……ズガァァァァン……


 轟音と共に大気を震わせる衝撃波が走る。


 ……ズガァァァァン……ズガァァァァン……


 一定の間を置き、防壁に強大な力が叩き付けられている。


 ……ズガァァァァン……ズガァァァァン……ズガシャァァァァン!


 傷一つ付いた事のなかった防壁に亀裂が入り、砕け散り、崩壊していく。


「そんなまさか! この防壁が破られるなんてことがあるのか!?」

 ガラガラと決壊する防壁を刮目し、魔法騎士団長は驚愕の言葉を溢した。
 信じ難い事に、魔法技術の粋を集めた世界最高の防御魔法が破られてしまったのだ。

 更に驚愕するべきは、崩れ落ちた防壁から濛々もうもうと巻き上がる土煙の中、覗き込んだ敵のだった。
 王都を囲い高く聳え立っていた外壁を易々と薙ぎ倒す、遥か頭上を見上げる程に巨大な敵の姿があったのだ。

 敵は僅か一体のみ。だがそれは途方もなく邪悪な姿形をしている。

「あ……あ、ああ、あれは鬼人族!!?」

 邪悪な姿を目にした魔法使い達は、抗えない本能的な恐怖に戦慄し、竦み上がった。
 禍々しい無数の角が身体の至る所から突き出し、岩石を思わせる厳つい体躯は山の如く巨大だ。

「あんな巨大になるまで食ったのか……を……」

 無数の角と巨体はの鬼人族でも禁忌とされる、『同族食い』を犯した証だ。
 巨大すぎる体躯は、禁忌が何度も繰り返された事を物語っている。

 なんと怖ろしい地獄の底から生まれた鬼――鬼神だと、魔法使い達は愕然とした。
 魔法使いの天敵とも言える鬼人族は、『同族食い』で能力が飛躍的に向上する。
 山の如き巨体ともなれば、数え切れない程に禁忌が繰り返され、その度に能力が乗算されているのだ。
 鬼神の能力は計り知れず、もはや人の力が及ぶ相手とは到底思えない。

「あんな化け物に……鬼神などに勝てるはずがない……」

 王国最強の魔法騎士部隊ですら戦意喪失してしまう程、それは絶望的な事だった。


 とうとう鬼神が防壁を越え、王都へと足を踏み入れる。
 鬼神は魔法使いを食い荒らそうと、逃げ惑う民衆を追い詰めていく。
 つまずき逃げ遅れた者に巨大な手が伸ばされ、泣き叫ぶ悲痛な声が上がる。

「嫌だ、死にたくない! 助けて、助けてくれー!!」

 鷲掴みにされると思った瞬間、素早い何かがすり抜け、鬼神の手は空振った。

「!!?」

 一巻の終わりだと絶望し、震えていた民が恐る恐る目を開けると、そこには民を抱えて駆ける獣人の少年がいた。

「大丈夫。逃げられる」

 獣人の少年。それは過去に王都の民衆が『魔法の使えない獣』と蔑み、貧民街へと追いやった難民の子供に違いなかった。

「……た、助けてくれるのか?」

 戸惑う民に、獣人の少年は優しく笑いかける。

「うん。一緒に逃げよう」
「……あ、ありがとう」

 民は涙を零し、心から感謝した。
 王都のあちこちで、民衆を鼓舞する声が上がる。

「諦めるな! 動けない者は手を貸す! 皆で逃げるぞ!!」

 民衆が逃げ惑い混沌とする中、道を切り開き避難を促すのは貧民街の大男達と獣人達だった。

 王都の民衆――魔法使い達は胸が詰まった。
 それはかつて、魔法使い達が『魔法の使えない出来損ないの人でなし』と嘲笑し、虐げ追いやってきた者達なのだから。
 そんな者達が危険も省みず、必死に自分達を助けようとしてくれるのだ。

 魔法使いである自分達こそが最高の種族だと、選民思想の強かった民衆は、これまでの過ちを深く恥じ、途方もなく後悔した。
 自分達は何一つ助けなどしなかったのに、命惜しさに助けを乞うなど余りにも恥知らずな行為だ。
 それでも、絶望の闇の中で光り輝く希望を前にしては、縋らずにはいられない。

「必ず助かる! 誰一人として欠けさせない! だから信じて、一緒に逃げよう!!」

 差し伸べられた優しい手を、感涙しながら取らずにはいられないのだ。


 戦意喪失してしまった魔法騎士部隊に変わり、動き出したのは近衛騎士部隊だった。

「怯むな! 我々は誇り高き騎士だ! 我々こそが王国の剣であり盾。国と民を守るは騎士の本懐! 今こそ騎士の誇りを見せる時だ! 近衛騎士部隊、特攻する!!」

 臆する騎士達を激励し、先頭を切って出陣するのは、王国最強の剣士ベルガモット率いる近衛騎士団だ。
 貴族の中でも魔力量の少ない者達が剣技を究めた騎士団。近接戦闘に特化した精鋭部隊だった。
 我に返った他部隊の騎士達も後に続き、近衛騎士達に補助魔法をかけ、防御魔法で援護する。

