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【第一章】猫耳娘・菜苺の冒険開幕
人を見る目?
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結局、ヘンプーの家に菜苺の服を洗濯する名目で訪問することとなった一同だが家の中を見るととても綺麗な部屋であった。
「わ~、綺麗な部屋!」
「でしょ!!綺麗さは理由あっていつも保っているんだ!!」
「え?理由があるんですか?」
「そうだよシュリケさん!」
すると部屋の奥からロングヘアで相当な美女が現れたのだ。しかし背中にはヘンプーのように羽が生えている。その女性を見た菜苺は取り乱していた。
「あ、あ、あなた!!まさかヘンプー様を狙う女ね!?もしくはお姉さんか妹さん!?」
「菜苺ちゃん、どちらでもないんだ。」
「え!?」
「あなた!おかえりなさい!!」
「かみさん、ただいま!!」
「え!?あなた!?かみさん!?もしかして・・・」
「ああ、彼女は私の妻の【サリー・フライン】だよ。名字は違うけど我々は夫婦だよ。彼女は綺麗好きだからいつも部屋を綺麗にしてくれるんだよ。」
「そ、そんな~!!ヘンプー様~!!」
「私は独り身だと一言も言ってはいないが・・・」
「ヘンプー様~、うぇ~ん!!」
「なぜ僕に抱きつく!?というか身体汚れているでしょ菜苺!!しかもここで泣いたらヘンプーさんの奥さんに勘違いされちゃうよ!?」
実はヘンプーは既婚者であった。しかしそれを知ったショックで泣きながらシュリケに抱きつくのであった。ただシュリケは菜苺の姿がサリーに誤解を与えかねないことを懸念していた。
―数十分後―
洗濯中のため猫耳などは装着せずにサリーの古着を貸してもらっている菜苺はソファーで寝言をいいながら眠りについていた。
「むにゃむにゃ・・・ヘンプー様~!」
「まだ言ってるよ菜苺!!」
「シュリケさん、どちらにしても私と菜苺ちゃんは結婚できないよ。同じ種族じゃないと結婚できない規則があるからね。」
「え?」
意味深な発言をシュリケに放つヘンプーだがサリーはそれをごまかすかのように質問をする。
「あの~、シュリケさん。菜苺ちゃんはどこの出身の方かしら?」
「いや、それが僕も分からないんです。突然この世界に来たとか言ってましたんで・・・」
「ふ~ん、でも主人を気に入るあたり人を見る目はありそうね。」
「(あははは・・・菜苺に人を見る目が・・・あると良いけど・・・)」
サリーはなぜか菜苺の人を見る目を評価していたがシュリケはそんな馬鹿なと言わんばかりの表情で苦笑いをしていた。
「(というか菜苺・・・他人の家でよく堂々と寝てられるな。迷惑かけまくりじゃないか・・・!!)」
シュリケは遠慮もせずにソファーで堂々と眠る菜苺の姿をみて呆れた表情をしていたのだ。
「わ~、綺麗な部屋!」
「でしょ!!綺麗さは理由あっていつも保っているんだ!!」
「え?理由があるんですか?」
「そうだよシュリケさん!」
すると部屋の奥からロングヘアで相当な美女が現れたのだ。しかし背中にはヘンプーのように羽が生えている。その女性を見た菜苺は取り乱していた。
「あ、あ、あなた!!まさかヘンプー様を狙う女ね!?もしくはお姉さんか妹さん!?」
「菜苺ちゃん、どちらでもないんだ。」
「え!?」
「あなた!おかえりなさい!!」
「かみさん、ただいま!!」
「え!?あなた!?かみさん!?もしかして・・・」
「ああ、彼女は私の妻の【サリー・フライン】だよ。名字は違うけど我々は夫婦だよ。彼女は綺麗好きだからいつも部屋を綺麗にしてくれるんだよ。」
「そ、そんな~!!ヘンプー様~!!」
「私は独り身だと一言も言ってはいないが・・・」
「ヘンプー様~、うぇ~ん!!」
「なぜ僕に抱きつく!?というか身体汚れているでしょ菜苺!!しかもここで泣いたらヘンプーさんの奥さんに勘違いされちゃうよ!?」
実はヘンプーは既婚者であった。しかしそれを知ったショックで泣きながらシュリケに抱きつくのであった。ただシュリケは菜苺の姿がサリーに誤解を与えかねないことを懸念していた。
―数十分後―
洗濯中のため猫耳などは装着せずにサリーの古着を貸してもらっている菜苺はソファーで寝言をいいながら眠りについていた。
「むにゃむにゃ・・・ヘンプー様~!」
「まだ言ってるよ菜苺!!」
「シュリケさん、どちらにしても私と菜苺ちゃんは結婚できないよ。同じ種族じゃないと結婚できない規則があるからね。」
「え?」
意味深な発言をシュリケに放つヘンプーだがサリーはそれをごまかすかのように質問をする。
「あの~、シュリケさん。菜苺ちゃんはどこの出身の方かしら?」
「いや、それが僕も分からないんです。突然この世界に来たとか言ってましたんで・・・」
「ふ~ん、でも主人を気に入るあたり人を見る目はありそうね。」
「(あははは・・・菜苺に人を見る目が・・・あると良いけど・・・)」
サリーはなぜか菜苺の人を見る目を評価していたがシュリケはそんな馬鹿なと言わんばかりの表情で苦笑いをしていた。
「(というか菜苺・・・他人の家でよく堂々と寝てられるな。迷惑かけまくりじゃないか・・・!!)」
シュリケは遠慮もせずにソファーで堂々と眠る菜苺の姿をみて呆れた表情をしていたのだ。
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