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①周りとの遅れ……早く恋がしたい!!
いよいよ恋がしたくなった……
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男性の視界の先には幸せそうなカップルがいた……
「カズ君、今日はどこへ行くの?」
「今日はユニバ(USJ)行こうか!!」
男性はカップルから視界を反らすとまた別のカップルがいたのである。
「うわー!!このネックレスきれ~いっ!!高かったんじゃないの!?」
「いやいや、君を思えば安いものよ!」
「ありがとう~!!」
男性は頭が痛くなってきた。なんか幸せそうなカップルばかりで自分は何をしているのか分からなくなっていたのだ。
「うわ~ん!!」
男性は大阪市内を走り続けたのである。しかし走っている場所にはたくさんのカップル、カップル、カップル………男性の胸は張り裂けるほど苦しかった。
「俺は何しに生きてるんだーーーっ!!!」
「秀ちゃん?何しているの?」
ある女性に声をかけられて男性はふと我を取り戻したのである。職場の事務室で仮眠をしていたようだ。
「いや……寝てたみたいだね。」
「疲れているんやね……」
「かもしれへんな(笑)。」
男性の名前は市岡秀太。大阪府松原市の会社で働く会社員である。この日は残業の当番の日で何もないのでゆっくりしているといつの間にか仮眠をしていたのである。
彼を起こした女性は社長夫人の梅島祭子である。秀太の面倒をよく見ており、秀太も信頼している人物である。
「秀ちゃんは普段あまり付き合いはないの?」
「友達が数人はいるけど……」
「それじゃあ寂しいわね……彼女はいないの?」
「28年間生きてきて全然恋愛すらしたことがないんだ……まあ俺はすでに諦めてるっちゃ諦めてるんやけどな。」
「それじゃだめよ……面倒見の良い彼女を見つけて早く結婚しいや~!!」
「は……はい……」
だが祭子の言葉を秀太は受けとめることが出来ずに呟いたのである。
(出来るわけないやん……ずっと恋愛とかしたことないのに今更出会いなんかあるわけないやん……!!)
そう、竜太は今まで一度たりとも出会いを経験したことはないのだ!!2016年を迎えたこの時も恋愛とは全く無縁で女性付き合いすらなかったのである。
「恋できるなら今すぐでもしたいんですけどね……もう僕にはそんな夢物語を描けそうにない……」
「秀ちゃんは明るいし、優しいから絶対良い子に出会えるわよ!!」
「無理ですよ……僕なんかに女性は近寄ってこないし……そればかりかちょっと昔に色々とありまして恋愛したくないんですよ~」
「もう、だらしないわね!!」
祭子は秀太に怒ったのである。恋愛を避けている秀太が本心には見えないと思ったからだ。
「本当は恋愛したいんでしょ?したいのに『したくない』とか言ってて男らしくないわ!!」
「…………」
「本当はしたいの?したくないの?」
「したいです……本当は幸せな恋をしたいなあ……と思います。」
「その気持ちが大切よ!!」
「は、はあ……」
簡単な返事をしたが秀太は自信がなかった。だからといってこのまま諦めたら祭子に申し訳ない……とりあえず秀太は出会いを求めてみようと思ったのであった。
これから一体どんな出会いがあるか分からないが、市岡秀太一世一代の挑戦(秀太談)がいよいよ始まるのだ。これから幸せを掴めるかどうかは秀太本人の手にかかっているのだ。
秀太の恋物語の始まり、始まり!!
「カズ君、今日はどこへ行くの?」
「今日はユニバ(USJ)行こうか!!」
男性はカップルから視界を反らすとまた別のカップルがいたのである。
「うわー!!このネックレスきれ~いっ!!高かったんじゃないの!?」
「いやいや、君を思えば安いものよ!」
「ありがとう~!!」
男性は頭が痛くなってきた。なんか幸せそうなカップルばかりで自分は何をしているのか分からなくなっていたのだ。
「うわ~ん!!」
男性は大阪市内を走り続けたのである。しかし走っている場所にはたくさんのカップル、カップル、カップル………男性の胸は張り裂けるほど苦しかった。
「俺は何しに生きてるんだーーーっ!!!」
「秀ちゃん?何しているの?」
ある女性に声をかけられて男性はふと我を取り戻したのである。職場の事務室で仮眠をしていたようだ。
「いや……寝てたみたいだね。」
「疲れているんやね……」
「かもしれへんな(笑)。」
男性の名前は市岡秀太。大阪府松原市の会社で働く会社員である。この日は残業の当番の日で何もないのでゆっくりしているといつの間にか仮眠をしていたのである。
彼を起こした女性は社長夫人の梅島祭子である。秀太の面倒をよく見ており、秀太も信頼している人物である。
「秀ちゃんは普段あまり付き合いはないの?」
「友達が数人はいるけど……」
「それじゃあ寂しいわね……彼女はいないの?」
「28年間生きてきて全然恋愛すらしたことがないんだ……まあ俺はすでに諦めてるっちゃ諦めてるんやけどな。」
「それじゃだめよ……面倒見の良い彼女を見つけて早く結婚しいや~!!」
「は……はい……」
だが祭子の言葉を秀太は受けとめることが出来ずに呟いたのである。
(出来るわけないやん……ずっと恋愛とかしたことないのに今更出会いなんかあるわけないやん……!!)
そう、竜太は今まで一度たりとも出会いを経験したことはないのだ!!2016年を迎えたこの時も恋愛とは全く無縁で女性付き合いすらなかったのである。
「恋できるなら今すぐでもしたいんですけどね……もう僕にはそんな夢物語を描けそうにない……」
「秀ちゃんは明るいし、優しいから絶対良い子に出会えるわよ!!」
「無理ですよ……僕なんかに女性は近寄ってこないし……そればかりかちょっと昔に色々とありまして恋愛したくないんですよ~」
「もう、だらしないわね!!」
祭子は秀太に怒ったのである。恋愛を避けている秀太が本心には見えないと思ったからだ。
「本当は恋愛したいんでしょ?したいのに『したくない』とか言ってて男らしくないわ!!」
「…………」
「本当はしたいの?したくないの?」
「したいです……本当は幸せな恋をしたいなあ……と思います。」
「その気持ちが大切よ!!」
「は、はあ……」
簡単な返事をしたが秀太は自信がなかった。だからといってこのまま諦めたら祭子に申し訳ない……とりあえず秀太は出会いを求めてみようと思ったのであった。
これから一体どんな出会いがあるか分からないが、市岡秀太一世一代の挑戦(秀太談)がいよいよ始まるのだ。これから幸せを掴めるかどうかは秀太本人の手にかかっているのだ。
秀太の恋物語の始まり、始まり!!
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