「卑劣な鬼などに恐れをなし、屈してなるものか!」

 魔法騎士部隊はありったけの魔力で攻撃魔法を鬼神へと放ち続け、近衛騎士部隊は岩山のように硬い表皮を切り付け続けた。
 しかし、鬼神からすれば煩わしい羽虫の纏わり程度にしかなっておらず、まったく打撃にはなっていない。
 それでもせめて、民衆達が逃げ果せるまでの足止めになればと、近衛騎士団は捨て身の抗戦を繰り広げた。

 やがて、民衆の姿が見えなくなると、鬼神は狙いを変えて騎士を食らおうと動きだす。
 飛び回る羽虫の中で一番魔力量の多かったベルガモットを鷲掴みにし、捕まえてしまったのだ。

「ぐあっ……くそっ!」

 ベルガモットを摘まんで高く掲げ、丸呑みにしようと、無数の鋭い歯が並んだ悍ましい口が開かれる。

「ここまで、なのか……」

 一握りで骨が砕かれ、抗う事もできなくなったベルガモットの身体が、鬼神の口の中へと落ちていく――刹那、闇が射す。


 グオ゛オオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォ


 突如、鬼神がけたたましい咆哮を上げた。
 落下していたベルガモットの身体は鬼神の口には落ちず、空中を駆ける何者かによって受け止められる。

「よく耐えてくれました」
「……君、達は?」

 危機一髪の所に駆けつけたのは、犬耳の獣人マカダミアとアーモンドだった。

「まずは回復しないとな」
「もがっ?!」

 アーモンドがベルガモットの口に飴玉を放り込む。それは白豚王子が作ったものだ。
 口内に甘く優しい味が広がっていくと思えば、瀕死状態だった身体が見る間に回復していく。
 王宮の上級魔法使いでも、ここまで急激に負担もなく回復させる事は不可能だろう。

 暫し驚いていたベルガモットだったが、回復を実感して再び戦おうと立ち上がる。
 僅かでも鬼人の力を削いでやるのだと、死地に向かう覚悟でいるベルガモットを、獣人の二人は制止した。

「止めてくれるな!」

 必死な表情をするベルガモットに、マカダミアは屈託のない明るい笑みで告げる。

「もう大丈夫です。我らの英雄は無敵ですから」

 そう言って鬼人へと目を向けるマカダミアの視線を追い、ベルガモットも鬼神を見て息を呑む。


 グオ゛オオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォ


 鬼神が上げている咆哮――それは痛みに絶叫していたのだ。
 先程までベルガモットを掴んでいた手が、真っ黒に変色して溶け落ちている。
 どんな魔法攻撃も物理攻撃もまるで効かなかった、鬼神の硬い巨躯が脆くも崩れていく。
 膝を突き倒れ込んだ鬼神の巨体を黒い影が這い、立ち込める黒い靄が包んでいった。

 黒い靄――否、暗黒闇の中から独特な低い声が響く。


『――地獄から生まれし邪悪な鬼よ。暗黒に染まり闇に落ちろ――』


 影が這い回る巨躯は拘束でもされているのか、身動き一つできずに鬼神は只々絶叫している。


 グオ゛オオオオォォォォォォォォォーーーー……


 絶叫すらできなくなった鬼神は、全身から黒い血を垂れ流し、真っ黒に染まりきって、溶けるようにして闇の中へと落ちていく。


『――常闇とこやみいだかれ、永遠とわに眠るがいい――』


 鬼神の巨体が完全に消滅すると、強大な暗黒闇が一点に集束していき、人影を形作る。
 そこに現れたのは、漆黒の鎧と黒衣を纏う、英雄と名高い人物の姿であった。

「……あれが、英雄……黒狼王子なのか……」

 英雄の力と姿を目の当たりにした者達は皆、畏怖する。
 闇の覇王――魔王とも見紛う風貌に恐れ戦き、平伏してしまう。

(……彼は英雄だ。味方である限りは、間違いなく……)

