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【第一章】猫耳娘・菜苺の冒険開幕
絶望か?
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多数の骨を見て感情を失いかけるも深呼吸して少し落ち着いては半分冷静を保とうとした菜苺は危機感を持つもとにかく出ようと考えてまずは行動に移す。
「(においが・・・でも乗り越えなくっちゃ!!)」
菜苺は胃酸のない方に進むと少し眺めの木の棒を発見したのである。
「あれ?長いわねこれ。もしかしたらあの胃酸を飛び越えるのに使えるかもしれないわね!!」
そう考える菜苺であったが来た道(?)から下水道の水らしき水流に乗って大量のごみくずが流れて来たのである。
「!?」
つぼみの内部に積み上げられた汚いゴミクズの山・・・その山の一部がゴソゴソ動いて中から菜苺は顔を出したのだ。
「ゲホ!!ゲホ!!うぅ・・・また何か吸い込んだのね・・・ってあれっ!?棒がないっ!!」
菜苺が持っていた木の棒がゴミに埋もれた際になくしてしまったのである。しかし山から探そうにも強烈なにおいとさわるだけでも不愉快な感覚のゴミの中から探す気力はなかったのだ。
「くそ・・・このままだと・・・!!」
ーつぼみの近くー
つぼみの近くにやってきたシュリケとヘンプーだが彼らの行く道に先程ヘンプーにぶっ飛ばされた男がいた。
「君達さぁ・・・俺の質問に答えないのかい?」
「だから僕達は急いでいるんだ!!あんたの質問に答える暇はない!!終わってからならいくらでも教える!!」
「そうか・・・なら死んでみるかい?」
「!?」
「シュリケさん、逃げるぞ!!」
男が包丁をもって舌を出してなめるようなしぐさをするとヘンプーはシュリケに逃げるように指示をする。
「ええ、ヘンプーさん!!」
「逃がしはしないぜっ!!」
男はしつこくヘンプーとシュリケを追いかける。しかし男の足は一見速く見えるがよく見ると忍者のモンスターであるシュリケはもとよりさほど速くないヘンプーよりも遅いのだ。
「あれ、あいつ・・・足が遅いような。」
「油断をしてはいけないよシュリケさん。彼は何かを企んでいるかもしれない。」
「そうですね、すみません!」
足が遅いのは何らかの作戦ではないかと感じたヘンプーだがどうやらそれはあながち間違っていないようだ。
ー再びつぼみの中ー
身体はまた汚れて何度も流れてくるゴミに埋もれる度に体力を奪われてゴミにぶつかって何ヵ所か小さな怪我をする菜苺・・・もはや身体は限界に近かった。
「(こ、このままじゃ・・・溶かされる前にヤバイかも・・・ヘンプー様にもシュリケ君にももう会えないかも・・・)」
そう呟く菜苺の目からは生気が感じられなかったのだ・・・!!
「(においが・・・でも乗り越えなくっちゃ!!)」
菜苺は胃酸のない方に進むと少し眺めの木の棒を発見したのである。
「あれ?長いわねこれ。もしかしたらあの胃酸を飛び越えるのに使えるかもしれないわね!!」
そう考える菜苺であったが来た道(?)から下水道の水らしき水流に乗って大量のごみくずが流れて来たのである。
「!?」
つぼみの内部に積み上げられた汚いゴミクズの山・・・その山の一部がゴソゴソ動いて中から菜苺は顔を出したのだ。
「ゲホ!!ゲホ!!うぅ・・・また何か吸い込んだのね・・・ってあれっ!?棒がないっ!!」
菜苺が持っていた木の棒がゴミに埋もれた際になくしてしまったのである。しかし山から探そうにも強烈なにおいとさわるだけでも不愉快な感覚のゴミの中から探す気力はなかったのだ。
「くそ・・・このままだと・・・!!」
ーつぼみの近くー
つぼみの近くにやってきたシュリケとヘンプーだが彼らの行く道に先程ヘンプーにぶっ飛ばされた男がいた。
「君達さぁ・・・俺の質問に答えないのかい?」
「だから僕達は急いでいるんだ!!あんたの質問に答える暇はない!!終わってからならいくらでも教える!!」
「そうか・・・なら死んでみるかい?」
「!?」
「シュリケさん、逃げるぞ!!」
男が包丁をもって舌を出してなめるようなしぐさをするとヘンプーはシュリケに逃げるように指示をする。
「ええ、ヘンプーさん!!」
「逃がしはしないぜっ!!」
男はしつこくヘンプーとシュリケを追いかける。しかし男の足は一見速く見えるがよく見ると忍者のモンスターであるシュリケはもとよりさほど速くないヘンプーよりも遅いのだ。
「あれ、あいつ・・・足が遅いような。」
「油断をしてはいけないよシュリケさん。彼は何かを企んでいるかもしれない。」
「そうですね、すみません!」
足が遅いのは何らかの作戦ではないかと感じたヘンプーだがどうやらそれはあながち間違っていないようだ。
ー再びつぼみの中ー
身体はまた汚れて何度も流れてくるゴミに埋もれる度に体力を奪われてゴミにぶつかって何ヵ所か小さな怪我をする菜苺・・・もはや身体は限界に近かった。
「(こ、このままじゃ・・・溶かされる前にヤバイかも・・・ヘンプー様にもシュリケ君にももう会えないかも・・・)」
そう呟く菜苺の目からは生気が感じられなかったのだ・・・!!
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