 同時に、絶対い敵にしてはならない存在だと、魔法使い達の心理に深く刻み込まれた。


「ウオオオオォォォォ! 我らの英雄の勝利だー! 完全勝利だー!!」


 黒狼王子に追従してきた多くの獣人兵部隊から、勝鬨かちどきの声が上がる。
 敵対国から放たれた最後の切り札であった鬼神が倒され、ようやく紛争が終わるのだ。

 歓喜する声に釣られ、民衆を避難させていた大男達や獣人達が様子を見にやってくる。
 黒狼王子の姿を見つけたチョコミントは駆け寄っていき、必死な顔で訴える。

「王子! ガトー王子、お願い助けて!!」
「どうしたんだ?」

 鬼神は倒したがまだ脅威があるのかと、黒狼王子は耳をそばだてて訊く。

「大変なんだ! ラズベリーが、ラズベリーが大変なんだよ!!」
「なんだと!?」

 黒狼王子はチョコミントの話を聞き、急いでアイス・ランド王国の氷城へと向かっていった。


 ◆


 英雄の活躍で王国の危機が救われたのだと、歓喜する声が城内に溢れていた。

 しかし、そんな明るい雰囲気だった王宮に、唐突に暗雲が立ち込める。
 空気がどんどんと重くなり、暗くなり、異様な重圧が空間を支配していく。

 立ち込めた暗黒闇の中から、地を這うような低く重い、怖ろしい声が響く。

『……どこだ……どこにいる? ……』
「!?」

 王宮にいた要人達は重圧に耐えきれなくなり、失神してバタバタと倒れていく。
 怖ろしい暗黒闇の中から現われたのは、怒気を孕んだ鬼気迫る黒狼王子の姿だった。

『……フランを……フランボワーズをどこへやった? ……』
「!!?」

 その金色の鋭い眼光に射貫かれ、宰相グリーンティーは泡を吹いて倒れた。


 ◆
しおりを挟む
感想 70

あなたにおすすめの小説

婚約者の王子様に愛人がいるらしいが、ペットを探すのに忙しいので放っておいてくれ。

フジミサヤ
BL
「君を愛することはできない」  可愛らしい平民の愛人を膝の上に抱え上げたこの国の第二王子サミュエルに宣言され、王子の婚約者だった公爵令息ノア・オルコットは、傷心のあまり学園を飛び出してしまった……というのが学園の生徒たちの認識である。  だがノアの本当の目的は、行方不明の自分のペット(魔王の側近だったらしい)の捜索だった。通りすがりの魔族に道を尋ねて目的地へ向かう途中、ノアは完璧な変装をしていたにも関わらず、何故かノアを追ってきたらしい王子サミュエルに捕まってしまう。 ◇拙作「僕が勇者に殺された件。」に出てきたノアの話ですが、一応単体でも読めます。 ◇テキトー設定。細かいツッコミはご容赦ください。見切り発車なので不定期更新となります。

魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました

タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。 クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。 死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。 「ここは天国ではなく魔界です」 天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。 「至上様、私に接吻を」 「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」 何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?

妹を救うためにヒロインを口説いたら、王子に求愛されました。

藤原遊
BL
乙女ゲームの悪役令息に転生したアラン。 妹リリィが「悪役令嬢として断罪される」未来を変えるため、 彼は決意する――ヒロインを先に口説けば、妹は破滅しない、と。 だがその“奇行”を見ていた王太子シリウスが、 なぜかアラン本人に興味を持ち始める。 「君は、なぜそこまで必死なんだ?」 「妹のためです!」 ……噛み合わないはずの会話が、少しずつ心を動かしていく。 妹は完璧令嬢、でも内心は隠れ腐女子。 ヒロインは巻き込まれて腐女子覚醒。 そして王子と悪役令息は、誰も知らない“仮面の恋”へ――。 断罪回避から始まる勘違い転生BL×宮廷ラブストーリー。 誰も不幸にならない、偽りと真実のハッピーエンド。

【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】

古森きり
BL
【書籍化決定しました!】 詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります! たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました! アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。 政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。 男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。 自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。 行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。 冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。 カクヨムに書き溜め。 小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。

【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました

  *  ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。 BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑) 本編完結しました! おまけのお話を時々更新しています。 きーちゃんと皆の動画をつくりました! もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。 インスタ @yuruyu0 絵もあがります Youtube @BL小説動画 プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら! 本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!

悪役令息の兄って需要ありますか?

焦げたせんべい
BL
今をときめく悪役による逆転劇、ザマァやらエトセトラ。 その悪役に歳の離れた兄がいても、気が強くなければ豆電球すら光らない。 これは物語の終盤にチラッと出てくる、折衷案を出す兄の話である。

悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?

  *  ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。 悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう! せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー? ユィリと皆の動画をつくりました! インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新! Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新! プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー! ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!

転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした

リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。  仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!  原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!  だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。 「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」  死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?  原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に! 見どころ ・転生 ・主従  ・推しである原作悪役に溺愛される ・前世の経験と知識を活かす ・政治的な駆け引きとバトル要素(少し) ・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程) ・黒猫もふもふ 番外編では。 ・もふもふ獣人化 ・切ない裏側 ・少年時代 などなど 最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。

処理中です...